
全部は取り戻せない。でも選べる。
【管理職葛藤シリーズ#14】
「少しずつ取り戻せるかもしれない」と思い始めたけれど、
同時に、ひとつ気づいたことがある。
すべてを取り戻すことは、できないということだ。
世界一周をしていた頃のように、
どこで過ごすか、何をするか、すべてを自分で決める。
あの感覚は、今の自分にはもうない。
会社という枠組みがあり、
管理職としての役割がある。
そして、家族もいる。
これらを無視して、
好きなように生きるという選択は現実的ではない。
もしそれを望むなら、
起業するという道もあるのかもしれない。
でも、今の自分はそこまで振り切るつもりはない。
そう考えたときに、
ひとつ疑問が残る。
では、自分はどこまで取り戻したいのか。
管理職としての仕事そのものが
嫌なわけではない。
ただ、ひたすら降ってくるタスクと事務作業、
そして仕事と休みの境が曖昧な状態。
その中で、
考える余白がなくなっていることがしんどいのだと思う。
土日でも、夜でも、
いつ鳴るか分からない電話。
常にどこかで仕事がつながっている感覚。
その状態では、
自分の頭で考える余裕がなくなっていく。
でも逆に言えば、
すべてを変えなくても、
この“余白のなさ”さえ少しでも変えられたら、
見える景色は違ってくるのかもしれない。
仕組みを変えることや、
業務の進め方を見直すこと。
もしかしたら、
今の環境の中でもできることはあるのかもしれない。
全部を取り戻すことはできない。
でも、どこを取り戻すかは選べるのかもしれない。
まだはっきりとはしていないけれど、
少なくとも今は、そう考え始めている。
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