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パウチ交換だけでぐったり。それでもストーマは日常になった

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    初めてパウチをつけた自分の身体を見たら、泣くだろうなと思っていた。でも実際に見てみると、拍子抜けするくらい、なんとも思わなかった。

    退院してからの生活で、最初につまずいたのはパウチ交換だった。

    粘着剤の残りがなかなか取れず、悪戦苦闘しているうちに、交換するだけでぐったり疲れてしまう。慣れない作業に、毎回時間がかかった。

    そのうち、剥離剤というものがあることを知った。ガーゼに浸して拭き取ると、それまでよりずっと早く、きれいに剥がせるようになった。交換にかかる時間も短くなった。

    失敗もあった。お風呂に入るときは、脱臭フィルター部分に防水シールを貼っていた。ある日、そのシールを剥がし忘れたまま眠ってしまい、朝起きたらパウチがパンパンに膨らんでいた。

    びっくりしたけれど、理由が分かれば笑い話だった。

    しばらくすると、パウチの粘着部分がかゆくなり、我慢できずに掻いてしまう時期があった。

    ストーマ外来で相談し、粘着面の小さいパウチを試したものの、なかなか良くならず、皮膚が赤くただれることもあった。最終的には、皮膚保護材と同じ素材のパウチに変えることで、少しずつ落ち着いていった。

    外出するときは、最初のうちは漏れが心配で、交換セットを必ず持ち歩いていた。でも実際には漏れたことがなく、次第に交換セットを持って行くのは遠出のときだけになった。

    そんなふうに過ごすうちに、あるとき、パウチ交換をうっかり忘れていることに気づいた。

    いつもより1日長く使っていたけれど、特に問題はなかった。かゆいかもと思うくらいで、それ以上は何も起きなかった。

    交換を忘れるくらい、ストーマのある生活は、いつのまにか日常になっていた。

    生活に慣れてくると、次に気になり始めたのは、服装のことだった。

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    30代で大腸がんを経験。 治療や一時的人工肛門(ストーマ)、閉鎖後の排便障害、その後の暮らしについて実際に経験したことを書いています。 「こんなことも知りたかった」と思ったことをできるだけ具体的に残します。

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