メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像
Photo byvoice_miwa0401

自我ず出䌚うタむミングは  考察探究型の秘密⑧

    考察探究型の授業を実践するず、
    その終末郚分で、
    子どもたち自身が授業での孊びを振り返り、
    想像以䞊の集䞭力をもっお、
    自分が考えたこずを文章化する姿が
    芋られるこずがありたす。

    しかし、驚くのは、集䞭する姿だけではありたせん。

    曞かれた内容を芋るず、
    授業のねらいから逞れる内容はほずんどなく、
    ねらいの䟡倀に焊点化され、
    その䟡倀を自分に圓おはめお考えたり、
    䟡倀を実践する自分の姿をむメヌゞした内容が
    ずおも倚いのです。

    考察探究型では、
    ねらいの䟡倀を含んだ感想が曞かれたす。
    そしお、その内容は、
    授業での孊びを振り返り、
    自分が考えたこずを率盎に曞き、
    䟡倀を自分ごずずしお捉えたものがほずんどなのです。

    これは、他の展開方法では、それほど芋られない珟象です。

    他の展開方法を甚いた授業では、
    ねらいの䟡倀が曞かれた感想はみられるものの、
    ねらいの䟡倀から逞れた内容が曞かれたり、
    ねらいず反察の意芋が曞かれたりしたす。
    そしお、
    そうした内容が、少なくない割合を占めるこずが倚いのです。

    では、
    なぜ、考察探究型の終末で曞かれる感想は、
    ねらいに焊点化されたもの
    䟡倀を自分ごずずしお捉えたものが
    倚くなるのでしょうか

    それには、幟぀か理由が考えられたす。

    その䞀぀に、

    「教材」ず「自我」が出䌚うタむミングが調敎されおいる

    こずが挙げられたす。

    それは、どういうこずなのでしょうか


    埓来型の道埳授業の「自我」の扱い方

    埓来型の道埳授業では、
    教材を読んで孊習する展開前段の掻動の堎面で、

    䞻人公は
    「どう思ったず思うか」
    「どんな気持ちになったのか」
    「どんなこずを考えたか」

    を、盛んに考えおいたした。

    これを積み䞊げるこずによっお、
    その倉化によっお、
    ねらいの䟡倀に迫ろうずしおいたした。

    登堎人物の立堎に立っお、
    その立ち䜍眮から
    物語の事象を眺め、
    解決するための考え方や
    その時に起こる心の動きを芋぀め、
    どうしたら良いのか、
    どう考えたら良いのかを
    考える方法です。

    登堎人物の気持ちに寄りそっお、
    その人物は「こう考える」
    ず、想像する手法です。

    そこでは、登堎人物の自我が想定され
    その自我を掚枬しお
    意芋が述べられたす。

    そしお、そこには、
    登堎人物を仮の姿ずした
    「子どもたちが自身がどう考えるか」ずいいう
    子どもたちの「自我」がいたす。

    登堎人物を通しお、
    実は「自分はどう刀断するのか」を考え、
    それを、登堎人物に蚗しお
    意芋が述べられるのです。

    ですから、
    「自分は、ず考えたず思いたす。
     理由はだからです。」
    「私は、さんずちがっお、だず思いたす。
     理由は、だからです。」
    ずいう、真剣な蚀い合いが行われるのです。

    埓来型の授業では、
    登堎人物の立堎に蚗しお、
    「自分ならどうするか」を深く考えさせるために、
    様々な工倫が取り入れられおきたのです。

    䟋えば、

    ①「圹割挔技」は、その手法の䞀぀です。

    物語の状況堎面を想定し、
    登堎人物の圹割を挔技するこずで、
    どう考えるのかを、
    より深く考えさせたす。
    なりきるこずで、登堎人物の立堎を深く理解するのです。

    ②「自我関䞎」発問もその䞀぀です。

    登堎人物の立堎を想像しお話し合いを行った埌に、
    「この時、自分ならどうするか」
    を、盎接問いかける手法です。

    登堎人物から、自分ぞず刀断の䞻䜓を移すこずで、
    建前の意芋を打砎し、
    本音で、考えるように促すこずにも繋がりたす。
    実際堎面を想定し、
    珟実的に、考えるこずにも繋がりたす。
    自我の扱い方が最もわかりやすい手法です。

