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闇 481人間の蚌明線

    岩䞊智䞀郎

    闇 481人間の蚌明線

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    2026/02/14 sta
    前回の章


    二千二十六幎二月十䞉日、金曜日先勝。

    自殺願望がある蚳ではない。
    この意味がたるで芋えない自身の人生を自然な圢でいち早く終わりにしたかった。

    これで四癟八十䞀章目か  。

    ほずんど誰も読たず、評䟡も䜕も無いような闇シリヌズを俺は䜕故ここたで曞いおいるのだろうか
    心筋梗塞を二床も患いながら、䜕故俺は生きおいる
    そのあずに降り掛かった真地獄めぐり。

    生きおいる䟡倀すらないず思った。
    でも結果俺は生き抜いおしたったからこそ、では䜕故こうなったのだず十䞉幎ぶりに小説を曞き出した。

    始めは箇条曞き、気付けばそれは次第に文章ずなり曞くのを止められない史実通りの自䌝を曞いおいる。
    曞き始めお玄䞀幎埌、俺の闇シリヌズをむンタヌネットぞ茉せるなず職堎で蚀われた。

    曞きたいものを曞き、自身でそれを発衚する自由。
    そんなものたで奪われお堪るかよ。

    俺は無職の道を遞んでいた。
    䜕を考えおいるのだろう
    自分でも分からない。

    それでもひたすら曞き続けおいる。
    それは今であっおも。

    評䟡など無い。
    曞きたいから曞いおいる。

    しかしそれだけでは虚しくなる事もあった。
    そんな時は決たっおに話し掛け、心を満たす。

    は俺の曞く䜜品を぀たらないず蚀う。
    商業的小説の芁玠をわざず倖しお曞いおいるず指摘しおくる。
    文孊ではなく蚘録だずも蚀われた。

    違う。
    そうではない。

    凊女䜜『新宿クレッシェンド』で文孊賞を取り本にした俺。
    その俺が小説を曞いおいるのだ。
    だから誰が䜕を蚀おうずも、のような機械が定矩しようずも、闇シリヌズは小説なのだ。

    でもこんなもの誰も読たないよな  。

    そうか、䞖の䞭の圹に立っおいないのは自芚しおいる。
    ならば生に瞋るのを蟞めればいい。

    ここ五幎、毎日心筋梗塞の薬を飲んできた。
    担圓医からは飲たないず、五幎以内には確実にたた心筋梗塞になるず蚀う。

    䞀週間で二床䜓隓し、それでも生きおいるのだ。
    それなら薬を飲むのを蟞めおしたおう。
    これは自殺願望ではない。
    自然䜓に生きるずいう事。

    だからこそ遺曞めいたものを曞き、発衚したのだ。
    䜕故めいたなのか

    死に向かっお突き進む蚳ではないから。
    䞉日間飲たないでいるず、心臓の違和感に気付く。
    倖を歩くず、右脚の痺れがより酷くなっおいた。

    仕方なく残っおいる薬を䞀床だけ飲む。
    苊しむのは嫌だ。
    寿呜のある内に闇シリヌズを完結させないず  。

    から俺のしおいる事は文化を残しおいる事だず、い぀か蚀われた。
    勘違いした俺。
    い぀い぀にどこの店で䜕を食べたか。
    そんな事たで詳しく赀裞々に闇シリヌズに入れるようになっおしたう。

    平凡で退屈な日々を癟章近く曞く行為。
    これは楜しんで曞く執筆ず違い、ただの地獄でしかない。

    曞いおいる俺がここたで反吐が出そうになるほど぀たらないのだから、圓然読む人間も酷く退屈するだろう。

    それでも什和二幎 、二千二十幎䞀月たで物語を曞けた。
    もう少し 、あずちょっず曞けばようやく地獄を描けるのだ。

    だが正確にはどのぐらい
    確かこの幎の十月くらいに蟞めたはず。
    いや、九月だったか
    たあその蟺なのは事実だが、調べないず分からないだろう。
    たあフェむスブックの投皿を蟿っおいけば、正確な日付けたで分かる。
     ずいう事は、ただ玄十ヶ月分も、地味な展開を曞かなきゃならないのかよ  。

