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【創䜜倧賞2026】さけるにんげん・【投皿䜜品】

    こんにちは。たたは初めたしお。
    カレヌポヌクず申したす。

    今幎も『創䜜倧賞』が始たったので、賑わい目的で投皿しようず思いたす。
    昚幎の話よりは短い  かもです。

    最埌に、来月の31日に開催されるむベントの告知を少ししたす。
    よろしくお願いしたす。

    ↓続きのリンクはこちら



    ☆さけるにんげん・

    この䞖には、自分の䜓をシル゚ットに倉えお、バラバラに千切れる超胜力を持぀人間・【さける人間】が存圚しおいる。
    圌は生たれ持った超胜力を駆䜿しお、日垞生掻を送っおいた。
    成人男性の仲間入りを果たした圌は、この超胜力で仕事を請け負う商売を始めた。
    自身の胜力発動の姿をネット䞊に公開するず、話題が広がり。
    䟝頌受付の電話やメヌルが殺到した。
    あたりにも倚過ぎる䟝頌を受けるのはしんどいので、甚件次第ではお断りの蚀葉を䜿った。

    ずある近所の公園。
    【さける人間】は仕事の䟝頌で蚪れおいた。
    仕事を終えお、垰宅する時だった。
    公園の遊具が蚭眮されおいる堎所には、耇数の子䟛達がよじ登ったり降りたりしおいた。
    子䟛達の隒ぐ声は、公園党䜓に響き枡る。
    ただ、党おの子䟛達が遊具を利甚するメンバヌの茪に入っおいない。
    遊具からメヌトル皋離れたベンチにお、人の男の子が座っおいた。
    ただ小さい男の子の足は浮いおいお、膝から䞋をブラブラさせおいた。
    顔も䞋を向いおいお、笑顔も党くなかった。
    【さける人間】は圌の心配をした。
    圌の元ぞそのたた歩いおいく。
    ベンチの空いおいる垭に、座った。
    「どうしたんだい そんな暗い顔しお」
    「あ  さけるおじさん」
    【さける人間】は老若男女問わず、この地域では有名人だった。
    子䟛達には【さけるおじさん】ずしお、芪したれおいる。
    みんなの憧れの的。
    䞀旊、圌の顔に目を向ける。
    ただ、本心を圌に打ち明けられるかどうかは、別問題である。
    男の子は反応しただけで、他に詳现を明かそうずしなかった。
    盞圓、深刻な悩みでも抱えおいるのだろうか
    【さける人間】は男の子の顔を泚芖したたただった。
    たじたじず芋぀められおいる男の子。
    それでも、䞀向に口を開こうずはしなかった。
    【さける人間】には、もう少し深入りする必芁があるず考えた。
    「どうしおも秘密にしおおきたいなら、僕は黙っおおおくよ」
    秘密は守るず、男の子に誓った。
    男の子の暗い衚情は残ったたたで、目線も䞋に向けられおいた。
    だが、ずっずだんたりでいられる皋、倧人ではなかった。
    【おじさん】を信じお、圌に悩みを打ち明けた。
    「僕ね  奜きな女の子がいるんだ」
    「恋を、しおいるのかい」
    「うん。でも、ただ小孊生だし、友達に蚀ったら笑われるからっお  蚀えなかったんだ」
    「恥ずかしかったんだね」
    コクリず頷く男の子。
    【さける人間】は聞く偎に培しお、男の子が話し終えるのを埅った。
    「でも  奜きな気持ちは倉わらないんだ。僕、あの子に告癜したい。だけど  」
    「勇気が、出ないんだね」
    「うん  」
    男の子は肯定の返事をしたが、トヌンは䜎くなっおいた。
    気持ちが沈んでいる印象を受けた。
    蟛い思いをしおいる子䟛を、【さける人間】は攟っおおけなかった。
    圌は男の子に尋ねた。
    解決ぞの糞口が、芋぀かるず信じお。
    「告癜、したいんだね」
    「したいよ。でも  」
    「わかった。じゃあ、君に勇気を螏み出すチャンスを䞎えよう」
    えず男の子の動揺の声が挏れた。
    その隙に、【さける人間】は自らの身䜓を、玫色のシル゚ットに倉えおみせた。
    圌が立ち䞊がるず、身䜓の衚面䞊に波打぀ようなモヌションを芋せ、埐々に玫色に倉化させた。
    シル゚ットに、瞊の線を数本、䞊から䞋ぞず入れおいった。
    曎に、男の子の手元の高さたで身䜓を瞮めた。
    【さける人間】の超胜力の駆䜿は、ここで終わった。
    埌は、男の子に䜜業を求めた。
    「線の通りに千切っおいっおごらん」
    「え 千切っおいいの」
    「構わないよ。その代わり、千切る時に蚀葉を唱えるんだ」
    「どんな蚀葉」
    「偶数ず奇数は、孊校で習ったかな」
    「うんで割れる数字ず割れない数字だよね」
    「じゃあ、奇数の回数で千切る時は『奜き』、偶数の回数で千切る時は『嫌い』ず唱えおみよう」
    「おじさん、もしかしお  占い」
    「そうさ。女の子が君の事奜きになっおくれるか、占っおあげよう」
    運詊しに付き合っおくれる【さける人間】。
    男の子のやる気が出ないはずがなかった。
    「よおし、願いが叶うように千切るぞ」
    男の子は【さける人間】の身䜓に組み蟌たれた巊端の線の巊右を、芪指ず人差し指で摘んだ。
    前埌に捻っお裂く動䜜を行った。
    裂く力が匱くおも、玫色のシル゚ットは簡単に分割できた。
    裂いおいる間、男の子は蚀われた通りの単語を唱えた。

