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あの頃の父の覚悟

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    サラリーマン卒業を目指すアラフォーワーママ、まるです。
    このシリーズでは、日々の生活の中で嬉しかったことや、なるほどーと思ったことなど、日々の記録として記載しています。
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    ▼自己紹介

    先日、次男の誕生会をして、私の両親にも参加してもらった。

    その際、父親と少しお喋りをしたのだが、何気なく聞いた父親の職歴について、様々な思いが巡ってきた。

    父親が脱サラした年齢は

    私の父親は、私が記憶している限りにおいて、確か高校生ぐらいの時に、それまで勤めていた会社を辞めて個人タクシーを始めた。

    私が中学生ぐらいの時から、父親は個人タクシーを始めるための試験勉強をするようになった。
    会社勤めをしながらの試験勉強は大変だったのであろう、非常にイライラしていたように思う。

    一方、当時の私は思春期で、反抗期真っ盛り。

    父親とは随分ぶつかった思い出ばかりだ。
    私は早く家を出たい、出たいと思っていて、大学受験ではろくに親に相談することもなく地方の大学に願書を出し、大学進学と共に実家を出て、それ以来一緒に暮らすことはなかった。

    先日の誕生会の合間に、少しほろ酔い気分の父親と和やかに会話をする中で、

    「そういえば、お父さん個人タクシーを始めたのは何歳の時だったの」
    と私は尋ねた。

    「50歳の時だよ。」
    父は、すぐにそう答えた。

    驚いた。

    今私は40代半ばで、このまま会社員を続けるのか、辞めるのか、辞めるとしてもこの年齢からの転職は難しいだろうな、なんてぐずぐず考えていて、実際、仕事を辞めるために不動産投資を始めたりと画策はしているけれども、そんな自分のことを決して若いとは思っていなくて、年齢を理由に逡巡してしまうことが度々ある。

    でも父は、今より30年近く前に、子供たちが進学を控えて教育費がかさむ最中に、満を持して会社員を辞めて、独立したのだ。

    すごいな、お父さん。

    私は何だか感動してしまった。

    個人タクシー初日の出来事

    父が続けた話によると、50歳で突然仕事を変えることを決めたわけではなくて、その前からずっと考えていたとのこと。

    父曰く、父の父(私の祖父)は会社勤務ではなく個人事業主だったこともあり、父は自分が会社勤めが肌に合わないとずっと思っていたという。

    このまま会社員として終わるのではなく、何者かになりたい、そう思ったようだ。

    分かる。
    今私自身も、このままでいいのかと、日々モヤモヤ考えているのだ。

    前述の通り、個人タクシーを起業するには試験に合格する必要があり、また、父はその前職がタクシー会社勤務というわけでもなかったので、個人タクシーを始めるには、たくさんの勉強が必要だったようだ。

    会社勤めをしながら勉強時間を捻出し、念願叶って個人タクシーを始めることができた。

    そして、そんな父が言うには、その記念すべき個人タクシーの初日に、私をバイト先に自分が運転するタクシーで送って行ったんだそうだ。

    当時の父親の覚悟に思いを馳せる

    知らなかった。

    いくら反抗期最中の私でも、父が、今日個人タクシーの初日なんだという話をしてくれていたら、さすがにその日のことを覚えていたと思う。

    でもきっと父は、「バイト先に送っていくよ」と言ったくらいで、その日がそんなに大切な日だなんて私には言わなかったんだろう。

    おかげで、そんな大切な時間を私は覚えていることもなく、そして30年近く経った今頃になって初めて知ったのだ。

    今40代半ばの私は、自分や家族の人生をより良くしていきたいという気持ちがあるし、そのために今の働き方を変えたいと考えて、僅かずつでも行動を起こしている。

    でも私には共稼ぎの夫がいるし、なんなら私1人収入が大幅にダウンしても、子供たちが路頭に迷うことはないという打算や甘えがある。

    一方で当時の父親は、家計を支えるのは自分1人で、娘2人が中高生と、少ない稼ぎの中でこれから大学進学させられるのか?といったプレッシャーがあったに違いない。

    当時の父親が個人タクシーの試験勉強していることは知っていたけれど、どんな覚悟や思いで50間近の父が1人踏ん張っていたか、10代の私は全く分かっていなかった。

    当時の私は無邪気に、親が子供を養ったり、進学に協力するのは当たり前だと思っていた。

    あの時の自分が、当たり前にそれらを親に要求できたのは、親がそれを叶えてくれるという希望が持てたからだ。

    今親になった私は、自分の子供たちに、当たり前に親からの援助を享受できると思っていて欲しいと考えている。
    そして、そのために、親は子供達の知らない水面下で努力するが必要であることを理解している。

    あの頃の父の年齢に近くなった私は、あの頃の父の覚悟を知って、目頭が熱くなった。

    お父さん、ありがとう。

    お父さんのおかげで、私はこうして幸せに生きる足掛かりを得ることができました。

    ▼乱れた心から立ち直った話

    ▼ワーママの本音



     
     
    40代、外資系企業フルタイム、2人の男児(2歳、4歳)を育てるワ―ママ。次男の育休をきっかけに、不動産賃貸業で副業を開始。2026年にはサラリーマンを卒業かペースダウンしたいとスローペースながら模索&迷走しています

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