
大谷川流「資産運用」──損小利大、積み上げの美学 #3|価値基準はなんですか?
資産形成は“仕組み化”さえできれば、誰でも到達できる。
前回はそんな話をした。
だが、仕組みを動かし続ける前に、
どうしても避けて通れない問いがある。
──そのお金、何のために積み上げているのか。
■お金を目的にすると、人は相場に縛られる
お金そのものを目的にすると、
人は相場の上下に心を奪われる。
スマホで株価を何度も確認してしまう
利益が出ているのに「もっと増えるかも」と売れない
損が出ているのに「戻るかも」と抜けられない
こうした行動は、
お金が“目的”になった瞬間に起こる典型的な症状だ。
判断がすべて相場に支配され、
自分の人生ではなく、
“数字の波”に振り回されるようになる。
では、どうすれば縛られずに済むのか。
■投資にも、経営と同じく「軸」が要る
投資で迷わなくなる方法、それは、
価値基準を決めること。
価値基準とは、
迷ったときに「どちらを選ぶか」を決める基準。
価値基準が決まれば、
相場はただの“判断材料”に変わる。
相場が上がった
相場が下がった
その事実をどう扱うかは、
自分の価値基準が決める。
■私がたどり着いた「積み上げの起点」
私は、世の中の不安が小さくなれば、
もっと素敵な世界に生きられると考えている。
そのために必要だと思っている基盤が、次の4つだ。
【収入】───┐
│
【エネルギー】──▶【自立した家族】──▶【自立した地域】
│
【農業】───┘
│
【物語(価値観)】──▶【文化的安定】──▶【世界の安定】収入・エネルギー・農業は“生活の土台”。
物語は“文化の土台”。
この二つが揃って初めて、不安のない社会が成立する。
家族の安定が地域を支え、
地域の安定が文化を育て、
文化が未来をひらく。
私の舞台脚本『青い石と祈りの女神』が扱っているのは、
命・愛・共に生きるという、人が生きるうえでの“根っこ”の価値観だ。
価値観は、言葉よりも“物語”で深く伝わる。
だから私は、この作品を
未来に残る価値観の器にできないかと考えた。
資産運用とは、お金の積み上げだけではない。
大切なものは、いつもお金の外側にある。
■価値基準が違えば、同じ状況でも判断が変わる
たとえば──
将来大きな利益を生むと思って買った株が暴落した、売るか、買うか
手持ちのお金、投資のチャンスがある一方で、家族旅行でお金が必要
どちらを選ぶかは、
自分が何を大切にしているかで決まる。
価値基準は、一見関係ないようで、
実はすべての判断の“根っこ”にある。
■あなたは、どんな未来を積み上げますか
価値基準 → 判断 → 行動 → 積み上げ → 未来。
つまり、未来は“積み上げる構造”でつくられている。
私は「最優先は家族の幸せ」という価値基準を置いた。
それは絶対にブレない。
物事の根っこにある価値基準がしっかりしていないと、
正しい判断、そして行動に繋がらない。
あなたに、しっかりした価値基準はありますか?
実は価値基準こそが、あなたの未来の根幹になっている。
自分の大切なものは何か、また、得たお金で何がしたいのか、
そこを整える事こそが、幸せの近道だ。
■大谷川一聡の作品
▶ 冒険したい:青い石と祈りの女神
▶ 和みたい:みつぴー星人シリーズ
▶ 資産を築きたい:積み上げの美学