
書籍紹介『本を読む人はうまくいく』|読書はコスパもタイパもいい自己投資
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フリーランスでWebライティングをしたり、パパ向けのブログを運営している、さいちゃんと申します。
ビジネス書を読むのが好きで、年間200冊以上本を読んでいます。
今回紹介するのは、長倉顕太さんの『本を読む人はうまくいく』(すばる舎)です。
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長倉顕太さんは、ベストセラー『移動する人はうまくいく』の著者でもあります。
本書は、そのシリーズ第2弾として書かれた一冊です。
前作では「移動」をテーマに、環境を変えることや行動することの大切さが語られていました。
今回の『本を読む人はうまくいく』では、「読書」をテーマに、読む本の選び方や、読書を人生や仕事に活かす考え方が紹介されています。
読書によって視野を広げ、自分の選択肢を増やし、仕事や人生に活かしていくための考え方が詰まっています。
私自身、もともとは活字を読むのが大の苦手でした。
社会人になるまで、ビジネス書を読んだこともありません。
そんな私でも、今では毎年200冊以上の本を読むようになりました。
この記事では、『本を読む人はうまくいく』を読んで、私が特に印象に残った内容を紹介します。
1. うまくいく人は、なぜ本を読んでいるのか
いわゆる成功者と呼ばれているような人、いかにも幸福度が高そうな人に会う。その人たちに共通することがある。
それは、本を読んでいること。
もちろん、本を読めば必ず成功できるわけではありません。読書好きでも、経済的に恵まれない人はいます。
大切なのは、ただ本を読むことではなく、読書を自分の仕事や生活にどう活かすかです。
その違いとして、本書では大きく2つのポイントが挙げられています。
本の選び方を間違えている
今の自分に必要な本を選べていないと、読書が知識の蓄積だけで終わってしまいます。
たとえば、仕事の悩みがあるなら働き方や文章術、お金の不安があるならお金やビジネスに関する本を読むなど、自分の課題に合った本を選びましょう。
完璧主義で読むのが遅くなっている
一冊を最初から最後まで完璧に理解しようとすると、読むスピードが落ちてしまいます。
忙しい中で読書を続けるなら、すべてを覚えようとするより、今の自分に必要な部分を拾う読み方でも十分です。
本書では次のようにも書かれています。
私はこう思っている。
「どう読むかより、何を読むか」で人生が変わる。
読書というと、速読や要約、メモの取り方など、「どう読むか」に意識が向きがちです。
ただ、それ以上に、今の自分に必要な本を選べているかどうかで、読書から得られるものは変わってきます。
たとえば、
仕事で悩んでいるときに文章術や営業、マーケティングの本を読む。
お金に不安があるときに、家計管理や投資、働き方に関する本を読む。
自分の課題に合った本を選ぶことで、読書は単なる知識集めではなく、行動を変えるきっかけになります。
また、本書では長倉さんの本の選び方が7つ紹介されています。
その中でも、私が特に心に残ったのが次の考え方です。
私はよく「ベストセラーを読むより、ベストセラー作家が読んでいる本を読め」と伝えている。
ベストセラーには、多くの人に読まれるだけの理由があります。
ただ、その本を書いた人が、どんな本を読んできたのかにも目を向けると、学びの幅はさらに広がります。
結果を出している人の考え方は、その人が過去に触れてきた本や知識からつくられていると思うからです。
私自身も、気になった著者が本文中で紹介している本や、参考文献に載っている本を読むことがあります。
なお、本書では長倉さんの本の選び方7選が具体的に紹介されています。
どんな本を読めばいいかわからない方や、読書を仕事や人生に活かしたい方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。
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2. 本はコスパもタイパもいい自己投資
本書では、日本で本を買うことは、投資効率がいいとも書かれています。
その理由は、日本の出版業界が文化事業としての側面を持っており、多くの人に本が行き渡るような価格になっているからです。
たしかに、ビジネス書を1冊買っても、だいたい1,500円〜2,000円前後のものが多いです。
