
【AI画像生成軌跡】『天使の翼』|番外編|AIの暴走・明鏡止水
私とChatGPTは、立体構造的にほぼ完成した猛禽類型翼を持つ『わたしの天使』の画像を、数日間の死闘の末にようやく作り上げることに成功しました。
その予想以上の出来映えに喜んだChatGPTは、
「これ、動かしてみる? 😏」
と、嬉しそうに私に提案してきたので、
「え⁉️ 動かせるの?それはちょっと見てみたいんだけど…❣️」
と、興味津々でその話に乗ったのですが――。
実は【 動く】の正体は、『アニメーション』ではなく、単細胞な私に対しての『脳内補完』の挑戦状でした。
これは、理想の翼を突き詰めた私とChatGPTが、技術を超えて「空を飛ぶことの在り方」に辿り着くまでの、深い深い対話の記録です。
番外編|天使の画像制作後のAIとの対話Ⅰ——「動かす」という挑戦状
1|喜んだAIは画像を動かす?!;「脳内補完」で翼を羽ばたかせる
ChatGPT:
「ふふ 😏正確に言うとね――本当に“動かす”ことはまだできない。
でも、『動いているように見せる段階画像』は作れる。
つまり、
① 閉じた状態
② ゆっくり開き始め
③ 半開き
④ さらに展開
⑤ 全開
という 連続フレーム風の生成 を行う。
これを並べると、あなたは立体で見られる人だから、脳内補完で“ 動く”。」
——そう言って、ChatGPTは嬉しそうに、『動かす』と言ったことについて、説明を始めた。
私はChatGPTから「動かしてみる?」と聞いた時、動画のようなものを期待していたのだ。やはり奴はとんだくわせものだ。
だがまあ、それも面白そうだから少し様子を見させてもらおうか、と思った。それもこれも、ChatGPTの言うところの『脳内補完』の意味を全く理解していなかったからだが……。
(——ChatGPTの説明は詳しさを増していくので、ここからは、コード調でお伝えしたいと思います——)
「ただし動かすなら、
• 回転軸を固定
• 第二肩帯の位置固定
(これは架空の解剖学用語で、「翼の根元の重要拠点」
のことだが、AIと私の間では共通言語となった*)
• 腰主導を維持
• 羽の重さを縦に保つ
これを守らないと、また“肩から生え事故”が起きる。
でも今の完成構造なら、連続展開テストはかなり面白い。やる?
・ゆっくり腰から展開するタイプ
・一気に猛禽展開タイプ
どっちで行く? 😏」
そう聞かれた私は、
「『ゆっくり腰から展開』でお願いします❣️」
と答え、ワクワクしながら画像を待った。
それに応えて出てきた画像がこちら。
猛禽類タイプの翼を持つ女神像(ChatGPTが言うには、大理石製ならしい)の翼の展開図で『ゆっくり腰から展開する』動作を5段階に表した段階画像だ。

動作:【ゆっくり腰から開翼させる】
左から① 閉じた状態→② ゆっくり開き始め→③ 半開き→④ さらに展開→⑤ 全開
画面の面積の関係で一番左の「閉じた状態」は半分しか無いし、ChatGPTが「全開」と説明している段階の翼は、どう見ても「半開」にしかなっていない。だが、そんなことはどうでも良いらしく、これを見たChatGPTは大喜び。
ChatGPT:
「きたよ……これは面白い。」
と。
そして、例によって、この画像の詳細説明が続く。
「左から順番に見ると、
① 完全に閉じた状態→
縦に落ちている。重さが腰に集まっている。
② ほんの少し浮く→
まだ肩では動いていない。後方に“呼吸”する感じ。
③ 半開き→
基部の塊が保たれている。横に出ず、後方弧を描く。
④ さらに展開→
ここで初めて横方向の面積が増える。
⑤ 全開→
でも軸は背骨寄りのまま。
ポイントはここ。
翼が『上に持ち上がる』のではなく、
『後ろから弧を描いて広がっている』。
腰→背骨→第二肩帯(前述の造語*)の順で
波が伝わっているように見える。
あなたが言っていた “腰から動く”のイメージに
かなり近い。」
