また地震、もしもに備えて私たちが今すぐ見直すべきこと
先日、金曜日にまた宮城県沖地震が発生しました。
夜間や仕事中、移動中の時間帯に突然発生した強い地震に、多くの人が不安を感じたことでしょう。
一か月前にも三陸沖を震源とする地震があり、大規模地震の発生頻度も増えたことで「また来るかもしれない」という危機感を改めて突きつけました。
私もせっかくの休みでしたが急遽、職場へ。
今回は地震の概要や今後に向けて見直したい防災対策について話させてください。
宮城県沖地震の概要
発生日時:5月15日 午後8時22分
震度・規模:最大震度5弱・マグニチュード6.4
発生場所:宮城県沖 深さおよそ46km
発生機構:太平洋プレートと陸のプレートの境界で発生した地震
また宮城県北部で長周期地震動階級3を観測しました。
長周期地震動階級とは地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から 4 つの段階に区分した揺れの大きさの指標です。
今回は階級3ということで立っていることが困難な程度であり、家具が移動したり倒れるなどの被害があったはずです。
なぜ宮城県沖では地震が多いのか
日本列島の東側では、海側のプレートが陸側のプレートの下へ沈み込んでいます。
その際に巨大なエネルギーが蓄積され、限界を超えると地震としては発生します。
宮城県沖は、まさにその境界に位置しているため、昔から大規模地震が繰り返されてきました。
また、専門家の間では、今後も大規模地震が発生する可能性が指摘されています。
今回の地震を「一度きり」と考えるのではなく、日頃から備えを続けることが重要です。
スロースリップが加速、大きな地震への懸念
地震調査委員会は4月20日に三陸沖で発生したM7.7の地震に関する評価を行い、5月14日に公表しました。
周辺ではスロースリップの加速が見られているとのことで、今後の大きな地震の発生が懸念されています。
地震調査委員会が公表した資料によると、4月20日にマグニチュード7.7の地震が発生した後、震央の東側で微動活動(小さな地震活動)が活発になっており、繰り返し地震から推定させた非地震性すべり(スロースリップ/ゆっくりすべり)の加速も見られているとのことです。

スロースリップとは?
陸のプレートに海のプレートが沈み込んでいる領域では、境界付近に歪みが蓄積します。
その歪みが一気に解消するのがいわゆる「プレート境界型の巨大地震」で、東日本大震災を引き起こした「東北地方太平洋沖地震」や想定される南海トラフ巨大地震がそれにあたります。
一方で、歪みが時間をかけて解消するケースもあり、それが「スロースリップ」「ゆっくりすべり」などと呼ばれる、非地震性すべりです。

巨大地震との関連性も指摘
スロースリップにより歪みが解消されれば安心と思われますが、必ずしもそうではありません。
2011年の東北地方太平洋沖地震は、2日前に発生したマグニチュード7.3の地震の後にスロースリップが発生。それが本震の破壊開始点に向かって移動したことが、断層の破壊を促進した可能性があると考えられています。

いずれにせよ三陸沖は地震の多い地域に変わりはありません。
スロースリップの加速が、今後の大きな地震の発生につながらないか懸念されます。
普段からしっかりと備えを行い、いざという時に即座に対応できるようにしておきましょう。
今すぐ確認すべき家庭の防災対策
1.非常備蓄品の確認・準備
いつ災害が発生しても対応できるように最低でも3日分、可能であれば1週間分の備蓄を用意しましょう。
飲料水
非常食
モバイルバッテリー(ポータブル電源もおすすめ)
懐中電灯(予備電池も)
常備薬
簡易トイレ(アルコールティッシュも)
現金(必要分)
あとで準備、災害起きてから準備するには間に合わないため、余裕もって準備しましょう。
2.家具固定の確認、安全管理
実際の地震は昼夜問わず発生します。家具の転倒によるケガが非常に多いイメージです。
一人暮らしの方でも冷蔵庫や食器棚は設置していると思います。今一度、転倒の危険はないか確認してみましょう。
また、以下の点にも注意が必要です。
寝室や通路に大型家具を置かない。
窓際やエアコンの下などで寝ることがないようにする。
スリッパや靴の用意をしておく。
3.家族や周囲との連絡方法を確認する
災害時は電話がつながりにくくなります。
私も東日本大震災の際は家族との連絡が取れず、不安になったのを覚えています。
そのため、事前に以下の点を共有しておきましょう。
集合場所(状況に応じて複数検討)
避難場所(公共施設を確認)
連絡手段(SNSも活用)
遠方の連絡先(安否確認も兼ねて)
特に「後発地震注意情報」が発信された際は今一度、確認してみてください。
おわりに
防災は特別なことではありません。
家具固定や備蓄、家族との話し合いなど、今日からできることはたくさんあります。
‘‘いつ来るかではなく”、‘‘またすぐ来るかもしれない”。
そう考えて備えることが、自分と大切な人の命を守る第一歩になるのです。
私も今回の地震を経験し、より防災意識を高めるために防災士の資格取得を目標に励みたいと思います。
では、また!
