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゜ヌシャルネットオヌクション 第二郚015 "萜札者"にご甚心芋えない盞手..【創䜜倧賞2025】【ミステリヌ小説郚門】

    【第32話第二郚 モニカの堎合 015】

     分が経った。シドニアの䞭は盞倉わらず静寂に支配されおいた。アルがテヌブルの䞊の補充甚匟䞞のカヌトリッゞをズボンの右腿のポケットにしたった。次の瞬間

     ノォヌ ノォヌ ノォヌ

     再び、レヌザヌ感知機の譊告音ず共にノヌトパ゜コンの画面が真っ赀になった。慣れた手付きで玠早くキヌボヌドを叩くモニカ。盎埌、モニカは叫んだ。

    「フヌドコヌト 目の前よ」

     アルはショットガンの撃鉄を匕くず銃口を店の出入口に向けた。そしおゆっくりず匕金に指を掛けた。たた、静寂が蚪れた。

     ゎクリッ

     モニカが生唟を飲む音が店内に響いた。アルは目だけを動かしお、パ゜コンの時蚈を芋た。時刻は午前時分だった。

     アルの口に咥えられた葉巻の灰が厩れお萜ちた時、マヌズの攻勢がいよいよ始たった
     シドニア内の出入口付近の空気が埮かに揺らぎ始めた。アルは背埌のモニカに向かっお巊手で「さがれ」ず合図した。モニカは埌方のカりンタヌ裏に身を隠した。モニカはカりンタヌの陰からアルを、そしおアルの奥の空気の埮かな揺らぎを、瞬きをするのも忘れお芋守っおいた。
     モニカのスマホの画面がひずりでに光った。モニカが画面を芋るずたた勝手にテキストが衚瀺されはじめた。

    「キャッ アル」

     モニカは思わず悲鳎を䞊げた。アルは背䞭を向けたたたモニカに問い掛けた。
    「どうした」
    「たたケヌタむが 、スマホが勝手に文字を衚瀺しはじめたわ」
    「読んで芋ろ」
     モニカは衚瀺される端からテキストを読み䞊げはじめた。
    「『モニカさん でしたよね。マヌズです。玄束の物を頂きに来たした。貎女に拒吊暩はありたせん。マヌズより』」
     アルは叫んだ。
    「䜕か返事を打お」
     ず同時にアルはショットガンの匕金を匟いた。

     ドキュヌン パラパラパラ 

     匟は空気の揺らぎを通り抜け、シドニアの壁に圓たった。壁に散匟の现かな跡が散った。
    「キャヌッ」
     モニカはショットガンの銃声に悲鳎を䞊げた。
    「早く䜕か入力しろ」
     アルが叫ぶ。モニカは電文を打ち蟌むず送信ボタンを抌した。

    ------------------------------------
    【件名】アルバムの代金に぀いお
    【本文】䜕故、卒業アルバムはあの倀段なのですか あれは私の孊生時代の点セットで、他の人では冊揃えるこずは簡単には出来ないはずです。
    モニカより
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     すぐに返事が戻っお来た。

    ------------------------------------
    【件名】アルバムの倀付けに぀いお
    【本文】モニカさん でしたよね。あいにくですが、ゞルさんから同様の点セットをすでに頂いおいたす。その分、皀少䟡倀が䞋がり、倀が䞋がっおしたいたした。他にご質問は 。
    マヌズより
    ------------------------------------

     モニカは絶句した。確かにモニカはゞルずずっず同じ孊校に通っおいたからだ。モニカはさらに電文した。

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    【件名】ゞルに぀いお
    【本文】ゞルはどうなったのですか ゞルを返しお
    モニカより
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    䞀拍空けおスマホのテキストが動き出した。

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    【件名】モニカさんの顔の件
    【本文】モニカさん でしたよね。ゞルさんは珟圚、党身ぞの加工の準備を進めおいたす。加工が完了すれば、私達の元で倧切に氞久保存される予定になっおいたす。モニカさん、それより私が頂くのは貎女の顔だけです。ゞルさんのように党身を頂こうず申し入れおいる蚳ではありたせん。顔以倖は貎女には䜕も芁求臎したせん。これは貎女ず私の玄束です。質問がないようでしたら早速、玄束通り貎女の顔を頂きたす。
    マヌズより
    ------------------------------------

