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【第話 非垞通路ず綺麗な笑顔】宇宙の街で今日も生きおいく―因果に惹かれ続く日々

    シリヌズ総合目次ペヌゞリンク

    【前回たでのあらすじ】
    人類滅亡埌の宇宙を埀く巚倧宇宙船「」。
    新米・薬飛脚の愛里は、初の単独配達䞭に透明な倖来皮「砎冷鬌」に襲われ、倧切な薬を奪われおしたう。
    呜の恩人である銀髪の戊闘員・ルむや、蜜柑色の髪の同僚の助けを埗お、激しい远跡戊の末に薬を無事奪還
    これをきっかけに、愛里ずルむは挚拶を亀わすようになり――。


    局の倖呚の海から、今日も人工倪陜が昇る。
    倩井を芆うフェむクスカむは、燃える朝焌けから、枅々しい五月晎れぞず倉化しおいく。


    薬飛脚ずしお䞀人立ちしお、あっずいう間に䞀ヶ月が経った。
    今日も朝から配達ず服薬指導に走る。
    ただ新人だから、扱う薬は慢性疟患の飲み薬だけ。
    届け先も患者さんのご自宅だけだけど、担圓の方々の症状や性栌もだいぶ掎めおきた。

    ただ、ちょっず困っおいるこずが二぀ある。

    ぀目は  私、いくら䜕でも倖来皮に遭いすぎな気がする。

    䞀人立ちの日に、いきなり透明生物に襲われた。
    その数日埌には、地面から「りルトラ軍隊アリ」がもっさり出おきお囲たれたり。
    川瞁でお匁圓を食べおいたら「キメラ熊」が川からのしのし䞊がっおきお、他の人達には目もくれずに私に向かっお突進しおきたり。
    階段に倧きな鳥がいるなず思ったら凶悪な顔をした「猿癜鳥」だったり。
    野良犬かなず思っお挚拶したら「人面犬」だったり。

    倖来皮は䟵入した埮现な幌虫から急激に成長するから、街䞭で出るこずも皀にあるけれど、普通の人は幎に数回芋かける皋床らしい。
    盎接狙われるなんお滅倚ないから、先茩や聖子係長にも䞍思議がられおいる。
    「あんたの近くでは普通じゃないこずばっかり起きるわね」っお。

    でも、道路にある通報スむッチか、業務甚端末の通報ボタンを抌すず、すぐに青服さん達が来お助けおくれる。
    おいうか、「ぎゃああああああ」っお悲鳎をあげたら、倧抵はそこかしこで枅掃䜜業をしおいる青服さんが駆け付けおくれるのだ

    青服さん達はみんな同じ制服を着おいお、長くお頑䞈そうなナむフを装備しおいるから、小さい倖来皮ならそれでずばしゃヌっお駆陀。
    デカくお匷くお無理そうだったら、ぱっず避難誘導しおくれお、無線で「先茩助けお」っお応揎芁請。
    すぐに戊闘が埗意な青服さんが来おくれる。

    私の配達゚リアだず、助けに来おくれるのはほずんどルむさんだ。
    どんなに倧きい倖来皮でも䞀瞬で倒しおくれる。
    速すぎお、い぀もどう斬ったのか分からない。
    そのたびに「ありがずうございたすっ」っおお瀌を蚀うず、ルむさんが「 たたか  」ず呆れたように぀ぶやくのが、最近の恒䟋になっおきおいる。

    実は、数日前にも倧倉なこずがあった。
    配達が終わっお本郚に垰る途䞭、空から「ヒヒヒヌン  」っお声が聞こえた。
    野鳥かなず思っお䞊を芋たら、巚倧なハンマヌヘッドペガサスが䞊空から私めがけお䞀盎線に急降䞋
    ペガサスのハンマヌみたいな頭が地面に振り䞋ろされお、

    ドゎオオオンメリメリびしびしヌ
    私が立っおいた地面がぱかっず割れた。

    「ぎゃああああぁぁぁぁぁ  ぁぁぁ  」

    私は割れ目に真っ逆さた。
    なんずその穎は、地䞋深くの通路たで貫通しおいた。

    幞い、そこを偶然歩いおいた凛々しいお姉さんがキャッチしおくれお助かった。
    亜麻色の髪で、ぞそ出しのクロップドトップを着お、腰に日本刀を差したお姉さん。

    私が萜ちたのは、䞀般人厳犁の非垞通路。
    埌からルむさんが穎の底たで私を拟いに来おくれた。

    あの時は本圓に、おぞぞ、ず笑っおごたかすしかなかったなぁ。

    そしお、もう぀の悩み。
    孊生だった時は気づかなかったけれど、私っおものすごい方向音痎なのかもしれない。
    それなりに地図は読めるし、方向感芚もあるず思うんだけど、なぜかよく違う方向に暎走しちゃう。

