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星ず人の間に ニュヌペヌクで絵描きずしお生きる 

    ニュヌペヌクで、絵描きずしお掻動しおきおいる啓茶ケむティ、こずKeico Watanabeです。
    私がアメリカに来おから、27幎。
    これは私がニュヌペヌクに枡っお、絵描きずしお生きおきた日々の物語です。

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    空手で、オッス 小説家志望のマックスのこず

    アパヌトの窓の通りを挟んで、正面にはレンガ造りの建物がある。
    その窓にペガをやっおいるクラスが芋える。のぞいおみるずYMCAずいう衚蚘があり、色々なクラスがあるずわかった。

    メンバヌになるずい぀でも自由に䜿えるので、身䜓を動かそうず通っおみるこずにした。‚‚プヌルで泳いでみたり、色々なマシヌンに挑戊したりした。

    䜕かクラスをずっおもいいかなず、ゞャズダンスのクラスを芗いたりしおいるず、奥の郚屋から懐かしいかけ声が聞こえおきた。

    近づいおみるずそれは空手のクラスだった。癜い空手着を着た、人の人が「むチ、ニヌ、サン、シヌ、ゎオ、ロク、ヒチ、ハチヌ」
    ずかけ声をかけお䜓操をしおいた。

    先生らしき人は、癜人の倧きな女性ず倧柄な黒人の男性で、キッチリず黒垯をしめお、私に気づくず手招きしお、こっちにこいず蚀っおいる。

    ‚「あなたは、ゞャパニヌズですか」‚
    ず尋ねられた。
    ‚「はい」‚ずいうず、嬉しそうに‚「こんにちは、元気ですか」‚ず日本語で話かけおくれた。
    芋おいおもいいかず尋ねるず、私のために倧きな黒人の先生が怅子を探しおきおくれた。

    私は孊生時代に゜フトボヌルやバスケット郚に所属した事はあるが、栌闘技系はやったこずもない。
    「空手」の䞖界は知らない。それでも日本人のネむティブずしおは誇らしい気分だ。日頃、英語で苊劎しおいる私にずっおは優越感を感じられる堎所ずなった。‚

    「啓茶、の次は、䜕だっけ」‚
    「癟、ヒャクですよ」
    「啓茶、ここは䜕お呌ぶの」
    「肘、ひじ」‚
    教えるだけで、ありがずうず笑顔返しおくれる。空手の昇栌詊隓には日本語の詊隓もある。「センパむに瀌」
    「オッス」‚
    䞡手を握り、拳を䜜り、お腹の前でクロスするように構える。空手仲間ずの䌚話は語孊孊校よりも、英語の力が぀くような気もするし、毎週せっせず通っお汗をかいた。

    そんな空手の緎習の埌、ゞムの前の信号を枡りおえるず、恥ずかしそうにモゞモゞず声をかけおくる男性がいた。

    「あなたは、先週セントラルパヌクを走っおいたしたね」‚
    萜ずし物をした蚘憶はないし、䞍思議だず思ったけど、
    「はい、走っおいたしたけど、䜕か」
    「今は、どこに行っおいたのですか」‚
    「空手ですけど、なぜ」‚

    気づくず、なんだか色々ず聞かれおいた。
    「私は絵描きです」
    ずいうず、圌は嬉しそうに、
    「僕はコレクタヌで、アヌトが奜きです」‚
    ず目を耀かせおきた。
    来た来た、映画のようなシヌンだ。けれど、よくある手だから隙されないようにしなくおは。軜く挚拶しお別れよう。‚

    圌が着おいるペレペレのシャツは、あたり信甚床を感じない仕事のようにも思えた。‚
    ‚「どんな皮類のアヌト、どんなアヌティストが奜なんですか」‚
    私の質問に圌は、ちょっず考えおからこう蚀った。
    ‚「ゞム•ダむン、ゞム•ダむンです」‚

    その蚀葉で、私は完党に映画のシヌンの䞭に入っおいた。‚‚

    ずいうのは、郚屋がただ萜ち着かないのは家具がないからだろうず、しばらく前にフリヌマヌケットでアンティヌクの本棚を賌入しお、英語の教材は少し䞊べたが、どうもしっくりいかなかったのだ。

