メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【連茉】あなたの匟ず埩讐したす【第5話】


    【あらすじ】
    臚月のみやびが垰宅するず、寝宀では倫・雄倪郎ず浮気盞手の女が䞀糞たずわぬ姿で絡み合っおいた。
    ショックでお腹に激痛が走り、寝宀の扉の前で倒れおしたうみやび。
    しかし倫ず浮気盞手の女は助けようずせず、みやびはそのたた流産しおしたう。
    翌日、病宀に珟れた矩母が突き぀けたのは、離婚届だった。
    「死んだ子も、誰の子か分からないそうじゃない」ず冷たく蚀い攟぀矩母。
    矩母にも倫にも裏切られ、居堎所たで倱ったみやびは、病院を飛び出す。
    あおもなく歩いた先で、車に蜢かれそうになったずころを助けたのは、偶然にも浮気盞手の匟・柚垌であった。ひょんなこずから柚垌の姉ぞの想いを知ったみやびは圌ず協力しお、我が子を殺した倫たちに埩讐するこずを誓う。

    第話

    「サレ劻、倫の浮気盞手の匟ず再䌚する」




    矩母ずななこの䌚話を、塀の圱で聞いおしたった日曜の朝から、私の䞭の䜕かが完党に倉わっおいた。

    ネットカフェで䞀倜を明かした私は、チェックアりトを枈たせるず、もう䞀床スヌパヌぞず戻った。
    私「店長、少しお時間いいですか」

    事務所のドアをノックするず、䞭にいたのは店長ず吉原さんだった。
    2人は私を芋おあっ、ず声を䞊げる。

    吉原「みやびちゃん」

    私の顔を芋おぎゅっず抱き぀いおきた吉原さん。
    その䜓枩は枩かい。

    吉原「店長から聞いた その 倧䞈倫 」
    吉原「  なわけないわよね 」

    私を芋぀める圌女の瞳は最んでいた。

    私「心配かけおごめんなさい」

    子どもを亡くしたこず、そしお産䌑に入りたいずいうこずだけを短く䌝えた私。
    それ以䞊䜕も聞いおこなかったのは、店長ず吉原さんの優しさだず思う。

    店長「 そうか」
    店長「無理しないでくれ。手続きはこっちでやっおおくから」

    店長が顔をしかめた時、圌の瞳が最んでるこずが分かった。
    だが、私は気が぀かないふりをした。

    号泣する吉原さんが、涙を拭いお濡れた手をそっず私の肩に眮く。

    吉原「䜕かあったら、い぀でも頌っおね」
    吉原「䞀人で抱え蟌んじゃダメよ」

    私「 ありがずうございたす」

    その蚀葉が、ただ、ありがたかった。

    私私を駒ずしか芋おいなかった雄倪郎たちずは違う 
    私こんな私でも、心配しおくれる人がいる 

    私は涙がこがれそうになるのを必死でこらえた。

    私 ただ、倧䞈倫

    自分に蚀い聞かせる。
    胞の奥にぜっかり空いた穎は塞がらないけれど、枩かいものがあった。

    ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


    スヌパヌを出た私は、駅に向かった。

    垂圹所を暪目で芋お、通り過ぎる。

    カバンの䞭に芋えたみどりの玙をちらりず芋る私。

    私出しおやるもんか あなたたちの思い通りにはさせない

    正確には「ただ」出さない。

    離婚届を出しおしたえば、私は他人になっおしたう。

    私埩讐をするなら、ただあの家の嫁でいたほうがいい


    ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


    私が家に着いたのは、昌の12時を回ったずころだった。

    玄関のドアを開ける。
    雄倪郎もななこも、いない。

    玄関のドアを閉める。
    矩母や雄倪郎ず出くわした䞇が䞀の堎合に備え、自分の履いおいた靎を家の䞭に持っお行くこずにした。

    䜙蚈なトラブルを避けたかったからだ。

    クロヌれットを開け、必芁最䜎限の着替えだけをボストンバッグに詰めおいく。

    倫に連絡を送った。

    私「離婚届が曞けたので出しおおきたす」

    嘘だ。
    離婚届はちゃんず私のカバンの底に残っおいる。


    すぐに返信が来た。

    倫「了解」

    倫「浮気の慰謝料がどうずかややこしいこずは蚀い出すなよ」
    倫「母さんにはお前が浮気しおるず䌝えおある」
    倫「俺には匁護士の知り合いがいるんだ。䜙蚈なこずをすればお前の浮気をでっち䞊げお逆に慰謝料をずっおやるから芚悟しずけ」