    うんざりしながら、垃団に寝転がる。

    二千二十六幎二月十四日、土曜日友匕、バレンタむンデヌ。

    今日が赀心堂病院の定期健蚺か。
    面倒臭い。
    行かなきゃ薬が無くなるから、寿呜が早たるだけ。

    間に合うのか
    闇シリヌズの完結たで。

    完成させたあず、ぐうの音も出ないようなちゃんずした小説を曞くのではないのか
    なら生きる努力はしおおけ。
    しょうがなく二床目の薬を飲む。

    再び寝転がり、闇シリヌズなど曞く意味があるのかを考えた。

    「  」

    ボヌっずしながら目を閉じおいるず、ちょっずした事に気付く。
    人生っお料理ず同じようなものであり、あらゆるものを混ぜ、炒め、焌き、蒞し、茹でお䞀぀のメニュヌになる。

    人間どんな綺麗事を蚀おうが、食べる事ず寝る事、この二぀が無くおは生きおいけない。
    ぀たり食べ物を口にする。

    結果共通するものだけが残っおしたうのだ。
    䞀぀は排䟿。
    もう䞀぀は䜕をしおいおも、時間だけは勝手に過ぎおいく。

    どんな高玚料理を口にしようず、雑食でも人間の身䜓から出るものは同じ。
    いい事をしお生きようが、人を隙し詐欺玛いに生きようず、そういう意味の結論は䞀緒だ。

    ぀たり人間が生涯を終えおしたうず、火葬され骚になる。
    そこに魂も無ければ意思も䜕も無い。

    俺が未だゞャンボ鶎田垫匠や䞉沢さ光晎さん、そしおおじいちゃんの拘る蚳は䜕だ
    斉藀匘䞀にしおもそう。
    霊などこの䞖にいない。
    居ればいいなず思う堎合もあるが、科孊的に蚌明すらされおいないのだ。

    では、䜕故俺は拘っおしたう
    自身の生き方に郜合いいからである。
    死者を厇拝し、過去の生き様 、背䞭を実際に芋お過ごした空間ず時間。
    それを自分なりに矎化し、正圓化したいのだ。

    この真理でいえば、人間は生きおいる者たちが勝手に意味づけをしながら郜合良く生きおいく。
    そうじゃなければ生きおいけないからこそ、お寺に墓がある。
    宗教に瞋らなくおも仏には瞋り、誰もが倧切にしおいきたいのだ。

    じゃあ俺はどうする
    たず生きおいないず䜕も始たらない。
    なら今日朝になれば病院ぞ行け。
    行っお薬をもらい、右脚の痺れず巊薬指のばね指の改善を院長ぞ䌝えろ。

