トイトレ、最初の1週間はどう進める?嫌がる日・失敗した日の声かけまで
「そろそろトイトレを始めようかな。でも、明日から何をすればいい?」
パンツや補助便座を用意したものの、誘うタイミングが分からない。
座ってくれない日が続くと、「やり方が違うのかな」と心配になりますよね。
保育士として15年、たくさんの親子と関わってきた私も、わが子のトイトレでは思うようにいかないことがありました。
特に、うんちだけは、なかなかトイレでできず、悩んだ時期があります。
この記事では、最初の1週間に試せる進め方と、嫌がった日・間に合わなかった日の声かけをまとめます。
1週間でおむつを卒業するための計画ではありません。
わが子が安心できる方法を見つけるための、ゆるやかな目安として読んでくださいね。
最初に決めたいのは「いつ卒業するか」より、今日できる一歩
初日からパンツに替えたり、何度もトイレへ連れて行ったりしなくて大丈夫。
子どもによっては、トイレの中を見てみることや、服を着たまま座ることが最初の一歩になります。
始める前に、次の4つを見てみましょう。
おしっこやうんちが出たことを教えてくれる? または、表情やしぐさで気づけそう?
トイレを怖がらずに近づけそう?
生活の区切りで、短く声をかけられそう?
失敗したときに着替えられる服と、大人の余裕がある?
全部そろわなくても大丈夫。
「今日はトイレを見てみるだけ」にするのも立派な始め方です。
大人のトイレなら、座ったときにお尻と足元が安定するかも確認しておきます。
最初の1週間:わが子に合わせて試す目安
次の7日間は、毎日達成する課題ではありません。
嫌がる日は前の段階に戻ったり、数日同じことを試したりして大丈夫です。
1日目|トイレを一緒に見てみる
「ここがおしっこする場所だよ。見てみる?」
まずはトイレに入るだけでも十分。
流す音が怖そうなら、無理に目の前で流さなくて大丈夫です。
2日目|服を着たまま座ってみる
「座ってみる? 嫌なら降りていいよ」
おまるや補助便座に短く座ってみます。
嫌がったらすぐに降りて大丈夫。
座れなくても「トイレに入れたね」と、できたところを見てあげましょう。
3日目|生活の区切りで一度誘う
「起きたね。トイレ、行ってみる?」
朝起きた後など、家族が無理なく続けられるタイミングを一つ選びます。
断られたら、その場ではいったんおしまい。
「また今度、行ってみようね」と伝えましょう。
4日目|「出た」以外のできたことを伝える
「自分でトイレまで来たね」
「座ってみたね」
「教えてくれてありがとう」
おしっこが出なくても、気づいたことや挑戦したことを言葉にしてみましょう。
5日目|誘うタイミングを一つ試す
「お風呂の前に寄ってみる?」
朝が難しければ、別の生活の区切りを試します。
何度も誘うより、親子ともに落ち着いて試せる場面を探すつもりで。
6日目|嫌がった場面を振り返る
「今日はやめておこうか。また今度で大丈夫」
流す音が怖い?
便座がぐらつく?
遊びを中断したくなかった?
理由を決めつけず、子どもの様子を見てみます。
7日目|来週も続けることを一つ決める
「朝のトイレだけ、またやってみようか」
トイレに入るだけでも、座るだけでもOK。
続けやすかった一歩を残してみましょう。
たまたま出たら、一緒に喜んでいい。
でも、出なくても「座ってみた」「気持ちを伝えた」という経験は残っています。
できたことを具体的に言葉にすると、子どもにも伝わりやすいです。
誘うなら、生活の区切りに一度だけ
最初は、朝起きた後、食事の後、お風呂の前、外出前など、家族が無理なく続けられる場面を一つ選んでみてください。
「トイレ行く?」と何度も聞かれると、子どもも大人も疲れてしまうことがあります。
断られたら、その場ではいったん引く。
尿意や便意を伝えてくれたときは、「教えてくれてありがとう」と受け止めます。
保育園や幼稚園に通っているなら、家庭だけで抱えず、園での様子や声かけを聞いてみるのも一つです。
同じやり方に無理やりそろえる必要はありませんが、子どもが安心できる言葉を共有できます。
「イヤ!」と言われたら、理由を探して一段戻す
トイレを嫌がる理由は、一つとは限りません。
流す音が怖い、便座が不安定、遊びを中断したくない、いまは気分が乗らない。
そんな可能性があります。
「今日は入るだけにする?」
「おまるにする?」
「あとで行ってみる?」と、選べる小さな一歩を示してみてください。
嫌がる子を無理に座らせなくて大丈夫です。
引っ越しや入園、きょうだいが生まれた時期は、前にできていたことができなくなる場合もあります。
まずは体調や便秘の様子も見ながら、安心して過ごせることを優先しましょう。
急な後戻りや心配な様子が続くときは、小児科に相談してください。
間に合わなかった日は、片づけの言葉を短く
「さっき、行こうって言ったのに」と言いたくなる日もありますよね。
そんなときは、まず服を替え、必要な片づけをして、それでおしまいにして大丈夫。
たとえば、こんな言い方なら責めずに次につなげられます。
「ぬれちゃったね。着替えようか」
「教えてくれてありがとう。次は出そうなときに行ってみようね」
着替えを一緒にするのは生活の練習として自然ですが、失敗への罰にはしません。
1回の失敗より、そのあとにまた安心してトイレへ行けることを大切にしたいですね。
うんちだけおむつでも、まずは安心して出せることを
おしっこはトイレでできるのに、うんちのときだけおむつに履き替える。
そんな子もいます。
わが家でも、うんちのときには自分でおむつに履き替え、年中になる頃までトイレでは、なかなかできませんでした。
保育士としての経験があっても、わが子のことになると「このままでいいのかな」と、かなり悩みました。
便秘もあったので、小児科や園の先生に相談したり、調べたりもしました。
その後、トイレでもできるようになりましたが、そこに至るまでのペースは子どもによって違います。
「おむつを選んでいる」ときも、子どもは便意に気づき、自分なりの方法で伝えているのかもしれません。
トイレで出すことを急がせる前に、痛みや便秘がないかを見てみましょう。
硬い便や排便時の痛みがあると、出すこと自体が怖くなる場合があります。
トイレにうんちが落ちる音や感覚が気になる子もいます。
何が嫌なのかは、その子によって違うんですよね。
便が何日も出ない、痛がる、我慢する、少量の水っぽい便や便もれが出る場合は、小児科に相談してください。
便秘が続いたあとの水っぽい便は、便がたまっているサインの場合もあります。
すでに治療中なら、薬の調整やトイトレの進め方も主治医に確認しましょう。
1週間後に見るのは「成功した回数」だけじゃない
最後に、次の3つを振り返ってみてください。
子どもが嫌がらずにできたことは何だった?
嫌がったのは、どの場面だった?
大人が無理なく続けられそうなのは、どの一歩?
進められそうなら、来週も一つだけ続けてみる。
嫌がり方が強ければ、トイレを知るところまで戻す。
体調や便のことで気になることがあれば相談する。
そんなふうに、わが子の様子を見ながら決めて大丈夫です。
今日の一歩は、パンツに替えることじゃなくてもいい。
「トイレを見てみた」「気持ちを伝えた」も、親子にとっての前進です。
子育ても自分も、もっと軽やかに🌿
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