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作文・読書感想文の3つのコツ (難しくなく、おもしろく) (文字数のかせぎかた)


    ▶ 作文・読書感想文の3つのコツ
     読みやすい文章を書くための3つのコツ

     本を読む理由(読書感想文が嫌いな人に)
     本の選び方

     特別なエピソードなんてないって思う人に


    (このページは動画バージョンもあります)



    学校で散々書かされる作文。
    苦手な人は多いはずです。
    だけど「作文の書き方」みたいなのは、ややこしいのが多い。

    だからここでは、
    「難しくなく、でも読みやすく、おもしろい文章」
    が書ける方法を話していくね。
    教えるのは「3つだけ」です。簡単だよ!

    夏の読書感想文対策、
    推薦の作文、小論文対策にぜひ使ってください!


    ーーーーーー

    テーマ「あいさつについて思うことを書きなさい」

    このありそうなテーマで、作文を書いてみましょう。

    ーーーーーー


    0. ありがちなパターン

     私はあいさつは大切だと思います。
     あいさつをすると気持ちがいいからです。私があいさつをするとされた人は笑って返してくれます。私もあいさつをされると笑って返します。
     1日が笑顔で始まるのはとても気持ちがいいです。
     でも、始まりだけじゃなくて、おやすみなんかもいいと思います。

    どうかな。上手っぽく見えるんだけど、
    そんなにおもしろくはないよね。

    作文に「おもしろさ」はいらない、
    と思うかもしれないけど、
    この「おもしろさ」っていうのは意外と重要です。

    なんでか。
    つまらない作文は読むのがすごく疲れるからです。

    スラスラと読めないから、
    「下手な作文だった」と思われがちです。
    一生懸命書いてもね。

    じゃあ、
    上の作文の「何がつまらないのか」「どうすればおもしろくできるのか」に着目して、進めていこうか。


    ーーーーーー


    ① 自分の、を入れる


    「作文」って言われると、
    つい「いい文章」を書こうとしちゃいます。
    「いい子」になっちゃうってこと。

    さっきの作文も、
    正しい作文かもしれないけど、
    どこかで見たことあるような、きちんとしすぎた文章だよね。

    「どこかで見たことがある文章」は、そんなに読みたくない。
    だって見たことあるんだもん。

    だから「どこかで見たことがある」ということは
    「つまらない」に近い、ということです。


    ・・・


    だから、なんでもいいから、
    「自分の思い出」とか
    「自分の考え」を入れるといいです。

    なんでもいいからね。
    テーマに沿ってればね。

    いいこと書こうと思わなくていいです。
    だって「自分の」が入るだけで、
    その文章は「読んだことのない文章」になるから
    。

     私はあいさつは大切だと思います。
     正月に田舎に行ったときに、やさしかったおじさんが「あいさつは絶対しなくちゃいけないよ」と教えてくれました。そのときはよくわからなかったけど、そのあとあいさつをするたびに、そのおじさんの言葉を思い出すようになりました。
     そのうちに、あいさつをすると人が笑顔になることに気がつきました。そのときから私は、あいさつがちょっと好きになりました。おじさんの言っていたことは、こういうことだったのかなと今は思っています。
    「おはよう!」
     と、1日が笑顔で始まるのはとても気持ちがいいです。
     でも、始まりだけじゃなくて、おやすみなんかもいいと思います。


    ーーーーーー


    ② 差を出す


    最初の作文がなんでつまらなかったかと言うと、
    「ずっと一定」だったからです。

     「あいさつは大切」
     「あいさつが好き」
     「あいさつは気持ちがいい」
     「あいさつは笑顔になる」

    全部プラスのこと。


    プラスでいいじゃん!
    と思うかもしれないけど、
    全部プラスということは「差がない」「変化がない」ということです。

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    ドラマとかが面白いのは
    「変化があるから」だよね。

     A子もB太は、仲良くて両想い。
     なのに、B太がC美にヘラヘラしてる。
     そこをA子が目撃!!
     落ち込んでるところをD男がA子に急接近。
     A子「もう、B太も振り向いてくれないか・・」
     次週!どうするB太!

    みたいに、変化があるものばかりです。
    変化がない文章は、つまらなくなりがち。


    ・・・


    「いい子」で書くと、
    作文がつまらなくなる理由がこれだ。
    プラスばかりになって変化がなくなる。

    (だって、あいさつは大切って、心から思ってる?
     絶対に誰にでも元気にあいさつしてる?)

