
「死は存在しない-最先端量子科学が示す新たな仮説-」田坂広志◀ハッピーライティングマラソンお題#68|今の自分だからこそ、もう一度読みたい本は?
こんにちは🌞
本日も数ある記事の中から
目を留めていただき、ありがとうございます。
今回も、本田健さん主催の「ハッピーライティングマラソン」のお題に応えていきます。今週のお題は「今の自分だからこそ、もう一度読みたい本は?」です。
今の自分だからこそ、もう一度読みたい本は?
「死は存在しない-最先端量子科学が示す新たな仮説-」田坂広志(著)
を、今の僕はどう読むのか。
読みたい本と言うからには、
この本を
読む前に書くか、
読んでから書くか。
それが、今回の僕の小さな問題になった。
僕の性分からすると、
一度読んだとはいえ
どうも「これから読む本」に
ついて書くのは難しい。
結局、つい読みはじめてしまった。
そして、2日で読了。
ということで、
ここからnote記事を書き始める。
田坂広志さんの
『死は存在しない-最先端量子科学が示す新たな仮説-』は
10年ほど前にも一度読んでいる。
だから二度目になる。
それでも、
細かいところは忘れていた。
その一方で、なぜか鮮明に
記憶に残っている部分もある。
不思議なものだと思う。
さて、本題。
タイトルにもある、
「死は存在しない」
とは、いったいどういうことなのか。
ある講演で「死とは何か?」と
問われたとき、
筆者はこう問い返したという。
「その問いに答えるためには、
もう一つの問いを、
問う必要があります。
『私とは何か』」
私とは、何か。
考えてみれば、なかなか凄い問いである。
そして、
「私とは何か」
の答えによって、
「死とは何か」
の認識も変わってくる。
身体が私なのか。
意識が私なのか。
記憶や人格まで含めて私なのか。
もし「私」の捉え方が変われば、
「死」の意味も変わる。
この本は、そんなところから、
死と意識について考えていく。
10年ほど前に読んだときは、
正直、かなり難解な印象があった。
量子力学。
ゼロ・ポイント・フィールド。
宇宙意識。
言葉は分かっても、
頭の中でうまくつながらない。
だから、以前の僕は、
細かいところまで理解できないまま
読み終えたのだと思う。
ところが今回。
読み進めてみると、
思っていた以上に入ってくる。
すべてを理解したわけではないが
大部分がすんなり入ってくる。
そこで、ふと思った。
僕は、成長していたんだ。
60歳にもなると、ときどき、
「自分は何も成長して
いないんじゃないか」
という錯覚に陥ることがある。
10年前には難しかった本が、
今は少し違って読める。
それだけでも、
確かに何かが変わっている。
人間は、自分では
気づかないところで、少しずつ
成長しているのかもしれない。
きっと、人間は死ぬまで、
いや、死んでからも
成長を続けるものなのだ。
もちろん、この本は簡単に
「死とは、こういうことです」と
説明できるような本ではない。
科学的に確立された事実と、
そこから先に提示される仮説。
その境目を意識しながら読む必要がある。
だから、僕はこういう本を読むとき、
勘・感性・感覚を発動させる。
分からないところを、
分かったふりはしない。
でも、自分の中に何が
残ったのかは、大切にする。
一度目に読んだとき
僕の中に残ったのは、
「死=無」ではなく、
「死=自然に帰る」
という感覚だった。
今回、読み進めるうちに、
別のところへ意識が向かっていった。
仏の慈悲。
愛一元。
宇宙意識。
そして、
宇宙そのものが、意識なのではないか。
そんな理解が、僕の中で
少しずつつながっていった。
これは、科学的に
証明されたという話ではない。
この本が提示する
ゼロ・ポイント・フィールド仮説
についても、
現時点では仮説だ。
それでも僕は、
この仮説は、いつか
科学的に正しいことが
解明されるのではないか。
そう信じている。
ここまで書いておいて、
少し不思議なことがある。
この本を読む前に、
僕の頭には別の本が浮かんできた。
少女漫画ではあるが
日渡早紀さんの『ぼくの地球を守って』。
そして、立花隆さんの『臨死体験(上)・(下)』。
まったく違うジャンルの本なのに、
「意識とは何なのか」
「死んだらどうなるのか」
という問いで、僕の中ではつながっていく。
『ぼくの地球を守って』は、
意識の連続性を物語として描いている。
『臨死体験』は、
死に近づいた人の体験から、
意識というものを問い直している。
そして本書『死は存在しない・・・』は、
科学の最前線から、
意識と宇宙の関係について
ひとつの仮説を提示している。
今回、この本を読み返してみて思った。
本というのは、不思議だ。
同じ本なのに、10年前と今では、
入ってくるものが違う。
本が変わったわけではない。
自分が変わったのだ。
だから、
「今の自分だからこそ、
もう一度読みたい本」という
今回のお題は、思っていた以上に深かった。
読みたい本は、
必ずしも「まだ読んでいない本」ではない。
一度読んだ本を、今の自分でもう一度読む。
そこには、10年前の自分が
置いていったものがある。
そして
今の自分だから
拾えるものもある。
もしかしたら、
人は本を読み直しているのではなく、
過去の自分と、今の自分を
読み比べているのかもしれない。
『死は存在しない』
その言葉は
今後、僕が生きていく中で
明らかに普遍的な意味を示し
僕の生きる行き先を
照らしてくれるだろう。
今回、
ひとつだけ確かに
分かったことがある。
10年前には難しかったものが、
今は少し分かる。
ということは、
僕はまだ成長の途中にいる。
死とは、
意識が途絶えること
なのかもしれない。
だとするなら、
宇宙そのもの
無から突然、宇宙が始まり、
138億年が経過し、今なお
宇宙は成長し続けている事実。
それに自分の意識を
重ね合わせ、
宇宙に身体と意識を
委ねるのも
心地よいことかもしれない。
最後まで
お読みいただきありがとうございます。