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リハビリはゲーム感覚で!3:涙の再会、つながっていた心《脳梗塞(脳卒中)の“前向き”闘病記 小説風》

    第一話はこちらからご覧ください

    はじめに

    突然の脳梗塞で倒れ、体も声も動かなくなった和泉大輝。
    診断は「脳幹部の梗塞」。

    理解が追いつかぬまま、病室で1人孤独に時間が過ぎていく。
    霞む視界、動かぬ手足。
    “死”の気配すら受け入れかけていた。


    その後、彼は、
    自分がこんな人間だったのかと、
    初めて思い知ることになる。

    🧠この話には、医学的見地からの解説があります。物語とあわせて読むことで、脳梗塞の理解がより深まります。ぜひご確認ください。


    本作におけるリハビリの内容や回復の経過は、私自身が歩んだ実体験に基づいています。
    この物語は、そんな現実を前向きに乗り越えていく希望の記録でもあります。
    ※本編には、病気、身体の麻痺、生命への不安などセンシティブな描写が含まれます。
    心身に負担を感じる可能性のある方は、無理のない範囲でお読みください。


    🆓 第1話~第4話は無料公開。

    📘 第5話以降(第一部全体+妻視点のSide Story)全話まとめて200円でご購読いただけるマガジンも販売中です。
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    それでは本編です。



    第一部 夢か現か(うつつか)―交錯する現実と希望

    第三話 涙の再会、つながっていた心

    看護師に案内されて花菜が病室に入ってきた。

    一瞬にして心の中の何かが崩れ去った。


    「スマン・・・スマン・・・」


    「クロウ・・・ヲ・・・カケル・・・」


    「スマン・・・スマンー・・・」

    花菜が顔を近づけ、俺を見つめる。

    その瞳には、優しさと、
    それ以上に、
    強い覚悟を宿しているようにみえた。




    花菜の温かい手が、氷のように冷たい俺の手に触れる。

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    「いいんだよ。わたしは大丈夫だから!!」

    驚くほど穏やかで、

    でも、確かな強さを感じさせる声だった。

    まるで、今にも沈みそうな俺の心をつなぎとめる、
    一本の錨のように。

    その一言で、
    張りつめていた感情の堰が、一気に崩れた。


    リビングで笑い合ったあの時間。

    花菜の笑顔と、子どもたちの明るい声。







    守れなかった日常・・・

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    悔しさのあまり、胸が引き裂かれそうだった。

    「泣くつもり・・・なかったのに・・・」
    声にならない声で叫ぶ。

    情けなさが、涙として溢れ出た。




    花菜がそっと体を寄せてくれる。



    そのぬくもりが、強ばっていた心をゆっくりと溶かしていく。


    「今日は泣けるだけ泣いていいよ。
    泣きつくしたら、リハビリ頑張ろ?」



    微笑みながら、彼女は続ける。

    「大輝は超ポジティブ人間でしょ?
    だから、絶対に乗り越えられるよ。

    ・・・諦めないで!」

    感謝の思いが、とめどなく溢れてくる。


    先のことは、まだ分からない。
    障害がどれほど残るのか、
    どこまで回復できるのか。

    でも、考えるべきは、
    “もしも”じゃなくて“これから”。

    ・・・負けない。
    家族のために、
    必ず立ち上がる。



    「・・・ィ」

    返事をした。

    花菜がくすっと笑って首を振る。

    「うん、分かるよ。でも・・・やり直しー。
    もう、リハビリは始まってるんだからね!」


    頬をふくらませながらも、愛らしく笑うその姿に、


    思わず、俺も笑った。




    声はまだ届かなくても、
    心は繋がっていた。



    花菜の笑顔が、
    希望、そのものだった。

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    すぐに読める続きはこちらからどうぞ


    作者コメント


    最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
    もしよろしければ、スキやコメントで応援していただけると励みになります。
    📖 第四話はこちら☆

    健康を取り戻すカギは最初の一歩にある~脳卒中初期の回復に必要なのは?

    脳梗塞が心配な人に、ためになる解説はこちらからどうぞ。


    👉 シリーズの全話目次はこちら


     
     
     
    45歳で脳幹梗塞になり、重度の両麻痺を負うという超激レア症例。現在はリハビリにゲーム感覚で挑戦し、悪戦苦闘中 闘病の中で試される、自身の覚悟、夫婦の愛、そして家族の絆・・ 実際にリハビリをしながら描く、ほぼ実話、涙あり笑いありの小説風闘病記をご覧下さい

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