    私が䜏んで働いおいる局は特に人口が倚いし、同じような高いビルが倚くお地区が入り組んでいるから、回迷ったら戻るのも倧倉。
    しかもそんな時に限っお倖来皮に遭うから、さらに時間を食っちゃっお、配達が服甚指定時間ギリギリになっおしたう。

    なんずか遅延は出しおいないけれど、今はただ最䜎ラむンの仕事量しかこなせおいないんだよね。
    早く成瞟を䞊げお認められお、急患さんの緊急服薬指導なんかにも察応できるようになりたいな。
    前向きに䞀歩䞀歩、頑匵るぞ

    しばらくしお、たた巡回䞭のルむさんに䌚った。

    「ルむさん」

    盞倉わらずの無衚情だけど、今日はなんだか少しだけ雰囲気が明るい。
    䜕か良い事があったのかな

    ちょうど私も䌑憩できる時間だったから、花壇沿いのベンチに座っおお話しするこずになった。
    ルむさんはサングラスを胞ポケットにしたいながら、ココアをおごっおくれた。

    ひずしきり私の今日の仕事の話を聞いおくれた埌、ルむさんがふず口を開いた。

    「  お前の昔の担任に、戊闘員䞊がりの先生がいなかったか」
    「えあ、はい。初等孊校の六幎間、ずっず担任しおくれた先生が  」

    メむ先生。
    珟圹時代には「ノァルキリヌ」ず異名をずる凄腕の傭兵戊闘員だったらしいけれど、匕退しお教垫になっおた先生だ。
    矎人で優しくお、他の先生みたいに、できない子に眰を䞎えたりしない倧奜きな先生。
    歳で薬務課の専門孊校に進んでからも、同窓䌚ずいう名のパヌティヌの招埅状が時々届いお、卒業たで䜕かず盞談にのっおもらった。

    今は自宅で小さな蚺療所を開いおいるお医者さん。
    実は、䞖界䞀腕のいい倖科医だから蚺察や手術の予玄が䞀杯だ、なんお噂もある。本圓に凄い人

    「  メむ先生じゃないか」
    「えなんで分かったんですか」
    「䞀昚日、先生の所に行っおな。よく倖来皮に遭う薬飛脚の子の話をしたら、初等孊校の教垫をしおいた時の教え子だっお。」
    「ええええメむ先生ずお知り合いなんですかお仕事の関係ですか」
    「  もちろん仕事で協力しおもらったりもするが  。実はな、小さい頃  二幎間だが、先生の家で暮らしおいたんだ。」
    「えええええ」
    「先生っお面倒芋が良いだろ。  俺は、芪がいなかったからな。色々あっお  拟っおくれたんだ。」
    「え  そ  そうなんですね  。い  意倖です。」

    産たれた時から、䜕䞍自由なく゚リヌト街道を歩んできた人なのかず思っおた。

    「仕事を始めおから、月に回は先生の家に顔を出しおいる。里垰りみたいなものか。で、䞀昚日そんな話になった。すごい偶然だな」
    「ですねわすごいあ、でも、確かにルむさん。蚀われおみれば先生に䌌おるずこありたすね」

    匷くお優しくお、どこか優雅な感じがしお、いい匂いがするあたり。

    「  そう蚀っおくれるず嬉しい。ありがずう」

    うわぁ 綺麗な笑顔  。
    男の人に「綺麗」だなんお 初めお思った。
    ルむさんの穏やかな雰囲気っお、すうっず心に染み蟌む感じがするんだよな。
    メむ先生も穏やかで優しかったけれど、先生が育おたからっお、党員がこんな颚に玠敵になるわけじゃないよなぁ。


    【著者より】
    第五話も読んでいただき、本圓にありがずうございたした。
    䞀人立ちから䞀ヶ月、五月晎れの䞋で、愛里の「倖来皮を匕き寄せすぎる謎」が炞裂した回でした。
    穎の底で助けおくれた日本刀のお姉さんの正䜓ずは  。
    埌半では、ルむの孀独な過去ず、愛里ずの䞍思議な共通の恩垫・メむ先生の存圚が明らかになりたした。
    愛里の「因果重力」は、䞀䜓どんな運呜を手繰り寄せおいくのでしょうか。 第六話もどうぞお楜しみに

    本䜜のストヌリヌおよび本文は、すべお青空檞檬が自身の蚀葉で執筆しおいたす。䞍定期曎新ずなりたすが、長線倧䜜ずしおじっくりお届けしたす。楜しんでいただけたら、ぜひ「スキハヌトマヌク」やフォロヌで応揎しおいただけるず励みになりたす

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    青空檞檬あおぞられもん 理科系倧孊院卒のSF・恋愛小説䜜家。孊生時代は量子力孊のロマンに魅了され、珟圚は医療系の片隅で生息しおいたす。 宇宙船SF矀像恋愛劇を連茉䞭。党力疟走のお仕事恋愛ドラマをお楜しみください。 ※䞍定期曎新ずなりたすが、長線倧䜜ずしおじっくりお届けしたす。

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