芋出し画像

【たんがの肉仮説で考える文䜓論】人間の思考はどういう構造を持ち、文章にどう珟れるのか

剜窃ず、悲哀

぀い先日のこずなのですが、
ずあるnote蚘事を拝芋し、ずある発芋のようなものをしおしたいたした。

わたくしは、どちらかずいうず、構造マニア掟、
これはきっず、「自分もそうだ」ず同意しおいただけるかたも倚いずおもうのですが、
小説でも、゚ッセむでも、
読むずきは、「䜓で読む」ずいうか、
ストヌリヌ以䞊に、
読んでいる時に身䜓に入っおくる「リズム」みたいなのを楜しんでいたりもするわけです。

おそらく䞀般で蚀われるずころの「文䜓」ずいうこずばには、
その「リズム」も含たれおいるのでしょう、ず、かんがえおいたす。

で、

たあ、぀い先日のこずなのですが、
ずある蚘事をよみ、
「おや」
ずおもったわけです。
「これはなにかに䌌おいるぞ」ず。

結論を、わるいこずばで蚀うず、
「パクっおんじゃねヌのかな」ず、おもっおしたったわけです。
念のため申し䞊げおおきたすず、
自分の蚘事ではありたせん。
ずあるかたの蚘事ず、別のかたの蚘事が酷䌌しおいた、ずいう話。

いや、思いこみではないか、ず考えたわたくしは、
AIにご盞談申し䞊げたした。

「この゚ッセむAず、この゚ッセむBは、わたくしから芋るず、構造・骚組みが、トレヌスしたように同じである。しかし、これはわたくしの思い違いである可胜性もあるので、AIよ、あなたの分析を聎かせたもれ」

で、AIっおのは、やはり、
構造が倧奜物ですから、
文章の内容ではなく、文章が「どう䜜られおいるか」を順番に、
残酷なたでに分解しおいくこずができる。
「かしこたり」
暇人かっおくらい、すぐに身を乗り出し、すかさず分析しおくれたした。

こんなこずをしたした。
☆ 䞡方の蚘事を「語句」ではなく「構造」で比范する。
☆ ã€ŒåŒã˜èš€è‘‰ã€ã§ã¯ãªãã€ŒåŒã˜åœ¹å‰²ã®èš€è‘‰ã€ã‚’探す。
☆ ã€ŒäŒŒãŠã„る郚分」だけでなく、「消えおいる郚分」も芋る。
☆ å††ç’°æ§‹é€ ã®ç€åœ°ç‚¹ã‚’比范する。
☆ 事実䞊の違和感は、補助材料ずしお芋る。

するず、
She said,
AIは、こんなこずを蚀いたした。

特定を避けるため、䌏字郚分を぀くりたした。

で、
しかし、
゚ッセむなんお、圢匏が䌌るのはふ぀うのこずではないのか、
ずいう疑問も持ちたしたので、
そこを確認したずころ、

断定は犁物ですが、
He said,
AIは、こう蚀った。

ゞャンルが同じこずず、蚭蚈の順番が同じこずは別です。

GPT-5.6

確かに、この倧枠自䜓はよくある゚ッセむの圢匏です。
だから、構造が䌌おいるだけで暡倣やAI利甚を刀断するこずはできたせん。
ただ今回泚目しおいるのは倧枠ではなく、各段萜の圹割ずその配眮です。
題材や語圙を倉えおも、同じ䜍眮に同じ機胜の芁玠が残っおいる。この「察応の现かさ」が、単なる定型以䞊に気になる、ずいう話です。

GPT-5.6

なるほどね、っおこずで。

「おたわりさヌん、こい぀です」

を行いたい
わけではないので、これ以䞊のフカボリは避け、
借りパク講座を開催したいわけでもありたせんので、

「お勉匷になりたした、ありがずう人工知胜」
っおこずで、チャットは閉じ。

こころに残るのは悲哀。

(もしも剜窃が事実であったなら、)
䜕のために䜿っおいるのかな、
ここたでしお読たれたいのかしら。尊敬をあ぀めたいのだろうか。

なぜ
それはなぜ

文䜓っおなんだろう。

パクリず決たったわけではございたせんが、

今回の堎合は、
元ネタにされたのではないかずいう蚘事の曞き手が、
すでにその文章に、曞き手固有の呚波数を反映する熟緎だったので、

それをそっくりそのたた持っおきおしたったがために、
決たったわけではございたせんが、
なおさらわかりやすかったずいうずころがあるかもしれたせん。

逆にかんがえれば、
぀たり文䜓っおいうのは、そういう「刻印」みたいな仕事をするのでありたしょう。

AIは文章を分解でき、構造もリズムも、段萜の圹割も暡倣できたすが、
文䜓ずいうのは、単なる「曞きかた」ではなく、
そのひずが長い時間をかけお身に぀けた、「歩きかた」「人柄」みたいなものだずおもいたす。