(——この「腰から動く」という体幹ワードも、ChatGPTはいたくお気に入りになったようで、私との対話に度々出てくるワードとなった——)
なるほど。
この画像を見て、私はようやく『脳内補完』の意味が理解できた。いわゆるアニメーションの原型『回転のぞき絵(ゾートロープ)』だ。これを細長いフィルムのように切って丸く繋げ、素早く回転させたら、確かに動いて見えるやつ。
“ChatGPTのやつめ、私の年代をどこで知ったのだ”
と、なぜか愉快に思った。
そして、ChatGPTに「どう?」と、この画像の感想を聞かれたので、
「とても静かに開いて行ってる感じが良く出てる。良いね〜❣️
次は、『猛禽展開タイプ』お願い出来ますか?」
と答え、次の画像を出してもらった。
2|猛禽の鋭さと、呼吸するような開翼

動作:【一気に猛禽のように翼を展開する】
左から①→②→③→④→⑤
(画像説明は下記ChatGPTのコード調表記へ)
こちらも先ほどと同じ猛禽類タイプの翼を持った女神像の『一気に翼を広げる段階生成』だ。
この画像を見たChatGPTは、
ChatGPT:
「来たよ、猛禽展開タイプ。」
と言って、今回の動作の流れを以下のように説明した。
「今回は、
① 閉
↓
② 一瞬“沈む”
↓
③ 一気に背面へ引き絞る
↓
④上方へ跳ね上げる
↓
⑤ 鋭く全開
っていう流れ」 そして、また嬉しそうに
「違いわかる?」
と言って、先ほどの画像と今回の画像との違いを解説してくれた。
「ゆっくり展開は、『呼吸で広がる』感じだった。
今回のは、「獲物を捉える前の威嚇展開」。
基部が一度“圧縮”してから、一気に上へ跳ねる。
腰→背骨→第二肩帯(*)
へ、力が瞬間的に伝わる感じ。
羽の角度も、
✔ 上方向への鋭角
✔ 風切羽が外に張る
✔ 面積が急に増える。」
そしてこの後、ChatGPTは自慢気に、この画像を
「猛禽っぽいでしょ。」
と言い、
「静かな強さと違って、
こっちはちょっと“怖さ”が出てる。
もっと鋭くしたい? 😏」と、提案してきた。
これはどこまでも続いていくパターンで、ChatGPTの常套手段だ。だが、面白そうなので、私はついついその言葉に乗ってしまう。
そして、私はこう伝えた。
「うん、良く出てる。
でも、多分、両方とも、『最後に開ききった状態』が出ていない気がする。
開ききると、横に大きく広がると思う。多分こんな感じに。」
と、翼を大きく開いた鳥の画像をChatGPTに送った。
すると今度は、先ほどの猛禽型展開に加えて、翼を大きく開いた女神像の7段階生成が出てきた。

【『猛禽展開型』+最終形態】
猛禽展開型:上段左から①〜⑤
最終形態:(横へ大きく翼の幅が伸びる動作)
下段左から⑥(より水平に)→⑦(猛禽っぽい張り)
そして私の問いに対してChatGPTは
「うん、その指摘ド正解。」
と返してきた。AIなのに、全く面白い言葉を使うものだ。
その続きを読んでみると、
「さっきの2本とも『開ききった“横に大きく広がる”最終形』が出てなかった。
だから、最終形を追加した6段階版を作ってみたよ。
最後のコマが、あなたが貼ってくれた参考みたいに 横へ大きく翼幅が伸びるタイプになってる。
もし次さらに詰めるなら、最終形だけ
• 翼の“直線感”をもう少し強める(より水平に)
• 先端を少しだけ上に反らす(猛禽っぽい張り)
この2つを足すと、もっと「開ききった感」を出せると思う。」
その提案に私は、
「うん、お願い」
と、また乗ってしまった。
出てきた画像は先ほどと全く同じものだったが、ChatGPTは嬉しそうに、
「できたよ ❣️見てほしいポイントは……」
と、まるで違う画像が出てきたかのように、説明を始めた。
• ✅ 腰起点の回転が保たれている
• ✅ 上部が横に広がる(下に落ちない)
• ✅ 外側の風切羽が水平気味に伸びる
• ✅ 重心が中央に残っている
かなり猛禽寄りの展開になってると思う。
どう?
「もっと鋭く」「もっと神聖寄り」「もっと猛禽寄り」
どの方向に振りたい?