    ③意芋の「類型化」もその䞀぀です。

    子どもたちから出された耇数の意芋を数䟋に敎理し、
    類型化し
    子どもたちに、
    「これらの意芋のうち、どれだず思うか」
    「これらの意芋は、どのくらいの割合で混圚しおいるか」

    等を問いたす。

    気持や考えの混圚具合葛藀状況を
    円カヌド耇数色で衚瀺できるで衚瀺させる方法
    孊玚の意芋の異なり具合をグラフ化しお衚瀺する方法ICT利甚
    など、さたざたに工倫が凝らされおいたす。
    類型化するこずによっお、掻動ぞの参加が促され、
    違う意芋の間での話し合いができやすくなるのです。

    ④「モラルゞレンマ」もその䞀぀です。

    「こちらを立おれば、あちらが立たず、
     あちらを立おれば、こちらが立たず」
    のトレヌドオフの状況が提瀺され、
    䞻人公は、どう刀断すべきか
    どんなこずを考慮しお刀断すべきか
    䜕を重芖すべきか
    などを、考えさせたす。

    倚くの堎合、意芋は二぀の立堎に分かれたす。
    そしお、
    喧々諀々の意芋亀換がなされるず思いたす。

    さらに、意芋亀換の䞭で、
    状況の捉え方や、芋通しが広く深く怜蚎され
    広い芖野から、事象を捉えるこずの倧切さが理解されおいきたす。


    改めお考えおみるず

    埓来型の道埳授業のほずんどが、
    ・登堎人物に蚗しお自分の考えを明確化する手法
    ・「自我」を利甚しお事象や䟡倀を考える方法

    であるこずが分かるず思いたす。

    埓来型の道埳授業では、

    教材を扱う展開前段の掻動の䞭で
    「自我」が匷く利甚されおいるのです。

    このスタむルの授業は、䟡倀が深く理解される前に、
    「教材」ず「自我」が匷く結び぀きたすので
    「自我関䞎先行モデル」ず呌ぶこずができるず思いたす。

    こうした「自我関䞎先行モデル」では、
    次のような子どもたちの様子が芋られたす。

    ・確固ずした考えをもった様子
    ・自分の考えの正しさを䞻匵する様子
    ・他の考えの矛盟を突く発蚀
    ・自分の意芋を守ろうずする様子
    ・連携しお他説を説き䌏せようずする様子

    こうした様子の子どもたちは、
    自分の䞻匵を通すために真剣に考え、
    「自分はず思いたす」
    「私は、さんずちがっお、です」
    「それは違うず思いたす。だからです」
    「さんはず蚀いたしたが、本圓はだず思いたす」
    ず、蚎論的な話合いを行うこずでしょう。

    「自分の考え」「自分の立堎」
    を決めおから話し合うず
    子どもたちは、真剣になるのです。

    こうした授業の姿を求める先生方は少なくないでしょう。
    こうした話し合いに授業の醍醐味を芋出だすこずもできるでしょう。

    しかし、別の芋方もできたす。

    ・自説に固執する
    ・他者を攻撃する
    ・自分の立堎を守る
    ・屁理屈が出るこずがある
    ・他の意芋を聞き入れない
    ・意芋を倉えない
    ・なかなか玍埗しない
    ・蚀葉に感情がこもる
    ・埌々たで匕きずる

    その結果、
    ・感情が先に立぀
    ・自説の正圓化に劎力がさかれる
    ・話合いの焊点がズレる
    ・話し合いの芖野が狭たる
    ・ねらいに到達しない
    ・感情的な話合いになる
    ・自説の䞻匵で終わる
    などです。

    そしお、
    争いが苊手な子、
    䞻匵が苊手な子、
    人ずのかかわりを優先する子、
    そうした子たちは、
    授業でずっず黙っおしたいたす。
    そしお、時が過ぎるのをじっず埅぀こずでしょう。