    「差を出す」というのは、
    言い換えれば、
    プラスも「マイナスも書く」ということ。

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    マイナスも書くと、
    変化のある文章になって、
    グッと読みやすくなります。


    ・・・


    だから、
    作文を書くときに入る
    「いい子ちゃんモード」をオフにすること。
    それが何より大事です。

    嘘の自分じゃなくて、
    いい子の自分じゃなくて、
    「本当の自分」を書いていい。

    ちなみに、
    このあとの作文の出だしはこうです。

    あいさつは大切だ、と学校で教えられていたけど、私はあいさつが大切だとは思っていませんでした。

    ね。
    さっきとは、読み応えがもう、全然ちがう。
    いい子ちゃんじゃない本音のほうが知りたいし、
    読みたいと思わせてくれます。

     あいさつは大切だ、と学校で教えられていたけど、私はあいさつが大切だとは思っていませんでした。
     あいさつをしなくても普段の授業や生活をしっかりしてればいいじゃん、と思っていたからです。あいさつをしたからって勉強ができるようになるわけじゃないし、とも思っていました。

     去年、正月に父親の実家に行ったときもそうでした。ただ年が変わっただけなのに「明けましておめでとう」とあいさつをする大人を、私はバカみたいと思って見ていました。だから私は、明けましておめでとうと言われても、「はい」とうなづくだけでした。
     そんな私を見て、親戚のおじさんが私を呼び出しました。そのおじさんは、私が一番好きな、やさしいおじさんでした。そのやさしいおじさんが、なぜか私を怒りました。
     「あいさつはお前が思ってる以上に大切だ。嫌でもしろ」
     理由が強引な気がして、本当は納得していませんでした。だけど怒られた怖さで少し泣きました。あのおじさんが言うくらいあいさつって大切なのかなと、それから考えるようになっていました。

     三学期が始まってから、私はあいさつをする先生や同級生をよく観察しました。そのうちに気づくことがありました。それは、あいさつをするときにみんな笑顔になる、ということです。むすっと「おはよう」というクラスメイトもいたけど、でもほとんどの人が笑顔で「おはよう」とあいさつをしていました。
     私も「おはよう」と言ってみました。同級生がこっちをふりむいて「おはよう」と笑顔で返してくれました。実際、少しうれしかった。おじさんが言いたかったのは、こういうことだったのかもしれないと思いました。

     おはようだけじゃなくて、家でのあいさつも意識するようになりました。「おやすみ」と言って1日が終わるのも、なんだかいいなと今は思っています。


    ーーーーーー


    ◎ 文字数を稼ぐ方法(差を出すメリット)


    作文が苦手な人がたいてい困ってるのは、
    用紙が埋まらない、文字数が稼げない、ってことだと思います。

    最初の作文、もっかい見てみて。

     私はあいさつは大切だと思います。
     あいさつをすると気持ちがいいからです。私があいさつをするとされた人は笑って返してくれます。私もあいさつをされると笑って返します。
     1日が笑顔で始まるのはとても気持ちがいいです。
     でも、始まりだけじゃなくて、おやすみなんかもいいと思います。

    いい子ちゃんモードで書いたこの作文。
    よく見ると、

     あいさつは大切
     あいさつは気持ちがいい
     あいさつすると笑って返してくれる
     あいさつされると笑って返す
     笑顔は気持ちがいい
     おやすみもいい

    めちゃくちゃ似たようなことばかり書いてるの、分かる?

    いい子ちゃんモードは「差がない」から、書くことがなくなるんだ。
    だから文字数が稼げない。

    でも、

    「差を出す」
    =「本当の気持ちも書く」
    =「マイナスなことも書く」

    に気をつければ、
    本音を書けばいいだけだから、
    文字数は結構、簡単に稼げるようになります。

    だから
    「いい子ちゃんモードだったから用紙が埋まらなかったんだ」って気づこうね。

    普段してるおしゃべりみたいに、
    「ねーねー聞いてよ、今日先生がさ」
    みたいなところから書いちゃっていいんだよ。
    いい子ちゃんじゃない、普段通りの自分。
    そしたら文字数くらい余裕です。がんばれ!