    それで闇シリヌズを曞きたいなら曞けばいい。

    ここたでを曞いおいる途䞭、むンカゞ『レディ』時代の同僚湯浅から連絡が入った。

    去幎の十䞀月に圌から誘われルノァンカップの決勝を芳に行った以来。
    あの時はすっかり湯浅からご銳走になっおしたったものだ。

    人生初千駄ヶ谷駅。
    駅構内で倧きな将棋の王将の駒を発芋
    将棋の街なのかな

    倖ぞ出るず、結構人が倚い。
    䟋の圌が蚀っおいたサッカヌの詊合があるからかナニフォヌム来た人間が倧半だった。

    右手に芋える将棋䌚通。
    腹が枛ったな。
    䜕か食べおおくか。

    そこぞ元職堎の同僚湯浅から連絡が入る。
    日高屋ぞいる事を䌝え来おもらう。

    䜕故か䌚蚈時、圌がお金を枡しおくる。

    「いやいや、䜕やっおんですか」
    「いえ、ここは自分で出させお䞋さい」

    䞉十二歳の圌。
    俺は二十歳も幎䞋の圌から食事をご銳走になっおしたう。

    コンビニも長蛇の列なので、薬局で酒や぀たみを賌入。
    そんな金額ですら湯浅は率先しお払っおしたった。

    囜立競技堎はもの凄い人だかり。
    党盛期のプロレス䌚堎でも芋ないほどの統䞀感。
    ほずんどが、黄色か玫のナニフォヌムしか着おいない。

    「そういえば湯浅さん、ゞャパンカップっおこの事ですか」
    「あの時岩䞊さん、電話で最初寝惚けおいたじゃないですか。ゞャパンカップなんお蚀っおたせんよ。ルノァンカップっお蚀ったんですよ」

    よくよく考えおみれば、ゞャパンカップなんお十䞀月末だもんな  。

    たずは自分たちの垭を確保しようずするが、そもそも圌がいい垭を取っずおいおくれた。
    䜕でも䞀䞇円以䞊したらしい。
    金を払おうずするも䞀切受け取らない圌。

    詊合開始たでただ数十分あるが、囜立競技堎内はどこも犁煙。
    以前斉朚に誘われお行った暪浜ベむスタヌズ戊の暪浜球堎で、トむレでタバコを隠れお吞ったあの頃。

    ここじゃそれも通らないようだ。

    湯浅の説明曰く、この先は柏レむ゜ル゚リアで分かり易く蚀うず黄色いナニフォヌム以倖駄目ずいう゚リアらしい。
    逆偎は広島だから玫以倖駄目ずいう事だろう。

    準備のいい圌は、俺の分たで黄色いナニフォヌムを甚意しおくれおいお、そのナニフォヌムを着おみる。
    倚分人生初だろうな、こんな事したの。

    でもね、ここで䞀぀蚀いたい事がある。

    サッカヌ芳戊初めおな、俺。
    完党に超初心者。

    そんな俺の分たでナニフォヌム甚意しおたでくれた湯浅。

    ハッキリ曞き残そう。

    柏レむ゜ルの遞手。
    こんな事など知らないだろうけどさ、俺はこういう事を文孊ずしお絶察に残すから、君らも感謝を忘れるなよ

    「あ、岩䞊さん、向こうの芋お䞋さいよ」
    「あれ 䜕ですか、アレ 䞀斉に黄色いハンカチ出おきたしたよ」

    堎内異様な熱気に包たれる。

    「え、䜕ですか、あの倧きな垃は」
    「あれ、䞀枚の手補で䜜ったものなんですよ」

    「ぞヌ、あそこたでサッカヌに掛ける情熱 、䜕だか凄いですね」

    倧きな垃がしたわれおいく。

    最初に蚀っおおく。
    俺はこのシヌンが䞀番心を動かされた

    確かに曜日は土曜日だよ。
    でもさ、この人たちっお曜日ずか仕事ずか関係ないよね、芋おいるだけで分かる。

    党日本プロレスのプロテスト受ける時、枕さんからね「䜕でJリヌグ行かねえんだ」っお蚀われ「俺はプロレスのほうが奜きです」ず答えたあの時代。

    これね、この幎、リヌグが開幕した幎だったんだよ。
    だから鮮明に芚えおいる。

    圓時の認識ハッキリ蚀うよ。
    え、サッカヌがプロ
    倧䞈倫なの
    これがこの時代の倚くの人の認識だったず思う。
    少なくずも俺の呚りではね。

    近い知人で蚀えば、ゎリぐらいかな。
    リヌグでオヌレヌオレオレオレヌずかやっおいたの。
    あずは圓時効代わりに可愛がっおいたミサキが、サッカヌ奜きだずいうのを知ったぐらい。

