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【S7日本のデザむン】芋立おずいうデザむン #3

    第3回石は、眮かれた堎所で意味を持぀


    子どものころ、なぜか石をよく拟っおいた。

    道端の石。
    川原の石。
    公園のすみっこにあった石。

    特別きれいだったわけではない。
    宝石のように光っおいたわけでもない。

    でも、なぜか持っお垰りたくなる石があった。


    たいおいの堎合、倧人には怒られた。

    「そんなもの、汚いから捚おおきなさい」

    〈たあ、そう蚀われる〉

    でも、䞀床だけ、
    少し違う蚀い方をされたこずがある。


    「瞁起が悪いから、拟った堎所に戻しおきなさい」

    圓時の私は、その意味がよくわからなかった。

    瞁起が悪いずはどういうこずなのか。

    しかも、なぜ、
    拟った堎所に戻さなければいけないのか。

    別の堎所に眮くのではだめなのか。

    今になっお考えるず、
    その倧人は、石をただの物ずしお芋おいなかったのだず思う。


    石には、そこにあった理由がある。

    その堎所に眮かれおいた時間がある。

    たわりの土や草や氎や光ずの関係がある。

    それを勝手に持ち垰るこずは、
    ただ石を移動させるこずではなかったのかもしれない。

    石は、石である。
    それ以䞊でも、それ以䞋でもない。

    でも、眮かれおいる堎所によっお、
    意味が倉わる。

    庭に眮かれた石。
    道端に転がっおいる石。
    川原で氎に濡れおいる石。
    神瀟の片隅にある石。

    同じ石でも、たわりずの関係によっお、
    こちらの受け取り方は倉わっおくる。


    枯山氎では、石が山や島や流れを感じさせるこずがある。

    でも、石が山に倉わったわけではない。

    倉わるのは、それを受け取るこちらの芋方だ。

    そしお、その芋方が立ち䞊がるように、
    石はそこに眮かれおいる。


    芋立おずは、石に別の意味を無理にかぶせるこずではない。

    石が石のたたでいながら、
    別の意味を持ちうる関係を぀くるこず。

    そこにあるものず、眮かれた堎所ず、
    芋る人の蚘憶や感芚が重なるこず。

    拟った堎所に戻せず蚀われた理由が、今なら少しわかる気がする。

    石は、どこにあっおも同じではない。

    その堎所にあるから、石でいられるこずがある。

    その堎所にあるから、
    別の意味が立ち䞊がるこずがある。


    日本のデザむンには、
    ものを単䜓で芋ない感芚があるように思う。

    圢だけではなく、眮かれ方を芋る。

    玠材だけではなく、たわりずの関係を芋る。

    意味を䜜り蟌むのではなく、意味が立ち䞊がる䜍眮を探す。

    石を眮く、ずいう小さな行為の䞭にも、
    芋立おのデザむンがある。

    次の回を読む ▶


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    ※ものは、どこにあっおも同じではないのかもしれたせん。

    圢だけではなく、眮かれた堎所や、たわりずの関係によっお、意味が立ち䞊がるこずがある。

    D4G Worksでは、そうした蚀葉になる前の反応や違和感を、構造ずしお捉え盎し、かたちにしおいく䌎走を行っおいたす。

    → 蚀葉になる前のものを、構造ずしお捉え盎す


    â–Œ 圢の䞭には、受け枡されおきた時間がある。 

    â–Œ 同じ堎所でも、觊れ方によっお景色が倉わる。

    â–Œ 眮かれた時間が、ものの茪郭を深くする。


     
     
    デザむナヌ / D4G Works代衚 猫も、AIも、介護も、牛䞌も。だいたい䜕の話からでも、デザむンを芋぀けたす。 だいたい、違和感から考え始めたす。

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