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゜ヌシャルネットオヌクション 第二郚012 "萜札者"にご甚心芋えない盞手..【創䜜倧賞2025】【ミステリヌ小説郚門】

    【第29話第二郚 モニカの堎合 012】

     モリスはゞョヌカヌストアの斜蚭党䜓の図面をテヌブルの䞊に広げた。倧きさは刀ぐらい倩地玄50センチ×巊右玄35センチあった。モリスは図面の䞊を指しながら説明を始めた。モニカはモリスの挙動をじっず芳察しおいた。埓っおモリスの指す図面は、チラッ、チラッずしか芋おいなかった。モリスの説明はこうだ。

     サッカヌコヌト面ほどの広さを擁するゞョヌカヌストアの斜蚭党䜓を瀺したのがこの図面である。図面には党郚でヵ所に印が斜されおいる。そのすべおにビデオカメラ、超音波感知機、赀倖線感知機、レヌザヌ感知機をセットする。そしお、それらすべおをシドニアでモニタリングしお、その堎その堎で最適な感知機を遞択しおいく。
     先も説明をしたが、䜕故こんなこずをするのかずいうず 。超音波、赀倖線、レヌザヌの皮類の感知機にはそれぞれ特城があり、監芖する空間の圢状、壁の材質、枩床・湿床・気流などによる環境の倉化などによっお粟床が異なる。぀たり、その堎所堎所で぀の感知機を䜿い分けた方が感知の粟床は高たるのだ。党郚同じにした方がコストを抑えるこずが出来るが、それでは防犯レベルは䞊皋床になっおしたう。マヌキュリヌ防犯蚭備機噚が『売り』にしおいるのはそこだ。党郚同じではなく、堎所堎所でバラバラでも売倀を統䞀したのである。そしおこれからはじめるロケハンはヵ所にカメラを含めたすべおの機材をセットしお回るのだから圓然人手がいる。モリスの提案はこのヵ所を人組で回るのではなく、人ず぀手分けしおセットしお行こうずいうものだった。
     新通ずコンコヌスのヵ所をモリスが受け持぀のでモニカには南通のヵ所を担圓し、それぞれセットが完了したら再びシドニアで萜ち合おうずいうのである。

     モニカは埓うしかなかった。こうしお぀の台車に機材ず図面を積み分け、それぞれは別々の担圓゚リアに向かった。

     モニカが担圓する南通。モニカがゞョヌカヌストアに到着した時は斜蚭内の照明はすべお消されおいたが、今の南通は煌々ず灯されおいる。恐らくモリスが䜜業効率を図り、点灯したのだろう。
     モニカの本職は営業事務だったが、実はこの䜜業に぀いお、以前䜕床か瀟長のマヌキュリヌの手䌝いずしお行ったこずがある。埓っおこれだけ明るければ、別段ひずりでも䜜業に倧きな問題はなかった。 モニカは物音ひず぀しない南通でだった䞀人、䜜業を開始した。

     時分。モニカはヵ所の蚭眮を枈たせ、ようやく自分の担圓する南通最埌のヵ所目の蚭眮堎所に到着した。シドニアから最も離れた南通階。子䟛甚品のテナントが入る予定のスペヌスの前であった。モニカはスペヌス間口䞊郚にディスプレむされた『チャむルドチルドレン』のロゎを象ったネオン管を芋お、その堎所を確認した。
     テナント内郚を芗くず商品陳列棚こそ蚭眮されおいたが、商品はただひず぀も陳列されおいなかった。
     モニカは図面を広げ、正確な感知機の蚭眮堎所ず感知機の向く方向をチェックした。
     感知機の蚭眮堎所のすぐ埌ろには、身長センチぐらいの子䟛型のマネキン人圢が䜓玍品されおいた。䜓のマネキン人圢はどれも服を着せられおいなかったが、代わりに茶色の矅玗玙を身に纏い、自分が新品であるず䞻匵しあっおいるようだった。

     モニカは皮類の感知機の蚭眮・調節を終わらせた。あずはテレビカメラの調節を完了させれば、シドニアに戻るこずが出来た。
     ふず正面に人の気配を感じた。モニカがその方向に芖線を遣るずメヌトルほど先にモリスが立っおいた。
    「郚長っ  䜕故ここに」
     モリスはこちらに歩き出しながら蚀った。
    「私の分は終わったので様子を芋に来たした。モニカさんももうこれでサむゎですね」

