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Photo bydreamy_hare2318

全部は取り戻せない。でも選べる。

    【管理職葛藤シリーズ#14】

    「少しずつ取り戻せるかもしれない」と思い始めたけれど、

    同時に、ひとつ気づいたことがある。


    すべてを取り戻すことは、できないということだ。


    世界一周をしていた頃のように、

    どこで過ごすか、何をするか、すべてを自分で決める。


    あの感覚は、今の自分にはもうない。


    会社という枠組みがあり、

    管理職としての役割がある。


    そして、家族もいる。


    これらを無視して、

    好きなように生きるという選択は現実的ではない。


    もしそれを望むなら、

    起業するという道もあるのかもしれない。


    でも、今の自分はそこまで振り切るつもりはない。


    そう考えたときに、

    ひとつ疑問が残る。


    では、自分はどこまで取り戻したいのか。


    管理職としての仕事そのものが

    嫌なわけではない。


    ただ、ひたすら降ってくるタスクと事務作業、

    そして仕事と休みの境が曖昧な状態。


    その中で、

    考える余白がなくなっていることがしんどいのだと思う。


    土日でも、夜でも、

    いつ鳴るか分からない電話。


    常にどこかで仕事がつながっている感覚。


    その状態では、

    自分の頭で考える余裕がなくなっていく。


    でも逆に言えば、

    すべてを変えなくても、

    この“余白のなさ”さえ少しでも変えられたら、


    見える景色は違ってくるのかもしれない。


    仕組みを変えることや、

    業務の進め方を見直すこと。


    もしかしたら、

    今の環境の中でもできることはあるのかもしれない。


    全部を取り戻すことはできない。


    でも、どこを取り戻すかは選べるのかもしれない。


    まだはっきりとはしていないけれど、

    少なくとも今は、そう考え始めている。

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    世界一周で「自分で選ぶ生き方」を知った理学療法士が、管理職で選択権を失い、取り戻す過程を記録しています。 訪問看護の舞台裏・管理職の葛藤・余白の作り方・父親としての問い・消えゆく日本文化。 どれも「自分の人生を選び直す」という一本の軸から書いています。

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