一方で、著者はアメリカの書店にもよく行くそうですが、海外では1冊5,000円ほどする本も珍しくないといいます。
そう考えると、日本では比較的少ない金額で、著者の経験や知識に触れられる環境が整っているのかもしれません。
本書では、本を買うことについて次のようにも書かれています。
本を書く苦労、本をつくる苦労、本を売る苦労を知っている私からすると、100%以上のリターンが保証されている投資だ。
「100%以上のリターンが保証」という強い言葉が使われているところに、長倉さんの覚悟の強さが感じられますね…
本には、著者の経験や知識だけでなく、編集者や出版社など、多くの人の手が入っています。
それを1冊1,500円〜2,000円前後で読めると考えると、本は手に取りやすい自己投資だと思います。
もちろん、読んだだけで必ず収入が増えるわけではありません。
ただ、考え方が変わったり、仕事のヒントが見つかったり、行動のきっかけになったりするなら、十分すぎるリターンがあります。
また、読書はコスパだけでなくタイパもいい自己投資です。
動画も再生速度を速めることはできます。
ただ、速度を上げすぎると、内容を理解する前に情報が流れてしまうことがあります。
一方で、文字は自分の理解度に合わせて読み進められます。
すでに知っている部分はサッと読み、引っかかったところは戻って読み直す。
必要なところだけを拾いながら、自由にスクロールできるのも読書の強みです。
仕事や子育てでまとまった時間を取りにくい人ほど、自分のペースで学べる読書は、取り入れやすい学び方だと感じます。
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3. 読書は、自分だけの地図を増やしてくれる
本を読むことで、自分がまだ行ったことのない場所や、経験したことのない考え方にも触れられます。
本書では、読書について次のように表現されています。
読書はページをめくるだけで、異国の街角にも宇宙の果てにも瞬時にワープさせてくれる。机の前から一歩も動かずに、脳内に新しい〈地図〉を描き直せるのだ。
仕事や子育てをしていると、行動範囲が限られることもあります。
それでも、本を開けば、自分の生活圏だけでは出会えない考え方や価値観に触れられます。
本書では、読書によって脳内に新しい「地図」を描き直せると語られています。
私たちは、自分の経験や身近な人の考え方をもとに、物事を判断しています。
ただ、それだけでは見える世界が狭くなってしまうこともあります。
本を読むことで、自分では思いつかなかった選択肢や、これまで知らなかった考え方に触れられます。
そもそも私たちは、「地図を持とう」という発想になりにくいとも述べられています。
その理由のひとつは、これまで「答えは一つ」と教えられる場面が多かったからです。
たとえば、東京駅から新大阪駅に行くとします。
多くの人は、何も考えずに新幹線で行くことを思い浮かべるのではないでしょうか。
ただ、ルートはそれだけではありません。
飛行機で行く方法もあれば、高速バスで行く方法もあります。
でも、地図を持っていなければ、そもそも別のルートがあることに気づけません。
だから私たちは、社会に出てからも「正解」を探してしまうのかもしれません。
どの働き方が正しいのか。
どの会社に入れば安心なのか。
どの選択をすれば失敗しないのか。
もちろん、失敗を避けたい気持ちは自然ですが、人生や仕事において、最初から用意された正解があるとは限りません。
本書では、選択について次のように書かれています。
人生には良い選択なんてないわけで、選択したものを良くするのが人生だ。
この考えは、私も常日頃から大切にしようと考えて行動しています。
4. 読書は、世界を理解するための言葉を増やしてくれる
世界は、言葉でできている。
本書では、そんな考え方も紹介されています。
私たちが認知できるものは、基本的に言葉で説明できるものです。
言葉を知らなければ、目の前で起きていることをうまく理解できません。
だからこそ、読書によって言葉を増やすことには意味があります。
もしも、人生に行き詰まっているのなら、ただ単に知識が少ないからと考えたほうがいい(もちろん日本にいる私たち限定の話。紛争地帯などで生きている人は別の話)。
フリーランスとして働いていても、案件の取り方、単価の上げ方、発信の続け方、お金の守り方など、知らないだけで損をしていることがあります。
読書は、その「知らなかった」を減らしてくれる手段のひとつです。
では、なぜ本でなければならないのでしょうか?
