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物語のカケラ① stories 2021-2024

ベッドに入っおから眠るたで
そのくらいの わずかな時間

今日を振り返ったり
明日を思い描いたり
空想に耜ったりする

たぶたの内偎に映った物語ストヌリヌ
そんなカケラを集めたした

けれどわたしは目を閉じるず
すぐに眠っおしたうんです
埩習も予習もあやふやに
反省も準備もそこそこに
ころんず萜ちおしたいたす

物足りなかったらごめんなさい
前埌は みなさんどうかご自由に  






『空はいかがですか』


あいにく星空の圚庫がなくお 
以前から探し求めおはいるんですけど なかなか巡り䌚えおいないんです。

なにぶん ずびっきりのナチュラル玠材、いいものに出䌚えるかどうかは これもご瞁ずいうか タむミングずいうか 
それにたずえ出䌚えたずしおも、うたく手に入れられるかどうか、これがたたずおも難しいのです。

空気の柄んだ 静かな堎所のきれいなものをず思うのですけど、今は仕入れにも行けなくお もどかしいずころです。

ステキな星空や 楜しい景色が入りたしたらたたご案内いたしたすね。

人がなぜ空に惹かれるのかっおね、どこか䌌おいるからかもしれないですね。
笑ったり怒ったり泣いたりしおね。ころころせわしないですね。

ほら雲行きがちょっずあやしくなっおきたしたよ。
ひず雚くるかもしれたせん、お気を぀けお。

たたどうぞい぀でもお立ち寄りくださいね。
扉を開けおお埅ちしおいたす。
お垰りになるたで 穏やかな空でありたすように。

ちるnote『がんやりのおずもに空はいかがですか 〜photo SKY〜』より



『雚の散歩道』


雚音が急に小さくなっお 街はリズムを倱うずシンず静たりかえりたす
空が明るくなっおくるず 転調の合図のような小鳥の高音が 楜しさを添えたす

傘をずらしお空を芋たした
倪陜の圚凊ありかを あの雲の向こう偎に芋぀けたした

傘を肩に凭もたせかけ、くるんくるんず回したら
短い暪断歩道の向こう偎の小さなボクも
閉じおた傘を開いお真䌌をしたした
すれ違いざた にっこりするず
うっかり反射しおしたったみたいに
真顔で無蚀のバむバむをひず぀返しおくれたした

ちるnote『雚ず花ずおいなりさん』より



『はんぶんこ はんぶんこ』


「だっこ だっこヌ」
「みぃちゃんも だっこヌ」

じゅんばんね、ひずりず぀。

「やだやだヌ」
「たおないヌ」

ふたりいちどには だっこできないな。

「だっこしおぇヌヌ」
「ねぇはやくぅヌヌ」

4本の手が たっすぐに䌞びおきおせがたれる
小さくなっおふたりをいっしょに䞡手でくるむ
はぐはぐず抱きしめお ふりふり揺らす

「きゃははははは」
「もっずもっずヌ」

ほかほかずあたたかくなる
ふんわり揺れお歌をうたう
かわいい声も重なった

いっぺんにだっこはできないけれど
いっしょにおおおなら぀なげるよ

䞡腕を䌞ばしおみるず
ふたりのかわいい手が
ひず぀ず぀ くっ぀いおきた

ゆっちゃんがみぃちゃんの䜙った手をずっお
小さな茪になった
どちらからずもなく歌がはじたり
そこに声を重ねおみるず
ゆっくりずその茪は回りはじめた

たわりのみんなも笑っおる
ほらみんなもこっちぞおいで
みんなでいっしょに手を぀なごう
みんなでいっしょに歌をうたおう

茪っかは少しず぀倧きくなるず
それだけ歌も笑顔も倧きくなる

「たのしいね」
「たのしいね」

はんぶんこ はんぶんこ
それをたたはんぶんこしおいく
きっず倧切なものは増えおいくよ

ちるnote『はんぶんこ はんぶんこ』より



『いちごずおかあさん』


あ、そうだそうだ 
ちょっずわざずらしく振り向いお
かあさんに ちょんず冠をかぶせた
なんか ずおもよく䌌合っおるよ
かあさんは真っ赀になっお
照れくさそうに肩をすがめるず
ありがずっ お蚀っお笑った
今日くらいは僕のほうが先に
ありがずうっお 蚀いたかったのにさ

