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Photo bynaota_t

転職はどっちが楽しいかで、決めてきた話。

    転職やキャリアの相談を受けることは多い。
    でも今回のは、簡単に「こっちが正解」と言える話じゃなかった。

    昔からの友達が、前職に戻ろうと悩んでいる。
    戻れば、給料は今の1.5倍になるらしい。
    子どもがいて、しかも2人目が生まれそう。

    正直、どっちも正しい。
    家庭を支えるために、まず金が大事なのは事実やし、
    条件で判断することを、誰かが否定できる話でもない。

    でも、だからこそ、自分ごととして、立ち止まって考えてみた。

    今の1.5倍は、5年後も1.5倍やろうか。
    その会社は、10年後もそこにあるのか。
    副業禁止の会社に、これからの時代、どこまで人生を預けられるか。

    少し先までは良くても、
    もし肩叩きや倒産が起きたとき、
    その会社から、お金以外に何が自分に残るか。
    お金と割り切る考え方も、もちろんある。

    安泰だけを求めた選択は、
    安泰が崩れた瞬間に、何も残らない可能性がある。

    そもそも、これからの人生に
    一生安泰という世界線は、
    もう前提として成立していない。

    これは、ライフシフトで語られている
    世界観そのものやと思っている。

    一つの会社で働き続ける。
    一直線にキャリアを積み上げる。
    それが前提だった時代は、もう終わった。

    キャリアは、直線じゃなくなった。

    転職して、
    フリーランスになって、
    学び直して、
    副業をして、
    場合によっては大学に行く。

    こうした選択肢が、
    順番通りに並ぶんじゃなく、
    曲線的に、混ざり合っていく時代になった。

    今の選択が、一生を決めるわけじゃない。
    でも逆に、
    安泰を選んだからといって、
    一生守られるわけでもない。

    だからこそ、
    条件だけで決めるという判断は、
    昔よりずっとリスクが高くなっている気がする。

    もう一つ、個人的に強く思っていることがある。

    40歳を越えてからの転職で、
    出来ることだけを求められる会社には、
    あまり行かない方がいいんじゃないか、ということ。

    年齢的に、マネジメントを期待される場面は増える。
    それ自体は悪くない。

    でも、自分が一番上で、
    自分の過去の経験だけが、そのまま正解になる環境は、
    短期的には気持ちいい。

    ただ、長期的に見ると、
    気づかないうちに成長が止まっていく。

    井の中の蛙じゃなく、
    茹でガエルになっている可能性が高い。

    自分よりできる人がいるか。
    自分より優れたメンバーと仕事ができるか。
    自分の限界が、その組織の限界にならないか。
    学びと成長と変化ができる環境があるか。

    年齢の問題じゃない。
    環境の話やと思っている。

    ここまで書いてきたけど、
    自分を棚に上げて言っているつもりはない。

    自分自身、人生で6回転職している。
    7回目で独立した。

    結婚したときは、
    転職の合間で無職やったし(嫁に感謝)
    子どもがいながら、独立もした。(更に感謝)

    正解からは、だいぶ外れたキャリアやと思う。

    何度も迷った。
    金額でも迷ったし、
    条件でも迷ったし、
    正しそうな会社に行くべきかも悩んだ。

    それでも最後に決める基準は、
    いつも同じやった。

    楽しそうか。
    ワクワクするか。
    しんどそうでも、自分が納得できるか。
    これからの成長と変化が出来そうか。
    ※あくまで自分の場合

    結果論やけど、
    その選択の積み重ねが、
    今の自分につながっている。

    これからの時代、Will、Can、Mustの
    Can、できることは、AIがどんどん埋めていく。

    ある程度のことは、
    誰でもできるようになる。

    だからこそ、
    Will、なぜそれをやるのか。
    Must、なぜ今それを引き受けるのか。
    これからの人生で、何を体験したいのか。
    何をやりたくないのか。

    そこを考えること自体が、
    40歳以降のキャリアの面白さなんやと思っている。
    これまでのキャリアがある40代は最高に楽しいはず

    悩んでいる人に、これだけは伝えたい。

    一歩踏み出すとき、
    どちらを選んでもいい。

    でも、
    企業から提示された条件だけで判断するのではなく、
    自分の判断軸で考えるということは、
    絶対にやってほしい。

    自分でちゃんと考え、選んだ決断であれば、
    どっちに進んでも、後悔はしないはず。

    うまくいっても、
    失敗したとしても、
    それは全部、経験になるだけ。

    最後に、
    宇宙兄弟に出てくる
    シャロンおばちゃんの言葉を思い出す。

    若い人には、
    悩むなら、なってから悩みなさい。

    一度なってみて、
    違ったら、また考えればいい。

    でも、30代後半以降は、
    少し話が変わってくる。

    この先の人生で、
    どっちが正しいかよりも、
    どっちが楽しいか。

    楽な人生なんてなかったはず。
    テキトーに楽したい人はそれが合っている。
    でも、何かをしたい人なら
    楽な選択の連続で
    成し遂げれるものがあるのかは、
    普通に考えれば分かるはず。


    条件や肩書きよりも、
    自分がちゃんと納得できるか。

    どっちを選んでもいい。
    でも、自分で考えて選んだと言えるかどうか。

    それができていれば、
    その決断は、失敗じゃなく、
    一つの経験でしかない。

    『どっちが楽しいか』で決めなさい。

     
     

    nick

     
     
    言語化の流布師。AI時代に、個人や小さな組織がどう自分の言葉で立つかを考えています。テーマはブランディング、地域、中小企業、働き方、起業。現場で感じた違和感を、問いに変え、プロセスに変え、次の行動に変えるための記録です。

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