映画やドラマでも、人生のヒントを得られることはあります。
それでも本書では、本であることに意味があると語られています。
理由は、大きく3つあります。
1.読解力が身につく
本を読むには、書かれている言葉を自分の頭で理解する必要があります。
映像のように情報がそのまま流れてくるのではなく、文章を読み取り、意味を考えながら進めていく。
その積み重ねによって、読解力が鍛えられていきます。
2.能動的である
映画やドラマは、画面を見ているだけでも物語が進んでいきます。
一方で、本は自分からページをめくらなければ先に進みません。
気になるところで立ち止まったり、戻って読み返したりできるのも、本ならではの特徴です。
3.人間関係の構築に役立つ
本を読むことで、著者の考え方や経験に触れられます。
また、同じ本を読んだ人と話すことで、会話のきっかけにもなります。
仕事でも、読んだ本から得た知識や考え方が、相手との共通点や信頼につながることがあります。
もちろん、動画や音声にも良さはあります。
ただ、読解力を鍛え、自分から考える姿勢を育て、人との会話にもつながるという点で、本には本ならではの強みがあります。
5. これからの頭の良さは「人間関係」と「環境適応」
これからの時代に求められる「頭の良さ」は、単に知識をたくさん持っていることだけではないのかもしれません。
本書では、これからの頭の良さとして、次の2つが挙げられています。
長い人間関係をつくる能力
仕事も人生も、人とのつながりの中で進んでいきます。
一時的にうまく話せることよりも、信頼を積み重ね、長く関係を続けられることが大切です。
フリーランスとして働いていても、継続して依頼してもらえる関係や、困ったときに相談できるつながりは大きな支えになります。環境適応能力
働き方や求められるスキルは、時代によって変わっていきます。今までのやり方にこだわりすぎると、変化についていけなくなることもあります。だからこそ、新しい情報を取り入れ、自分の考え方や行動を少しずつ変えていく力が必要です。
環境に適応するためには、自分の業界や今の仕事に関係する本だけを読むのではなく、あえて異分野の本に触れることも大切です。
本書では、次のように書かれています。
私は積極的に他業界の本を読むようにしてきた。その結果、独立して十数年どうにか生き残れている。特に、ビジネスで結果を出したい人ほど、異分野、他業界の本は積極的に読むことをおすすめしたい。
たとえば、Webライターであっても、営業、マーケティング、心理学、経営、子育て、お金の本などから学べることはあります。
直接関係なさそうに見える本が、文章の切り口や提案の仕方、発信のヒントになることもあります。
異分野の本を読むには、好奇心も必要です。
本書では、好奇心について次のように書かれています。
好奇心は生まれつきのものなのかと言えば、私はそうは思わない。
好奇心は訓練によって育てることが可能だ。特に読書はそのトレーニングとして最適だ。本を選ぶ際に、あえて自分が無関心だったジャンルを手に取ってみるのもいい。
好奇心があるから本を読むのではなく、本を読むことで好奇心が育っていく。
そう考えると、普段なら選ばないジャンルの本にも手を伸ばしやすくなります。
たとえば、仕事に直接関係する本だけでなく、歴史、科学、心理学、教育、アートなど、少し違う分野の本を読んでみる。
すぐに役立つかどうかはわからなくても、後から思わぬ形で仕事や発信のヒントになることがあります。
読書は、知識を増やすだけでなく、興味の幅そのものを広げてくれるトレーニングなのだと思います。
6. 読書も人間関係も「広く浅く長く」
読書も人間関係も「狭く深く」より「広く浅く長く」
この考え方は、フリーランスとして働くうえでも大切だと感じます。
ひとつの会社に長く勤め続ける働き方にも、もちろん良さはあります。
ただ、フリーランス的な働き方で多くの人と関わることにも、大きな意味があります。
さまざまなクライアントや同業者、異業種の人と仕事をすることで、自分の中に入ってくる情報や機会も増えていきます。
短期的には不安定に感じることもありますが、長期的に見ると、多くの人と働くことがビジネスの機会を広げてくれるのではないかと、私は思います。
本書で紹介されている、社会学者マーク・グラノヴェッターの「弱い紐帯の強さ」という理論も参考になります。