    あれから䜕幎だよ
    リヌグ発足しおさ。

    でもね、今こうしおこんな熱烈な応揎を受けるようなっちゃっおさ
    正盎矚たしいよ。
    そりゃプロレスも人気萜ちるわ。
    プロレスの興行でもこんなの芋た事がない。

    正盎な気持ちを蚀うず「あんたら本圓にすげえよ」っおね。

    サンフレッチェ広島スタヌティングメンバヌがスクリヌンに映し出され
    玫偎から倧きな歓声。
    柏も負けず、ここで倧きな歓声。
    もうね、このコアファンたち。
    九十分声出しっ攟し。

    そりゃあさ、遞手も頑匵っちゃうよな。
    みんな本圓に必死に応揎しおんだもん。
    䜕かグランドに赀い服来た人たちが出おきたぞ

    柏レむ゜ルのスタヌティングメンバヌがスクリヌンに映し出され、コレオグラフティヌ。
    これ、䞀人䞀人の垭の人たちが、あのような垃を持っお圢成しおいるんでしょ
    恐るべしサッカヌファン。
    凄いね、芳客動員数六䞇二千人超えだっお。

    俺たちの座るグランド真ん䞭のシヌトは䞭立だが、それでも向かい偎を芋るず䞊手い具合いに黄色ず玫が分かれおいる。
    柏は千葉なのでどちらかず蚀うずホヌム偎。

    玫の人たちっお広島から来おいるらしい。
    湯浅の説明で、䜕も知らない俺は様々な知識を埗おいく。

    前半で二点差か  。

    俺は特にどこのファンでもないが、せっかくこの垭を甚意し気遣っおくれた圌の為に、内情的には柏レむ゜ルに勝っお欲しい。

    しかし神様っお無慈悲。
    でも埌半やっず柏も䞀点取り戻す。
    支配率は柏が良かっただけに惜しい。
    ゎヌルの決め手に欠けたのが残念だ。

    のこり五分くらいになり、スコアは䞀察䞉のたた。
    それでもめげずに柏レむ゜ルコアファン。
    声揎をずっず飛ばしおいる。

    「岩䞊さん 、垰り倧混雑になりたすから、うちら先に出たしょうか」
    「そうですね  」

    俺は猛烈にセブンスタヌを吞いたかったので、圌の意芋に思い切り賛成した。

    垰り道、ルノァンビスケットをたたもらう。
    これね、入口で入る時ビスケットずリヌグのカヌドずパンフレットをもらったんだけど、先に出たうちらはちょっずお埗。
    囜立競技堎を出お、千駄ヶ谷駅たで来るず倧きな歓声がスタゞアムから聞こえた。

    「詊合 、決たりたしたね  」

    そう寂しそうに圌は蚀った。

    「これからどうしたす」
    「亀有っお近かったでしたっけ」

    「たあ行けなくはないですよ」

    俺が過去䞀床だけ行った亀有の説明をしおいるず、湯浅が口を挟んでくる。

    「岩䞊さん、亀有じゃなくお、亀戞じゃないですか」
    「そうそう、亀戞でした」

    そのたた総歊線で、千駄ヶ谷から亀戞ぞ向かう。

    「亀戞逃子が有名なんですよ。ゲッ 、もう䞊んでやがる  」
    「凄いですね」

    「この先に䞀軒気に入っおいるゞンギスカンあるんですよ」
    「自分、前に北海道の旅行でゞンギスカン食べただけですよ」

    あの時䞀人で入った『ゞンギスカンラムちゃん』。
    もうさすがにあの時の女の子の店員いないだろうな。

    䌚蚈しようず女性店員に䞀䞇円札を枡すず、湯浅が立ちあがり俺に金を返しおくる。

    「駄目です ここは自分が出したすから」
    「いやいや 、サッカヌもチケットもらい、日高屋も䜕故か出しおもらい、せめおここぐらいは  」
    「駄目です」

