
どう住んで良いかわからない
モデルハウスは20坪のワンルームハウス。
空間だけがある。
住む人が自分で工夫して住めばいい。
それが私の考えだった。
しかし――
それは、あり得ないらしい。
理解できたのは、ずいぶん後になってからだった。
普通のモデルハウスは違う。
ペルソナを設定し、
その人たちが欲しそうな家具や小物まで揃え、
憧れの舞台に仕立てる。
生活の“完成形”を見せる。
私はその逆をした。
間仕切りさえ作らなかった。
結果、
「どう住んだらいいかわからない」
という空間が出来上がった。
だが、
イベント会場としては最高だった。
ある時はコンサート会場。
ある時はスクール形式。
ある時はブース設定。
モデルハウスのはずが、
いつの間にかイベント空間になっていた。
笑
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