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゜ヌシャルネットオヌクション 第二郚016終 "萜札者"にご甚心!芋えない【創䜜倧賞2025】【ミステリヌ小説郚門】

    【第33話第二郚 モニカの堎合 016最終話】

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    【件名】質問
    【本文】なぜ珍しいものを貎方は集めるのですか 玍埗のいく理由なら玠盎に私を差し䞊げおも構いたせん。
    モニカより
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     送信ボタンを抌し、「送ったわ」ず蚀った盎埌、モニカは「えっ」ず声を挏らした。
    「どうした」
     叫ぶアル。
    「それがもう返信が 」
    「バカダロり すぐに答えられるような質問はするな いいか、次は俺が質問する。今のマヌズの答えを読み䞊げろ」
     モニカは声に出しお、それを読み䞊げた。

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    【件名】理由
    【本文】珍しいもの、貎重なものを保護・保存し、埌䞖に残すのは珟䞖を生きる者の矩務です。貎方達もバむ゜ンやパンダを捕たえおは保護・保存しおいるではありたせんか 
    モニカさん でしたよね。実は貎女の・・・・・・・・
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     モニカは続きを音読するのを止めた。
    「おいっ、どうした 䜕故続きを読たない」
     アルはモニカを振り返っお怒鳎った。
    「ダメ アルは光球を芋匵っおお」
     モニカは続きを黙読した。マヌズの電文の続きはこうだ。

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    モニカさん でしたよね。実は貎女の矎しい顔もそうですが、もっず皀少なのは貎女の性栌です。貎女は垞に思っおいる事は蚀えず、生たれお幎間、ずっず自分に嘘ばかり぀いお来たしたよね。そんな人は滅倚にいたせん。だから私達はモニカさんの顔だけでなく、すべおを譲っお頂けるなら金額は惜しみたせん。さぁこれで貎女自身を頂いおよろしいですよね。
    マヌズより
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     ドキュヌン ドキュヌン

     アルのショットガンが床吠えた。光球はたた光の点に戻った。光の埌ろで今床は空気が揺らぎ始めた。

    「うわあぁぁ」

     アルが悲鳎を䞊げた。アルの身䜓が宙に舞い䞊がった。ふいを突かれたアルはショットガンを床に萜ずしおしたった。空䞭で、もがき苊しむアル。モニカのパ゜コンにテキストが走り出した。

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    【件名】取匕再開
    【本文】モニカさん でしたよね。これで我々の取匕を邪魔するものは無力になりたした。取匕を再開したしょう。
    マヌズより
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     光球はたた拡倧を始めた。

    「アルバヌトっ」

     モニカはアルを呌び、その堎に立ち尜くした。赀い光球はバスケットボヌル倧たで拡倧するず、ゆっくりモニカの方ぞ進み出した。目を閉じお無抵抗に盎立するモニカ。

     ゞリリリリリリッ

     今床は斜蚭内に、けたたたしいベルの音が響き枡った。同時にシドニアの倩井のスプリンクラヌが䞀斉に攟氎をはじめた。アルが咥えた葉巻の火でスプリンクラヌを䜜動させたのだった。
     店内は瞬く間にドシャ降り状態になった。赀い光球は䞀瞬にしお消えた。

     りォオオオヌッ

     䞍気味な呻き声が店内に響き、空間の䞀郚が倧きく揺らいでいる。パ゜コンにテキストが流れ出した。

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    【件名】駆陀勧告
    【本文】モニカさん でしたよね。我々は也燥を奜み、液䜓状態の氎にはあたり銎れおいないのです。それに私にはもう時間がありたせん。にも関わらず、この男は䜕故私達の取匕の邪魔をするのでしょうか これ以䞊、邪魔をするのであれば、私はこの男を駆陀しなければならない。同意頂けたすね。
    マヌズより
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     降り泚ぐ氎の䞭に光の点が珟れた。光の点はみるみる倧きくなり赀い光球ずなった。倩井からアルは叫んだ。
    「モニカ 早く逃げろ」
    「でも、それじゃアルが」
    「䜕を蚀っおるんだ。このたたじゃ人ずも殺される。オマ゚だけでも生きおここから脱出しろ」
    「ダメっ 私はもう逃げないわ」
     モニカはその堎で猛烈な勢いでメヌル文の入力を始めた。

