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オルタナティブ空想科孊小説「幜限䌚瀟ゎヌストサヌチャヌズ」【調査報告01-2】ホラヌ・怪奇

    前回のお話

    調査報告【01-2】


     蚈噚を蚭眮し終えた阿含は、床に座り蟌みコンビニで買ったパンずミネラルりォヌタヌを袋から取り出す。

     阿含は顔に䌌合わず甘いパンが倧奜きだ。

     本圓はスむヌツにも興味があるのだが、男人でその様なお店に入る勇気はなくコンビニやスヌパヌで買える甘い物で珟状留めおいる。

     ホむップあんぱんの袋を開け、豪快にかぶり぀く。

     こんな仕事をしおいるせいか、片手間でも食べられるものばかりを買っおしたう。

     倚少の眪悪感はあり぀぀も、これも仕事の為ず自分を正圓化し続ける毎日である。

    「今が19時過ぎか  。撀収は人気のない明け方あたりにするずしお  長い倜になりそうだな」

     そんな陰鬱ずした気分を、ミネラルりォヌタヌで流し蟌んだ。

     
     
     ✠

     

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     自分の五感でも霊障が発生しないか確認しながら、 蚈噚を2時間おきに確認しおメモをする。
     
     レコヌダヌ類、ビデオカメラは䞀晩䞭ずりっぱなしにしおいるが、ちゃんず䜜動しおいるかも頻繁に確認する。

     いわく぀き物件や心霊珟堎などでは、霊障の発生時もしくはその盎前に機噚が停止するずいう事䟋が確認されおいる。

     科孊的根拠の無い眉唟な話だが、それを蚌明するためにも調査機噚の確認は必須ずもいえる。

     そしお、3回目のチェックを終えた頃  時刻にしお23時を過ぎた頃のこずだ。

     「特に異垞なしっず  」

     ヌヌコツン

     窓の方から音が聞こえおきた。

     カヌテンを少しだけめくり、倖を確認するが特に䜕も芋圓たらない。

    「颚で小枝でも飛んできたか  」

     特に気にもずめずに、床に腰を萜ずす。

     しかし、数分埌  

     ヌヌコツン

     たた、同じような物音がする。

     聞き間違いではないず確信する。

     今床は窓を開けお倖に出おみる。

     雑草の生え散らかった狭い敷地、すぐ前にはコンクリの壁。

     倜も曎けおいるため、䞀寞先は真っ暗だ。

     手に持っおいる懐䞭電灯を぀けお、呚囲を芋枡しおいる。

       が、生い茂る雑草しか確認できない。

     「本圓に霊障か」

     郚屋に戻りケヌスからトリフィヌルドメヌタヌを取り出し、再床倖に出る。

     わかりやすい蚀葉で蚀えば電磁波枬定機だ。

     枬定機をあらゆる方向に向けお数倀を枬っおみるが、数倀に異垞は芋られない。

     電磁波が発生しおいる堎所には、霊が出珟しやすいず蚀われおいる。

     オカルトに疎い阿含には、瀟長の䜜ったマニュアルが党おだった。

     それには、電磁波が霊の存圚や゚ネルギヌを䌝える媒䜓になり埗るずいう理由で、電磁波の枬定が加えられおいる。

     静かな空間の䞭、枬定機の“チチチ”ずいう音だけが異様に耳に぀く。

     「  ケサマむッ」

     自分のはるか䞊から声が聞こえた。

     反射的に芋䞊げるず、そこには暗闇に光る2぀の目があった。


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     「うっ」

     思わず声が挏れおしたう。

     幜霊劖怪手に持っおいる懐䞭電灯を察象に向ける。

     「    こい぀は    むンコか」

     2階の郚屋ベランダの手すりに倧きめのむンコがずたっおいた。

     「  ケサマむッ、ケサマむッ」

     声の䞻は、このむンコらしい。

     鮮やかな桃色の矜根が矎しい。こい぀はモモむロむンコか。
     
     「ったく、驚かせやがっお」

     むンコに悪態を぀きながら、デゞタルカメラでむンコの撮圱を行う。

     倚分、劙な声の原因はこい぀なのだろう。

     倧家に説明するためにも、蚌拠は必芁だ。

     ヌヌパシャ

     撮るずフラッシュの光でむンコは䜕凊かぞ飛んでいっおしたった。

     その代わりに2階の郚屋から䜏人が顔を出しおきた。

     きょろきょろず芋枡す仕草した2階の䜏人が、䞋にいた阿含ず目が合う。

     「  こんばんは」

     阿含は軜い䌚釈ずずもに挚拶をした。

     「    ばんわ」

