メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byhoshizoramochi

せりふ三題噺 三文作家のカレーDEミックスソックスサンバルソース


    セリフ
    「これはきついって」
    ■三題
    ・氷
    ・サンバルソース
    ・豚


    鬱蒼とした深い森、夕立の中に佇む洋館

    「味ぃちゃん、ここどこ?」
    「ハン、ここまで連れてこられたんだ、ビビってちゃ先に進めないぜ!」

    料理バトルでコマを進めたMr.味小僧は主催カンパニーに案内されこの場所へ到着した。

    重々しい扉を開けて中に入ると薄暗く…、
    扉が勝手に閉まり真っ暗になった。

    その刹那、派手な照明に照らされ階段の上に仁王立ちになる男⁉️女⁉️

    「ホーホッホッホッ‼️」

    軽快な音楽が流れ、使用人や部下らしき者たちがダンスを繰り広げる❗️
    ほとんどロッ◯ーホラーショー‼️

    「こ、このイカレ野朗!」

    「あらぁ〜?言ってくれるじゃな〜い、さっきまでビビってたチキン野朗は誰だったかしらぁ〜❓」

    取巻きの部下が下卑た笑い声を漏らす。

    「ブヘへへ、小僧、ビビってるならリタイアしても良いブヒよ。」

    「るせえ!この豚野朗!さっさとバトルの準備をしやがれ!」

    「おうおう、威勢の良いことブヒねえ。」

    氷の微笑を浮かべながら部下に指示を出す怪しい首領、用意されたのは…

    吹き抜けの天井に聳り立つ室内観覧車であった。

    「この中に食材が入ってるわ、上級な物もそうでないものもね、どれを手に入れるかはお互いの運次第よ、ルールの説明をしましょうか?」

    「ケッ、ルーレット式ってことだろう。」

    「賢い子はキライじゃなくてよ。」

    そして分配されたのは…

    「味ぃちゃんなんだよコレ!骨付きの固い豚肉に老鶏の固い肉にガチガチの牛スジって、こんなん出来レースじゃんかよ!」

    「あらぁ、人聞きの悪いこと、運よ運?」

    「フン、高級肉だけで勝てると思うなよ、コレで十分さ!」

    「ではスタートよお!」

    カレー勝負が始まった!
    ライスではなく、ご飯の代わりに小麦製品を添えることがルール!

    出来上がった物は❗️

    怪しい首領側、
    高級肉を使ったフランクフルト、ハンバーグ、オムレツの3種盛りカレー
    ペンネ添え


    Mr.味小僧は、
    白濁したスープ、真っ赤なスープ、黒いスープの3種と冷水でシメたうどんであった。

    「ホホホ、血迷ったわね、カレーうどんを狙ったんでしょうが豚骨スープにトマトスープとはカレーから逸脱してるわね。」

    「じゃあ食べてみな!」

    「お前達!正直な感想を伝えて引導を渡しておあげ!」

    部下達が馬鹿にしたように試食…

    「あれ?◯亀? このコシのあるうどんは…」

    「豚骨風味なのにちゃんとカレーだ!」

    「赤いのはスパイシーなチキンカレーすよ!」

    「黒は牛スジカレーだぜ、トロトロの!」

    薄氷を踏むかのような表情になる怪しい首領、
    膝上靴下を履いている足に動揺が現れた。


    「どうだ!豚骨の旨みたっぷりのホワイトカレー、辛口サンバルソースを使ったレッドチキンカレー、コーラを使ったブラック牛スジカレーだ!」

    「しかも味ぃちゃんがバイト先の◯亀製麺を参考にしたコシがばっちりのうどんだい!」

    「クッ、アタシの負けだ…。」

    あっさりと負けを認めたが…、

    「しかし弱点もある!サンバルソースの辛さが舌を刺激しすぎている!」

    「承知の上さ!」

    ヒュッと投げられたのはパン、
    柔らかな甘い香を放つメロンパン状の物

    「わ、ふっかふか!」

    「どうだい?マシュマロを甲羅状に貼り付けたカメロンパンだ!」

    「舌の刺激が緩和されカレーをまた食べたくなる…しかし食感が柔らかすぎて些か物足りぬな。」

    「そう言うと思ったよ。」

    次に渡されたのは、同型のパンだがサクサクパリッとしていた。

    「で、感想は?」

    「カメロンパンをキャラメリゼしたな!
    クッ、このキャメロンパンと呼ぶべき物…
    なんと忌まわしき食べ物だ、かんぱん、寒波、いや完敗だ…。」

    「おめでとう!」

    ジャッジが下った。


    「あれ?亀?、このセリフは大分前の…
    他にもお題が散りばめられて…
    先生、ミックスにするって言ってたのはカレーのことじゃなかったんですか?」

    「いやあ、前に書いた料理バトルの続編をと思ってましたら、その時も前週のお題をオチに使ってたりしたもんで…」

    「…にしても…、オーダーより倍ぐらいあるし、これはきついって言われますよ、編集長からまた直々にダメ出しされても良いんですか?」

    「十文字黒子(クロス)流のカレー節ってことではダメでしょうかねえ。」

    「カレーに関しては作りすぎとか食べすぎとかありますけど、コレは捻りすぎです。」

    「カレーに工夫は付きものでしょう?」

    「良いですけど何題練り込んでも原稿料は変わりませんからね。」

    「ずるいね。」

    「だーから〜、変わりませんって!」


    私事ながら先日1周年、今回で50週連続投稿になるそうでありまして、せっかくなので今までのお題や自分で書いたものをミックスしてみました。


    薄荷(はっか)さんのミックス三題噺を読ませていただき面白くて自分でもやってみました👍

    カメロンパンの元ネタはこちらからです🙇

    こちらに参加させていただきました🍛

     
     
     
    ちょっとしたやり取りをきっかけに文章を書き始めましたら、読んでくれた方にこちらを勧められて始めてみました。 絵が下手なので文章や短いコピーを考えています。 工作品などもご紹介できたらと思います。 文章同様に奇怪なものが多くはなると思いますが…。 笑ってもらえたら幸いです。

    あなたへのおすすめ