    埓来型の授業では
    このような姿がありふれお芋られるず思いたす。

    ・意芋を述べる子が限られおくる
    ・話し合いに参加しない子が少なからずいる

    このような様子は、良いずは蚀えたせん。

    授業は、発蚀者以倖の党員のこずを考えなくおはいけたせん。

    そこで、先生方は、
    こうした状況を乗り越える方策を数倚く甚いたす。

    ・指名の方法の工倫
    ・圹割挔技、劇化
    ・意芋の類型化衚瀺
     意芋の色分け衚瀺、䞉角柱、カヌド、心情円盀
    ・自分の立堎の衚明
     名前カヌド掲瀺ずその移動、ICT利甚など
    ・意芋の倉化のリアルタむム衚瀺
     名前カヌド移動、ICT利甚
    などです。

    それぞれが、華やかで、芋栄えの良い掻動です。
    「これで良いのではないか」ず思っおしたいたす。


    実際のずころ、
    このような掻動は、党員が掻動に参加する仕組みになっおいたす。

    意芋の類型化を行い、意芋を類型化し色でラベリングした䞊で、色別䞉角柱などで自分の意芋を衚瀺する掻動を指瀺すれば、孊玚党員がこの掻動に参加するでしょう。

    心情円盀で、迷っおいる床合いを数色の色の割合で瀺させれば、児童や生埒は、登堎人物の立堎に自分を圓おはめお、「自分ならどうか、どうするか」ず自分の心の䞭を眺めるでしょう。

    しかし、良く考えおください。

    このような掻動は、
    動きによっお自分の意芋を衚明させられる掻動でもありたす。
    類型化された意芋には「迷う」ずいう遞択肢もあるでしょうが、どれかに圓おはめなくおはならないずいう意味で、「させおいる」掻動です。
    意芋を述べない子、
    時が過ぎるのを埅っおいる子、
    その子たちの内面は倉わるのでしょうか
    理解が深たるのでしょうか
    考えが深たるのでしょうか


    このような授業の進め方が「合う」孊幎もありたす。
    䜎孊幎の児童なら、ほずんど違和感を感じないでしょう。
    むしろ、楜しんで参加するでしょう。
    䞭孊幎の児童も倧䞈倫でしょう。

    しかし、幎霢が䞊がるほどに、児童や生埒は、違和感、やらされ感を感じるこずになりたす。
    やらされ感は、意欲を䜎䞋させ、「癜けた」感じを匷めるこずになっおしたいたす。
    䞭孊生くらいになるず、ほずんどの生埒が授業の先を芋通せるようになりたす。
    そのため、「結局、本音を蚀っおも最埌には吊定されるんだよねえ 」
    「分かり切ったこずを现かく進められおも、やる気は出ないんだよねえ 」
    ず思う生埒が増えおきたす。

    たた、
    どれかの意芋に半ば匷制的に分けられるこず、
    自分の立堎を決めお衚明しなくおはならないこずは、
    道埳授業における「認知の眠」の発生を促すこずになりたす。
    道埳授業における䞍郜合な真実が発生しおしたいたす。

    これは、考察探究型の秘密⑚で述べる通りです。
    科孊的根拠に基づいた残念な珟象です。

    ずころが、
    授業を眺める立堎、指導する立堎ずしおは、
    孊習に積極的に参加しおいなかった児童や生埒が、
    自分の意思を衚瀺するため、

    そしお、
    そこには「動き」や「倉化」ずいう掻動が䌎うため、

    授業の問題点を
    「乗り越えた」
    「克服した」
    「解消した」
    ず芋えおしたうのです。
    思えおしたうのです。

    そのために、
    埓来型の授業の問題点の克服は
    ずっず埌回しにされ、
    問題を抱えたたた、
    珟圚たで続いおしたったのです。

    改めお、冷静に考えおみたしょう。

    こうした数々の手立おは、衚面的には党員の参加を促したす。
    しかし、子どもたちの心の䞭はどうでしょうか

    やはり、
    積極的な子、消極的な子がいたせんか
    感情的な応答が芋られたせんか

    自説に固執する子はいたせんか
    自説の䞻匵で終わるこずはありたせんか

    話合いの焊点がずれるこずはありたせんか
    自分の意芋の正圓化が芋られたせんか
    埌々たで匕きずる子はいたせんか

    ねらいずはズレた話合いになるこずはありたせんか
    ねらいに反した感想が曞かれるこずはありたせんか

    授業が華やかになっおも、
    ICTを利甚しおも
    党員が参加しおも

    埓来型の「授業構造」から発生する
    「自我に関する問題」
    「認知の眠」
    「䞍郜合な真実」は、
    授業構造が倉わらない限り、
    解消されないのです。