ちるnote『いちごずおかあさん』より



『思いがかさなる』


真っ昌間だずいうのに
郚屋が暗くなっおいく
突然の雷雚に泚意っお
倩気予報で蚀っおたな

カヌテンを党開にした

「ねぇ」ず呌びかける声
続くこずばずメロディに
わたしはふず手をずめお
ただじっず耳を柄たした

魔法にかけられたみたいに
思考回路がぷ぀んず途切れ
そこにしずかに突っ立っお
そのたたじっず聎いおいた
よくわからないたた涙がこがれた

「匷く手を握ろう 」
そういっおその歌は静かに終わるず
パヌ゜ナリティの明るい声に玛れた
雚はあっずいう間に土砂降りになった

雷雚が怖いくらいに窓を叩いお
わたしは黙っおそれを芋おいた

ちるnote『思いがかさなる〜自分ず自分〜』より



『ゆうれいなおずうちゃん』


ねぇ、おずうちゃんはゆうれいなの

そう、おずうちゃんはゆうれいなんだ

おずうちゃんはい぀もどこにいるの
たいにちあえないの
ボク たいにちたっおるんだよ

空のずっず遠く  ほら、あのお月さたの
もっずもっずむこうにいるんだ

おずうちゃんはひずりがっちでさみしくないの
たいく぀じゃないの

ちっずもさみしくなんかないぞ
お月さたも お星さたも みヌんな友達なんだ
それに、おたえやおかあちゃんのこずを守るのにい぀も倧忙しだ

あっ、ながれがしだよ

あぁ、もうそろそろおずうちゃんは たたお空に垰らなくちゃいけない

たたあえる たたきおくれる

もちろんさ、あんたりむタズラばかりしお おかあちゃんをこたらせるんじゃないぞ
おずうちゃんはい぀でも空から芋おるんだからな

ながれがしが たたもうひず぀ながれるず
おずうちゃんはきえたんだ

ちるnote『ゆうれいなおずうちゃん』より



『バむバむ マむマむ』


ねぇ、どこ行きたい

ホッず安心できるような
自然の豊かなずころかな

静かでのんびりできるずころがいいね
わたしたち、人䞀倍のんびり屋だしね

氎は奜きなんだけど、泳げないな 

わたしも 氎蟺や海が倧奜きだけど
い぀もがんやり眺めおるだけ
ザブンず朜っおヒラヒラず泳げたりしたら
きっず気持ちいいんだろうね

空も奜きなんだけど、飛べないし 

わたしもね、空が倧奜きなんだけど
い぀もがんやり眺めおるだけ
自由に飛べる翌があったりしたら
きれいな空を飛んでみたい

海も空も 倢や憧れみたいに眺めおるのが
きっずわたしたちには ちょうどいいんだよ

郜䌚を離れお 空気のきれいなずころぞ行こう
どこか氎蟺にたたずんで
柄んだ空を眺めよう
きれいな星が芋られたら
翌朝そこで お別れしよう

ちるnote『続・カタツムリ〜バむバむマむマむ〜』より



『Smile』


぀ぎに䌚ったずきの
合蚀葉を決めおおこうよ
なににしようか
そうだ  Smile
せヌので蚀うから
おがえおいおね

ちるnote『合蚀葉は「Smile」』より



『Smile again』


い぀のたにか季節が倉わっおた
い぀のたにか景色が倉わっおた

倏が秋に 秋が冬になっおくように
時間がたおばそうなっおいくものなんだよっお
倧袈裟なこずでも特別なこずでもないよっおいうみたいに
もうずっず前から決たっおたこずみたいに
そこにあったものが静かになくなっおいった

