
💘『インクの向こうの君に花束を』💘 第三話
皆さん、こんにちは。
💖柊紅葉です💖
今日は、2月14日。
バレンタインデー🎀💖🎀💖🎀
今日は、娘二人とパパにあげる
手作りチョコレートケーキを
作りたいと思います。💖✨💖
💘長女には、冷ピタを、おでこに付けさせ、
次女にも、用心の為、冷ピタ、装着。💘
完璧です。☺️☺️☺️
🎀それでは、皆さん🎀
💕今日という日が、素敵な一日で
有ります様に、、、、。💕
さて、
この物語は、
とても小さな「やり取り」から始まります。
声も、顔も、名前さえ確かではない。
ただ、紙の上に残された文字と、
インクの匂いだけが、人と人をつなぐ。
便利になった今の時代、
私たちは一瞬で誰かと繋がれます。
けれどその一方で、言葉は軽く、
早く、そして消えやすくなりました。
既読も、通知も残らない場所で、
もし「待つこと」を選んだら――
その時間は、どんな温度を持つのだろう。
放課後の図書室。
西日と古い本の匂い。
名も知らぬ誰かから届く、
たった一枚の手紙。
この物語で描きたかったのは、
恋でも、謎でもなく、
言葉が誰かの心にそっと触れる、その瞬間です。
ページをめくるあなたの街にも、
今、どんな花が咲いているでしょうか。
もしよければ、心の中で教えてください。
それでは、
消印のない手紙が運んだ、
静かな物語へ。
柊紅葉、、、、、。
第三話:氷の空、熱い文字
「あなたは、本当にそこにいるのですか?」
震える手で書き置き、
図書室の棚に預けた最後の手紙。
それから一週間、
美月は生きた心地がしなかった。
莉子の見せてくれた画面が脳裏に焼き付き、
ハルの言葉すべてが、
精巧に作られた偽物のように思えてしまう。
ちょうどその頃、
季節外れの冷たい雨が街を濡らし、
美月はひどい知恵熱を出して寝込んでしまった。
「……ハルさん……」
熱に浮かされながら、
美月は夢を見ていた。
一面の銀世界の中で、
一人でペンを走らせる誰かの背中。
けれどその姿は、
近づこうとするたびに吹雪に消えてしまう。
三日目の午後、
ようやく熱が引いた美月の元に、
母が「郵便よ」と一通の封筒を持ってきた。
消印は、あの北国の街。
けれど、いつもの厚い封筒ではなく、
中には一枚の紙と、
何か小さな塊が入っていた。
『美月さんへ。
君を不安にさせてしまったこと、謝らなくてはなりません。
確かに、僕が綴った景色のいくつかは、
僕の空想や、本で読んだ知識だったかもしれません。
今の僕は、君に語ったほど自由で、輝かしい存在ではないから。
でも、窓の外を眺めて、
この雪が君の街まで届けばいいと願う気持ちに、
嘘はありません。
信じてほしいとは言えないけれど、
僕が君を想うとき、僕の心は確かにそこにあります。』
便箋の中から滑り落ちたのは、一枚の「青い鳥の羽」だった。
それは以前、
ハルが手紙の中で「いつか見せたい」と言っていた、
彼の街にしか生息しないと言われる希少な鳥の羽。
羽の根元には、少しだけ土がついていた。
それは、彼が誰かの文章を書き写したのではなく、
自らの手で、あるいは這いつくばってでも、
美月のための「真実」を探しに行った証のように見えた。
美月は、その青い羽をそっと頬に寄せた。
ハルがどんな状況にいるのか、
なぜ嘘を重ねなければならなかったのか、
それはまだわからない。
けれど、この羽を拾い上げ、
封筒に入れた瞬間の彼の孤独と熱量は、
間違いなく本物だった。
「……信じるよ、ハル。
たとえ、あなたがどこにいたとしても」
美月の目から、
一筋の涙がこぼれ、
青い羽を濡らした。
疑惑という氷が、
彼の不器用な誠実さによって、
ゆっくりと溶け始めていた。
第四話へ続く。
💖柊紅葉でした💖
📚フォロワーさん紹介📚
いつも大変お世話になっております。
💖柊紅葉です💖
noteを、初めてから少しずつフォロワーさんが、
増えてきて、今では1000人以上になりました。 ☺️😌☺️
本当にありがとうございます。💕✨💕
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こちらでは、フォロワーさんを
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