この理論では、親しい友人や家族のような「強い紐帯」よりも、知人や同僚のような「弱い紐帯」のほうが、新しい情報や機会をもたらす可能性が高いとされています。
ビジネスで結果を出したいなら、あえて異分野や他業界の本にも触れておく。
そうすることで、今の仕事では見えなかった考え方や、別の切り口を取り入れやすくなります。
人とのつながりは大切ですが、誰かとつながることばかりを考えていると、自分の軸を見失ってしまうこともあります。
本書では、人間関係の土台として「孤独」の重要性にも触れられています。
矛盾しているようだが、私は「孤独」の重要性も伝えている。
なぜなら、人間関係の基本は「孤独」になれる能力が基礎にあるからだ。孤独が怖い人は、結局はまわりに合わせる人生になる。
会社に所属していると、良くも悪くも周りの空気に合わせる場面があります。
一方で、フリーランスは会社に縛られない分、自分で考え、自分で決める時間が増えます。
それは自由でもありますが、ときには孤独でもあります。
その孤独な時間があるからこそ、自分の考えを深められます。
周りに合わせるのではなく、自分がどう生きたいのか、どんな働き方をしたいのかを考えられる。
読書は、そんな孤独な時間を支えてくれるものでもあります。
7. 「本を読む人」になることから、読書習慣は始まる
読書を習慣にしたいと思っても、なかなか続かないことがあります。
時間がない。
集中力が続かない。
読み始めても途中で止まってしまう。
そう考えると、読書習慣は意志の強さだけで決まるものではないのかもしれません。
本書では、次のように書かれています。
本を読むから「本を読む人」になるのではなく、「本を読む人」になるから本を読めるようになる
私自身も、もともとは活字を読むのが大の苦手でした。
社会人になるまで、ビジネス書を読んだこともありません。
それでも、「本を読めるようになりたい」という気持ちはずっとありました。
そこでまず決めたのが、毎日5分でも読書をすることです。
最初から読書家になろうとしたわけではありません。
ただ、「自分は毎日少しでも本を読む人だ」と決めて、Kindleで空き時間に読むようにしました。
その小さな設定を続けていくうちに、少しずつ本を読むことが日常になっていきました。
今では毎年200冊以上の本を読めるようになり、noteでも書籍紹介記事を書くようになっています。
このあたりの詳しい話は、以下の記事でまとめていますので、読書を習慣にしたい方はぜひご覧ください。
また、本書では、読書体質になるためのアクションプランが22個紹介されています。
その中でも、私が特に共感したのが「朝読書で1日をスタートする」という考え方です。
朝の時間に少しでも本を読むと、その日を前向きに始めやすくなります。
たとえば、起きてすぐにスマホでSNSを見てしまうと、気づかないうちに他人の情報に気持ちが引っ張られることがあります。
一方で、朝に本を数ページ読むと、自分に必要な言葉や考え方から1日を始められます。
私自身も、読書習慣をつくるうえで、短い時間でも本を開くことを意識してきました。
朝読書は、忙しい人でも取り入れやすい読書習慣のひとつだと感じます。
本書では、このほかにも読書体質になるためのアクションプランが紹介されています。
読書習慣をつくりたい方や、次に読む一冊を見つけたい方は、ぜひ本書をチェックしてみてください。
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まとめ
『本を読む人はうまくいく』は、読書をただの趣味で終わらせず、仕事や人生にどう活かすかを考えさせてくれる一冊でした。
本書は、こんな人におすすめです。
読書習慣をつくりたい人
本を仕事や人生に活かしたい人
何を読めばいいかわからない人
フリーランスとして学び続けたい人
変化の大きい時代に、自分の選択肢を増やしたい人
読書は、最初から本が好きな人だけのものではありません。
私のように、もともと活字が苦手だった人でも、小さく始めれば少しずつ変えていけます。
まずは1日5分でも、本を開いてみる。
その小さな行動が、「本を読む人」になる第一歩です。
気になる方は、ぜひ『本を読む人はうまくいく』を読んでみてください!
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