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【S5|自然と文化】名づけというデザイン #4

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    第四章|名前は、ひとつではない


    「そのぼっこ取って」

    「なんばん入れる?」

    結婚してすぐ、奥さんに言われた言葉。

    何のことかまったく分からなかった。


    「え?こっちでは言わないの?」

    無理もない。
    人生の大半を北海道で過ごしてきたのだから。

    奥さん曰く、

    「ぼっこ」は、棒状のものをひっくるめて言う。
    「なんばん」は「南蛮」であり、唐辛子のことを指す。

    らしい。


    名前とは、とても不思議だ。

    同じものを見ているのに、育った場所が違うことで、
    そこに貼られている名前が違う。

    「ぼっこ」と「棒」。
    どちらかが、間違っているわけではない。


    同じものを見ている。
    でも、呼び方は違う。

    名前には、その人がどこで世界を覚えてきたのかが残っている。

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    D4G Worksについて
    私が運営する「D4G Works」では、デザインを通じて社会や生命の営みをより良くする実践を進めています。
    詳しくはこちら → D4G Works公式サイト


    ※同じものを見ていても、見えている世界まで同じとは限らない。

    その違いの奥にあるものを、少し立ち止まって考えてみる。

    D4G Worksは、そんなところからデザインを考えています。

    → 言葉になる前のものを、構造として捉え直す


    ▼ 今日もまた、「ひどいな」。

    ▼ 同じ「美味しい」の、違う中身。

    ▼ 型は覚えた。何を受け取ったのだろう。


     
     
    デザイナー / D4G Works代表 猫も、AIも、介護も、牛丼も。だいたい何の話からでも、デザインを見つけます。 だいたい、違和感から考え始めます。

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