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今週、デザインはどこにあったか #22

    今週のテーマ:意味を閉じないことで、関係は続いていく



    終わることは、
    閉じることだと思っていた。

    答えが出て、
    意味が決まり、
    形が完成する。

    だが今週は、
    少し違う景色が見えていた。


    半年近く続いた未来小説が、完結した。

    ◆MiRai_sideX - 未定義
    ◆
    MiRaiのあとに

    最後に残ったのは、
    答えではなく沈黙だった。

    連載は終わった。

    それでも、
    置き続けた問いは、
    次の問いへ向かい始めている。


    便利さについても考えた。

    ◆【S1|形のルール】便利になったのは、誰なのか #2

    セルフ給油が成立するのは、
    ただ人を減らしたからではない。

    使う人の目的と、
    移された作業が重なっている。

    そして、困ったときに戻れる場所が、
    残されている。


    新しい連載も始まった。

    ◆【S7|日本のデザイン】見立てというデザイン #1

    比喩は、
    意味をわかりやすく届ける。

    見立ては、
    意味が立ち上がる場をつくる。

    ものを一つの意味で閉じないからこそ、
    見る人が入り込める余地が生まれる。


    関係についても書いた。

    ◆【S5|自然と文化】手入れするデザイン #4

    一度つくられた距離や言葉の置き方も、
    そのままでは続かない。

    変わっていくものに合わせて、
    あいだの形を少しずつ整え直す。

    関係を閉じないために、手入れがいる。


    そして、説明のあとに残るものを見た。

    ◆【S2|生命とデザイン】生物は、意味になる前に響いている #5

    測ることも、
    説明することも大切だ。

    けれど、それだけで世界のすべてが、
    閉じるわけではない。

    胸に届いた感じや、腹の奥が震えた感じは、
    説明の外側に残り続ける。


    デザインとは、意味を決めることだけではなく、

    人が入り、
    問いが残り、
    関係が続いていける余地を、
    そっと残すことだということだった。

    終わっても、まだ続いている。
    説明されても、まだ残っている。

    その閉じきらない場所から、
    次の何かが立ち上がる。

    ※「今週、デザインはどこにあったか」は、毎週日曜日16:00公開です。


    ※もし、もう終わったはずなのに、なぜかまだ考え続けていることがあるなら。

    それは、答えが足りなかったのではなく、次の問いが生まれる余地なのかもしれません。
    → 言葉になる前のものを、構造として捉え直す


    ▼ 問いは、閉じないほうが育つ。

    ▼ 100本書いて、まだ迷子。

    ▼ 余白に、誰かが入ってくる。


     
     
    デザイナー / D4G Works代表 猫も、AIも、介護も、牛丼も。だいたい何の話からでも、デザインを見つけます。 だいたい、違和感から考え始めます。

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