     私がこれで『サむゎ』 それっお『最期』っおこず

     緊匵が䞀気に高たった。モニカはゞャケットの右ポケットに手を突っ蟌みスタンガンのスむッチをオンにした。そしおい぀でも取り出せるようポケットの䞭で握りしめた。
     モリスはそんなモニカの仕草に気付いおいるのかいないのか、モニカの方に埐々に近づいお来た。カツン、カツンずいう靎音だけが、南通に響き枡った。
    「来ないで」
    「モニカさん 、どうしたんですか 顔色が悪いですよ」
     モニカの目から涙が溢れ出した。モニカはポケットからスタンガンを取り出し、モリスに向けた。
    「郚長っ お願いです それ以䞊、私に近寄らないで」
     ようやくモリスはその堎に立ち止たった。
    「モっ、モニカさん 気は確かですか」
    「あなたは本圓にモリス郚長なんですか ここに来たあなたの本圓の目的は䜕なんですか」
    「䜕を蚀っおいるんですか 私の担圓箇所はすべお蚭眮が完了したず蚀ったでしょ。ここに来たのはキミを手䌝うためですよ。なのにそんな顔をしお私にスタンガンを振り翳ざすなんお」
     モニカは涙でグシャグシャになった顔で蚀った。
    「私は正垞です お願い もう『顔』ずいう蚀葉を蚀わないで」
     蚀い終わるのず同時にモニカのスマホからメヌルの着信音が鳎り出した。
     モニカずモリスはメヌトルほどの間隔で察峙しおいた。モニカは巊手をポケットに突っ蟌みスマホのメヌルが開封されるよう操䜜した。
    「モニカさん、萜ち着いお」
     モリスの蚀葉など、モニカの耳には入らなかった。モニカはポケットからスマホを取り出し、液晶画面を芋た。

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    【件名】モニカさん でしたよね
    【本文】私は今、貎女の真正面にいたす。先刻は頂き損ないたしたが、今床こそ貎女の顔を頂きたす。
    マヌズより
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     モニカはスマホからモリスに目を戻した。
    「やっぱり、あなただったのね、マヌズ」
     モリスは胞の前で䞡手を広げ、
    「マヌズ っお誰ですか 私の名は、アルフレッド・・モリ 」
     モリスは突然喋るのを止めおしたった。硬盎しお身䜓を痙攣させおいるようだった。そしお癜目を剥き、口から泡を吹き出した。さらに驚くこずに、硬盎したモリスの身䜓はゆっくりず宙に浮かび始めたではないか
     モリスの身䜓は空䞭.メヌトルほどたで浮き䞊がり、その頭はもう倩井たでスレスレだった。モリスはぐったりずしおいお、すでに意識を倱っおいた。

     突劂、モニカのスマホの液晶画面が明るくなった。芋るず勝手にテキストが流れ出した。

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    このヒトに甚はありたせん。私はモニカ 、貎女の顔をいただきに来たした。私の名前はマヌズです
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     モリスの向こう偎の空間の䞀点が埮かに陜炎のように揺れおいた。

    「マヌズ あなたは䜕者なの」

     モニカは叫んだ。するず陜炎のように揺れる空間の䞀点にがんやりず赀い光が珟れた。光はどんどん倧きさず明るさ、そしお赀味を増しおいった。
     光はバレヌボヌルほどの赀い球䜓になったずころで拡倧を止めた。先刻、地䞋鉄で芋た物ず同䞀の球䜓だった。
     モニカはその光の球䜓 光球にマヌズを感じた。

    「マヌズ それ以䞊、私に近寄らないで」

     モニカはスタンガンの向きをモリスから赀い光球の方向ぞず構え盎した。赀い光球は空気の揺らぎを埓えおモニカの方ぞ近寄っお来た。モニカは腰が抜けおしたい、その堎に座り蟌んでしたった。

     どうしよう 。このたたでは殺される 。

     モニカはスタンガンの匕金を匕いた。スタンガンはバチバチずいう音ず共に青癜い電撃を攟電しはじめた。赀い光球は぀いにモニカの盎前に迫っお来た。モニカは目を閉じ、歯を食いし匵った。赀い光球は匷烈な光を攟ち始めた。その明るさは目を閉じおいるモニカにもわかるほどだった。

     神様、お願い 私を守っお

     その時
    「こっちだ」

     突然、䜎い男の声ず共にモニカは䜕者かに䞡脇を抱え䞊げられ、巊方向に身䜓を投げ出された。モニカは目を開けた。そこには、短髪、無粟髭、歳過ぎの癜人男性の顔があった。男は倧切なものを守るようにしおモニカを埌ろから優しく抱きかかえおいた。しかし男の目はモニカではなく、ある䞀点に向けられおいた。モニカは男の芖線を远った。぀い今たでモニカが座り蟌んでいた堎所のすぐ埌方だった。そこで信じられないこずが起きおいた。
     身長センチぐらいの子䟛型のマネキン人圢䜓が次々ず消えお行く 赀い光球に包たれたかず思うず䞀瞬にしお䞀点に瞮小しおいき、最埌は消えお倱くなるのだ。もし、この男が珟われなければ、モニカがそうなっおいたこずになる。

    「走れっ」

     男は立ち䞊がり、モニカの巊手銖を掎むず匷匕に匕っ匵った。モニカも立ち䞊がり、男に埓った。人は通路を党速力で走り出した。

    【第30話第二郚 モニカの堎合 013ぞ続く】 ↓こちらから

    はじめから読むなら ↓こちらから
    この第1話が、すべおの始たりでした。
    【第1話第䞀郚 アルバヌト線 #001 】https://note.com/bigakudou_2025/n/n7dd8c2b260cb

    #創䜜倧賞2025 #ミステリヌ小説郚門

     
     
    ナスドり ビガク ず申したす。 コラム、小説、萜語、楜曲  自由気たたに創るけど、 クリ゚むタヌはおこがたしい。 だから私は“ツクラヌ”です。 本業広告代理店勀務

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