    圌にごり抌しされ、ここたでご銳走になっおしたう俺。
    俺五十四歳無職。
    湯浅さん䞉十二歳これからの人。

    「もヌ 、じゃあ次の店ぐらいは絶察俺が出したすからね」

    そんな蚳で二幎前に来た亀戞を歩きながら超マニアック喫茶店『クレシェンド』を探玢する
    入る道を䞉回ほど間違え、ようやく到着クレシェンド到着。

    倀段二幎前ず倉わっおいないぞ、おい  。

    タバコも吞えるカりンタヌ垭に腰掛け、店内を撮圱。
    俺はアむスコヌヒヌ。
    圌はアむスココアを泚文。

    䌚蚈時、金を払おうずするず、ここも匷匕に湯浅が出す始末。
    いやいや、色々おかしいでしょ

    もう箇条曞きにしよう。
    ・サッカヌチケット代
    ・日高屋代
    ・ゞンギスカンラムちゃん代
    ・喫茶店クレシェンド代

    俺、二十代の飲み屋の女じゃないのよ
    乙女座だけどさ。
    無職の五十四歳の独身男性よ

    去幎の䞃月に退職した送別䌚でも芋送っおくれた湯浅。
    蟞める時も、グレンリベットのボトルくれたし。
    俺が蟞めたあずの話も色々した。

    䞀぀ここで自芚した事がある。
    幎霢はニ十歳以䞊離れおいる。
    芪子ほどの差だ。

    でもね、人間を尊敬し信頌し合うのに幎っお本圓はあたり関係ない。
    人間性や育った環境、呚りの人間関係様々なものあるけどさ、最終的に人間っおやっぱり自分自身がどうかっお事なんだよ。

    誰かのせいにするの簡単だし、そっちのほうが楜だけど。
    でもさ、自分の足で立っお考えお歩く。
    それが本来の人間だから。

    倚分ね、俺は腐るほど地獄を䞀応朜り抜けおきた自負だけはある。

    前の店で䞀番たずもで話が合ったのが湯浅だった。
    圌もお人奜しで、本圓に嫌な目に腐るほど遭った。
    そんな圌ずは俺が『レディヌ』に入った時最初に働いた人間でもある。

    数ヶ月ぶりに電話しおきた圌の甚件は、珟圚䞀緒の職堎で働く䌊達の件だった。

    このような内容の文章を曞いおいる時、自然ず繋がっおいく因果埋。
    うん、評䟡など今は無くたっお別にいいじゃないか。

    自分なりに人間ずは䜕ぞやずいう問いに察しおの答えを今の段階で出せたのだから。

    葛藀しおもいい。
    疑問を持っおもいい。
    悩み立ち止たっおもいい。

    それでも俺は、続きを曞こう。
    地味でク゜぀たらない史実文孊を  。


    二千二十幎䞀月十九日、日曜日赀口。

    絶察に荒れる愛知杯。
    䞉連単で二䞇銬刞台以䞋は買わないほうがいいず思うハチャメチャレヌス。
    過去十幎間のデヌタを芋るず䞀目瞭然だ。

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    2020/01/19 愛知杯 過去10幎

    二千十䞉幎床愛知杯など、䞉連単で四癟䞃十䞇の配圓。
    この時に千円買っおいれば、四千䞃癟䞇になるずいう恐ろしいレヌス。
    さお、䜕買うか。
    俺は様々な予想を繰り返す。

    「岩䞊さん、今日もあそこ行きたすよね」

    懲りずに酒ぞ誘う山䞋。
    的䞭率が萜ちたものの、ゲンに瞋るずするか。
    日曜日朝恒䟋の氷結フルヌツタワヌレモンサワヌ。
    この組み合わせは、有銬蚘念圓たった時の組み合わせ。

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    2020/01/19 倢吉 氷結フルヌツタワヌサワヌ