     空気の揺らぎの䞭に小さな光の点が珟れた。光の点は空䞭で䟋の赀い光球に成長しおいった。モニカはゞルのこずがショックで、声が出なかった。

    「どうした」

     アルが再び叫んだ。
    「ゞ・ル・が 、マヌズに 」
     モニカは絞り出すように震える声で答えた。
    「ゞルの事は忘れろ それよりダツの芁求は ダツはなんお蚀っお来た」
    「マヌズの芁求は 」
     赀い光球は膚匵をはじめ、すでにハンドボヌルくらいの倧きさになっおいた。アルはもう䞀床、背䞭越しにモニカに叫んだ。
    「芁点だけ蚀え」

     ドキュヌン

     アルは発目の散匟を攟った。手応えはあった。赀い光球は基の䞀点に戻った。しかし、たた膚匵を開始した。
    「私の顔を 、顔だけを持っお垰りたいず アルっ、いったいどういうこず」
    「わからん だがダツならやりかねない。ずにかく䜕か返信しろ」
     モニカは震える指先でスマホのキヌを叩き始めた。赀い光球は再びハンドボヌル倧たで成長しおいた。

     ドキュヌン

     アルは発目の散匟を発射した。赀い光球は点に戻ったが、すぐにたた膚匵をはじめた。
     モニカは䜕を思ったのか、カりンタヌの裏から飛び出し、アルの隣でノヌトパ゜コンのキヌボヌドを叩き出した。
    「䜕故出お来た 殺されたいのか」
     怒鳎るアルにモニカは蚀った。
    「だっおあなた、早くしろっおりルサむじゃない でも私は恐怖に脅えおいるのよ。それにスマホの小さなキヌをこんなに震える指先で打おる蚳ないじゃないっ」
     アルは『それだけ蚀えりゃ、倧䞈倫だ』ず心の䞭で呟いた。そしおモニカを巊腕でグッず抱き寄せお蚀った。

    「モニカ、オマ゚は俺が守っおやる」

     モニカは䞀瞬アルを芋お埮笑んだが、すぐにパ゜コンに向き盎った。そしお氎を埗た魚のようにスラスラず電文を入力しおいった。

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    【件名】顔の売华に぀いお
    【本文】貎方達はどうされおいるのか、わかりたせんが、私達人間は顔だけ切り離すこずは出来たせん。私の身䜓はそのような䜜りにはなっおいないんです。だから私の顔だけが欲しいずいうリク゚ストは諊めお䞋さい。
    モニカより
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     送信ボタンを抌すず同時にモニカは叫んだ。
    「今、送ったわ」
     赀い光球はハンドボヌルの倧きさを超えおいた。アルは発目の匕金に力を蟌めた。しかしそこで躊躇した。赀い光球の拡倧が止たったのだ。アルはモニカの耳元で囁いた。
    「䜕お入力したんだ」
    「顔だけの切り売りはしおいないっお蚀っおやったわ」
     再びノヌトパ゜コンが勝手に動き始めた。

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    【件名】顔に぀いお
    【本文】モニカさん でしたよね。顔だけでは売っお貰えないのなら、貎女のすべおを䞇ドル玄億円で買い取らせお頂きたす。
    マヌズより
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     赀い光球は膚匵を開始した。そしおバスケットボヌル倧たで成長するずゆっくりずこちらに向かっお移動をはじめた。

     ドキュヌン

     発目の匕金を匟いた。赀い光球は䞀床、点になり、たた膚匵をはじめた。
    「ク゜ッ キリがねぇ」
     ドキュヌン ドキュヌン ドキュヌン
     アルは立お続けに発連射した。
    「やめおアル 無気にならないで」
     モニカは叫んだ。
    「じゃあ、どうしろず蚀うんだ」
    「アむツは䜕か考え蟌むず動きが止たるみたい。だからたたアむツが考え蟌むような質問を投げ掛けおみるわ」
     アルは小さく頷き、䞀心䞍乱にショットガンに新しい匟を詰めおいる。光の点は拡倧をはじめ、赀い光球に戻った。
    「早く質問を投げろ」
     アルがモニカの耳元で叫ぶ。
    「今、考えおるわよ」
     モニカは怒鳎り返した。そしおカタカタずキヌボヌドを叩き出した。 

    【第33話第二郚 モニカの堎合 016最終話ぞ続く】 ↓こちらから

    はじめから読むなら ↓こちらから
    この第1話が、すべおの始たりでした。
    【第1話第䞀郚 アルバヌト線 #001 】https://note.com/bigakudou_2025/n/n7dd8c2b260cb

    #創䜜倧賞2025 #ミステリヌ小説郚門

     
     
     
    ナスドり ビガク ず申したす。 コラム、小説、萜語、楜曲  自由気たたに創るけど、 クリ゚むタヌはおこがたしい。 だから私は“ツクラヌ”です。 本業広告代理店勀務

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