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授業メモ|しんどかったので、ちょっと変えた話①|立ち位置編

    教壇に立っていると、正直しんどくなるときが多くなりました。

    視線が集まる。生徒の様子が全部目に入る。
    何か起きるたびに対応しなければならない気がする。
    授業が終わったあと、内容よりも「場を保った」ことに消耗している感覚がありました。

    今年は、試しに立ち位置を変えてみました。

    教卓ではなく、教室の入口付近からスライドを操作する形です。
    生徒と正面から向き合うのではなく、少し距離を取った配置。
    たったそれだけのことですが、体感がかなり変わりました。


    正面に立っていると、教師も生徒も「見られている」状態になります。

    教師側は常に視線を受け続け、生徒側は常に評価される位置に置かれる。
    この構図が、じわじわと双方の負担になっている気がします。

    少し位置をずらすと、その圧が抜けます。
    視線の先がスライドや黒板という「共通の対象」になるので、
    「教師vs生徒」から「一緒に授業を受けている」感覚に近くなる。

    面談なんかでも、横に並んで話すと少し楽になることがありますが、
    それと近い感じかもしれません。

    人は向き合い方によって関係性を無意識に読み取る、とも言われるようですから。


    実際に立ち位置を変えてみた授業では、生徒も最後まで集中を切らさず、内容にちゃんと向き合っていました。

    もちろん、立ち位置だけが理由とは言い切れません。
    ただ、少なくとも「圧を抜く」ことは機能していた気がします。

    教師がずっと正面に立ち続けなくても、授業は回ります。
    むしろ、流れを整えながら横から回していく形の方が、
    教室の空気が柔らかくなる場面がある。


    あなたは授業中、どこに立っていますか。

    教卓の前に固定されていませんか。
    それが「授業らしい形」だと思って、無意識に選んでいませんか。

    位置を変えるだけで、
    教室の空気が少し変わるかもしれません。
    そして、自分の消耗も少し減るかもしれません。




     
     
     
    高校の社会科教員。AIを使って、授業づくりやテスト作成を少し軽くする方法を試しています。目指すのは、すごい授業より、先生がすり減らずに回せる授業。実業高校での授業実践と、学校現場で考えたことを書いています。

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