
「ちゃんと説明した」はずなのに、半分できていなかった⁉
📄 幼稚園教諭1年目。折り紙で撃沈しました🤣
3月まで、私は短大生でした。
それが4月になった途端――
「先生〜!」と呼ばれるようになりました。
ものすごい違和感🤣
だって、社会人1年目です。
子育て経験なんて、もちろんありません。
自分より年上のお母さんたちから、
「先生〜」と呼ばれるたびに、
いやいやいや。
子育てのこと、私よりお母さんたちの方が知っていませんか〜?🤣
と、本気で思っていました(笑)。
ところが、なぜかお母さんたちからは、
「新人の先生には見えない」
「3〜4年くらいやってる先生かと思ってたぁ~」
と言われる。
えええええええええええええ!?🤣
私、3月まで短大生ですけど(笑)。
ただ、ひとつだけ。
子どもと遊ぶことは大好きでした。
お母さんたちからも、
「誰よりも子どもみたいに元気に遊んでいる先生」
と思われていたようです🤣
そんな新人先生だった私。
もちろん、何でもできたわけではありません。
ある日――
折り紙で、見事に撃沈します🤣
✨「よ〜し、完璧!」
当時、私が受け持っていたのは年長児。
40人ほどの子どもたちがいました。
ある日、みんなで折り紙をすることにしました。
私が前に立って、
「ここをこう折ってね」
「次はここ」
と、一つずつ説明していきます。
子どもたちも折っている。
時間内にも終わった。
私としては、
「よ〜し、完璧✨」
だったんです。
……何が完璧だったのか🤣
できあがった子どもたちの折り紙を見てみると、
半分くらい、違う😱
同じ説明をしたはずなのに。
半分の子はできている。
でも、半分の子はできていない。
えっ……。
なんで?😱
😱「どうするの?これ」
そして主任の先生から、
「どうするの?これ」
「何とかしなさいよ‼」
と言われました。
職員室でも怒られる。
新人の私、
撃沈です🤣
でも、そのとき私は、
「ちゃんと話を聞いてなかったからでしょ」
とは思わなかったんです。
だって、半分の子どもはできている。
半分の子どもはできていない。
年長児で、その折り紙をするための土台もある子どもたちです。
だったら……
子どもじゃない。
私の教え方。
私に、みんなへ伝えるテクニックが足りないんだ。
そう思いました。
📖「折り紙の本みたいにすればいいんじゃない?」
じゃあ、どうする?
……といっても、
ものすごく悩んで試行錯誤したわけではありません🤣
私はもともと折り紙が好きで、
折り紙の本を見ながら、いろいろ作ることも好きでした。
だから、
「折り紙の本みたいにすればいいんじゃない?」
と思ったんです。
たぶん、それくらい(笑)。
折り紙の本って、
最初はここを折る。
次はこうする。
今度はこっち。
と、順番が目で見て分かります。
そこで私も、
折り紙を一工程ずつ実際に折って、
「① ここまで」
「② 次はここまで」
「③ その次はこれ」
と分かるように、黒い台紙に順番に貼っていきました。
色も変えて、できるだけ見やすく。
ことばで説明するだけではなく、
見たら分かるものを足してみたんです。
👏 もう一回、やってみた
そして後日。
同じ折り紙に、もう一度挑戦しました。
もちろん、私も説明します。
でも今度は、
折る順番が見える台紙もある。
「次、どうするんだっけ?」
となったら、見れば分かる。
すると――
全員できた。
そして、子どもたちから自然に、
拍手👏👏👏
が起こりました。
私も、
「やったー!良かったぁ〜💕」です🤣
「これで、ひとまず安心〜!」
子どもたちと一緒になって、大喜びしました。
あのときの拍手の光景は、今でも覚えています。
🌱 足りないなら、何かで補えばいい
当時の私は、
「これは視覚支援です」なんて考えていません。
そんな立派なことじゃない🤣
ただ、
同じように説明したのに、半分にしか伝わらなかった。
だったら、
子どもたちを責めるんじゃなくて、
私に足りないものを、何かで補えばいい。
そう思っただけでした。
ことばだけで足りないなら、見て分かるものを足してみる。
自分のテクニックが足りないなら、道具に助けてもらう。
そうしたら、今度は全員に伝わった。
この経験から私は、
「自分に足りないものやことは、何かで補えばいいんだ」
と思うようになりました。
😊「伝えた」と「伝わった」は、同じじゃない
あれから、ずいぶん時間が経ちました。
今振り返ると、
幼稚園教諭1年目のあの折り紙事件で、
私は一つ大事なことを教えてもらったんだと思います。
先生が、
「ちゃんと説明しました」と言えることと、
子どもに、
「ちゃんと伝わった」ことは、同じじゃない。
伝わらなかったときに、
「ちゃんと聞いて」
「さっき説明したでしょ」で終わらせるのではなく、
じゃあ、どうしたらこの子に伝わる?
