レールに乗った人生とかそうじゃない人生とか【3万円からのリスタート】
このヤバさに気づいてから、全てが空回りしている気がする。
34,329円
今まで散々、カネねえカネねえって言ってきたけど、ここまでカネがない時期なんて今後の人生もう訪れないでほしい。
一方的に現金が減っていることはなんとなく感じていたけど、実際に銀行口座のアプリを開くまではその崖っぷちに気づくことはなかった。
それに直感的に「なんとかなる」って思ってしまった。
でも、実際すぐに状況は変わるわけでもなく、じわじわとこのヤバさを感じ始めてくる。
今回は、そんな不安の渦の真ん中にいる自分を、極力客観的な立場から見てみようと思う。
ちなみに、投信の口座からいくらか売却していることから、一時的な延命措置を取っている。
借金をしないでいいなんて。過去の自分に感謝だ。
結論、やりたい方でいい、自分に合う方でいい。
安定だってとても大きな魅力だよ。
SNSで海外飛び回る人だけが成功じゃない。
家族と過ごすことにたくさんの時間を使ったり、部屋にこもって自分の趣味に没頭したり、それも立派な成功だよね。
本当に大事なことって、インスタ映えとは無縁の場所にあるんだから。
そもそも会社員には自由がないって言うけど、平日の夜だって週末だって本当は自由に過ごせるはずなんだ。
それに連休や長期休暇では簡単に海外に行けちゃう。
そもそもそれが「普通」の旅行だしね。
自由と思うかどうかも、結局自分次第なんだろうね。
あー、でも毎月決まった給料が入るっていいなあ。
僕はレールから逸れた人生の方が性に合っていると思う。今ではね。
でも最初は違った。単なる憧れを持つだけだったから。
不安になりやすいこのチキンな性格のせいで、大胆な行動には耐える精神力がなくて、なんでもかんでもすぐに諦めてしまった。
けど、弱音を吐きながらも少しずつ実績が付いてきたことで、ようやく理想に近づくように、この世界の住人になってきた。
たとえば、僕は思いついたことをすぐに実行したい、という欲求が人一倍大きい。
平日の昼間だろうが、仕事を後回しにしてやりたいことをやりたい。
「遊びたい」「知りたい」「学びたい」「経験したい」「見たことのない景色を見たい」。
知的好奇心ってまとめるには細かすぎるくらいだ。
あと、仕事をする時間は夜でも土日でもあまり気にならない。
お昼ご飯を食べた後はあまり集中できないから、その時間はむしろ仕事以外のことをしていたい。
メリハリを付けた方がいいのはわかってるけど、仕事と遊びの時間をシームレスに繋げる感じがなんか好み。
自己分析はすっかりお得意様
けれど、その結果見えてきたのは「めちゃくちゃわがまま」な自分だ。
ずばり「好奇心旺盛だけど、やりたくないことはやりたくない」というガキンチョそのものだ。
ちょびっと能力を持った意識の高い子供だ。なお稼ぐ力はなく、人様に迷惑かけがち。
自分に正直になることは良いことだと思う。
けど、それは同時に、隠れていた悪い部分が表に出ることにもなりかねない。
レールから逸れた人生に憧れてたけど、いざその道に進んでみると、元の鞘さえ憧れに変わる。
隣の芝はいつまでも綺麗な青色をしている。
もし最初に入った会社を辞めずに今も働き続けていたら、今の100倍は稼げてるんだろうなぁ。そんなタラレバー。
ただ、深呼吸をして冷静になってみる。
自分を押し殺して嫌な仕事をするのはやっぱり嫌だ。
仕事に自分を合わせるように、仮面を被って生きていくのはもうこりごりだ。
だから思う。
抱いた憧れを実現したいなら、まずは丸腰の自分がその中にいるイメージを思い浮かべるべきだ。
ネガティブな感情すらも、手に取れるように頭の中で再現しないと、どうせ後悔につながる。
お得意の行動力を発揮して無鉄砲に飛び込んだとて、それが正解になる保証はないからね。
「ミッドナイトスワン」という映画がある。
草彅剛演じる、女性の性自認を持つ主人公の男性が、自身のアイデンティティと社会からの評価のギャップに苦しみながらも、バレエに出会い人生を変えていくお話。
劇中、その主人公がどうしても働き口が見つからず、女装を捨て(=自分を殺し)、仕方なく男装で工場で働くシーンがある。
そのシーンに、僕は強く感情移入してしまい、涙が止まらなかった。
これまで3つの会社で正社員として働いた僕にとって、最後に働いた3番目の会社での状況はまさにそれだった。
海外就職(フィリピン)、海外ノマド(ジョージア)を経験して、苦しいこともあったけど充実感や楽しさもあった。
それだけに、スーツを着て東京の満員電車に乗って出勤したり、堅苦しい人間関係の中で働く日々が本当に苦しかった。
あんなトラウマもう嫌だ!
