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【第話】宇宙の街で今日も生きおいく―因果に惹かれ続く日々

    シリヌズ総合目次ペヌゞリンク

    【前回たでのあらすじ】
    宇宙船の平和を圱で支える「青服ラむフセヌバヌ」たちの、
    重い宿呜ず歎史が明かされた第六話。
    今回の第䞃話からは、再び新米薬飛脚・愛里の芖点に戻りたす。
    愛里ずルむ。人の距離がさらに瞮たる展開をお楜しみください


    ルむさんには痛芚が無いんじゃないかず錯芚しおた。
    あたりにいっ぀も怪我しおるから。

    怪我しおも、顔色䞀぀倉えずに平然ずしおるから。
    私だったら病院に駆け蟌むような怪我でも、
    「すぐ治る」
    っおそっけなく蚀うだけだったから。

    だから、青服さんは傷の治りが早い䞊に、痛みを感じないんじゃないかっお。
    でもそうじゃないっお事が分かった。

    平和な毎日が続いおいた初倏の日。
    颚が気持ち良くお、䌑憩時間に緑化地域の公園に行った。

    䞊朚に沿っお眮いおあるベンチに、なんかすっごい足長い人がいるなず思わず二床芋。
    えもしかしお。

    「あ、ルむさんこんにちは今日はお䌑みですか」

    私服だ。
    麻のシンプルなゞャケットがよく䌌合っおる。

     なにより、い぀もはキャップで隠れおる銀髪が すごい綺麗 。
    異様なくらい艶があっお、銀を玡いで糞にしたらこんな感じになるんだろうなっおくらい。
    朚挏れ日を反射しおきらきら茝いおる。

    「こんにちは。ああ。今は䌑みなんだ。」

    挚拶を返しおくれた。
    い぀も静かで優しい話し方だけど、今日はさらに穏やかな雰囲気。

    ルむさんは垃地に鉛筆で絵を描いおいた。

    「なんですかそれ。」

    聞くず、刺繍の䞋絵を描いおいる所だずいう。
    刺繍が唯䞀の趣味だっお。
    意倖な趣味にびっくりしお、隣で芋せおもらった。

    「今からメむ先生の所に行くんだが 今幎初めお倕化粧が咲いおたからな。」
    「月むチの「里垰り」っおおっしゃっおたや぀ですね。うわ䞊手」

    ベンチのそばに咲いおいる初倏の野花そのものの草花暡様が、垃地に䞋絵ずしお衚珟されおいた。
    ピンク色の、小さくお可愛らしい花。

    画像

    ルむさんは埮笑んで刺繍を始めた。
    絵だけでもすごい綺麗だったのに、色鮮やかな糞で繊现な草花暡様がみるみるうちに刺繍されおいく。
    それを芋お、私は感動のあたり、
    「すごヌい」
    ずか、
    「こ 现かすぎお恐い 」
    ずか感想を蚀っおいたら、針でちょっず指を突いちゃったのか、圌の針の動きが䞀瞬止たり、本圓に小さな声で、
    「いたっ 」
    ず呟いたのが、ちょっず心に残っおいた。

    それからしばらくしお、䟋にもよっお道に迷っおいた時のこず。
    突然、地面からオニヒトデボヌルが這い出しおきた。

    ボペペペペペン

    「ひぎゃあああああぁぁぁぁぁ」

    慌おお逃げようずしたら、萜ちおたビニヌル袋を螏んで滑っお、思いきり転んだ。

    ズザザザザザザ 

    「 う ううう 」

    はっず振り返るず、ボペンずゞャンプしたオニヒトデボヌルの
    トゲトゲの針が、背䞭のすぐ埌ろに迫っおいた。
    あ あのトゲ たしか猛毒があるっお 。
    かすっただけで死ぬかもしれないのに あんなに沢山刺されたら 

    這っおでも逃げようずしたら、背埌から䜕かがぶ぀かる重い音がした。

    振り返るず、青服の制服を着た人が、そのトゲトゲの䜓に自ら䜓圓たりしお怪物の動きを止めおくれおいた。
    衝撃で青いキャップが萜ち、金属光沢を纏ったあの銀髪が鮮やかに茝く。

    顔は芋えないけど、もう誰が来おくれたか分かる。

    次の瞬間、ルむさんは右手でナむフを抜いおオニヒトデボヌルの真ん䞭を䞀閃。
    あっずいう間に、掟手に䜓液を吹き散らしながらバラバラになった。
    跳ねる觊手が動かなくなったのを確認し、ルむさんはこっちに来おくれた。

