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いちごとおかあさん

    ちる

    あ、そうだそうだ…
    ちょっとわざとらしく振り向いて
    かあさんに ちょんと冠をかぶせた
    なんか とてもよく似合ってるよ
    かあさんは真っ赤になって
    照れくさそうに肩をすぼめると
    ありがとっ て言って笑った
    今日くらいは僕のほうが先に
    ありがとうって 言いたかったのにさ


    ***

    “ 母 ” という文字のなりたちは
    両手で子を抱きかかえるさま、とも
    子にお乳を与えるさま、ともいわれています

    “ 苺 ” という文字
    ほら、そんなお母さんがすてきな草冠をかぶっています

    次々と赤を実らせてゆくいちご
    真っ赤になったツヤツヤのいちごには
    笑顔がこぼれてしまいますね

    いちごは好きですか
    お母さんは好きですか

    *

    いちごは小さな白い花を咲かせます
    いちごにも、花言葉があるのをご存知ですか

    『 尊敬と愛情 』
    『 幸福な家庭 』
    『 先見の明 』

    どことなく 母というイメージにも通じるようなかんじ…

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    本来のいちごの旬は、春から初夏にかけてのちょうど今頃の時期
    けれど、ハウス栽培が主流になって 最近ではスーパーに流通するのは11月から5月ごろまで
    もうそろそろ終わりだなぁ…という印象ですね

    園芸学的には、いちごは野菜に属します
    木の実が果物、草の実は野菜とされています

    いちごは ビタミンCやポリフェノールがとても豊富で お肌や目にも良いそうで
    小さめなら10粒ほど、大きめなら5〜6粒で一日のビタミンC摂取推奨量に達します

    ビタミンはたくさん摂取したとしても、必要量を超えたぶんは体外に排出されてしまうので、少しずつこまめに摂り入れるほうが栄養的にはベター


    ビタミンCは水溶性なので、ヘタつきのままでサッと洗って、優しく水気をふき取ってからヘタを取るのが 栄養も美味しさも逃さないポイントです

    いちごは先端の方から熟し 糖分が蓄積されるので
    ヘタのほうよりも 先端のほうがより甘いのですね

    赤いいちご、かわいいですよねー
    甘いいちご、おいしいですよねー
    まるごとたべたい
    もっとたべたい
    いちごだいすき


    *

    母の日ですね

    わたしたちはみんな お母さんから生まれてきました

    子を身ごもり、生み、育てる母
    たとえいくつになったって
    母は母で 子は子なのですね
    母と子はやっぱりちょっと特別な関係です

    母は いつまでも心配している
    母は いつまでも見守っている
    母は いつまでも子の幸せを願っている

    大きくなったわたしたちは、それと同じような気持ちを そっとお返しできたらと思います

    命を大切にすること、元気でいること
    まずはそれが何よりの親孝行ですね

    今日は がんばってきたお母さんに とびっきりの冠をそっとかぶせて
    赤くなったところを 思い描いてみたりなんかして

    元気に過ごせますように
    どうぞよい一日を、よい一週間を


    おおざっぱな母↓


    おちゃめな母↓


    コワすぎた母↓





    #72.   『 母 』

    ⭐︎繊細なカケラを見つけようとするどんぶり勘定の母の裸眼

    ⭐︎だれよりも十月とつきよけいに抱いだきおり 母のみぞ知る重さありけり

          ー ちる ー

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    赤い部分は “茎” の先端が発達したもので
    花の付け根(花床・花托)なのです
    表面のツブツブひとつひとつが果実で
    さらにその中に種があるんですよ
    冠がよく似合ってて… かわいい^^



     
     
     

    ちる

     
     
    エッセイと短歌、時々 詩や物語。 写真も合わせてお楽しみください。 いつか自分の言葉を集めて形にしたい。 空、月、星、花、鳥、水… 自然が好き、自由が好きです。

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