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「本当に人工肛門になるんだ」手術前日の実感

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入院して、術前の説明を受けた。手術は思っていたよりも大掛かりで、お腹側とお尻側、両方から同時に進める大きな手術になるとのことだった。

そして手術後は、一時的に人工肛門(ストーマ)で生活することになる。

「本当に人工肛門になるんだ」

手術前日、ストーマの位置決めがあった。お腹に黒いペンで印をつけられただけで、作業自体はあっけないほどすぐに終わった。

けれど、病室でひとりになったとき、急に涙が出てきた。ああ、本当に人工肛門になるんだ、身体に傷がつくんだ、と急に実感して、悲しくなった。

手術のことも、急に怖くなってきた。元彼に、「怖い」とLINEをした。

「大丈夫だよ、頑張るんだよ」

そう返事が来た。何の根拠もない「大丈夫」だったけれど、それだけで少し安心して、いつもの自分に戻れた。

手術当日

翌日、手術当日を迎えた。前日に泣いたせいか、思ったより落ち着いて準備できた。

手術室へ向かう間、少し緊張していたけれど、ドラマで見るような手術室や手洗い場に、興味津々になっている自分もいた。「広いですね」なんて、スタッフの人と話す余裕もあった。

麻酔科の先生が来て、マスクをつけられた。
「眠くなりますよ、深呼吸してください」

2回ほど深呼吸したところで、意識がなくなった。

次に気づいたのは、「手術終わりましたよ」という声だった。

それから、痛みと眠気が交互にやってきて、なかなかはっきりと目が覚めなかった。

目が覚めてからは、とにかく痛かった。寝返りひとつ打つのに手伝ってもらうなんて、思ってもいなかった。手術のことを、正直甘くみていたなと思った。

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