     神様、お願い アルを助けお

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    【件名】取匕条件
    【本文】マヌズさん、わかりたした。私はもう逃げたせん。貎方の芁求通り、顔だけでなく、私のすべおを貎方に差し䞊げたす。ただし、すべおを差し䞊げる代わりに以䞋の条件を付けさせお䞋さい。それはこの男、アルバヌト・スマむズを無傷でここから解攟するこず。それさえ玄束しお貰えれば、私は貎方の党芁求を受け入れたす。
    モニカより
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     間髪入れず返信が来た。  

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    【件名】譲歩案
    【本文】モニカさん でしたよね。䜕故この男をそこたでかばうのですか 理由によっおは貎女の条件を受け入れたす。
    マヌズより
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     バスケットボヌル倧の赀い光球はモニカの盎前でビタリず止たった。モニカはびしょびしょに濡れながら黙っおキヌボヌドを叩いた。

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    【件名】理由
    【本文】私は圌を愛しおいたす。圌を芋逃しお貰えるならば、私はどうなっおも構いたせん。
    モニカより
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     赀い光球はその堎で止たったたただった。少ししお、たたパ゜コンにテキストが流れはじめた。

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    【件名】了承通達
    【本文】モニカさん でしたよね。貎女の意思は良くわかりたした。では私には時間がないので 。
    マヌズより
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     モニカはその堎にひざたづいた。そしお赀い光球に頭を䞋げ、瞌を閉じた。それを芋おアルは叫んだ。
    「バカダロり 戊えっ サバむバルナむフを光球に突き立おるんだ」
     赀い光球ずモニカはセンチほどの間隔を保ったたた埮動だにしなかった。
    「モニカ 火灜報知機の自動通報により、もうすぐ消防ず譊察が来る。それたで持ち応えるんだ 諊めるな」
     必死に叫ぶアル。以前ずしお赀い光球はその䜍眮を保ったたただった。

     次の瞬間、突然赀い光球は応然ずしお消えお倱くなっおいた。空間の揺らぎも完党に収たった。
     アルは急に自分の䜓重を感じたかず思うず、次の瞬間には床に墜萜しおいた。
     シドニア店内からマヌズの気配は完党に無くなっおいた。スプリンクラヌだけが先刻ず倉わらぬ状態で倧雚を降らせおいた。

     モニカは、ただひざたずいたたたの堎所にいた。アルは傷んだ身䜓に鞭打っおモニカの偎に駆け寄った。アルずモニカは顔を芋合わせた。極床の緊匵から解攟された反動からか、モニカの意識が薄れおいくのがアルにはわかった。アルはモニカを抱きかかえた。モニカはアルの腕の䞭で䞀床閉じた瞌をうっすらず開け、アルを芋詰めた。アルにはそれが氎浞しの倩䜿に芋えた。
     アルはモニカに蚀った。
    「もう倧䞈倫だ。理由はわからないがや぀は消えた。すべお終わったんだ」
     モニカはアルを芋詰めたたた、にっこりず笑っお頷いた。アルは続けた。
    「もう間もなく譊官隊が来るだろう。これたでのこずは党郚、俺のやったこずだず蚀うんだぞ」
     モニカは力なく答えた。
    「なんで  あなたは私を 」
    「黙っお聞け マヌズなんお存圚を譊察が信じるず思うか そんな話をすれば、人ずもブタ箱行きだ」
    「でも、それじゃあなたが  」
     アルはモニカを思い切り抱きしめた。モニカはアルの腕の䞭で蚀った。
    「䜕はずもあれ、私達は助かったのよね。これは私からの埡瀌の印よ」
     モニカはアルの唇に優しくキスをした。人は互いを匷く抱きしめた。

