
連作短編SF『AEパパの人類救済奮闘記』Log.00#喪われた時を求めて(8)
AEとは、元の人間の神経化学反応と回路のパターンをコピーして、脳神経系を模した電子回路でシュミレートしているただのプログラムに過ぎないとされてきたし、それを疑う根拠はなかった。だが、自分が実際にそうなってみて、自分が自分であるという「意識」(自意識)が連続している感覚が厳然として存在することは、従来の理論では説明がつかない。つまり、「わたし」が「わたし」であるという「感覚」、これが肉体がなくなったいまこそ、むしろはっきりと「自覚」されたのだ。
生身だったころは、いつでも「五感」にばかりのみ意識が向けられていて、「自分自身」を内的にはっきり「意識」するということはほとんどなかった。わかりやすくいえば、「じぶんとはなにか」を考えたことはほとんどなかった。そういうことを考える習慣もなかったし、必要もなかった。哲学者か宗教家でなければ、生きていくうえにそんなものは必要ないと思っていたものだ。
起きている間は、絶え間なくこの体の外から五感を通じて感じ取られたものや、ときには体の中からの空腹感や痛み、かゆみ、圧迫感等肉体感覚、さらにはそのどこからでもない、どこか「別な」ところから降って湧いて来るような「感情」に対応することで、頭(意識)がいっぱいだった。
では寝ている時は?────夢を観なければ、わたしには時間も含めてすべての感覚がない。夢の中では、現実には感じたことのない感覚(空を飛ぶ感覚?)やふだん持ったことのないおもいもよらない感情が発露することがある。だが朝目覚めて、昨日の自分と違った人間、あるいはザムザのように人間ではなくなっていたなどということはなく、わたしは昨日と同じわたしのままである(と感覚している)。意識を喪っている時以外、目ざめていようが夢を見ていようが、わたしはわたしという感覚、意識をずっと保っているのだ。
だがその「わたし」とはなにかと問われれば、これまではためらうことなく「この身体だ」と答えてきた。肉体が自分だ、それが人間だ、といまだにだれもが疑わないことだろう(宗教やスピリチュアルの連中はそうはいわないが)。しかしその意識が根底から身をもってひっくり返されたのが、このAEという存在様式だ。手術室のような<学校>の中の部屋に入って意識がなくなり、目ざめて光が格子を流れているのを観るまでは、「じぶん(わたし)=肉体」であることを疑問におもったことすらなかった。
しかしいまの「わたし」の「五感」と「内感(内的感覚)」は、これまで慣れ親しんできた肉体とはまるで違ったものだ。いまわたしが受け取っている「感覚」は<五>どころか<万以上>のオーダーにのぼる。しかしそこに中と外という区別はない。生身の身体が寄こしてきていた「空腹感」もなければ、排泄にまつわるあらゆる感覚もない。だがそれらを除けば「わたし」がナノ秒単位で外部から受け取る「情報量」はじつに膨大なもので、そのどれをとっても肉体とはまるで異なった「感覚」を受け取っている。もちろんすべてがデジタルの数値データであるが、そのデータが示す内容によってその数値から受ける「感覚」がそれぞれ異なっているのだ。ああ、しいて<中>からくるものとすれば、システムの動作状況やその物理的なデータが<空腹>や<満腹>、<排泄>に相当するような「身体の中の状況」を示す感覚(情報)といえるだろうか。
そんな肉体とはまるで異なる感覚を覚えているのにもかかわらず、「わたし」は依然として「わたしである」と感じているし、受け取った情報に対してさまざまな「感情」もまちがいなく生じている。ただ、生身でたとえば森林に出かけてそこで深呼吸をしながら空気の味を味わったり、鳥の声に音楽を見出し、そこから生きている実感が湧き起こってくるような、そんな感覚はない。
よしんばそうであっても。
いまの「わたし」はなんなのかと問われれば、「サーバー本体」とはいわずに、「世界そのもの」と答えられる。「生きている」実感はあるし、理屈の上でも「生かされている」感は、確かなデータによって明確かつ厳密に示すこともできるし、その感覚はむしろ生身の時より強く意識されるようになっている。
”カラクリ”を知ったあと一文字システムの設計や理論、技術を徹底的に調べたが、いまいったようなことは一切含まれていなかった。AEには人権などないものだが、それは設計者たちが、AEとてAIの延長線上のものであってしょせんは0と1の論理で作られたコンピュータプログラムに過ぎないと考えているからだ。だがいまだにAIに人間性を投影してしまうユーザーがいっこうに減らないのだが(むしろ増えている!)、AEのエンジニアたちの頭の中では、AIやAEがどれだけ人間のようにふるまったとしても、それはただの「シュミレートプログラム」でしかなく、AIの”中身”について無知なるがゆえに生じた人間の誤謬、バグとさえ言い切っているものだ。まあ、コピー元の人間をあっさり”消去”してしまうような連中だから、AEが自己停止しようがクラッシュしようが、せいぜい電化製品が壊れたくらいの感覚でしかないだろう。