    ーーーーーー


    ③ ひとつに絞る


    特に低学年の生徒に多いのは「全部書いてしまう」書き方です。

     5月17日は日曜日で遠足でした。
     7時に小学校の前に集合して、7時15分に出発です。バスにみんなで乗りました。みんなでバスに乗るのははじめてだったので、楽しかったです。
     8時半にナナナナ公園に着きました。そこから班にわかれて、レクをしました。レクは早いもの勝ちで景品があったので、がんばりました。がんばったから3位でした。1位じゃなかったけど、うれしかったです。
     それから12時にお昼ごはんをたべました。みんなおかしを持っていて、小林さんのおかしがおいしかったです。そのあとはくぶつかんにいってえをみました。たのしかったです。

    なんか見たことある。
    なんか書いたことある作文。

    一生懸命書いてるのは分かるんだけど、
    なんか、パンフレットみたいだよね。

    全部書くというのは、
    何も書いてないみたいなもんなんです。

    どこに注目すればいいのか、わかりにくい。

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    例えば「運動会」の作文なら、全競技は書かない。

    練習が楽しかった二人三脚のこと「だけ」とか、
    みんなで頑張ったムカデ競争のこと「だけ」。

    そうやって書くようにすると、
    何を書きたいのかがはっきりするので分かりやすいです。

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    分かりやすい=読みやすい=おもしろい、だ。

    しかも、
    全部をちょっとずつ書くよりも、
    ひとつに深くつっこめます。
    (深くつっこめるから、差を出しやすくなる)

     この前の遠足で、一番記憶に残っているのはお昼ごはんの時間です。
     物寺くんがお弁当を忘れていたのを、みんなに内緒にしていました。
     ご飯の時間に突然トイレにいったり、うろちょろしていたので私がそれを見破りました。
     「もしかしてお弁当ないの?」
     と聞くと、物寺くんはハッとした顔をしました。その顔を見て、やっぱり忘れたんだなあと分かりました。

     またトイレに行こうとする物寺くんを班までむりやり連れていきました。
    「忘れたんだって」というと、小林くんが自分のお弁当のフタに、自分のご飯を少し入れてくれました。
     小林くんがそれを「ほら」と渡したのは物寺くんではなく、横にいた横井さんでした。横井さんもそのフタに自分のお弁当から少し移しました。そのあと堀くんも、保里さんも、私も入れました。班員みんなからご飯をもらった物寺くんのお昼ごはんは、誰よりも大盛りになっていました。

     物寺くんは恥ずかしそうだったけど、みんなで食べているうちに、少しずつ笑顔になって、食べ終わったあとみんなでフリスビーをしました。

    ひとつのことに絞ると、
    テーマや伝えたいことがはっきりするよね。
    どういう物語なのかが伝わりやすいです。

    いかにもな良い話を書いちゃったけど、
    でもさっきのよりはいいでしょ?
    (さっきのパンフレットみたいな作文も素敵なんだけどね)


    ・・・


    さっきの「あいさつ」の作文も、
    最後の「おやすみ」のところ。

    書きたくても、
    思い切って省いたほうが、スッキリします。
    そのほうが、おじさんとのエピソードがくっきりするはずです。

    (最後以外はさっきと同じです)

     あいさつは大切だ、と学校で教えられていたけど、私はあいさつが大切だとは思っていませんでした。
     あいさつをしなくても普段の授業や生活をしっかりしてればいいじゃん、と思っていたからです。あいさつをしたからって勉強ができるようになるわけじゃないし、とも思っていました。

     去年、正月に父親の実家に行ったときもそうでした。ただ年が変わっただけなのに「明けましておめでとう」とあいさつをする大人を、私はバカみたいと思って見ていました。だから私は、明けましておめでとうと言われても、「はい」とうなづくだけでした。
     そんな私を見て、親戚のおじさんが私を呼び出しました。そのおじさんは、私が一番好きな、やさしいおじさんでした。そのやさしいおじさんが、なぜか私を怒りました。
     「あいさつはお前が思ってる以上に大切だ。嫌でもしろ」
     理由が強引な気がして、本当は納得していませんでした。だけど怒られた怖さで少し泣きました。あのおじさんが言うくらいあいさつって大切なのかなと、それから考えるようになっていました。

     三学期が始まってから、私はあいさつをする先生や同級生をよく観察しました。そのうちに気付くことがありました。それは、あいさつをするときにみんな笑顔になる、ということです。むすっと「おはよう」というクラスメイトもいたけど、でもほとんどの人が笑顔で「おはよう」とあいさつをしていました。
     私も「おはよう」と言ってみました。そしたら当たり前だけど、同級生がこっちをふりむいて「おはよう」と言ってくれました。笑顔だったから、私も思わず笑ってしまいました。
     おじさんが言いたかったのはこういうことだったのかもなあと、そのとき少し分かったんです。


    ーーーーーー


    ●読書感想文の書き方


    作文の3つのコツはこんな感じでした。

    ① 自分の、を入れる
    ② 差を出す
    ③ ひとつに絞る

    これに気をつけて書くと、
    読書感想文も書けるようになります。

    【読書感想文の3つのコツ】

    ③ ひとつに絞る
    → 印象に残ったシーン

    ① 自分の、を入れる
    → どうして印象に残ったか
     (自分の思い出とリンクさせたりする)