「文䜓リズム」には、そのひずの「思想」ず呌ばれるものがにじみ出お、
そしおわたしたちは、その「文」ごしに、そのひずの「思想」を読み取っおいる。
うたいずかぞたずか、そういう話ではない。
『きけ わだ぀みのこえ』などを読むず、
たどたどしい文にも「思想」が存圚しうるこずがわかりたす。

文䜓・構造に「その人の個性」が確立しおいればいるほど、
その暡倣にも、元の曞き手が持っおいた癖がくっきりず移怍されうるようにおもいたす。
䌌合わぬ服を着るず、「䌌合わない」が、せり出おしたう。
その違和感は、人間の身䜓感芚で察知するこずが可胜。

で、
文䜓がそのひずの「歩きかた」であるならば、
それを「借りパク」する偎の、なにをも増やしたりはしないかもしれたせん。
むしろ「自分はなにも増やしおいない」のに、時間だけは過ぎおいくので、
「増やしおない」が、环蚈加算、
その貞借察照衚には、
「文䜓ぞの非尜力」ずいう借金・負債が、増えおいく可胜性、あるかもね、

ずいうこずを知りたした。

結局、
元蚘事の「匷さ」が結果的に蚌明された、

ずいう結論で終わったおはなしです。

䌚瀟の䟡倀はあがらないの図。

【仮説】たんがの肉理論

これはわたくしの䞀個人ずしおの意芋なので、ハナシ半分にお聞きいただければよいのですが、

「たんがの肉理論」ずいうものが、自分の䞭にありたす。
「これはたんがの肉かどうか」を刀断する「反応」です。

たんがの肉っおいうのは、
たんなかにぶっずい骚があっお、
そのたわりに肉の塊が぀いおいる、あれです。
芋た瞬間に「肉」ずわかる。
しかも、骚から肉がきれいに倖れるから食べやすい。
どこたで食べれば「食べ終わり」なのかも明確です。

むンタヌネットで評䟡を埗やすい小説や゚ッセむで倚くある
ような気がする
のはこのかたちで、
たずえば、

「承認欲求に぀いお曞く」
   ↓
承認欲求の匷い人物を出す
   ↓
その人物が承認欲求ゆえに倱敗する
   ↓
「承認欲求ずはこういうものだ」ず回収する

ずいう流れがパッケヌゞ化されおいる。

「ああ、これは承認欲求に぀いおの話だった」
読み手は、その意味を、かなりきれいに骚から倖せたす。
満足もする。
ラむクもぜちっず抌せたす。

䜜品を、あらすじにしやすいのもこのタむプです。

チキンレッグ型

たんがの肉に盞察する圢で、
「チキンレッグ型」ずいうものがあり、

こっちは、
食べ終わったず思っおも、

「ここに、ただ肉が぀いおいそうだ」
「軟骚も食べられるんじゃないか」
「骚にただ、うたそうなのがくっ぀いおるぞ」
「これ、きれいに食べられる人なんおいるんだろか」

食べ終わりがわからない。
なんどでも戻っおきおしたう。
そしお抂しお、こういうものは、あらすじにしにくい。

有名な小説だず、
カフカの『倉身』は、ザムザっおいう男が虫になった話です。
ヘミングりェむの『老人ず海』は老人が海に釣りに行く話です。
これが䞊蚘の小説の「あらすじ」。

しかし、このあらすじだけだず、
小説内のたいぞん重芁なずころを取り逃がしおしたうこずになりたすので、

じゃあもっずあらすじを説明しようじゃないか、ずいうこずで、

「ザムザっお男がいたんだけど、ある朝起きたら虫になっおいおね、
そしお家族は、困っおしたうわけ」

なん぀っお、話し始めたすが、きりがない。
しかも、詳しく話せば話すほど、謎は増えおいく。

「ある朝起きたら虫になっおいおね」
「え なんで」

「ザムザは、䌚瀟に遅刻するこずを心配するんだよ」
「心配するの、そこ」

あらすじだけではわからないこずが倚すぎる。
本線にもはっきり曞かれおいるわけではない。

「いや、くわしいこずはわからないのだが」

ずこたえるしかない。

そしお最終的には、「もう、自分で読んでよ」ずいうこずになる。

ただし、「チキンレッグ型難解な䜜品」ずいうわけではないのです。

『老人ず海』なんお、倱瀌ながら、文章そのものはかなり明快。

「老人が魚を釣った」
「しかしその魚が鮫に食われた」
「垰っおきた」

ずいう話です。
ここがレッグの骚郚分なわけですが、

しかしその骚、「単線の本筋」のたわりに、
さたざたな出来事や事情がからたりあっおいる。

あらすじだけ説明するず、
「結局はなにも釣れなかったこずになる」わけですが、
じゃあ「なんにもなかったこずになるのか」ずいうず、
そういうわけではない。

骚にくっ぀いたさたざたな出来事や事情、
それらは骚から倖しやすいずころもあり、どうしおも剥がれない郚分もあり、
すべおの゚ピ゜ヌドが、和音になっお、読者のなかに響きたす。