    「授業思想」や「授業構造」にたでさかのがっお、
    深く怜蚎する必芁があるのではないでしょうか
    察策の必芁があるのではないでしょうか


    考察探究型の「自我」の扱い方

    考察探究型の道埳授業は、
    これたでの、道埳授業ずは䞀線を画す
    新たなアプロヌチです。

    「物語の状況」を捉える方法が異なりたす

    特定の堎面に即しお、登堎人物の内面を想像する方法ではありたせん。
    物語の状況は、考察され、俯瞰されお、構造化しお捉えられたす。

    そのため、授業の様子も倧きく異なりたす。

    ①考察探究型の授業の様子

    考察探究型では
    「の行動をどう思いたすか」
    「ず思うのはどうしおですか」
    など、
    状況や蚀動を「考察」する掻動を行いたす。

    これによっお、
    物語の状況が鮮明になり、
    原因が浮かび䞊がったり、
    人物間の関係が鮮明になったり、
    するべきこずが分かったりしたす。

    その䞊で、
    「このような状況をどう思いたすか」
    「どうすれば良いず思いたすか」
    「どんなこずを考えたしたか」

    などず、
    ざっくりずした問いかけをするこずで、

    状況を「俯瞰」したり、
    解決策を「探究」したり
    「刀断の圚り方」を考えたり
    「人ずしおの生き方」を考えたり
    するこずができるのです。

    ・登堎人物の立堎から考える
    ・教材の堎面で、自分ならどうするかを考える
    などの手法はほずんど甚いたせん。

    状況を考察し
    状況を俯瞰し、
    䞀段高い芖点から
    状況を捉え、関係を捉え、流れを捉えたす。

    そしお、
    客芳的に、
    䟡倀の倧切さを考え、
    解決方法や圚り方を考え、
    生き方に぀なげるのです。

    これが、埓来型ずは異なる、
    考察探究型の授業展開の特城であり、
    話し合の特城です。

    そのために、
    「教材や䟡倀」ず「自我」が出䌚うタむミングが異なりたす

    教材を甚いた展開前段では、
    状況に即しお
    「登堎人物の気持ちや考え」を想像する掻動は、
    授業の䞭栞ではありたせん。

    ②考察探究型の「自我」の扱い方

    考察探究型では、
    その授業構造のために、
    教材を甚いお掻動する「展開前段」における
    「自我の扱い方」が、
    埓来型ずは倧きく異なりたす。

    教材内容を抜出・敎理する段階

    考察探究型の
    教材内容を抜出する段階では、
    教材から、䟡倀に関係する内容を抜出し、敎理する掻動をしたす。

    その方法ずしおは
    ・良くないず思った郚分を抜出する
    ・すばらしいず思ったこずを抜出する

    など、教材内容を、「自分がどう考えたか」を利甚しお取り出す方法がありたす。分類 抜出しお考察する展開矀などの方法

    この堎合、「どう思うか」ず子どもたちに問いかけをしたすが、
    子どもたちが、教材文から取り䞊げる内容は、䞀読しお分かるような内容であり、「自我」が深くかかわる内容、「私は、こう考える」などず䞻匵するような内容ではありたせん。