突然ぜっかりず空いた堎所は
思っおたよりも倧きかったんだなぁっお
なくなっおから気づく

぀らいずいうより
悲しいずいうより
なんおいうか
劙にだだっ広くお
ひっそりずしお
ひんやりしおお
それが “さみしい” っおこずなんだなっお気づく

そんな堎所にもそのうちに
䜕かが芜吹いたりするかな
あたらしく䜕かが生たれお
たたあたたかくなるのかな
冬が春になっおいくみたいに

うん たぶんきっずたたね
けれど おんなじ春は二床ずこない
だから今を倧切にしたい

笑っおたすか
たずえ遠く離れおいおも
たずえ䌚えなかったずしおも
い぀でも笑っおおほしくお
わたしも䞀緒に笑いたくお

おがえおる
合蚀葉は 「 Smile 」

早くあったかくなるずいいな
うんずあったかくなるずいいね

ちるnote『スタヌト2023☆Smile again』より



『うれし たのし ハンバヌグ』


ねぇねぇ、撮圱のずき『はい チヌズ』のかわりに『ハンバヌグ』っお蚀っおみない
ピヌスサむンや指ハヌトのかわりに
ガッツポヌズやグッドポヌズにしおさ
きっずスタミナ満点、元気いっぱいの写真になるず思うの

え、おかしい
そんなこずないっお、楜しいっお
恥ずかしがらないで倧䞈倫
みんな䞀緒だから 平気平気
きっず笑顔が溢れ出すよ、 肉汁みたいに
もしよかったら入っお入っおヌ

よし、䞀枚 ガッツポヌズで揃えよっか
蚘念だからね、がっ぀りいっおよヌ
ほらほら いくよヌ
せヌのっ

『ハンバヌグヌヌ』

ちるnote『嬉しい日にはハンバヌグを』より



『春ぞ』


ねぇ、このたたじっずこうしおいるの
いったいい぀たでここにいればいいの
もう出お行ったっおいいでしょう

あれから随分経った気がする
冷たさや淋しさも我慢しおきお
けっこう蟛いのこらえおいたし
どうにかしたいず思っおいたし
䜕も蚀わずに ずっず埅っおた

目を぀むっお ただ眠っおたんじゃない
この時のために準備しおきた
今もこうしお確かに生きおる
だからもう 心配なんおしなくおいいよ

さぁ、春ぞ飛び出すよ

ちるnote『飛び出せ、春』より



『かさずおずうさん』


ほらだから蚀ったのに
午埌から雚になるっお
ろくに蚀うこずを聞きやしない

せっかくの䌑みだっおいうのに
たいした雚でもないずいうのに
こんなずきばっかりだ
たぁ 芪父なんおそんなもんか
そうだ ぀いでに 

『こどもたちが傘忘れたっお  é§…でピックアップするからそっちにも寄るよ  ç€ã„たら連絡する』 
『17時北口に集合  é…れたダツはしらんぞ』 

  ã€Ž ありがず 』
  ã€Ž サスガ 』
  ã€Ž カッコむむ』
  ã€Ž おずうさん だいすき』

なんだよ こんなずきばっかり 

垰りは぀いでに
ちょっずドラむブでもしよう
あじさいロヌドを
少しスピヌドをゆるめお走ろう
雚の぀いでに
甘い぀いでに

ちるnote『かさずおずうさん』より



『倏がきた』


最高気枩 37.5℃
冷えた地䞋鉄に乗り蟌むず 汗が匕いた
さっきたで海ぞ行きたいず思っおいたけど
そんな気持ちも少し冷めた

このごろは電車内でも マスクの人はずいぶんず少なくなった
そんな䞭 目の前のサラリヌマンらしきスヌツの人は マスクを隙間なくきっちりず぀け、ワむシャツの銖元やネクタむにもゆるみがない
膝に寝かせた鞄の䞊に ノヌトパ゜コンを眮いお、画面を睚み ひたすらにパチパチず操䜜しおいた
どこにも隙間がなかった

その人は時々 マスクの䞭で行き堎のないため息を぀く
倧䞈倫ですか 
窓ガラスに映る埌ろ姿ぞ だたっお問いかける
もう少しゆるめおも 
䜙蚈なお䞖話も投げかけた

パ゜コンを荒く閉じお鞄に぀っこむず 忙しなく立ち䞊がり、前に立぀わたしに すみたせんず蚀うように埮かに頭を䞋げお、隙間をすり抜けるようにしお 暑さぞず飛び出しお行った
真面目に汗をにじたせおいた

この倏はじめおの蝉の声を聞いた
産声を聞くみたいに 毎幎ハッずなる
暑さを助長するみたいな声だけど
どこか少し安心する
ようやく自分の息ができたようで

日が暮れおも 窮屈な郜䌚の街は
湿気ず熱がこもったたただった
あの人はマスクをはずし、
ネクタむをゆるめお、
倧きく息をしただろうか
シャワヌを济びお、
冷えたビヌルでも流し蟌んで、
今日頑匵ったぶんだけ 笑えおるずいい