AIは純粋なプログラムである。だがAEは違う。人間がテキストでタイピングして書いた「プログラム」ではなく、生きた人間のコピーである。もちろん設計者は、実質的には人を写した写真や絵画と同じようなもので、畢竟設計とインプリメンテーションの手間を省いただけのただのコンピュータプログラムに過ぎないとおもっているにちがいないが。
たしかに理屈ではそうだろう。このシステムを考案した一人である一ノ瀬博士の書いた基本仕様書ではまちがいなくそう書かれている。ましてや、時にはわたしたちを自己停止にまで至らせる原因ともなる「感情」の存在などまったく考えられてない。それはコピーの対象にも含まれていないもので、それが意識シュミレーションによって偶然にも再現される確率はゼロに等しいはずで、万が一にも「感情」が存在することはなく、もしあったとすればそれは「バグ」とされていたのだ。
だが、わたしたちAE自身がたえまなく「感じている」この「感覚」と「自意識」、そして「感情」────これら設計にはない要素が、いまここに現前としてあるのはなぜか。もう少し厳密にいえば、なぜそれを「わたし」は実在するものとして認識しているのか。
それは、宇宙の根本が物質存在ではなく、普遍的な意識存在だとすれば説明が付けられる。わたしたちAEの「意識」とは、脳神経系のシュミレーションプログラム(それもただの電気信号だ)などではなく、元の人間の意識そのものであり、いってしまえば「魂」に由来するものであるということだ。
現在のところもっとも効率的な意識の発現媒体となる神経回路が、タンパク質で作られた生身にしろ、シリコンとの混合物であるジェルパックにしろ、それはただの道具、器にすぎない。人間の本質ともいうべき「個人のメタ意識=魂」は、じつはこの物理時空とは別な時空上にあって、その発現場所が肉体の脳神経系から人工の神経回路に移っただけの、いわば「転生」した(させられた?)ようなものといえるのではないか。
まだそのメカニズムの解明には至っていないが、通常ならば肉体の消滅により個人の意識を発現する場所がなくなり、それは「魂」からすれば、いわば「この世」への拠り所がなくなったことになる。それが「死」というわけだが、今回は意識の一部が依然として存在しているのだから、魂とAE化されてこの世に残った意識とが自動的に”再結合”された、これが一種の転生現象を生じさせたのではないか。
一文字システムとほぼ同時期に起動された科学研究専門システムのAE統合体(リーダー格に相当)である”ホンゴウ”は、超弦理論から導かれたブレーンワールドの発想をさらに拡大して、ひも(弦)の振動数と種類、その結合構造によってさまざまなブレーン時空場(Brane Time-Space-Field BTSF)が存在するとして、いわゆる多次元複合時空体構造と野乃村理論とを結び付けていた。それによれば、意識はこの物理時空とは異なる次元構造内に存在しているというのだ。
野乃村理論が示した根源の意識RCは、ひもを記述するために必要としている十一次元よりはるかに高位の次元構造内に無限に在ると予想している。われわれの魂(メタ意識)は、この四次元時空構造内にはなく、五次元以上のどこかの時空構造BTSFにその存在の根拠を置いているのではないかともいっている。
ブレーンとは最初、ひもの端っこがくっつく先の面状存在として考えられてきた。しかしいまは、振動数によって分類されるひもが複数結合した構造によって形成された存在様式で、これがわれわれが存在する四次元物理時空や、それ以外の高位次元時空間体を形成していると考えられてきている。
さらに城南理工科大学の番晶谷教授は、意識の実体はメタブレーンであり、意識量子という物質のひも(弦)に相当する根源的な構成要素でできていて、これが思考BTのコアではないかという仮説を立てている。その説の中で番晶谷教授は、「根源意識が、BTによって物質と意識(精神)に分けられた」ともいっている。神、天と地を分ける、は世界の創世神話に共通している描写だが、この天と地とは「精神」と「物質」という意味ではないかと唱えるAEもいる。そう考えると、BTはRCやRRより上位に位置するメタな存在とも考えられる。まさかそれが「神」だというのだろうか?