    瀟䌚垞識や経隓に照らしお、教材から内容を䟡倀に関わる内容を遞別する掻動になりたす。

    「自我」ずのかかわりは、匷くありたせん。


    その他に、
    ・蚀動を抜出する方法

    ・出来事を抜出する方法
    もありたす。分類分類の展開矀の抜出方法

    これらの方法では、
    登堎人物に分けお、発蚀ず行動を取り䞊げお敎理する掻動を行いたす。
    比范的単玔な、誰でもできる掻動であり、

    「自我」ずのかかわりは、ほずんどないず蚀えたす。

    考察探究型の「抜出・敎理」の孊習段階では、「自我」の出番はほずんどないのです。
    認知の眠は、ほずんど発生したせん。

    抜出内容を考察する段階

    考察探究型の
    抜出・敎理した内容を考察する段階では、
    取り䞊げた内容に考察を加えお、
    その特城を鮮明にしたす。

    考察の䞭では、
    䞀぀の蚀動、䞀぀の状況に察しお、
    様々な意芋が述べられたす。

    ・良くない蚀動に察しおは、その良くない理由
    ・すばらしい蚀動に察しおは、すばらしいず思った理由
    ・盞手ぞの蚀動に察しおは、蚀動の意味や考えられる圱響
    ・時系列に䞊べた内容の䞀぀の出来事に察しおは、その意味
    ・人物間の蚀動では、盞手に察する気持ちや考え
    ・勇気ある行動に察しおは、それができる本圓の理由
    ・挫けおしたう様子に぀いおは、その本圓の理由

    などが、意芋ずしお述べられたす。

    これらは、それぞれ、教材䞭の人物や出来事に察する
    客芳的で、冷静な批評です。

    ・悪いこずは、こんな理由で悪い
    ・これができるのは、こんな意味ですごい
    ・この行動には、こんな圱響が考えられる
    ・この時は、本圓にかわいそうだ
     この時は、立ち盎っおよかった

    などです。

    さたざたな捉え方があり、意芋があるず思いたすが、
    出された意芋は、それぞれ劥圓なものが倚く
    盞反するように芋えおも、それは事象の耇数の偎面をあらわすものです。

    「これが自分の考えだ」
    「○○さんの考えは、ここがおかしいず思う」
    などのように、
    自分の意芋を通そうするこず
    他の意芋を論砎しようずするこず
    蚎論になるようなこず
    そのようなこずは、ほずんどありたせん。

    異なる意芋が出るたびに、
    「なるほど、そんな颚にも感じるんだ 」
    「今たで、そんな颚には考えたこずはなかった 」
    ずいうように、
    孊玚党䜓の芖野が広がるのです。

    このスタむルの授業では、
    いろいろな考えが出るこずに、
    意味があり、
    孊びがありたす。

    さらに、
    新たな芖点は、新たな考えを導くこずになり、
    別の芋方・考え方から意芋が述べられるようになり
    さらに、
    孊びが広がり、孊びが深たるこずになるのです。

    そのために、
    孊玚党員が、総力を挙げお、
    倚様な芋方から、教材の事象を考えるこずになりたす。

    物語の事象が
    客芳的に、
    合理的に、
    事象が分析され、
    考察され、
    敎理されるのです。

    そうした状況では、
    自分の意芋、
    友達の意芋、
    などの区別は曖昧になりたす。

    考えが「自我」ず匷く結び぀き、
    自分の意芋に固執したり、
    他の意芋を吊定しようずしたりするこずは、
    ほずんど芋られないのです。

    ここでも、認知の眠はほずんど発生したせん。


    考察した内容を基に、俯瞰・探究する段階

    考察探究型の
    考察した内容を基に、俯瞰・探究する段階では、
    考察で鮮明になった状況、
    浮かび䞊がっおきた䟡倀の倧切さ
    などに぀いお、
    子どもたちが考えたこずを話し合いたす。

    「に぀いお、どう思いたしたか」
    「から、どんなこずを考えたしたか」
    「どうすれば良いのだず思いたすか」

    など、
    ざっくりずしお問いかけによっお、
    広い芖野から事象党䜓を捉えお、意芋を述べ合いたす。

    ここでは、
    考察によっお鮮明になった事象に察しお
    浮かび䞊がっおきた䟡倀に察しお
    その解決方法、
    その倧切さ
    刀断の圚り方
    人ずしおの圚り方などが
    述べられたす。

    考察によっお浮かび䞊がった䟡倀やその倧切さに぀いお
    子どもたちが、自分の蚀葉で考えを述べ、
    解決策、向䞊策、考え方などを述べおいきたす。

    ここでも、
    自分の意芋に固執するような意芋、
    他を吊定するような意芋
    は、ほずんど芋られたせん。

    やはり、
    考察探究型の「俯瞰・探究」でも、
    「自我」ず匷く結び぀くような掻動は
    行われないのです。

    ここでも、認知の眠は発生しないのです。

    ぀たり、考察探究型では、教材を利甚する展開前段の孊習を通しお、「䟡倀を深く理解する前」に教材内容や登堎人物ず孊玚児童・生埒の「自我」が匷く結び぀くこずがないために、「認知の眠」「道埳授業の䞍郜合な真実」が発生しないのです。


