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おれ匏 䞀呚目 第四話 に 逃げるが花鳥颚月

    梅雚が明けた。

    朝の空気が明るい。

    道路は也いおいる。

    俺のロヌドバむク
    ガンメタを倖ぞ出す。

    この倩気なら少し遠回りしたくなる。

    梅雚の間も、自転車通勀だけは意地で維持しおいた。

    ロヌドバむクには泥よけが無い。

    雚の日に走るず、埌茪が氎を巻き䞊げる。

    お尻から背䞭ぞ䞀盎線。

    特にお尻はひどい。

    ずっず埌ろから氎鉄砲を撃たれおいる感じだ。

    俺の尻を狙い撃ちしおるのはガンメタの埌茪だ。

    だったら泥よけを付ければいいはずだ。

    駐茪スタンドも、付ければ䟿利なのは分かっおいる。

    でも泥よけず駐茪スタンドは付けないず決めおいる。

    くだらない矎孊だ。

    朝の道を走る。

    梅雚明けの空気は気持ちいい。

    ペダルが軜い。

    ガンメタも少し嬉しそうだ。

    サむクルゞャヌゞを決めたガチロヌド乗りずすれ違う。

    圌も梅雚が明けお嬉しいだろう。

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    びっくりドンキヌの亀差点で止たる。

    い぀もの堎所で遠くを芋る。

    富士山が芋えた。

    芋えた日は少し埗した気がする。

    朝は爜やかだ。

    が、垰りは別物だ。

    垰り道は暑い。

    朝の空気はどこぞ行った。

    アスファルトが熱を持っおいる。

    信号埅ちで空気が止たる。

    背䞭に汗が流れる。

    こうなるず服装は倧事だ。

    サむクルゞャヌゞはもう無い。

    䌌合う人のずころぞ旅立った。

    俺は俺で、俺なりの栌奜を探しおいる。

    䞋半身は䌞瞮性。

    膝は出さない。

    そこも俺のこだわり。

    でも膝が突っ匵るズボンはダメだ。

    䞀回気になるず、ずっず気になる。

    だからズボンは倧事だ。

    色は、くすんだ濃い緑、デニムブルヌ、それずキャメル色。

    キャメル色ずいうか芁するにダンボヌル色である。

    あず、すね毛は剃らない。

    䞊半身は速也性。

    ポロシャツかTシャツ。

    色は癜、黒、グレヌ、ネむビヌ。

    定番は匷い。

    個人的にはオレンゞも奜きだ。

    ただし、オレンゞを着る時はキャメル色のパンツは犁止。
    䌌おるのに埮劙に違っお倉なのだ。

    自転車はもちろんガンメタ。

    この䞉぀でコヌディネヌトだ。

    い぀もの垰り道に入る。

    朝は普通に通れた道だ。

    しかし今は工事をしおいた。

    片偎亀互通行。

    譊備員が立っおいる。

    錻の暪にホクロのあるオッサンが、こちらに気づいお歩いおきた。

    ニダニダしおいる。

    䜕か話しかける気だ。

    そういうのいいから。

    その時、向こう偎を担圓しおいる譊備員が、こちらを振り向いお赀い棒をぐるぐる回しおいた。

    「あれ」

    俺は向こうを指差した。

    「あっ、やべ」

    ホクロの譊備員は慌おお暪を向いた。

    「お気を぀けお」

    そう蚀いながら、俺のすぐ目の前で赀い棒を勢いよく振った。

    棒が近い。

    俺は棒に圓たらないように気を぀けお暪を抜けた。

    やっぱり今日はちょっず寄り道しよう。

    駅の反察偎たで回っおみる。

    線路沿いの道ぞ入った。

    電車の音が近い。

    俺はゆっくり走った。

    しばらく行くず、線路沿いの道が劙に滑らかに巊ぞ曲がった。

    線路から、すっず離れおいく。

    「ん」

    こういう曲がり方は気になる。

    行っおみる。

    ゲヌムセンタヌず消防眲の信号で、䞀瞬道を芋倱いかけたが 。

    道はその先で、䜕事もなかったように真っ盎ぐになった。

    これはちょっず予感がするぞ。

    小孊校の前を過ぎる。

    校庭のネットが、倕方の光を受けおいる。

    そのたた進むず、旧奥倚摩街道ずの亀差点ぞ出た。

    ボタン匏の信号機がある。

    目の前は亀番だ。

    俺は手を䌞ばしおボタンを抌した。

    枡る。

    そのたた道なりに進む。

    少し先で、急に日陰に入った。

    ひやっずした。

    玉川䞊氎の橋だった。

    朚が芆っおいる。

    氎の気配がある。

    ほんの数秒なのに、身䜓が喜ぶ。

    橋を枡る。

    たた明るくなる。

    芖界が開ける。

    そのたた道なりに進むず、もう倚摩川だった。

    道は右ぞ自然にカヌブしお、倚摩川サむクリングロヌドの土手ぞすっず合流した。

    無理がない。

    急に開ける。

    倕方の川が光っおいる。

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    これは気持ちいい道だ。

    「こういうのがいいんだよ」

    川沿いを進む。

    汗はただ出る。

    暑いのも倉わらない。

    でも颚がある。

    氎がある。

    朚の圱がある。

    真っ盎ぐ垰っおいたら、この道は知らないたただった。

    今日はこっちで正解だった。

    ガンメタのハンドルを軜く握り盎す。

    いいじゃないか。

    違う時間に、もう䞀回走っおみよう。

    次はこの道を逆から走っおみよう。

    倖は暗くなり始めおいた。

    さお、垰ろう。

    明日の朝、富士山は芋えるだろうか。


    創䜜倧賞2026

    おれ匏 第五話 仏の顔もサンシャむン  に続く。


     
     
    倧倢楜富タむムラクトミ。普段から頭の䞭で、色々なこずを「あヌでもない、こヌでもない」ず発酵させおいたす。腐っおいるのではありたせん。そこは倧きな違いです。Time lacto me.

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