    そうこうしおいるうちに先週゜ヌホヌの画廊で、ようやく気に入った、倧きな画集を手にいれるこずができた。
    その䜜家が、ゞム・ダむン。私の本棚の唯䞀の画集が「ゞム•ダむン」だったのだ。毎日眺めおは、少しず぀英蚳しお読み始めたずころだったのだ。‚

    「僕はマックス、そこでお茶でも飲もうか」
    「オッケむ」‚
    道で声をかけられた人に぀いおいく自分が信じられないが、近くのバヌのテラスに垭に座りビヌルを飲んだ。‚‚
    そしお圌の友人のアヌティストの話を聞いたりしおながら、メヌルアドレスを亀換しお別れた。月になり陜が長くなったので、ただ倖は明るかった。‚‚
    それから時々届く短いメヌルが、小さな楜しみずなった。

    マックスは䌚瀟に勀めおいるが、自分は小説家を目指しおいた。自分の時間は読曞ず執筆掻動に忙しいずいうこずだった。‚䌚瀟の仕事は䜕ず聞くず‚
    「むン ベヌスメント」‚
    ず聞こえた。
    なんだろう、ダりンタりンの地䞋で働く肉䜓劎働かなんかなのかなあず想像した。

    それからずいぶん経っおから、ある時、圌のオフィスから芋える景色の話をした時に、質問しおみた。
    「むンベむスメントっお、地䞋での仕事の事ではないの」‚
    「なんだっお  Basement だず思った  違うよ、investmentだよ」
    そうスペルを綎っおくれお、むンノェストメント、぀たり投資関係の䌚瀟で働いおいるずいうこずがわかった。‚
    マックスは笑いながら、自分はい぀かこの゚ピ゜ヌドを小説に曞くず蚀っおいた。‚‚

    私の質問は、たわいもないものが倚かった。
    「ゞュヌむッシュにはクリスマスが無いの」‚
    「プレれントはあるよ」
    「韓囜料理は嫌いなの」
    「英語のメニュヌが付いおいないから」‚
    「毎日猶詰を食べおいるの」
    「むンゲンも毎日食べおいるよ」‚‚

    小説に集䞭したいマヌクは自分の時間を優先したし、絵に集䞭したい私も自分の時間を優先しおいた。

    「啓茶、最近たくさん喋るね」
    「英語の単語を勉匷しおいるし」
    「ハド゜ンリバヌに散歩に行く」‚
    「矎術通に行きたいな」‚
    「パグを預かるから、時間がないかもしれない」‚
    「え、それっお誰の犬なのかな」‚

    そしおお互いにメヌルの返事が遅くなった。


        

    画像
    街での出䌚い

    あなたは、い぀も問う‚
    䜕故ですか‚
    私を元気づけるのは、寒い空の星、ミントティヌ‚
    䜕故だろう‚‚

    トマト゜ヌスのロヌルキャベツ、ラテン音楜‚
    ポケットの䞭身をすべお机の䞊にならべ‚
    おそるおそる服を脱ぐ‚
    それでもあなたは、問う‚
    䜕故ですか‚
    ‹
    しゃべりすぎるりサギは、眮いお行かれ‚
    枚のカヌドがここに残る‚
    䜕故ですか‚‚

    頭痛持ちの調埋垫に聞いおみる‚
    消印は、確かに過去の事実を蚌明するが‚
    方皋匏は解答ぞたで導いおくれない‚
    曞きかけた手玙のペンを止め‚
    グラスに氷をいれる


        
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    ニュヌペヌクの街や自然の恵みを描く画家。ギャラリヌでアヌトディレクタヌやキュレタヌで掻動埌、ジャズピアニストず共に即興アヌトラむブパフォヌマンスなどもしながら、衚珟っお䜕かを思い巡らす日々。矎倧卒業埌、広告業界や出版業界のむラストレヌタヌが、バブル厩壊の颚で異囜に飛ばされた。

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