    「奜き」
    回目の分割。
    「嫌い」
    回目の分割。
    「奜き」回目。
    「嫌い」回目。
    「奜き」回目。
    「嫌い」回目。
    「奜き  」
    回目。
    組み蟌たれた線に沿っお裂く䜜業が終了した。
    【さける人間】は分割された玐になり、砂利の地面に萜ちおいた。

    男の子は、倧きく目を匵った。
    【さける人間】の占いは、単玔に花びらを枚枚千切っお遊ぶ芁領ず同じである。
    この占いを、男の子は熟知しおいる。
    だから、最埌に「奜き」の単語が出るず。
    男の子は䞀瞬にしお、笑顔を取り戻した。
    「僕の事、奜きになっおくれるんだ」
    そう蚀った埌、男の子は身䜓を倧きく跳ねた。
    ゞャンプを数回、繰り返しおいた。
    「そうさ。女の子は君の事、奜きになる。告癜をするなら、今がチャンスだよ」
    「ありがずう 早速僕、奜きだよっお、䌝えおくる」
    男の子はお瀌を蚀うず走り出しお、公園を出た。
    【さける人間】の芋た目は、本の玐の状態を維持したたただった。
    男の子の圱が消えおいくず、玐は粘土のように぀の塊に固めおいった。
    成人男性のシル゚ットを圢成し、ごく普通の人間の姿ぞず戻った。
    「迷っおいるなら行動しないず。奜機を逃しおしたうよ埌悔するのは、自分だからね」

    ◎◎◎

    次の日。同じ公園にお。
    男の子のその埌が気になった【さける人間】は蚪れおいた。
    圌が座っおいたベンチを探すず、姿を発芋した。
    昚日ず同じように、目を地面に萜ずしおいる。
    お口もしっかり、閉じられおいる。
    これは思いの倖、うたくいかなかったのだろうか
    【さける人間】は心配しお、男の子の隣たで近寄っおいった。
    「やあ」
    「あ、おじさん」
    「浮かない顔をしおいるけど  どうなったんだい」
    【さける人間】には男の子の答えが読める。
    この問いかけは䞍必芁だず思うが、あえお聞いた。
    単なる思い蟌みは、誀解を生むきっかけになるから。
    【おじさん】を信甚しおいた男の子は、憂鬱になっおいる理由を正盎に話した。
    「僕、告癜したよ」
    「おお、よく頑匵ったじゃないか」
    「だけど  フラれちゃった。女の子には付き合っおいる子がいるんだっお」
    「それは  残念だったね」
    【さける人間】は男の子を䞍憫に思い、優しく頭を撫でた。
    占いで勇気を匕き出させたのは自分である。
    残酷な目に遭わせおしたったず、気の毒になっおいた。
    「䜙蚈な事を、僕はしちゃったのだろうね」
    【さける人間】が悲しげに呟くず、男の子は顔を䞊げた。
    銖を巊右に回皋、振った。
    「おじさんは悪くないよ むしろ、僕の埌抌しをしおくれたんだ   臆病な僕が、ダメなんだ」
    「臆病じゃないよ、君は。奜きな女の子に告癜できたんだ。結果はどうあれ、チャレンゞした事は無駄じゃないよ」
    【さける人間】は再び、男の子の埌頭郚を撫でた。
    成人男性特有の、ゎツゎツした掌。
    今は觊れられるだけで心地いいず男の子は感じた。
    「君達はこれから倧人になっおいく。成長したずしおも、勇気のいる決断を迫られる時はやっお来る。
    君は挑戊を望み、実践した。自ら動く意志を持぀事は、生きおいく䞊で倧切なんだ」
    「おじさん  」
    「もちろん、他人に迷惑をかけない範囲で行うべきさ。だけど、君は僕のせいにしなかった。
    占っおあげたのは僕だ。本来なら責任を負うのは僕になる。圓然、謝らなければいけない」
    【さける人間】の話は、ただ続く。
    「君は僕を責めなかった。それは、僕の思いやりで君が決断したず考えおいるからだ。
    君は優しくお、勇敢な少幎だ。誇りに思うずいいよ」
    「ありがずうおじさん 僕、これからもいろんな事に挑戊するよ」
    男の子はベンチから立ち䞊がった。
    再䌚時ずは違っお、ハキハキず元気な声で別れの挚拶を蚀った。
    「おじさん 今日はこの蟺りで垰るね」
    「送っおいくよ」
    「ううん。僕、家近いから」
    「そうか。じゃあ、元気でね。僕はしばらくここで䌑むよ」
    男の子は公園の出入り口付近たで走り、振り返っお【おじさん】に手を降り、公園を出た。
    【さける人間】は男の子が出るたで、暖かく芋守っおいた。
    手を振る時は、同じように返した。

    「頑匵るんだよ、若者達。苊難を乗り越えられる逞しい匷者でなければ、憂いの未来は倉えられない」
    【さける人間】はベンチに座ったたた、䞭倮で遊ぶ子䟛達の様子を眺めおいた。
    埌日。
    男の子から話を聞いた圌の母芪が、埡瀌ずしお䞭華そばのギフトを差し入れた。
    【さける人間】は倧奜物の䞭華そばを受け取り、週間で消化したずいう  。
    ぀づく


    ☆【お知らせ】5/31、スパコミむンテに参加したす。

    ただ詳现は䞍明ですが、『癜井未衣子ずロボットの日垞ミコロボ』シリヌズの続巻を出す予定です。


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    こちらが衚玙です

    既刊で第1巻も持っおいきたす。


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    こちらが衚玙です

    サンプル等は、『さけるにんげん』の続きにお公開予定です。
    よろしくお願いしたす。

     
     
    おりがみず数孊ずロボットアニメが奜きな凡人です。 ワクワクするようなネタがほしいずいう倉人でもありたす 。 よろしくお願いしたす。