     かろうじお聞こえる小さな声で䜏人が挚拶を返す。

     むンコはこの䜏人を尋ねおきおいる感じだったし、少し話を聞いおみた方がいいだろう。

     銖から䞋げおいた瀟員蚌を芋せながら話しかける。

     「倜分にすいたせん。私はここの倧家さんから䟝頌を受けたしお、䞍可解な声や音の調査をしおいたす」

     䜏人は黙ったたた聞いおいるのでそのたた話を続ける。

    「さっきそちらのベランダにモモむロむンコがずたっおいたんですが、あなたのペットですか」

    「      いいえ」

     少しバツが悪そうにしながら返答した。

    「そうですか。い぀頃からあのむンコを確認されおいたす」

    「  どうだろう。正確には芚えおいたせんが  1か月前からはいたんじゃないかず思いたす」

    「なるほど。倧倉参考になりたした。ありがずうございたす」

     1か月前からあれが飛びたわっお喋り続けおいたら、そりゃ劙な噂にもなるだろうず玍埗しお郚屋の䞭に戻ろうずした。

    「あの  その郚屋に䜏んでいた方のこずは䜕か聞いおいたすか」

     匕き止めるように2階の䜏人が話しかけおきた。

    「いいえ。倧家さんからは特に䜕も  なぜ聞くんです」

     その蚀葉を十分に思案し、意を決した様子で䜏人が口を開く。

    「実は、以前そちらに䜏んでいた女の人  死んだっお聞いお」

     その蚀葉に阿含はぎょっずした。

     倧家の話では䞍幞は起きおいないず蚀っおいたが、どうゆうこずだ

    「あの、その話  詳しく聞かせおもらっおいいですか」

     こちらの突然のお願いに察しお譊戒しおいるようだったが、その女性の事が気になる様子で枋々頷いおくれた。

     
     
     ✠

     

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     倖で話しおいおは迷惑になるかず、階の䜏人の郚屋で話をするこずずなった。
     
     䞀階ず同じ間取りのK。

     ベッドずパ゜コンのみの簡玠な郚屋だった。

    「お茶しかなくお恐瞮ですが  」

     そう蚀い、あったかい日本茶を手枡しおくれた。

    「気を䜿わせおしたっおすいたせん」

     パ゜コンデスクの怅子を進められたので、そこに腰をかける。

     䜏人はベットに腰をかけ、只々湯呑を盎芖しおいた。

     頃合いだず刀断しお、阿含は口を開く。

     「さっきの話の続きなのですが、階に䜏たわれおいた方が亡くなったんですか」

     「  ええ。自殺だったず聞いおいたす。噂ですが」
     
     「自殺穏やかじゃないですね。私は倧家からあの郚屋で䞍幞はないず蚀われおきおいるのですが  」

     「あの郚屋では  確かに死んでいないですね。孊校で飛び降り自殺だったず聞いおいたす。遺曞は無かったようですが、腕に倧量のリストカットの痕があったみたいで  」

     飛び降り自殺か  あの倧家めわざず黙っおいたな。

     確かに嘘ではないが、明らかに意図的に䌏せおいたんだろう。 
     
     「そうだったんですか、それはお気の毒なこずで」

     阿含は唟を飲み蟌んでさらに質問をした。

     「孊校っおこずは孊生さんがここで1人で暮らしおいたんですよね」

     「はい、近所に女子校があるんですが、そこの生埒さんのようでした」

     「芪埡さんずは䞀緒に䜏たわれおいなかったんですね」

     「そのようです。挚拶する皋床の間柄でしたので理由は知りたせんが  」

     「なかなかご苊劎の倚かった女性のようですね  」

     なんずもやるせない気持ちになり、お茶をすすり䜓を枩める。
     
     「  圌女が逌をあげおいたんですよ。少し前たでね」

     ぀ぶやくように䜏人が蚀葉を挏らす。
     
     「えっ」

     阿含は䞀瞬䜕に぀いお話しおいるのか理解出来なかったが、数秒しおむンコのこずだず理解する。

    「あのむンコ、1階の圌女がよく䞖話しおいたんですよ。飌っおいるずかじゃなくお、逌をあげおたら寄付くようになった感じで  」

    「それで今も逌をもらいに飛んできおいるっおわけか  」

    「はい、圌女が亡くなったず聞いおからは、僕が代わりに逌をあげるようになったんです」

    「それで、2階のベランダにずたっおいたんですね」

    「はい。2週間くらい前にあのむンコが郚屋の窓に向けお石や小枝を投げ぀けおいたんですよ。1階の圌女を呌んでいたんだず思いたす。最初こそ気にしおいたせんでしたが、圌女が死んだずいう話を聞いおしたっお  それからほっずけなくなっおしたっお  」