給料と見栄だけで仕事を選んだことに激しく後悔したし、もっと自分の気持ちを大事にするべきだと思った。
ここから学べたことは今の今まで思い続けているし、だからこそ僕はわがまま坊主なのだ。
結局あの仕事は1年も持たず、半年ちょっとで辞めてしまった。その足でフランスに行ったのは言うまでもない。
今、条件が悪くても業務委託の仕事をしている。
それも全て、この経験がきっかけになっている。
だから、カネがないのは、カネよりも自分を大事にした結果でもある。それはそれで満足なんだけどね。
でもやっぱりカネは欲しいぜ。
仏検2級が振るわず、JICA海外協力隊も一次選考から漏れてしまった。
他にもいろいろあるけど、なんか一気に不幸の波が押し寄せた。
金欠もその時に気づいた緊急事態宣言。まさに泣きっ面に蜂。
ネガティブが重なったせいで、この1週間くらいずっと元気になれずにいる。
先日、仕事を後回しにして一人で秋の京都を訪れた。
阪急電車に揺られて、秋の嵐山を目指した。
この時期の京都は、紅葉が見応え十分だった。
天龍寺で見た赤や黄色に染まった木々は、それはもう息を呑む美しさだった。
青い空がどこまでも続く渡月橋も、緑が生い茂る竹林の並木道も。
この自然が織りなす色とりどりの美しさに、これぞ日本の景色だ、と心から思った。
秋の自然には秋の自然からしか得られない栄養がある。
冬が近づいて日没が早くなってきた時期ではあるけれど、暗くなってからの京都もまた良い。
嵐山から四条河原町に移動して、地図も見ずに人混みの多い街を歩いた。
先斗町や木屋町のあの夜の雰囲気は何度訪れても良い。
これぞ、純度100%の京都。
その細い道を抜けた先にある鴨川の雄大さも、また良い。
金欠ゆえに街歩きしかできなかったけれど、それでもここでしかできない充実した時間を過ごせた。
ひとりでゆっくり過ごし、最近のことを振り返った。
ネガティブなことにも向き合い、落ち込むところまで落ち込んだ。
思えば、最近は休みがなかったし、知り合いに常に囲まれる時間がずっと続いていた。
寝不足もあって、肉体面も精神面も疲れきっていたのかもしれない。
もちろん今の生活は、それはそれで楽しいしとってもポジティブ。
けど、生来のネクラな自分にとっては、たまには一人きりでちゃんと自分のネガティブな気持ちに向き合い、その事実を消化する時間も必要だった。
京都の街は外国人ばかりで、それはそれで理想の日本の風情からは外れるのかもしれない。
けれど、僕はそういった知らない人たちに囲まれるアウェイ感が好き。
僕には僕しか感じ取れない京都の魅力があるのかもしれない。
でも、そうやって、歳を取るごとに京都の街が好きになっていくのは、みんなと同じかも。
レールに乗った人生とかそうじゃない人生とか。
自分にとってやりたいことをやれば良いし、やりたくないことをやらなければ良い。
ただそれだけ。
他人の目を気にして動いてないで、もっと自分の気持ちを大事にしよう。
だから、「レール」なんて架空の指標で考えてる時点でそもそも良くないんだろうな。
それがもうすでに「レールに乗った人生」そのものなのかも。
でも東京でスーツを着て満員電車に乗るのはもうゴメンだよ。
堅苦しい人間関係の中で生きていくのはほんとにもう耐えられないよ。
だから、お金がなくても、自分の中での大事な指標をぶらさずに、今後も自分の意思で生きていこうかな。
とはいえお金がないのもしんどい。
金欠は、頭に描く理想の未来の姿が、暗くくすんだものとして受け取ってしまう怖さがある。
それを世の中では「絶望」なんて言ったりする。
たくさん稼ぎたいな、美味しいもの買って食べたいなー。
まだまだ海外には行きたいしなー。
この底辺から抜け出せるのだろうか。
社会に貢献したいし、その中で生きがいを見出したいよ。
夢叶い、毎日生き生きと暮らせるその日まで。
アルバイトの面接を申し込んでみたよ。
