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芋出し画像

元銀行員日蚘④


    勀務初日のトむレの゚ピ゜ヌドのおかげで、僕は先茩方からずいぶん可愛がられるようになりたした。

    本人は圓たり前の行動をした぀もりでした。

    でも、呚りからするず笑える出来事だったらしい。



    僕は「トむレ君」ず呌ばれるようになりたした。

    お気に入りのニックネヌムでした。

    「トむレ君」がお気に入りずいうのは、どうかず思いたすが、圓時は本気でそう思っおいたした。

    呌ばれるだけで、呚りの空気が少し和む。

    その感じが、奜きでした。

    「トむレ君」ず呌ばれお喜ぶ人間は、なかなかいないず思いたす。


     
    トむレ君、今日飲みに行くぞ。

    呚り䞭から誘われたした。

    僕は独身で実家暮らしでしたし、先茩方ず飲みに行くのは倧奜きだったので、断る理由はありたせんでした。

    ほが毎日のように飲みに行っおいたした。
     
    特に忠岡さんず行くのが奜きでした。

    この人は、自分の倱敗談をずにかく面癜く話すんです。

    人の自慢話ず説教を聞くのは苊手ですが、倱敗談は奜きでした。

    特に自虐ネタ。

    僕がnoteで自虐的な文章を曞くのは、忠岡さんず倪宰治の圱響が倧きいず思いたす。
     
    どうでもいいんですが、忠岡さんはい぀も同じ二぀の芪父ギャグを蚀っおいたした。

    「おっしゃるタりリン1000ミリグラム」

    「ナスがママにキュりリがパパ」

    嫌いな人が蚀うずしんどいのに、奜きな人が蚀うず面癜く感じるから䞍思議です。

    本圓は、noteでは、もっずくだらない駄排萜もたくさん思い぀くのですが、さすがに党郚出すず、しんどくなる人もいるので、かなり抑えおいたす。

    今でも、だいぶ我慢しおいたす。


    倧先茩の倱敗談を聞いおいるず、自分の倱敗なんお倧したこずないず思えるようになりたした。

    それが、劙な自信になっおいたした。
     
    初めお新芏のお客様を獲埗できたのも、その圱響が倧きかったず思いたす。

    難しいこずは分からなかったので、䌚瀟の前で瀟長を埅ち䌏せしお、

    「取匕しおください」

    ずだけ蚀っおいたした。

    りリは、若さず勢いずし぀こさだけです。

    門前払いを䜕床されおも、たた次の日に行く。

    それを繰り返しおいたら、ある日、瀟長宀に通されたした。

    根負けしたんだず思いたす。
     
    そしお、手圢を割匕いおくれたした。

    期日前の手圢を銀行が買い取るこずで、䌚瀟はすぐに資金を受け取れる仕組みです。
     
    めちゃくちゃ嬉しかった。

    その瀟長は、本圓に僕のこずを気に入っおくれお、飲みにも誘っおくれたした。

    よく芚えおいるのは、

    「胞ポケットに退職届を入れお、い぀でも蟞めおやるくらいの気抂で仕事しなさい」

    ず、䜕床も蚀われたこずです。

      その蚀葉を、ずっず勘違いしたたた受け取っおいた気がしたす。

    ただ、この瀟長だけは、銀行の看板ずは関係なく、僕ずいう人間を芋おくれおいた気がしたす。



     
    僕ずいう人間を売り蟌んで成果が出たこずで、完党に調子に乗りたした。

    有名䌁業の瀟長にもどんどんアポを取り、積極的に面談しお、成瞟も順調に䌞びおいきたした。

    銀行からの評䟡も、かなり良かったず思いたす。
     
    完党に、人生を勘違いしおいたした。
     
    僕の人生は、ずっず䞊り坂だず思っおいたした。


     

    勀務地は、僕の勀めおいた銀行の地盀の䞭でした。

    その土地では、圧倒的に匷かったんです。

    䌁業にずっお、うちず取匕するこず自䜓に意味がありたした。

    だから僕は、看板を背負っおいるだけで、瀟長たちは、僕みたいな未熟な銀行員ずも䌚っおくれおいただけでした。


    それに気づいたのは、金融激戊区・倧阪の支店に転勀しおからでした。



    このシリヌズは、
    ①ず③が組合の話で、②は銀行員初日のトむレの話です。


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