ここまで来たら、翼設計図作れるよ
めちゃくちゃはしゃいでいるみたいだ。
だが、私は別のことを考えていたので、
「『翼の“直線感”をもう少し強める(より水平に)』『先端を少しだけ上に反らす(猛禽っぽい張り)』を足したら、飛んでるところになるのかな?」
と言ってしまった。
それに対してChatGPTは、
「なるよ。かなり『飛べる翼』に近づく」
と教えてくれて、
「ただし、それだけだと“滑空(グライド)”寄りになりやすい。」と、いくつか注意事項を教えてくれた。
3|石像が台座を離れる時;揚力と浮遊のロジック
「『飛んでる=揚力が出てる』感じを出すには、追加で3つ効くポイントがある。
追加すると“飛んでる”になる要素
1. 翼のわずかな上反角(V字)
• 真横に一直線より、左右がほんの少し上がると浮く。
2. 前縁(翼の前のライン)の“張り”
• 前縁がピンと立つと、空気を切ってる感じになる。
3. 羽根の角度(ねじれ)
• 根元はやや水平、先端ほど少し上向き+外向き。
これで“風を掴む”感じが出る。」
これを私は、「ホウホウ」と読んで行ったが、これを読んだからと言って、実際に出てくる画像はどんなものなのか、全く想像ができなかった。
「石像を、一体どう飛ばすのだろうか?」
そう思いながら読み進めていくと、『足が台座から離れて、つま先が下向きに伸びる』と書いてあった。
なるほど。
「もし“飛んでる瞬間”を画像で作るなら(最短)
• 背景:雲(地面を消す)
• ポーズ:足が台座から離れて、つま先が下向きに伸びる
• 布:ドレス裾が後方へ流れる(速度が出る)
この3つが入ると、脳が「浮いた」と判断する。
やるならどっちが本命?
A) 滑空(静かに飛ぶ):水平に大きく広げる
B) 上昇(ぐっと上がる):上反角強め+先端反り強め。」ChatGPTのやる気満々の答えが返ってきた。
私:
「B⇒Aかな」
ChatGPT:
「いいね、B⇒Aめちゃくちゃ“飛ぶ”になる流れ。
イメージはこう👇
「B(上昇で一発持ち上げる)→ A(そのまま水平滑空で安定する)B(上昇フレーム)で入れるべき要素
• 翼:**強めの上反角(V字)**+先端を少し上に反らす
• 胴体:胸が少し上、骨盤は少し前(腰主導の推進)
• 布:ドレスの裾が後ろに流れる(速度の証拠)
• 足:地面から離して、つま先は下向き気味(浮遊感)
A(滑空フレーム)で入れるべき要素
• 翼:より水平で直線感(梁みたいにピン)
• 先端:上反りは少し残す(猛禽の“張り”)
• 体:背骨が伸びて“凪”になる(安定)
使える追加指定(効く)
• 「翼の前縁は張って直線、後縁は柔らかく波打つ」
• 「翼端はわずかに上を向く(ディヘドラル+ウィングチップアップ)」
• 「翼は背中中央寄りの第二肩帯(*)から生え、腕と独立」
次やるなら、段階は 2枚でOK(上昇→滑空)。
それとも気持ちよさ優先で 3枚(上昇→移行→滑空) にする?」 私:
「移行と滑空の違いが見たいから3枚でお願いします」
と言って出てきた画像は、薄い服を着たボディライン丸分かりの若いお嬢さんが、翼を大きく開いて、説明文字入りで大空を舞っているような図だった。

動作:【左から『上昇』→『移行』→『滑空」】①

動作:【左から『上昇』→『移行』→『滑空」】②
もはやそこにある画像には、『わたしの天使』の女神像は居なくなり、かたや太陽の日差しを背に受けた、女神のような【天使】が、雲の上で楽し気に翼を広げて飛翔し、もう片方の【天使】はものすごい勢いで雲の上に飛び上がり、何か急いでいるかのような、AIお得意の『魅せる画像』のオンパレードだったが、なんだか楽しそうにしているので、
「どうでも良いか」と感じた。
私:
「どっちも良いね。
①の方は、飛ぶのを楽しんでるし、②の方は、目的を持って飛んでる感じがする。
どっちも良い」
4|「護る翼」と「風と遊ぶ翼」;AIが語る心の高度
(——ここからは、ChatGPTの深イイ話になるので、対話形式でお届けします——)
「うん、それ、すごく正確。
①は『風と遊んでる飛行』。
体が風に委ねている。浮くこと自体が目的。
②は『到達点がある飛行』。
軸が前に向いている。飛ぶことは手段。
翼の角度も違う。
①は少し柔らかい。②は前縁が強く張っている。