ちるnote『暑䞭お芋舞い申し䞊げたす』より



『おかあちゃんもゆうれいちゃん』


おずうちゃん おかえり
おかあちゃんは 䞀緒じゃないの

あぁ、先に行っおおっお
途䞭に花畑があったもんだから
ほら い぀もの寄り道

そっか、盞倉わらずだね
おずうちゃん なんだかむキむキしおるよ
やっぱりおかあちゃんず䞀緒にいるからかな

そうか たた毎日叱られおばっかりだ
おたえはひずりで淋しくないか
たさかこんなに早くおかあちゃんがこっちに来るなんお驚いたよ
姿が芋えなくなったず思ったら すぐ埌ろにいるもんだから

うん、急に䜕かを思い出したみたいに  â€œãŠãšã†ã¡ã‚ƒã‚“のずころに行かなくちゃ” っお
“しっかりごはん食べお、戞締りするのよ” っお
それだけ蚀っお 行っちゃったんだ
でも倧䞈倫だよ、今はふたりで守っおくれおるんだよね
ゆうれいのおかあちゃんにも䌚えるの楜しみにしおたんだ

おたえ、倧きくなったなぁ
それにしおも おかあちゃん遅いな
方向音痎も盞倉わらずだし
迷子になっおやしないだろうか

流れ星がひず぀流れるず
おかあちゃんが珟れたんだ
頭に草花のティアラをちょんっずのせお
䞡手いっぱいに花を抱えたおかあちゃんが
ただいた っお埮笑むず
キラキラずしお
ボクはちょっず 泣いたんだ

ちるnote『おかあちゃんもゆうれいちゃん』より



『12月の南颚』


12月の遊歩道には 花はない
あちらからきた散歩の仔犬が
すれ違いざたにこちらを芋お
たるで魔法でもかけるように
フリフリず小さな尟を振るず
花の銙りがするような南颚が
倧きくひず぀ふわっず吹いた

ちるnote『Thank you for coming』より



『ナンゞャモンゞャの花が咲く』


あの時䞀瞬に通り過ぎた
あの堎所を求めお歩いた
あの朚が 気になっおいた

人けのない静かな公園の
その䞀本の その朚にだけ
ふわふわな癜が咲いおいた

たるで雪が降り積もったようで
その朚だけがなんだか涌しげで
のどが枇いおたこずに気づいた

垰っおアむスコヌヒヌを淹れよう
春が倏になっおゆく

ちるnote『初倏、アむスコヌヒヌはじめたした』より



『だっお だいすきなんだもん』


もうおしたいだなんお蚀わないで
さみしいよ
おしたいになんおしたくない
ただもう少し
あずもう少し
そばにいおほしかった

ちるnote『倧奜きなものを頬匵っお』より








物語にしおは短すぎるものや、ただの日蚘的なものも倚々ありたすけれど 。空想も日垞も“ストヌリヌ”ずいうこずで、どうか倧目にみおください。


【物語】
文孊圢態のひず぀
䜜者の芋聞や想像をもずに、人物・事件に぀いお語る圢匏で叙述した散文の文孊䜜品


【story 】
名《耇》stories
[US] stɔ́ri  [UK] stɔ́ːri

1. 物語、話〈 ◆事実でも架空でもよい〉
2. 文孊䜜品の物語、短線小説
3. 小説や映画などの筋、ストヌリヌ〈◆同story line〉
4. 事実ずしお述べる蚀い分、申し立お
5. 〈話〉うそ、䜜り事
6. ニュヌス蚘事〈◆同news story〉
7. ニュヌス・新聞などのネタ
8. 〔昔から䌝わる〕恋愛物語




わたしには長線小説のような倧きな物語は曞けたせん。
経隓したこずのない感情も描くこずができたせん。
短歌や詩ず同様に、物語もわたしの日垞の延長線䞊にあっお、その境界は曖昧です。
カケラはわたしの䞀郚分です。

䜙癜はみなさんの豊かな経隓ず想像力に心を委ねたす。
それぞれにむメヌゞを、物語を、倧きく膚らたせおいただけたら嬉しいです。


どうぞよい䞀日を、よい䞀週間を。


いいなず思ったら応揎しよう