    ② 差を出す
    → 「読む前の自分」→「読んだ後の自分」

    こんな感じ!
    もちろんパターンはまだまだあります。

    でも書けなくて困ってたんだよね。
    なら、いったんこれで書いてみたら、
    とりあえずスラスラ書けるはず。
    つまらなくはなくなるはずです。


    ・・・


    ちなみに。
    ちょっと上級編だけど、
    本が面白くなかったら、
    そう正直に書いてもいいです。

    なんで面白く感じなかったのか。
    それを自分なりに考えてみてください。

    自分はこういう経験があるから、
    なかなか納得できなかった、とかね。


    ・・・


    ちなみに読書感想文では、
    「書く」前に「読む」があるよね。

    それについては次のページの
    「本を読む理由」「本の選び方」で書いたのでぜひ!


    ーーーーーー

    余談です!(読まなくてもいい)

    「作文って「自分」を書くものだから、
     そんなテクニックで書いたら自分がなくなっちゃうだろ!」

    こういうテクニック的なことを教えると、
    そう考える人もいると思います。

    ただ、このページは、
    「うまく書きたいけど作文って全然書けない」
    と悩んでる人に対してのページだというのは分かってね。

    作家を目指したり、表現したいと思ってる人は、
    このページの方法なんて全部無視して、
    自分なりに頑張るのもいいと思います。

    だけど、有名なミュージシャンだって、
    昔は好きなミュージシャンのコピーをして、
    そこから成長していったんです。
    真似したり、従ってみるのも、
    意外と自分を成長させてくれるからね。

    しかも、このページの3つのコツは、
    テクニックというより、本当にすぐできそうな感じだったでしょ。
    気にしないで真似して、楽しく書いちゃってよ!

    余談おわりー。


    ーーーーーー


    このページは、
    書いていてとても楽しかったです!
    実は、僕も作文が(早いけど)苦手だったから。

    小学校、中学校って、
    運動会、文化祭、遠足に加えて、
    一学期を終えて、二学期を終えてなんて作文も書かせられるよね。

    僕の中学では、
    その作文の優秀なやつが、
    学年通信のプリントに載ったんです。

    僕は当時の成績はそんなに悪くなかったんだけど、
    そのプリントにはほとんど載ったことがなくて。
    それがなーんか悔しくてねー。

    学年では問題児とされてるような、
    ちょっとワルっぽいやつのほうが載ったりして、
    しかもそれがおもしろいんだ。

    俺の作文は「いい子」の文章だったんだね。
    目立つのが好きだったわけじゃないけど、
    そのプリントにはどうしても載りたくて、
    自分の作文と、載る作文の違いをよく考えました。

    だからこのページに書いた3つのコツは
    どこかで読んだものじゃなくて、
    下手だった自分が、
    自分なりに考えてきたコツです。


    ・・・


    もっと余談。

    実は前に、
    時間が余った数学の生徒が、
    作文が苦手だからって言うから、
    即興でやってみた授業を再現してるんだ。
    その授業がとっても楽しかったの。
    そのとき、ふたりでワクワクした感じが、
    ここに出てたらうれしいな。


    ・・・


    「作文の書き方!」みたいな本やポイントは、
    国語が得意な人が書いてるし、難しいものが多いんだよね。

    だけど僕自身も作文が苦手だったので、
    難しくないけどおもしろい、
    作文のコツが伝えられたんじゃないかな。

    作文・読書感想文の3つのコツ

    ① 自分の、を入れる
    ② 差を出す
    ③ ひとつに絞る

    ちなみにこれ、
    面接とかでも使えるからね。
    いい子ちゃんモードに入る危険があるところでは使えます。
    もちろん、会話、トークでも使えます。

    国語の先生に
    「あれ、うまくなったね」と言われたらいいなあ。
    おもしろく書けたらメールとかで読ませてね。


    ・・・


    そして実は、
    このページを踏まえて、続編を作りました!

    このページのコツは「書く内容編」だったね。
    続編は「書き方編」です!やったぜ!


    【続編】
    ▶ 読みやすい文章を書くための3つのコツ

    ここと同じように、
    「難しくなく、おもしろく」をテーマに、
    めっっちゃ楽しく!誰でもできるやり方を教えてます。
    ぜひ見てみよう!すぐ使えるぞ!



    □作文、読書感想文、エントリーシート


     作文・読書感想文の3つのコツ
    ▶ 
    読みやすい文章を書くための3つのコツ

     本を読む理由(読書感想文が嫌いな人に)
     本の選び方

     特別なエピソードなんてないって思う人に


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