ことば?
見せる?
一緒にやる?
何か道具を使う?
自分に足りないなら、何かを足せばいい。
あの頃の私は、そんなふうにきれいに言葉にしていたわけではありません。
ただ、
「折り紙の本みたいにしよ〜うっと」
くらいでした🤣
でも、今も私が大切にしている、
「伝わらないなら、伝わる方法を考える」という考え方。
もしかしたら、その原点の一つは、
新人先生だった私が見事に撃沈した、
あの日の折り紙だったのかもしれません😊
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
🔗 この話につながる記事
幼稚園教諭1年目。
私は、
「ちゃんと説明した!」と思っていました🤣
でも、
できあがった折り紙を見てみたら……
半分くらい違う😱
あの時に気づいた、
「伝えた」と「伝わった」は違う。
この考えは、今の発達支援でもずっと大切にしています。
では今、
子どもに何かを伝える時、
私はどんなことを見ているのか。
ことばだけではなく、
写真。
実物。
見本。
環境。
そして、
今、この子に届く状態なのか?
そんなことを書いた記事です🌱
▶ 「言ったのに」は、本当に伝わってる?
そして……
この頃の私は、
説明の仕方だけではなく、
普段の子ども達への声かけも、
今振り返るとなかなかでした🤣
自分の保育を録音してみたら、
出てくる。
出てくる。
「〜しなさい」🤣
子どもを変える方法を考える前に、
「私の関わりはどうなんだろう?」
と、大人である自分を見る。
今の私につながっている、もうひとつの失敗談です🤣
▶ 自分の保育を録音したら、「〜しなさい」だらけだった🤣
😊 中岡由喜枝という人を、もう少し読む
今の私は、
子どもの姿を見ると、
「???」
「なんでだろう?」
「この子の場合は?」と考えます。
でも、最初からそうだったわけではありません🤣
失敗して。
子ども達に教えてもらって。
学んで。
また現場で試して。
そんな積み重ねが、今の私につながっています。
幼稚園教諭時代の話や、現場での失敗、学び、人生の記事をまとめています😊
▶ 😊 中岡由喜枝という人|現場・学び・人生
🌻 あの日の「伝わらなかった」が、今の療育につながっています
幼稚園教諭1年目。
「ちゃんと説明した」と思っていたのに、
子どもたちには半分しか伝わっていなかった🤣
あの日からずっと、
「私は伝えた」ではなく、
「この子には、どう伝わった?」
を見ることを大切にしてきました。
今、私が子どもたちと関わっている
児童デイサービスあっぷっぷでも、その考え方は変わりません。
ことばで伝える。
見本を見せる。
写真や絵を使う。
実物を見せる。
方法を先に決めるのではなく、
「この子には、どうしたら伝わる?」から考える。
幼稚園教諭だったころ、子どもたちから教えてもらったことが、
今の療育にもつながっています😊
📍児童デイサービス あっぷっぷ