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恋愛・結婚における履修科目とは【漫画xユル社会学】第10話

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    恋愛に理論を持ち込みすぎると「打算」と呼ぶ風潮があります。恋愛にロマンを求め、運命の相手が現れたら自然とうまくいくはずという風潮も、洋の東西を問わず存在します。

    しかし他の人間関係と同じように、恋愛も相性だけが決め手とは言えず。学ぶべきことがあるのではないでしょうか。

    仕事は昨今では転職が可能ですが、結婚のやり直しはそれに比べて難しく、また社会人生活よりも結婚生活が長くなることも少なくありません。
    にも拘わらず、就職のための勉強は推奨されているのに、結婚の前段階である恋愛を学べる機会は多いとは言えないのが現状です。

    Premarital Education(婚前教育)

    1970年代以降、離婚率の増加に伴い、教会(宗教団体)や専門のカウンセラー、医師などが婚前教育プログラムを提供するようになりました。

    婚前教育の内容は提供する団体により異なりますが、
    ・自己理解
    ・パートナーの選び方
    ・コミュニケーション
    ・葛藤や期待のコントロール
    ・家計管理
    ・セクシュアリティ
    ・子育て
    など、多岐にわたる知識とスキルを学べるプログラムがあります。こうやってみると、結婚に大切なスキルってたくさんありますね。

    この効果ですが、今のところ複数の研究によって夫婦の関係の質を向上するのに役立っていという結果が出ています。

    現在のアメリカでは、政府レベルでの婚前教育の推進が行われています。
    一部の州では、結婚前教育を受けたカップルに対して結婚ライセンス料を割り引くなどの政策的インセンティブを設けています。

    参考:Evaluating the effectiveness of premarital prevention programs: A meta-analytic review of outcome research. Carroll, J. S., & Doherty, W. J. (2003)


    今後は日本でも「結婚前に」あるいは「恋愛前に」勉強を、という時代が来るかもしれません。

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    男女関係のナゾを社会構造の視点から理解するため、海外の論文や社会学理論を「笑える漫画」へと翻訳して発信中。「じゃあどうすればよかったの?」の問いに海外の取り組みなども紹介しています。 ストーリー漫画『サステナブルなふたり』を公開中(全15話?予定)。

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