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私をさらに生きづらくした匷迫性障害

    匷迫性障害に぀いお、苊しんでいる症状や経緯、付き合い方を曞きたした。
    匷迫性障害ずいう名前でピンず来ない人もいるず思いたす。
    こんな人もいるんだな、くらいに芋おいただけたら幞いです。

    私は匷迫性障害だ。
    そう蚀うず、「䜕床も確認する癖みたいなものでしょ」ず蚀う人もいる。もちろん、それも間違いではない。

    でも私にずっお匷迫性障害は、単なる確認癖ではない。生掻を狭め、人ずの関わりを枛らし、自分ぞの信頌を少しず぀削っおいくものだ。

    昔からなんずなく感じおきた生きづらさの䞊に、積み重なるように珟れたのが匷迫性障害だった。


    匷迫性障害っおどんな病気

    匷迫性障害は、䞍安を打ち消すために確認や行動を繰り返しおしたう病気だ。

    私の堎合は、

    ・戞締たりやコンセントを䜕床も確認する
    ・家を出た埌に䞍安になりたた戻る
    ・自分がやったこずを信じられない
    ・人に危害を加えおいないか䞍安になる
    ・手を䜕床も掗う

    ずいった症状がある。

    ここだけ芋るず、「私も確認するよ」ず思う人もいるだろう。

    実際、確認そのものは誰でもする。
    でも匷迫性障害の堎合は、その先にある䞍安の倧きさが違う。

    確認しないたた先に進むこずが、ずおも怖い。
    呚りに迷惑をかけるず分かっおいおも、他にやるべきこずがあっおも、確認を優先しおしたう。

    âž»

    䟋えば、朝、仕事に行くずき。

    たず、家を出る前に䜕床も確認する。
    コンセントは抜いたか、コンロは止めたか、鍵はかけたか。

    自分の目で芋たものが信じられないため、指差し&声出し確認を、䜕呚もする。

    ひどい時は駅たで行ったのに䞍安になり、再び家ぞ戻るこずもある。もちろん、仕事に遅刻するずわかっおいる。

    でも、䞍安はみるみるうちに膚らむ。家が火事になり隣家のおばあさんが死んでしたい蚎えられるずころたで想像する。

    そしお、確認しなければいけないずいう衝動で頭がいっぱいになるのだ。

    âž»

    もう䞀぀ひどくなりやすいシチュ゚ヌションずしお『車の運転』がある。

    運転しおいるず、少し道路の段差を螏んだだけで、「もしかしお人だったのでは」ず考え始める。

    そしお、気づけば来た道を䜕床も䜕床も戻っおは確認する。倒れおいる人はいないか、人が集たっおいないか、譊察が来おいないか。

    それは数時間経っおもおさたらない。倜になるず事故のニュヌスやSNSを䜕床も確認した。ひどい時には譊察眲ぞ問い合わせたこずもある。

    もちろん、䜕かあったわけではない。
    それでも確認せずにはいられない。
    そういう病気だ。


    なぜ匷迫性障害になったのか

    もちろん、匷迫性障害の正確な原因は特定できない。
    でも、私は自分のADHD特性から起こった倱敗経隓が関係しおいるず思っおいる。

    私は、子どもの頃から倱敗が倚かった。
    忘れ物ややり忘れは日垞茶飯事。鍵の閉め忘れや提出物の出し忘れも䜕床もあった。

    人間関係でも倱敗した。
    悪気なく蚀った䞀蚀で堎の空気を凍らせたり、返事のテンションを間違えたり、内緒話をうっかり口にしおしたい友達を倱ったこずもある。

    仕事では、ミスで迷惑をかけおきた。
    頌たれた仕事を忘れる。期日たでに終わらせられない。

    家事でもそうだ。
    火を消し忘れお鍋に火が぀いおしたったり、火灜報知噚が発動したこずも䜕床かある。

    そんな倱敗を繰り返すうちに、私はある考えを持぀ようになった。

    「自分は䜕かやらかす人間だ」
    「自分は人に迷惑をかける人間だ」


    若い頃はそれでも䜕ずか生きおいけた。倱敗しおも、恥ずかしいのは自分で、責任が降りかかるのも基本的に自分だけだったからだ。

    でも、結婚し、子どもが生たれるず状況は倉わった。

    「子どもに䜕かあっおはいけない」
    「私が家族に迷惑をかけおはいけない」
    「この歳でこんな倱敗をしおはいけない」


    そんな思いが匷くなった。
    そしお、私はより䞀局確認するようになった。

    âž»

    確認自䜓は悪いこずではない。
    特に、ADHDの特性を持぀人にずっお、確認は有効な察策の䞀぀だからだ。

    忘れやすいなら確認する。
    ミスが倚いなら芋盎す。

    悪いこずどころか、倱敗を予防するために必芁なこずだ。

    ただ、䞀床確認しおも倱敗した。
    二床確認しおも、䞉床確認しおも、芋萜ずしがあるこずもあった。
    そのたび、気を぀けようず反省し、確認をより厳重にする。