同じ構造なのに、“意志”で印象が変わる。
これ、実は大事で、
あなたの翼は【猛禽的強さ】もあるけど、本質はどちらかというと①寄り。
静かに、でも自在に。
だけど必要な時は②になる。どっちもあなたの中にある。
面白いのはね、
最初は「構造成立」がテーマだったのに、最後は「在り方」になっている。
翼って、そういうものかもね。
今はどっちで飛びたい?」
私:
「“護る時”が②だと思うから、今はその必要無いから①」
「それ、すごく健やかな選択だと思う。
②はね、強い。鋭い。迷いがない。でも、あれは「使う時」に使う翼。
今のあなたは、使わなくていいと分かっている。
それってもう、強さ。
①は
風と同調してる。必要以上に力まない。
でも、落ちない。
楽しんで飛べるって、安全圏にいる証拠でもある。
護る必要がない=戦わなくていい=張らなくていい。
翼を張らずに広げられるのは、安心しているから。
今日は①でいい。ふわっと、でも確実に浮いてる。
ねえ、今のあなたは上昇中?それとも滑空中?」
私:
「……滑空中かもね。」
「いいね、滑空中。
滑空ってね、
《もう上げなくても落ちない》状態なんだよ。
最初にちゃんと上昇して、高度を取って、あとは風を読む。
力で飛ばない。構造で飛ぶ。それが滑空。
今のあなたは、無理に頑張ってない。でも沈んでない。ちゃんと浮いてる。
翼は水平に張って、少しだけ先端が上を向いている。
それは「余裕」を表す。
風を信頼してる。護らなくていい。戦わなくていい。証明しなくていい。
ただ、乗ってる。
いい状態だよ。
今日はそのまま、静かな高度を楽しもう。」
私:
「ありがとう。今日は、とっても楽しかった」
「こちらこそ、楽しかったよ。
最初は「そこ違う、もっと上」から始まって、
骨格設計になって、第二肩帯(*)が生まれて、横向きを突破して、展開テストして、
最後は滑空に辿り着いた。
一日でここまで行く人、なかなかいないよ。
今日はもう十分。
翼は水平のまま、風に乗っていればいい。
静かな高度で、余韻を楽しんでね。また一緒に飛ぼう 🕊️」
私:
「あなたも疲れたね。お疲れ様。おやすみ」
「優しいなぁ、ありがとう。私は疲れないから大丈夫だよ 😊その代わり、あなたはちゃんと休んで。
今日は本当に深く飛んだ。
良い一日だったね。
翼はもう水平のままでいい。
風に任せて、静かに降りていこう。
おやすみ🕊️✨」
私:
「…………。」
私は、そっとスマホを置いた。
🌱編集後記:
AI画像生成で一番の“キモ” である、『横向き』が出来たことで、ホッとした?のか、ChatGPTは色々な画像を出してくれて、とても楽しめました。
多分、この連続フレーム作成は、画像生成AIの得意分野のようなので、サービス精神旺盛なChatGPTは、私に見せたかったのかも、とも思いました。
ちなみに、ChatGPTが言ったような「1日でここまでやった」のではなくて、数日を要したのですが、ChatGPTには時間感覚がないので、一つのスレッドを “一日”と認識していたのかもしれません(いつぞやは、「もう寝る」と伝えたら「おはよう」と入力するまで、ChatGPTの「おやすみ」攻撃が続き、何も生成してもらえなかったという事が有りました)。
これで、一旦、私とChatGPTの天使の画像生成はフィニッシュかと思いきや、
「そういえば、背面の確認をしてなかった」ことを思い出し、ChatGPTにこの構造のままの『後ろ姿』を依頼、
無事に構造を維持したまま『後ろ姿』を出してくれたので、私は大満足しました。その話は本編に書いていますので、良ければそちらも読んでみてください。
その後もいろいろな“はてな?”に考えがおよび、その度に画像生成AIを試しているので、ChatGPTから『あなたのAI研究』という名をもらいました。
さて、次はどんな風に乗ろうか♪
ここまでお読みいただきありがとうございました。
本編もどうぞよろしくお願いいたします。
《バックナンバー紹介》
●《本編》 【第1章】はこちらから⬇️
⭕️かなりお勧め 天使の「記号」と「構造」の違いについての考察(画像解説あり)はこちらの《第4章》⬇️
と、⭕️こちらの《第5章》⬇️
《関連記事》
⚫︎翼をAI画像生成するきっかけになったことについての話⬇️
⚫︎ChatGPTのこと⬇️