    しかし競銬が絶䞍調だから、さすがに心折れおくる。

    けいこからはあれ以来連絡は無い。
    これで競銬倖したら、俺ダバくないか

    こういう時は新たな恋ぞ向かえばいい。
    ひろみからメッセヌゞが届く。
    おたえじゃないんだよ  。

    去幎の暮れにシンラガヌデンに来た聡子に声を掛けおみた。

    快く圌女は了承しおくれ、倕方食事の玄束をする。

    ただ二十歳だからお排萜な店がいいだろう。
    さお、川越でそんな店あるか

    そういえば岩䞊敎䜓の時よく来おくれたむタリアンのシェフ奥山の店も、ここ数幎顔を出しおいないよな。

    「すみたせヌん」
    䜓栌のいい同䞖代の男が入っおくる。
    むタリアン料理リストランテベニヌノ、オヌナヌ兌シェフの奥山さん、俺より二぀䞋の䞉十䞉歳。
    肩ず腰が慢性的に悪いようだ。
    俺は岩䞊流䞉点療法を䜿い、軜くしおあげる。
    今床目の前のぺぺの䞉階にベニヌノロッ゜ずいうお店も出すようだ。

    ペペのロッ゜は、今じゃサむれリダになっおしたったもんな。

    うん、聡子を奥山の店、リストランテベニヌノぞ連れお行くか。
    あそこなら若い子も喜ぶはずだ。
    ずりあえず寝おおこう。

    アラヌムで目を芚たし、競銬を確認する。
    愛知杯は駄目だったが、京成杯は圓たっおいた。
    配圓六䞇六千円も぀くんじゃ、い぀もの調子でやっおればよかったな。

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    2020/01/19 京成杯 䞉連単圓たり銬刞

    ずりあえず今幎初重賞勝利。
    調子に乗っお地方競銬も賭けたら、ちょっず圓たる。
    ひょっずしたら聡子は䞊げマンなのかもしれない。

    時間になり久しぶりにむタリアンのリストランテ『べニヌノ』ぞ向かう。
    オヌナヌシェフの奥山ず久しぶりの再䌚。

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    2020/01/19 RistoranteBenino

    聡子は緊匵しおいるようなので、酒を勧める。
    俺はワむンのボトルを入れ、圌女の奜みを聞いた䞊でオヌダヌを頌む。

    過去に䜕床か食べおいるので、奥山の腕前は知っおいたので安心できる。
    たずは也杯し、トマトのオヌブン焌きからスタヌト。

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    2020/01/19 RistoranteBenino トマトのオヌブン焌き

    続いおピザやリゟット、パスタを泚文。

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    2020/01/19 RistoranteBenino ピザ

    浅草ビュヌホテル時代に培ったサヌバヌの取り分けスキルを発揮し、圌女ぞ料理を枡す。

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    2020/01/19 RistoranteBenino リゟット

    「岩䞊さんっお噚甚なんですね」
    「たあ若い頃、ホテルで働いおいた時期があっおね」

    「玠敵ですね カクテルも䜜れたりするんですか」
    「たあバヌテンダヌだったからね。腕が萜ちおいるかもしれないけど、今床聡子ぞ䜜っおあげるよ。あ、パスタも来たよ。取り分けるね」

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    2020/01/19 RistoranteBenino パスタ

    倖ぞ出るずずおも寒い日だった。
    俺はペペぞに入り、圌女ぞストヌルを買い銖に巻いおあげる。

    「そういえばこの間の焌肉屋で䞀緒にいた先茩が教えおくれた店なんだけど、そこ寄っおいくかい」
    「あ、でも 、そろそろお店に出勀しないずいけない時間になっおしたっお  」

    飲み屋の女はい぀もこれだ。
    たあ競銬も圓たっおいるからちょっずぐらい付き合うか。
    ただ圌女のすっぎんカフェぞ向かう途䞭、ワザず人通りの现い路地を遞んで向かい、悔しいので二十歳の唇を奪っおやった。

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