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【S2|生命とデザイン】生物は、意味になる前に響いている #2

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    第2回|私たちは、それを会話と呼んでいる


    生物のふるまいを見ると、
    私たちはすぐに意味を探してしまう。

    何を伝えているのか。
    何のためにそうしているのか。
    どんな情報が含まれているのか。

    蜂の尻振りダンスは、
    花のある方向や距離を仲間に伝えていると言われる。

    たしかに、そう説明されると、すごいなと思う。
    まるで、身体で描かれた地図のようにも見える。

    でも、そこで少し立ち止まる。

    私たちは、それを「情報」と呼ぶ。
    「伝達」と呼ぶ。
    「コミュニケーション」と呼ぶ。

    でも、それは蜂たちにとっても、同じものなのだろうか。

    クジラの歌も、猿の警戒音も、
    人間は、それぞれの機能を読み解いてきた。

    それは、求愛なのかもしれない。
    警告なのかもしれない。
    位置を知らせているのかもしれないし、
    群れを保つための合図なのかもしれない。

    そう整理すると、世界はいったんわかったように見える。

    科学は、彼らのふるまいを翻訳してくれる。

    けれど、翻訳された言葉を、
    彼らの世界そのものだと思ってしまうと、
    何かを取り落とす気がする。

    私たちは、わかるために名前をつける。

    けれど、名前をつけた瞬間に、
    そこにあった揺れのようなものは、
    少し静かになってしまう。

    たぶん、彼らのふるまいは、
    意味になる前に、すでに響いている。

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    D4G Worksについて
    私が運営する「D4G Works」では、デザインを通じて社会や生命の営みをより良くする実践を進めています。
    詳しくはこちら → D4G Works公式サイト


    ※わかるために、私たちは名前をつけます。

    情報。
    伝達。
    コミュニケーション。
    機能。

    けれど、名前をつける前に、身体がすでに受け取っているものがあります。

    D4G Worksでは、そうした言葉になる前の反応や違和感を、構造として捉え直し、かたちにしていく伴走を行っています。

    → 言葉になる前のものを、構造として捉え直す


    ▼ わかった言葉で、見失うことがある

    ▼ 意味の前に、身体がいる

    ▼ 情報じゃなくて、響きだった


     
     
    デザイナー / D4G Works代表 猫も、AIも、介護も、牛丼も。だいたい何の話からでも、デザインを見つけます。 だいたい、違和感から考え始めます。

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