noteのタイムライン荒らしたくないので、Tales始めました。
最近、未完成の創作小説が増えすぎている。
思いつく。
プロットを作る。
キャラクターを作る。
数話ぶん書く。
別の話を思いつく。
また増える。
この繰り返しである。
noteにも創作小説を投稿しているけれど、さすがに思いつくたびに新作を流していたら、タイムラインが創作小説で埋まる。
自分でも「また新作?」と思うくらいなので、読んでいる側はもっとそうだと思う。
なので、未完成作品の放流場所としてTalesを始めた。
いま投稿しているのが、
『HP1から始める異世界生活』
という小説です。
これは、自分でもかなり実験作だと思っている。
いわゆる王道ラノベの要素を、かなり正面から入れている。
ステータス。スキル。ギルド。
そういう、ラノベを読んでいると見慣れた要素を、あえてちゃんと使う。
ただ、その中に社会問題のモチーフもかなり入れている。
主人公のルカは、都市のゴミ捨て場で目を覚ます赤子である。
成人相当の認知や推論はできるのに、能力値はほぼ0。
寒さと空腹でHPが削られて、1まで落ちる。
でも、なぜか0にはならない。
死なないだけで、寒いし、お腹は空くし、普通にしんどい。
そこへ現れるのが、チワワ獣人のユミリア・ゴリッサム、通称ユミちゃん。
小柄で可愛らしい。
なのに姓はゴリッサム。
しかも犬系獣人なのに語尾は「にゃ」である。
本人は気にしていない。
ユミちゃんは離婚調停中で、お金にもそこまで余裕はない。
それでもゴミ捨て場で拾ったルカを家へ連れて帰り、育児用品を一式買って、自分の食費は「パンあるにゃ」で済ませる。
こういう感じで、見た目はかなり王道異世界ラノベなのに、最初に主人公がぶつかるのは魔王ではない。
育児。
身分登録。
お金。
住居。
家庭問題。
そういう、普通に暮らそうとした時に避けられないものから始まる。
作品の中では、差別、DV、離婚、借金、住宅不安定、過労、教育格差、児童労働、医療費、身分証、社会保障みたいなテーマも扱う。
薬代が足りない。
身分証がないから登録できない。
仕事を休むと家賃が払えない。
そういう生活上の困りごととして出していく。
一方で、重い話だけにはしたくない。
むしろ会話はかなり軽い。
大事件では妙に冷静なのに、食費とか家賃とか薬代とか、生活に直結する話になると急にキレる。
悲惨な出来事そのものを笑うのではなく、その横で普通に生活が続いてしまうことを笑いにする。
そんな感じのシュール社会派ラノベです。
要するに、
「テンプレラノベの読みやすさに、すみのとの面倒くさい思想を全部ぶち込んだら、どうなるのか」
という試みである。
かなり混ぜている。
自分でも、どこまで膨らむのか少し怖い。
でも、こういう作品を書く場所としてTalesはちょうどいい気がしている。
noteでは、エッセイや完成度を上げた小説を置く。
Talesでは、思いついた企画や連載を、もう少し気軽に流していく。
そんな感じで分けていこうと思う。
ちなみに私は、既存の長編をまだ何本も抱えている。
全部未完成である。
そこへまた一本増えた。
反省はしていない。
というより、たぶん反省しても増える。
他の作品紹介です
『異世界SUV-親友と愛車で、異世界でも休日を続ける。』
心霊スポット帰り、森川拓海と田島圭太は愛車のSUVごと異世界へ迷い込んだ。 原因は、異界中継局の職員によるゲートの閉め忘れ。 勇者でもなく、使命もない。チートも神の祝福ではなく事故補償。 それでも車には、キャンプ道具も釣り道具も工具も積んである。 世界が変わっても、休日の過ごし方はそんなに変わらない。 親友二人と一台で走る、異世界ロードムービー的なやつ。
『終末クルセイダーズ-人類滅亡まで、あと110時間。世界を救うのは、首相と期間工。』
巨大隕石と、その後に訪れる長期的な環境悪化に備え、人類の大半が冬眠した未来。 世界各地には、眠る人類を支えるインフラを維持する少数の保守要員――「クルセイダー」だけが残されていた。 日本担当のクルセイダー・丙太郎は、元プロゲーマーの期間工。 いつも通り退屈なメンテナンスを始めた朝、通信・電力・冬眠設備に同時多発的な異常が発生する。 人類の生命維持限界まで、残り約110時間。 非常時マニュアルの最下部にあったのは、 「人類滅亡かな?と思ったらQ&A」 そこに記されていた最後の手段は、21歳の日本国首相・九条院巫華を叩き起こすことだった。 「こんなガキンチョに国を任せるなんて、親父世代は狂ってるぜ」 「あ、国民ちゃん。おはよ。もう50年経ったの?」 口の悪い期間工と、妙に距離感の近い若き首相。 世界各地のクルセイダーたちとともに、眠る人類を生かすための110時間が始まる。
原案:第七管区稀少台 さん