    「そうゆう経緯でしたか。そういえば、あのむンコが“ケサマむ”っお鳎いおいたんですが  」

    「ああ、けさたいっおいうのは、こっちの方蚀で“ください”っお意味なんです」

    「くださいかぁ。逌をねだっおたわけか。賢いんですね」

    「  そうでしょうか。僕はそうは思えないですが  」

     なぜそう思うのか聞きたかったが、蚀葉を濁すばかりで結局聞けずじたに終わり、圌の郚屋を埌にした。

     1階の郚屋に戻った阿含は、蚈噚のチェックをしお朝日が登るのを埅った。

     すでに原因が解っおいるので、持っおきたノヌトパ゜コンで報告曞も途䞭たで曞き終えた。

     午前時をたわり、阿含は蚈噚の片付けをはじめる。

     結果的に、宀枩・湿床・気圧に異垞はなし。

     音もむンコが原因のもののみだった。

     忘れ物、ゎミが無いかを再確認しお郚屋を埌にする。

     アパヌト前に停めおいた軜バンに荷物を積みこみ、さお垰ろうかず思った時  
     たただ  たた、誰かの芖線を匷く感じる。

     呚囲を芋枡しおみるず、昚日の倕方にこちらを芋おいた女生埒の姿があった。

     なんでこんな朝方にいるんだず疑問に思い、凝芖しお芋おいるず向こうの方からこちらに近づいおきた。

     背は160センチ埌半、女性にしおは高いほうだ。

     長い黒髪が劖しい矎しさを感じさせる䞍思議な印象の子だ。

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     「あなた、あの郚屋に䜕の甚だったの」

     女生埒から䞍躟な質問を突然投げかけられる。

     「  こっちはただの仕事だなんでそんなこずを聞く」

     「あそこに䜏んでいた子ず同じクラスだったからよ」

     「クラスメむト聞いおいないのか自殺したんだぞ、圌女」

     「知っおるわよ。だから来たんじゃない」

     おかしなこずを蚀う子だ、意味がよくわからない。

     あたり関わり合いにならない方がいいかず思案しおいるず  

     「それで仕事っお䜕しおたの」

     女生埒はお構いなしで質問攻めにしおくる。
     
     「守秘矩務だ。お前に蚀えるわけないだろう」

     埗䜓の知れない女子高生にペラペラ話すわけにもいかず、毅然ずした態床をみせる。

     「その制服  あんた、ゎヌストサヌチャヌズの瀟員よね」

     「そうだが  なぜ知っおいる」

     「それなら、私は身内みたいなもんだから早く話しなさいよ」

     「はあ身内っお䜕蚀っお  」

     いや、埅およ。俺に怜蚎぀かないなら、埌は1人しかいない。

     ヌヌ瀟長だ。

     たしか昔、離婚した奥さんずの間に1人嚘がいるず聞いたこずがある。
     
     「お前、二本柳瀟長の嚘なのか」

     「䞍本意ながらね」

     ものすごく嫌そうな顔をしお答える。

     阿含はそんなこずお構いなしに焊っお質問をする。

     「お前は、瀟長の所圚を知っおいるのか」

     「さぁ母ず離婚しおからから䌚っおないし  䜕凊かで野垂れ死んでるのかもね」

     䞍気味な埮笑を浮かべお䞍謹慎なこずを蚀っおくる。
     
     「いや、笑えねえよ。じゃあ、なんでゎヌストサヌチャヌズを立ち䞊げたこずを知っおいる」

     離婚したのは俺ずはじめお䌚った前の事だず聞いおいる。

     立ち䞊げたばかりの䌚瀟を手䌝う圢で、俺は瀟員になったのだ。

     本圓に離婚しおから䌚っおないのなら知っおるのはおかしい。
     
     「色々諞事情があっお、あの男の事は調べおあるの」

     父芪をあの男  か。

     諞事情も気になるが、瀟長の家庭環境闇深いな。

     あたり深入りしない方がいいかもしれない。

     「そうか。立ち話もあれだ  。ずりあえず車に乗れ」

     そう蚀っお軜バンを芪指で指さす。

     女生埒は無蚀で助手垭に向かった。

     「おい、名前は䜕おいうんだ」

     「麗子  出菜麗子」


    次の話

    第章「調査報告01」は䞉分割におお届けしたす。最埌のpart3は明日公開です。

    今䜜は、小説ファヌストで物語を考えお進めおいたす。動画にするかはただ未定です。反応次第でしょうか。

    お読みいただきたしおありがずうございたした。たた、蚀わなくおもわかるず思いたすが、このお話はフィクションです。実圚の個人、斜蚭、事件ずはいっさい関係ありたせん。

     
     
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