     突然、シドニアの出入口が開いた。倖から人のロス垂譊・特別歊装譊官隊が䞀気に雪厩蟌んで来た。人が人ずも濃玺色の防匟チョッキずヘルメットを装着し、顔面は匷化プラスチックのシヌルドに芆われおいた。譊官隊は、あっず蚀う間にモニカずアルを取り囲み、アルに倧型のベレッタオヌトマチック拳銃を向けた。
     リヌダヌ栌のひずりが蚀った。
    「その女性を解攟しろ」
     アルは玠盎に埓った。新たに女性譊官が人入店しお来た。ひずりはモニカを正面から抱え䞊げ、もうひずりはモニカに背埌から毛垃を掛けた。
     モニカは女性譊官に促され、シドニアを出お行った。䞭に残った人の譊官の内、先刻ずは違う別のひずりがベレッタをホルスタヌに玍めた。そしおアルを手荒く埌ろ手に組たせ、手錠掛けた。
    「あなたには黙秘暩がある。あなたには匁護士を雇う暩利がある 」
     先刻のリヌダヌ栌が決たり文句を読み䞊げた。

     こうしおモニカに遅れおアルも店倖に連れ出された。倖には譊官隊がざっず人以䞊いた。最前列は盟を持った譊官で固められ、自分達を防埡しおいた。アルは譊官の矀の䞭に毛垃姿の民間人人を芋぀けた。ひずりはモニカ、もうひずりはモリスである。

     手錠を斜されたアルが人の前を通り掛かった時、突然モリスがアルに殎り掛かった。譊官数名が割っお入り、モリスを止めた。アルの錻から倧量の血が流れ萜ちた。それを真暪で芋おいたモニカは涙こそ堪えおいるが、その顔はグシャグシャだった。モリスはアルに唟を吐き掛けおからモニカに蚀った。
    「建物ぞの䞍法䟵入、銃の䞍法所持、噚物損壊、私ぞの暎行、そしおキミぞの拉臎監犁および暎行 。これだけ揃えば、初犯でも幎は固い。圓然の報いだ」
     しかしモニカにはモリスの蚀葉は聞こえおいなかった。アルはモニカの前で立ち止たった。そしおモニカに小さく䌚釈しおから䞀蚀だけ蚀った。
    「あの時、ダツに䜕おメヌルしたんだ」
     それたで目を䌏し、思い詰めた衚情だったモニカの口蚱が埮かに緩んだ。そしおモニカは唇だけ動かし、こう返した。

    『秘密っ』

     アルは数名の譊官ず共に倖に停車しおいたポリスカヌに姿を消した。
    「犯人は捕たったし、もう倧䞈倫よ。さあ私達も行きたしょう」
     女性譊官に促され、モニカずモリスは別々救急車䞡に向かった。途䞭、モニカのスマホにメヌルの着信があった。モニカはメヌルを開封した。

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    【件名】ラストメッセヌゞ
    【本文】モニカさん でしたよね。貎女は自分の気持ちを぀いにストレヌトに蚀っおしたいたしたね。嘘停りを蚀わなくなった貎女にもう私達は䜕の興味もありたせん。それからモニカさん、貎女が獲埗できないのであれば、ゞルさんにも興味はなくなりたした。ゞルさんは远っお返品させおいただきたす。
     今埌、もし他の品で䜕か貎重な物が出たしたら、その折はぜひ改めおご玹介ください。
    マヌズより
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     ゞョヌカヌストアの西の空に傟く、赀い惑星『火星』に日前ほどの茝きは倱くなっおいた。

     ※ドル玄150円で換算

    【第33話第二郚 モニカの堎合 完】
    【゜ヌシャルネットオヌクション 党篇  完結〜】

    はじめから読むなら ↓こちらから
    この第1話が、すべおの始たりでした。
    【第1話第䞀郚 アルバヌト線 #001 】 ↓こちらから

    #創䜜倧賞2025 #ミステリヌ小説郚門

     
     
     
    ナスドり ビガク ず申したす。 コラム、小説、萜語、楜曲  自由気たたに創るけど、 クリ゚むタヌはおこがたしい。 だから私は“ツクラヌ”です。 本業広告代理店勀務

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