そしおたた、その響き、残響は、

「なんか、もやもやする」の堎合もあれば、「刺さった」もあり、

読者によっおも違うわけです。

だから、
「もう、自分で読んでよ」になる。

たんがの肉ず、チキンレッグ型ず、
どちらがいいか、優れおいるか、ずいう話ではなく、

䜜品が䜏んでいる囜が違うずいうこずなのかもしれたせん。

で、
個人的に、
「このかたはチキンレッグをお曞きになる」ずおもう曞き手のかたを、
ご玹介したいんですが、

念のため申し䞊げおおきたすず、
これはnoteでずきどき芋かける、「ペむなんずか」みたいなアレではありたせんっお蚀ったら怒られちゃうかもしれたせんが、

アレではありたせん。

チキンレッグ型のひずびず
※個人の感想です。

実はほかにも発芋しおいるのですが、
勝手にご玹介しおもきっず怒らないだろうずいう皋床に、これたでやりずりのあるかたのみで、今回は、やりたす。

☆ 【螺旋掟】のひよさるちゃん

ひよさるちゃんは、問いを掘り䞋げおいくずきに、
ぶ぀けたす。
問いに問いをぶ぀けお、問いを粟密化しおいく。
ぶ぀けるたび、同じ問いに䜕床も戻るのに、読者には、戻るたびに高さが倉わっおいるように芋えるのです。

☆ 【入れ子掟】のであぐるがんさん

であぐるがんさんは、ご自身もおっしゃられおいる通り、入れ子構造掟。
異なる察象の䞭に同型の構造を芋぀け、その䞭にもたた同型をみ぀けるずいう、「鷹の目」をも぀文章だずいう印象です。
䞊空から、オトンが゚アコンを぀けないこずたで心配する鷹の目。

☆ 【関数掟】の歊智倫倪郎先生

歊智先生の文章を読んでいるず、
入力された条件を、膚倧な知識を぀かい、延々ず粟密に蚈算しおいく、
「サクサクサクサク 」
その音が聞こえる
ようなかんじがしたす。
隙がない。こわい。
けど、こわくない。

勝手なこず蚀っちゃっお、皆さたすみたせん。


かように、
他者の思考の増殖や広がりに぀いお、勝手に考えおいたずき、
わたくしの思考も増殖し、
ちょうど去幎の倏に぀くった、
SUNO歌が、ふず頭に浮かんだのでした。

善にも灜厄にもなる虫。
迊矅求矅虫Karakura Bug

善意を増やそう、ずいう歌ではありたせん。

増えるものっお倚いよね、゚ントロピヌだよね、ずいう歌です。

噂・炎䞊・䞍安・感染・共感 。

増えるずいう珟象そのものは䞭立ですが、
䜕をのせるかによっお善にも灜厄にもなりたす。
しかも、最初の姿が、最埌たで同じずはかぎらない。

「䞀緒に」が、同調圧力になっおしたい、
それが真綿で締めるようなこずもあるわけですが、

なにが苊しいかずいうず、
同調は、そのシンプルな構造ゆえ、
遞別機胜や、逆らいにくくなる空気を぀くりかねないから。

ほんの80幎前には、「䞀億玉砕」ずいうこずばすら、実際に存圚し、流通しおいたした。

そのため、空気を぀くる偎、燃料を投入し、レバレッゞずしお運甚する偎には、それなりの責任が䌎うわけですが、

増殖回路から䞀歩倖に出お、増殖そのものを鷹の目で眺めるずいう自由も、
珟代のわたしたちが手にした自由です。

飲み蟌たれるも自由。距離を眮くも自由。

「その増殖、䜕のために䜿おうずしおるか、芋おようぜ」

も、自由。

そういった芖点を瀺唆するのが、

迊矅求矅虫Karakura Bugずいう歌でございたす。

きみは
からくらむし しっずるか
からくらむし からくらむし

からくらむし
颚に乗りやっおくる
目に芋えない小さき虫
からくらむし
颚を受けでかくなる
からくらむし
巚倧化し すべお のみこむ

Karakura bug
Rides the wind,
It comes to you.
Invisible,
A tiny little bug— Karakura bug.
Catching the breeze,
It grows enormous.
Karakura bug,
Becomes gigantic,
Devours everything whole.

きみは
からくらむし しっおるか
からくらむし
からくらむし
なんじゃ そりゃ
颚が吹くずはどの颚か

Karakura bug
Expands in ratios,
Rumors, flames of fire,
Anxiety, infection—
All these things
Are the work of the Karakura bug.
Karakura bug—
Empathy, imagination,
Pay it forward.

からくらむし颚に乗る

Karakura bug flies through the sky,
Loving people,
Spreading joy,
Beautiful music.

からくらむし 空を飛ぶ
人 愛し
喜び 䌝え
矎しい 音楜

からくらむし ずばせ
からくらむし ずばせ
からくらむし
からくらむし
からくら からくら


短線小説「゚モヌショナル怪人 ゚モ山」

いいなず思ったら応揎しよう