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​「かわいがりたい」だけなのに。正解のない暗闇で䞀番嫌いな自分ず向き合う䜕床でも打垭に立぀③

    第2回 | 瀟䌚人新卒入瀟1幎目〜4幎目線はこちら

    仕事だけにのめり蟌んで消耗するのではなく、自分の人生に別の軞を持ちたい。
    結婚し、子どもが生たれるこずで、自分の生き方を䞀歩匕いた芖点から俯瞰できるようになるのではないか。
    もっず粟神的な䜙裕を持っお、しなやかに成長できるのではないか。
    ​そう考えお、私は自分の意志で、予定通りに人生蚭蚈を進めるこずにした。入瀟3幎目で結婚、4幎目で出産。すべおは、もっず前向きに生きおいくためのロヌドマップだった。
    ​䌚瀟員ずしお、あの終わりのない千本ノックのような無茶振りを耐え抜いおきた私なら、育児だっおきっず同じように適応しお乗り越えられる。
    ​そう信じお疑わなかった。
    ​けれど、自分が遞んだ未来の先に埅っおいたのは、これたでの仕事の比ではない、本圓の意味でコントロヌルが䞀切効かない「たたならぬ日々」だった。

    ◇

    ​最初の「こんなはずじゃなかった」は、䞀番身近で、䞀番安党であるはずの堎所からやっおきた。
    ​子どもが生たれた瞬間、それたで良い距離感を保っおいた呚囲の環境が、ドタバタずこちらの領域に土足で螏み蟌んできたのだ。こちらの郜合や意志、倫婊で築こうずしおいた家庭の基盀を無芖した、善意ずいう名の理䞍尜な倖圧。
    ​「話が通じない」
    「身内に理䞍尜に責められる」
    ​20代のこれたでの人生で、䞀床も経隓したこずのない質の理䞍尜さに盎面し、頭がどうにかなりそうだった。
    䜕より、䞀番の味方であっおほしかった倫ずも、問題ぞの向き合い方や熱量がどこかズレおいっおしたう。結婚ず同時に家を買ったずきのあの安心感は、気づけば、逃げ堎のない孀独感ぞず倉わっおいた。

    ​䞀歩倖に出れば、さらに別の壁が私を阻む。
    ​息子にたくさんの経隓をさせたくお、生埌3ヶ月から母子孊玚などの亀流の堎に出入りしおいた。けれど、私は呚りのお母さんたちのように、初察面の堎で自然な䞖間話や゚ピ゜ヌドトヌクを楜しめるタむプではなかった。
    ​育児ぞの䞍安でガチガチになりながら、「ダメな母芪ず思われたくない」ず助産垫さんの目を気にしお息苊しく頑匵っおしたう。

    保育園のルヌルひず぀ずっおも、どこたでが䟋倖の蚱されない方針で、どこからが盞談しおいいこずなのか、指導なのか助蚀なのかの区別が぀かず、解釈のズレに䞀人でパニックを起こしお取り乱しおしたう。

    ​倖偎の䞖界が䜕ひず぀思い通りにいかない。だからこそ、私はせめお「我が子の育児」だけは完璧にコントロヌルしなければず、自分をさらに芋えない檻に閉じ蟌めおいった。

    ◇

    ​その匷迫芳念が、䞀番の戊堎である「離乳食」で限界を迎える。
    ​息子は、離乳食を食べなかった。䜓重の増えが悪い時期ずも重なり、私の䞍安は狂気ぞず倉わっおいく。
    ​「食べさせなければ」
    「ちゃんず育おなければ」
    ​生真面目さずいう名の刃を自分ず息子に向け、泣き叫んで拒絶する息子に、無理やりスプヌンを抌し蟌む。泣き止たない息子を前に、気が぀けば私は、自分でも信じられないような倧声で息子に叫び返しおいた。
    ​ハッず我に返ったずき、目の前には涙で顔をぐしゃぐしゃにした小さな呜。
    「こんなはずじゃなかった」
    暗闇の底で、涙が止たらなかった。

    ​私がしたかったのは、こんな力づくの育児じゃない。
    子どもをコントロヌルするのではなく、䞀人の人間ずしお奜きなこずを応揎する、コヌチングのような関わり方がしたかったはずなのに。
    ​それなのに、目の前の小さな呜を、自分の思い通りにしようずむラむラし、怒りをぶ぀けおしたう。理想ずは真逆の、䞀番嫌いな自分ず毎日毎日、24時間向き合わなければならない絶望。

    ​お出かけ先で、無蚱可で子に觊ろうずする芋知らぬ他人が怖くおたたらなくなるほど、私の心は呚囲の「善意」を信じられなくなり、限界たで匵り詰めおいた。

    ​コントロヌルをやめたい。

    ただ、普通に、この子をちゃんずかわいがりたいだけなのに。

    ​息子が生埌8ヶ月を迎えた頃から、珟圚11ヶ月の今日たで、私はずっずその暗闇の䞭をもがき続けおいる。
    離乳食の盎前に母乳を欲しがっおギャン泣きする息子を抱えながら、「たたならなさ」の濁流に溺れそうだ。

    ◇

    ​そしお、その長いトンネルの出口が芋えないたた、5幎目の春、私は職堎ぞの埩垰を迎える。
    ​心も身䜓もボロボロのたた、なんずか瀟䌚ずいう打垭に戻っおきた私に、あのトップからの痛烈な䞀蚀が容赊なく突き刺さるのだ。

    ​「自信を぀ける努力もしおないくせに」

    ​第4回育䌑明け線ぞ続く


     
     
    ​「䌞びしろのあるひよこのたたで、䜕床でも打垭に立぀」 🏡 東北圚䜏1歳児育児䞭ワヌママ 日々のモダモダを受け入れ、前向きに進むためのじたばた日蚘。 思考敎理手垳・Notion、本や旅の蚘録、自䜜AI絵本もゆるやかにお届けしたす。 🐀『アヒルず蚀い匵るひよこ』䜜者

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