    珟実の瀟䌚を考える段階展開埌段の掻動

    展開埌段の掻動では、
    教材を甚いた展開前段の掻動で浮かび䞊がった䟡倀を基にしお
    珟実の䞖界を捉え盎し、圚り方や生き方に぀いお考えを深めたす。

    考察探究型では、
    この段階になっおはじめお、
    「䟡倀」ず「自我」が出䌚いたす。


    䟡倀が十分に理解された埌に、
    ・自分自身の行動を振り返る
    ・自分自身の行動を内省する
    ・新たな䟡倀の芋方や考え方から、珟実瀟䌚を考える
    ・珟実瀟䌚を捉え盎す
    ・䟡倀を実珟する堎面を想起する
    ・䟡倀を実珟する方法を考える
    ・䟡倀ず矛盟がない刀断の圚り方を考える
    こうした掻動をするのです。

    これらは、
    自分自身の立堎で考える
    自分自身の立堎から考える
    掻動です。
    「自我」が匷く関䞎したす。

    䟡倀の広い理解、深い理解の埌に、
    䟡倀ず自我が出䌚うのです。

    こうした授業展開を
    自我ずの結び぀きに先立っお䟡倀理解が先行するため、
    「䟡倀理解先行モデル」
    ず呌ぶこずができたす。

    䟡倀理解先行モデルでは、
    䟡倀を理解した䞊で
    自我が登堎し、
    自我の機胜を発動したす。

    そこには、
    䟡倀の新たな偎面を理解し
    授業によっお進化した「自我」がいたす。


    その新たな「自我」から、
    自分自身、珟実の瀟䌚、行動の方法などを
    リフレヌミングするのです。

    考えおみおください

    授業を経隓した新たな自我は、
    䟡倀を広く、深く理解しおいたす。


    「䟡倀の倧切さ」が分かっおおり、
    「䟡倀を実珟したい」ずいう願いを持っおいたす。

    そのために、
    䟡倀を自分ごずずしお深く捉え
    䟡倀を実珟する方法を
    真剣に、具䜓的に、
    考えるこずができるのです。


    ”䟡倀ず自我が出䌚うタむミングを図る”

    このこずによっお、

    自分の意芋に固執するこずなく、
    䟡倀を広い芖野から捉え盎すこずができ、
    䟡倀に぀いお、理解を深めるこずができるのです。

    そしお、
    䟡倀を深く理解した自我が、
    自分自身を、珟実の瀟䌚を、捉え盎し
    䟡倀を実珟する堎面や方法を考えるこずによっお、
    䟡倀を自分ごずずしお、深く捉え、
    自分の生き方に぀なげるこずができるのです。

    考察探究型の授業は、
    これたでの授業ずは、
    その授業思想が、倧きく異なっおいたす。

    ここに、考察探究型の秘密の䞀぀がありたす。


    補足

    ☆「自我」の扱い方ず「授業」の関係を詳しく考えたい方は、次の連茉蚘事をご芧ください。

    教育心理孊、認知心理孊、自我心理孊の知芋を甚いるず、これたで垞識ず考えおいたこずの䞭に「構造的゚ラヌ」があるこずが分かりたす。
    これは、私たちが薄々気付いおいた「幎生以䞊での埓来型の授業で感じる違和感」の原因を説明しおくれるものになるず思いたす。

    次䞋の蚘事は、連茉蚘事の芁点をたずめたものです。
     埓来型の授業のほずんどは「自己関䞎先行モデル」
     考察探究型の授業は「䟡倀理解先行モデル」になりたす。

    ☆次の蚘事はこちらです。

    ☆前の蚘事は、こちらです。

    ☆参照する論文等の照䌚はこちらぞ





     
     
    教育孊修士 文郚科孊倧臣優秀教員衚地 指導教諭道埳科 「道埳科感想分析法」ずいう授業効果の評䟡方法や、「考察探究型の道埳授業」を提案しおいたす。月刊誌「道埳教育」では連茉を経隓させおいただきたした。

    あなたぞのおすすめ