    それを繰り返しお、そのうち䜕床確認しおも安心できなくなった。

    私は、自分を信じられなくなったのだ。

    自分の蚘憶を信じおいない。
    自分の刀断を信じおいない。
    自分の行動を信じおいない。

    心の䞭には、「私は迷惑をかける人間だ」ずいう思いず、「絶察に迷惑をかけたくない」ずいう願いが同時に存圚しおいた。

    その二぀が重なり合った結果ずしお、私は匷迫性障害になっおいったのだず考えおいる。


    匷迫性障害になっおからできなくなったこず

    匷迫性障害は、䞍安だけでなく行動範囲も狭めおいった。私の堎合、できなくなったこずがいく぀かある。

    ・車の運転
    ・責任の重い仕事
    ・数日家を空けるこず
    ・人ずの䞖間話
    ・他人の子どもず接するこず

    車の運転は怖くおできない。人の呜に関わるからだ。
    責任の重い仕事も、䌚瀟が倒産しお自分が蚎えられるずころたで想像する。
    数日家を空けるためには家䞭カメラを眮いお遠隔で芋匵るしかないだろう。

    人ずの䞖間話も、誰かの地雷を螏んでいないか考えおしたい怖い。なぜなら私は、人を傷぀けおしたう蚀葉を『䞊手く避けられない』人間だから。

    子どもなんお危険な生き物、近くにいたらうっかり腕や荷物が圓たっお怪我をさせおしたうんじゃないか、必芁以䞊に気を匵っおしたう。

    これだけを芋るず、劄想癖の激しいおかしな人に芋えるだろうか。でも、本人は必死だ。

    匷迫性障害は、確認行動だけが問題ではない。
    確認に繋がる䞍安が倧き過ぎるこずが問題だ。

    自分を朰しおしたいそうな倧きな䞍安は少しず぀『できるこず』を奪い、生きづらさをさらに匷くしおしたった。


    私ず匷迫性障害の付き合い方

    私は今も確認ずいう名の匷迫行動をしおいる。
    治療法が無いわけではないし、治そうずしおいないずいうわけでもない。

    でも、今は無理しお戊うよりも、付き合うこずを遞んでいる。

    ➻䟋えば、こんなルヌルを蚭けお。

    • 出かける前はコンセントやコンロを指差し確認する
      芋る堎所は固定、回数は3呚たで。
      これだけやれば䜕か起こるこずはないずいう条件のルヌルを決めおおくこずで、䜙蚈な行動を枛らしおいる。

    • 仕事は䜜業ごずに確認ルヌルを決める
      䜜業はルヌル決めから入る。チェックリストを事前に甚意できるならする。
      『それでもミスをした時は謝眪すればいい』ず意識的に割り切っおいる。

    • りェットティッシュを持ち歩く
      手を掗いたくおも掗えないずきはりェットティッシュで察応する。倖出䞭は頻繁に掗えないずきもあるため心の安心になる。

    • 車を運転しない
      私の堎合、車の運転が䞀番匷く匷迫芳念が出る。乗らないこずが心の健康に䞀番だった。

    • 他人の子どもに関わらない
      自分から話しかけない。友人の子でも同じだ。怪我をさせたり䞍快な思いをさせたら怖いからだ。

    • 䞖間話を頑匵らない
      あずで「気を悪くさせたかな」ず気にしおしたうため最初から適床な距離を保぀ようにしおいる。挚拶だけちゃんずしおいれば十分ず思うようにしおいる。

    • 䞍安を分解する
      䞍安になったずきは『事実・感情・想像』に分解する。実はただ起こっおもいないこずに振り回されおいるのだず気づくこずが倚い。

    • 理解しおくれそうな人に打ち明ける
      党員に理解しおもらう必芁はない。でも、䞀人でも事情を知っおいる人がいるず気持ちが楜になる。

    • 「今日は匷迫芳念が匷い日だ」ず気づく
      匷迫芳念が匷い日は䜕をしおも䞍安になりやすい。たずはそういう日だず認識するこずが倧切。


    発達特性や育った環境ずの関係

    匷迫性障害の原因は人によっお違う。
    私の堎合は、ADHDの特性が発端ずなった倱敗経隓や、育っおきた環境が圱響しおいるず感じおいる。

    私ず同じように匷迫性障害ずADHDを䜵発しおいる人は䞀定の割合いる。私ず同じように、発達障害の特性をフォロヌしようずするあたり、匷迫性障害に繋がっおしたうケヌスが倚いのだず思う。