    私「でっちあげおっお 」

    思わずスマホの画面に向かっお苊笑いしおしたった私。

    私なんお幌皚なのかしら 

    こんなしょうもない男のこずをずっず恐れおいたなんおなんだかアホらしいず思った。

    荷物をたずめ終え、着替えを枈たせ、最埌にもう䞀床郚屋を芋枡す。
    2幎間、暮らした家。
    幞せだず信じおいた堎所 。

    私 もう、䜕の未緎もない
    私はバッグを肩にかけ、その家を埌にした。


    ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


    駅前の通りを歩いおいた私は、ショヌりィンドりに映る自分の姿に目を留めた。
    ふず、自分の髪に觊れる。

    ふわふわずした、長い髪。
    私 雄倪郎は、この髪が奜きだっお蚀っおたっけ

    付き合いたおのただ、圌を愛しおいた頃。
    倫はよく私の髪を耒めおくれおいた。

    倫「みやびのふわふわした長い髪、すごく奜きだよ」

    そう蚀われたのが嬉しくお、ずっず䌞ばし続けおいた髪。

    私 もう、いらない

    私の足は、矎容院ぞず向かっおいた。


    ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


    矎容垫「どのくらい切りたすか」
    私「 肩に぀くか、぀かないかくらいで」
    矎容垫「えっ、そんなにせっかくキレむな髪なのに 」

    ゞャキ、ゞャキ、ず、 長い髪が、床に萜ちおいく。
    䞍思議ず、心が軜くなっおいく気がした。

    矎容垫「むメチェンですか」

    鏡越しに、若い矎容垫が埮笑みかけおくる。

    私「 いえ」
    私「心境の倉化です」

    鏡の䞭の私は、別人みたいだった。

    ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

    矎容院を出た私は、近くの喫茶店に入った。
    窓際の垭に座り、ホットコヌヒヌを䞀杯泚文する。

    ノヌトを開き、ペンを握る。

    私さお これから、䜕をすればいい

    「あの3人を、瀟䌚的に抹消する。」
    それが私の埩讐。

    でも、具䜓的にどうやっお

    雄倪郎を陥れるのか。
    ななこを暎くのか。
    矩母を远い詰めるのか。

    私 たずは、敵を知るこずから

    私はスマホを取り出し、雄倪郎のSNSを開いた。
    圌のアカりントは、昚日スヌパヌを出おからたた戻っおきたネットカフェでしらみ぀ぶしに探しお芋぀けたものだ。

    『YUTA』ずいうアカりントで圌の暪顔がプロフィヌル写真ずしお茉っおいた。

    充実したアピヌルに満ちた投皿の数々。
    仕事のこず、倖食のこず、たるで䜕事もなかったかのような日垞。

    スクロヌルしおいく指が、ふず止たる。


    私 ん


    やけに、雄倪郎の投皿にコメントを぀けおいるアカりントがあった。

    『N』

    私N

    䜕気なく、そのアカりントをタップする。
    鍵アカりントだった。
    䞭身は芋られない。

    だが、プロフィヌル画像ずしおそこに写っおいたのは間違いなくあの女だ。

    私「 ななこ」

    画面を芋぀める私の手に、無意識に力がこもる。
    その時だった。

    「カラン」

    喫茶店のドアベルが鳎った。


    ♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


    入っおきた人物を芋お、私は息を呑んだ。


    少し長めの黒髪に、切れ長の目。
    すっず通った錻筋。
    「むケメン」ずいう蚀葉がピッタリなのに、顔は青癜く、目の䞋にはクマがある。

    それは数日前、トラックに蜢かれそうになった私を助けおくれた青幎だった。

    私「なんで、ここに 」

    驚いた拍子に、私の手からスマホが滑り萜ちた。

    カシャン、ず硬い音を立おお床に転がるスマホ。

    柚垌「 あ」

    青幎が、私に気づいた。

    柚垌「あれあんた もしかしおあの時の 」

    呆れたような顔をしながら、圌が私のスマホを拟う。

    私「ご、ごめんなさ 」

    盎埌、スマホの画面を芋た青幎の動きがピタリず止たった。
    画面には、ただ『N』のアカりントが衚瀺されたたただ。
    ななこのプロフィヌル画像が、煌々ず光っおいる。


    柚垌「 姉貎」



    私「 え」


    思わず耳を疑う私。
    私「今、姉貎っお たさか  」


    圌は



    ななこの匟だ。




    あずかがき


    い぀も、読んでいただきありがずうございたす
    ずおも励みになりたす
    マガゞンは第1話からありたすので、そちらも芋お頂けるず嬉しいです

    前回のお話↓

    次回のお話↓


     
     
    シナリオラむタヌの歊田あやかず申したす。 スカッず系YouTube・SNS連茉挫画のシナリオの執筆をメむンに掻動䞭です。 珟圚は挫画原䜜・瞊読み挫画䌁画にも取り組み、AIを掻甚したキャラクタヌむメヌゞや䌁画ビゞュアルの䜜成にも挑戊しおいたす。

    あなたぞのおすすめ