
「Paper Interpreter」を使って論文を読もう!
(2025年10月24日追記)
ChatGPT Altasブラウザの登場により、Paper Interpreterと論文管理ツール「Paperpile」を組み合わせた論文読解&管理がめちゃくちゃ便利になりました!
現段階での論文読解&管理の決定版だと思うので、ぜひご利用ください!☺️
【ChatGPT Atlasブラウザによる論文読解決定版!】
— Daichi Konno / 紺野 大地 (@_daichikonno) October 24, 2025
これは凄いです!
ChatGPT AtlasブラウザでPaperpileを開く
→ChatGPTタブでPaper Interpreter起動
→要約結果を論文PDFに貼り付け
その後もPaper Interpreterとのやり取りを全てメモとして保存できる!
現段階における論文読解の決定版です!! pic.twitter.com/l2tDmA8QMO
手順
Paperpile Viewerで論文PDFを開く
ChatGPT Atlasブラウザ右上の「ChatGPTに質問する」でChatGPTタブを開く
「/paper」コマンドでPaper Interpreterを起動
※Paper Interpreterが表示されない場合は、一度ChatGPTにアクセスしてPaper Interpreterを使うと、以降表示されるようになります。Paper Interpreterの出力をコピペして論文PDFにメモとして貼り付け
ChatGPT Altasブラウザ(2025年10月24日時点ではMac版のみ)
※ Paperpileの利点については以下の記事が非常に参考になります。
こんにちは、東京大学で医師かつ脳や人工知能の研究をしている紺野大地と申します。
2023年11月6日、OpenAI社から「自分専用のChatGPTを作れる機能」であるGPTs(ジーピーティーズ)が発表されました。
早速触ってみたところ、
「この技術を使えば、誰もが論文を読めるAIを作れる!」と確信し、論文解説AI「Paper Interpreter」を作って公開したところ、非常に大きな反響がありました!
(こちらのリンクから、今すぐ使えます。)
論文の内容を分かりやすく解説してくれる「Paper Interpreter」を公開しました!
— Daichi Konno / 紺野 大地 (@_daichikonno) November 11, 2023
使い方は簡単で、論文のPDFをアップロードするだけです。
テキストだけでなく、図やグラフについても説明してくれる点がポイントです!
早速公開したので、ぜひ使ってみてください😊https://t.co/xHhKGO4WOZ pic.twitter.com/NhUI5kLv3z
完全に予想外でしたが、「最もアクセス数の多いGPTsランキング」で、なんと世界6位になりました!!
使っていただいた皆さん、本当にありがとうございます。
「最も訪問されたGPTs」で、Paper Interpreter (Japanese)がなんと世界6位になったようです!!🎉
— Daichi Konno / 紺野 大地 (@_daichikonno) November 18, 2023
使っていただいた多くの皆さんのおかげです!
より使いやすくなるよう改良を重ねているので、ぜひこれからも使い続けていただけると嬉しいです😊 https://t.co/czMDJ0nsW3 pic.twitter.com/SgP2KwoZAy
この記事では、Paper Interpreterの使い方について説明します。
Paper Interpreterの使い方
Paper Interpreterを改めて説明すると、
「論文をアップロードするだけで、内容を日本語で分かりやすく説明してくれるAI」です。
使い方は非常に簡単で、こちらのページに「論文のPDFをアップロードする」だけです(デモ動画は以下)。
Paper Interpreterの利点
AIに論文を解説してもらうだけならChatGPTでも出来ますが、以下の3点がPaper Interpreterのメリットです。
論文解説に特化
ChatGPTと異なり論文解説に特化しているので、PDFをアップロードするだけで(指示無しで)解説を始めてくれます。一貫した形式で回答
「要旨、背景、方法、結果、議論、制限、応用可能性」という一般的な論文形式で回答するよう設計しているので、毎回指示する手間が省けます。図やグラフも説明可能
テキストだけでなく、図やグラフについても小項目ごと(ex. Figure 1a, 1b, …)に説明してくれます。(個人的にイチオシの機能です!)
Paper Interpreter活用の真髄
Paper Interpreterの活用方法は、「単なる論文要約」に留まりません。
Paper Interpreter活用の真髄は、
「論文の著者が隣にいて、あなたの質問に何でも答えてくれる」
かのように使うことです。
論文を読んでいると、「ここはどうなっているのか」や「なぜこのような設定にしたのか」などと疑問を抱くことが少なくありません。
そんな時にそれらの疑問をPaper Interpreterに送信すると、論文の内容を踏まえた上で適切に回答してくれます。
このように「論文の著者が隣にいて、あなたの質問に何でも答えてくれる」かのようにPaper Interpreterを活用できると、有用性が単なる要約の何倍にも上昇します。
補足
上記で紹介したのは日本語版Paper Interpreterですが、全言語対応版のPaper Interpreterも先日公開し、こちらも世界中の多くの方に使っていただいています。
より使いやすくなるよう日々改良を重ねているので、ぜひこれからも使い続けていただけると嬉しいです!
論文を分かりやすく解説してくれる"Paper Interpreter"の全言語対応版を新たに公開しました!
— Daichi Konno / 紺野 大地 (@_daichikonno) November 15, 2023
全世界に広めたいと考えているので、元ツイートのリツイートに協力いただけると大変嬉しいです!!
なお、先日公開した日本語専用版とは別物です。
先日の日本語版は"Paper Interpreter… https://t.co/klOdmYGZ3t
おわりに
以前から私は「誰もが論文を読める世界になってほしい」と考えていましたが、時間的なハードルや言語的なハードルから現実的ではありませんでした。
私自身、普段から研究論文を数多く読みますが、論文を読むことは専門家にとっても決して簡単なことではありません。
まして専門外の方にとっては、「論文」というワードだけで身構えてしまうのではないでしょうか。
ですが、フェイクニュースや信憑性に乏しい情報が溢れるこの時代、一次情報たる論文を読む能力はますます重要になりつつあります。
それだけでなく、人類の知の最先端を知ることができる論文は、純粋に読んでいてワクワクします。
Paper Interpreterを利用して誰もが簡単に論文を読めるようになり、サイエンスのファンがもっともっと増えますように!
おまけ
研究計画書や進捗スライドをアップロードするだけで、論文ドラフトを執筆してくれるAI「SciGen(論文執筆エージェント)」も絶賛公開中です!
普段は脳神経科学やブレインテックについての記事を書いています。
生成AIがもたらす未来を考察するのも大好きで、「人類の未来は大学生の夏休み」だと考えています。
ようやく最近、「生成AI時代をどのように生き抜くべきか」について考えがまとまりました。