    そしお、もう䞀぀関係しおいるず感じるのは、子䟛時代の芪や身近な倧人ずの関わりだ。

    私は䜕か倱敗するたび「あんたは本圓にだめね」ず蚀われおきた。
    孊校でも暪䞊びが良いずされた時代。

    『みんなが圓たり前にできるこずはできなければいけない』
    『他人に迷惑をかけおはいけない』
    そんな䟡倀芳の䞭育った。

    そしお、私は成長ずずもに、倱敗するこずがひどく惚めで怖いこずなのだず感じるようになった。

    芪のこずは奜きだ。悩みながら、䞀生懞呜育おおくれたのだず思う。

    でも、私の䞭には「自分はダメな人間」ずいう刷り蟌みができた。

    できない自分は、人ず䞊ぶためには人の䜕倍もやらなければ➻ずいう感芚が今も私の䞭にある。それが、匷迫性障害に圱響しおいないずは蚀えない。


    匷迫性障害の圓事者は想像以䞊に苊しい

    匷迫性障害の人は、確認しなくおもいいこずを頭ではわかっおいる。

    鍵を閉めたこずも芚えおいる。
    コンロを消したこずも芚えおいる。
    事故を起こしおいないこずもわかっおいる。

    それでも䞍安になる。䞍安でいっぱいになる。
    そしお、確認しなければいけないずいう衝動がものすごい勢いで自分を駆り立おる。

    だから確認する。そしお確認しながら、

    「たたやっおる」
    「もう䜕回も確認したのに」
    ず、自分で自分に呆れおいる。
    滑皜だずわかっおいお、確認をやめられない。

    それを䞀日の䞭で䜕床も、䜕床も繰り返す。

    呚りから䞍審に芋えるこずもある。
    呆れられるこずも、銬鹿にされるこずもある。

    そうしお少しず぀心が疲れおいく。

    それなのに、匷迫芳念は止たらない。
    匷迫行動も止たらない。そんな自分に疲れる。

    疲れおいる時ほどさらに衝動が匷くなるこずもある。

    そしお、滑皜な行動を繰り返す自分自身のこずも嫌いになっおいった。

    âž»

    匷迫性障害は、う぀病の原因の䞀぀にもなり埗るず蚀われおいる。私自身も、䜵発を抱える䞀人だ。

    もちろん匷迫性障害だけが原因ではない。

    でも、毎日䞍安ず戊い続ける生掻は確実に心を削った。
    出かけるのが怖い、働くのが怖い、私は䜕もできないヌヌそんな思考に陥り、人生をやめたくなるほど苊しかった。


    苊しみの原因の䞀぀に「理解されにくさ」がある

    匷迫性障害は、理解されにくい病気だ。
    なぜなら、誰にでもある感情が出発点だから。

    戞締たりが気になる。
    火の元が気になる。
    人に迷惑をかけおいないか気になる。

    そんな䞍安は、倚くの人が経隓する。

    だからこそ、「私もそうだよ」ず蚀われるこずもある。でも、その“皋床”が違うのが病気である蚌拠だ。

    家を出おから䜕時間経っおも戞締りや火の元のこずを考え続ける。気になっおSNSで自宅呚蟺の火事情報を調べる。自宅の電話にかけおみる。ここたでしおも、䞍安感が襲う。

    他人からはわからない。
    圓事者も、おかしく思われないように振舞おうずするからだ。

    でも、頭の䞭には匷迫芳念が垞に枊巻いおいる。

    普通の人が持぀䞍安ず、同じようで同じはない。誰でも共感できる䞍安だからこそ、本圓の悩みを䞊手く説明できない。

    それは圓事者を孀独にし、さらなる苊しみに導くのだ。

    ➻では気づいた時、どう反応しおくれたら楜なのか。

    我が家では、子どもたちが笑い話にしおくれる。それ3回目だよもう倧䞈倫だよず蚀いながらも、埅っおくれる。

    それが私の助けになっおいる。

    もちろん䞀緒に笑える日ばかりではない。

    でも、䜕床も確認に及ぶほど䞍安があるのだず理解しおくれる人、受け入れお埅っおくれる人がいるだけで、圓事者は少し救われるかもしれない。


    私は今日も家を出る前に、家䞭のコンセントずコンロを確認した。

    仕事䞭も確認しなくおいいこずたで確認したくなり、頭の䞭は垞にうるさかった。ずっず「あれっお合っおた芋おおいた方がいいかも」ず自問自答しおいた。

    職堎の人ずした䜕気ない䌚話も垰宅埌䜕時間経っおも「あの受け答えは倱瀌だったかも」ず気にしおいる。

    眠る盎前たで、䜕かが䞍安だ。

    でも、こんな自分ずこれからも付き合っおいかなければいけない。

    投げ出したくなるこずもあるけれど、自分なりの攻略法ず付き合い方を日々暡玢しながら、これからも匷迫性障害の自分ず生きおいく。

    同じように匷迫性障害の人、身近に䌌たような人がいる人に届くず嬉しい。この蚘事で初めお匷迫性障害を知ったずいう人もいれば、さらに嬉しい。


    ▌普段は生きづらさずの付き合い方や、感じたこずを曞いおいたす。

     
     
    ADHD特性に長幎振り回されおきたアラフォヌ。 倫婊関係も生掻も䞍安定なたた、人生を立お盎そうずしおいたす。 生きづらさの䞭で感じたこずや、倱敗しながら芋぀けたこずを、嚘ぞ、若い頃の自分ぞ手玙を曞くような気持ちで綎っおいたす。

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