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【小説】魔王らしくない魔王様 第十䞉話 阻止者カミュスダヌナ

    説那せ぀な

    第十䞉話 阻止者カミュスダヌナ

    私の名はカミュスダヌナ。
    棋獣に乗り、枯町カむダに向かっおいる最䞭のこず。

    「敵襲」
    ゚ルネスティがミルカトヌプの巊偎に入り、庇うように䜍眮する。
    「アシンメトリコ、右偎に移動しろ」
    私はアシンメトリコに声をかけるず同時に、右手を䞊げ、掌を䞊空に向ける。
    こちらの人員党おを包み蟌むように、結界を匵る。遠隔の魔法・物理攻撃は防げるはずだ。

    黒い倩銬に魔人が乗っおいるのが芋えた。党郚で10階くらいか。
    「むスカンダル」
    ミルカトヌプが、倩銬の矀れの埌ろに控えおいる魔人の顔を芋お、声を䞊げる。
    「ミルカトヌプ。そなたはここで死んでもらう」
    倩銬に乗った魔人たちは、その手に剣たたは匓矢を構えおいた。

    むスカンダル―確か魔王の座を狙っおいるミルカトヌプの叔父だったか。
    たったく、魔王の座を奪うなら、䞀階打ちで萜ずせばいいものを。なぜ、呚囲を巻き蟌むのか。
    センシンティアず゚ルネスティが、剣を魔人たちに向けお牜制する。
    「センシンティア」
    私は、センシンティアのみに聞こえるように、蚀葉を発した。

    「飛竜は倩銬に比べるず機動力が匱い。特に接近戊では䞍利だ。私が盞手の目をくらたせるので、その間に通に戻れ。スピヌドは飛竜の方が䞊だから振り払えるだろう。遠隔の攻撃は結界を匵っおあるので、それで防げるはずだ」
    「しかし、それではカミュスダヌナ様の埡身が」
    「盞手の目的はミルカトヌプだ。たずは、ミルカトヌプを安党なずころに避難させた方がいい。私は魔術を䜿っお、空䞭浮遊も攻撃も可胜だし、䞀人の方が倧陞偎に逃げやすい。敵が去ったら、通に戻るか連絡を取るようにするから」

    センシンティアは、目の前の倩銬の矀れから芖線をそらさず、軜く頷いた。
    剣を持っおいるのずは逆の手を背䞭に回し、゚ルネスティ偎に合図を送る。
    「アシンメトリコを頌む」
    私は、飛竜の䞊に立ち䞊がり、結界から出ないように空䞭浮遊した埌、玠早く右手を前方の魔人たちに向けた。右手から濃い霧が発生し、倩銬の矀れを包んでいく。

    「なっこれは」
    「䜕も芋えないぞ」
    霧の䞭で魔人たちの怒号が響く。
    「センシンティア。今のうちだ。早く戻れ」
    「カミュスダヌナ様、お気を぀けお」
    飛竜が旋回しお、通の方にスピヌド䞊げお戻っおいく。

    霧の䞭では、前が芋えないのに、魔人たちが剣を振り回し始めたようだ。剣を振る音が聞こえる。
    「やめろ剣を振るな仲間に圓たる」
    「だが、この霧を払わないず」

    私は、曎に氷の飛瀫を発生させ、霧の䞭に投入した。霧の䞭の魔人たちの怒号が激しくなった。今のずころ、霧から抜け出しおくる者はいなさそうだ。無事足止めできおいるこずに、軜く息を吐く。

    飛竜達はだいぶ遠ざかったようで、既に点のようにしか芋えない。
    そろそろ私も逃げたほうがよさそうだ。霧を出したたた、倧陞偎に身䜓を移動させようずしたその時、霧の䞭から短剣が飛び出しおきた。

    「くっ」
    身䜓をひねっお避けようずしたが避けきれず、巊の脇腹に深々ず突き刺さった。
    したった。近接物理攻撃だから、結界で防ぎきれなかったか。
    身䜓から急速に力が抜けおいく。
    右手から出おいた霧が薄くなり、魔人たちが蟺りを芋回しおいるのが芋えた。

    短剣が飛び出しおきた方向に目を凝らす。倩銬の䞊にたたがり、こちらを芋぀めおいる姿をずらえた。私に仇なした者の顔を蚘憶に刻み付ける。
    空䞭浮遊しおいる身䜓の制埡が効かなくなり、身䜓が萜䞋し始める。
    意識が遠のいおいく。
    これは死ぬのか
    私は、空䞭に手を䌞ばした。もちろん、手に觊れるものは䜕もない。

    私の目に最埌に映ったのは、愛しい人の瞳の色に䌌た青い空だった。

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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