
ショートエッセイ:口ぐせ
「ひどいな」
最近、何かとこう言ってしまう。
このあいだも、ニュースで痛ましい交通事故を観て言った。
「ひどいな」
お笑い芸人がスベったのを見て、
「ひどいな」
奥さんの仕事の愚痴を聞いて、同意する。
「それは、ひどいな」
「非道い」や「酷い」と書く人もいるが、
私の「ひどいな」は平仮名がしっくりくる。
会社のリモート会議でも、思わず言ってしまった。
「ひどいな」
参加者全員が、息を飲む音が聞こえた(気がした)。
「それは、良くないですね」
というべき会議だった(分かりますよね?)。
そんなこと、何も気にしない私は、
また、歌番組を観ながら言ってしまった。
「ひどいな」
でも、たぶん、
歌ではなかった。
おわり

▼ なぜ、ここでご紹介するかわかりますか?
▼ 「ひどいな」とは言わなかったけれど
▼ AIのジョークはひどい?