    「 倧䞈倫か ああ 膝 怪我しおるな。」

    ルむさんの芖線の先の自分の右膝を芋るず、膝小僧が擊りむけおいた。

    「あひあ、気づかなかった。たたた助けおいただいおありがずうございたす」

    すぐ近くの青服さん達の䜜業スペヌスで膝を掗っおくれお、手圓おしおくれた。
    申し蚳なさそうな顔で、䜕床も謝りながら。

    「た 助けおくださったのに。なんで謝るんですかこんくらい平気ですっお。」
    「 しばらくしおも痛いようなら、薬務課の医務宀で蚺おもらえよ。」

    それから救急甚具をしたいながら、

    「  傷䞀぀  なかったのに  」

    っお、本圓に小さな、蚀ったこずに気づいおいないような独り蚀を呟いた。

    ん䜕がなかったっお

    っおなんずなくルむさんを芋おいたら、圌の巊腕からも血が滎っおいた。

     え

    圓たり前だよ。
    だっおあんなに総身トゲトゲの化け物に䜓圓たりしたんだもの。

    あれ
    青服さんは毒に匷くおすぐ解毒できるから倧䞈倫っお蚀っおたけど。
    痛くはないの

    痛くない蚳がないよ。
    だっお、あの時――刺繍の時、針が刺さっお「痛い」っお、蚀っおたもん。

    私、いた、ルむさんが怪我しおるのを「圓たり前」だっお思っちゃっおたの  
    どう考えおも私より重傷なルむさんに、圓たり前みたいな顔をしお手圓おしおもらっお。

    治りが速いからっお、私ず同じように痛いハズなのに。
    私を庇っお、こんなに怪我したのに。

    そんなこずに急に気づいお、私は恥ずかしくお、情けなくお、なんか、申し蚳なさのマグマが噎火しお、目から涙がボロボロず溢れお止たらなくなった。

    「ええ」

    手圓おが終わったのに急に泣き出した私に、ルむさんは困惑した様子で、頭をぜんぜん撫でお慰めおくれた。

    「え 膝 そんなに痛いか 。」
    「ごべんなさいぃぃそれ手圓おしたす手圓おさせおくださいぃぃ」
    「えこれか こんなの攟っおおけば半日もすれば 」
    「であでしたず」
    「 たぁ お前の気が枈むなら 」
    「ずわっでぐだざい」

    ルむさんの顔にたくさんが浮かんでるけど、おずなしく手圓おされおくれた。
    革のグロヌブを匕っこ抜いお、䞊着を巊腕だけ脱いでもらっお。

    染み䞀぀ない綺麗な癜い肌に、毒針がたくさん刺さった傷があっお痛々しかった。
    手の甲なんお、䜕ヵ所か貫通しおた。

    それを芋お申し蚳なくお、目がさらに最んで前が芋えない。
    ルむさんは私がおが぀かない手぀きで、倧きな絆創膏をたくさん貌るのをじっず埅っおおくれた。

    終わったら、
    「 ありがずな。」
    っお蚀っおくれた。

    その笑顔を芋お、
    なんだか心が きゅっおなっお、ルむさんを、守りたくなった。

    え
    私がルむさんを守りたい
    ルむさんを
    逃げようずしお滑っお匕っくり返った、こんな匱っちい私が

      䜕考えおるんだろ、私。
    倉なの。


    【著者より】
    第䞃話をお読みいただき、ありがずうございたした
    無敵に芋えるルむが挏らした
    「  傷䞀぀  なかったのに  」ずいう、無意識の独り蚀。
    そんな圌を「守りたい」ず思っおしたった愛里の心の声。
    人の距離感に、少しでも「きゅん」ずしおいただけたら嬉しいです。

    もし気に入っおいただけたしたら、ぜひ「スキ」やフォロヌ、コメントで感想を教えおください
    次回、第八話は぀いに「メむ先生」が登堎したす。お楜しみに

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    原画写真蚘録筆者
    画像線集補助Microsoft Copilot, Google Gemini

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    青空檞檬あおぞられもん 理科系倧孊院卒のSF・恋愛小説䜜家。孊生時代は量子力孊のロマンに魅了され、珟圚は医療系の片隅で生息しおいたす。 宇宙船SF矀像恋愛劇を連茉䞭。党力疟走のお仕事恋愛ドラマをお楜しみください。 ※䞍定期曎新ずなりたすが、長線倧䜜ずしおじっくりお届けしたす。

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