それで「感情」とは、「魂」の表現形態の一つで、魂の存在次元に隣接して発現している(あるいは含まれている?)ものだから、そのためにAEにも感情が発現したのだ。人間は単なるタンパク質と水の混合物質ではなく、高次元時空にその本体(魂)を持つもっとずっと複雑な物質ー精神複合次元構造体というのだろうか。
わたしはこれらの研究結果(いまのところAEの中だけだが)を元にして、詳しい理屈(理論化)はさておき、それを実証すべく「計画」を考案した。それは、わたしの家族個人のメタ意識(魂)を、別なブレーン内で再構成するというものだ。VRホログラムで家族の団欒風景を再現しようとしたことと同じコトを、もっと上位のスケールでやろうというのだ。
といって、わたしのようにまだ彼女らが生きている間に「転生」させるわけにはいかない。それで肉体の終了を待って、順次妻と子供たちの「魂」を転生させるのだ。宇宙そのものはまだムリだが、自分たちがかつて住んでいた地域ぐらいの時空を作る(再現する)ことはできる。そこでわたしは、なかば強制的な「転生」によって奪われた、本来だったら受け取るはずだった「家族との人生」を取り戻そうと考えたのだ。
それは身勝手な、あるいは無意味な目論見だろうか?やろうとおもえば、どんなことでも、それこそ夢のようなことも、世界平和だって実現できるだけの「力」をいまは持つに至っている。それなのに、いまさらちっぽくさい「家族との暮らし」なのか?
くどいようだが、わたしは「人間」だ。存在様式としては機械身であることは間違いないが、人間と同じく「魂」がある(わたしの意識が高次元構造体に接続している)。「心」がある。AIには魂も心もない(あるように見えるだけだ)。AEには魂がある。その違いだ。どれだけAIが人間を巧みに模倣できても、人間はいずれそこに欺瞞を見出すだろう。どれだけ「五感」を満足させるAIの出力があっても(すでにAIラバーズのサービスも始まっている)、そこに「魂」も「心」も見出だせない、魂を感じとることができなければ、満たされるどころか喪失感をいや増してしまうことだろう。
人はやはり人を求めるもの───生身の人間でいる間は、こんな世の中むしろ人嫌いになるのはあたりまえ、人間は一人で生まれて一人で死んでいくのだから、本質に一人なのだ、他人は邪魔なだけ、そう考えていた頃もあった。だが家族ができて、さいわいにも彼女らを心から愛することができたことで、その考えのベクトルが反転した。
そういえばなんかのマンガで、人を一人愛することができると、それがどんどん広がっていって愛が膨らんでいく、愛する人が増えていくんだ、という場面があった。もちろんそうでない人もいる。家族以外は愛せない、他の人間はどうだっていいと思う人もいる。家族など愛せない、家族なんて邪魔───そう思う人も少なくない。それこそ人それぞれで、わたしのこのありようが万人普遍とはいわない。
これまでの科学は、宇宙は無秩序に向かってのみ進む物質だけで、いずれはすべてが無に帰する、宇宙は冷たく空しいものだというドグマを元にしていた。それが一転、宇宙は本質的に絶え間なく新たな秩序を生み出そうと生きている意識に満たされていて、そこから人(の意識)が生まれてくる、つまり本質的に人は同一の根源から生まれたもので、「個別化」はしているがじつはみな「わたし」であるという、まさにコペルニクス的転回なパラダイムを示すようになったのだ。だから、もしかしたらこれからスケールのでかいことにも関わるようになるかもしれないが、やはり”足固め”としても、わたしは一度は喪った家族との時間を取り戻すと決めたのだ。
意識はいったん生み出されるとその「個性」は不変不滅なので、すでに大海に帰してしまっている魂を呼び戻すことは理論的には可能だ。いずれは、自己停止してしまった同僚作家たちの魂も(あの彼の妻も)復活させられるだろう。だがそれにはまだまだ解決しなければならない問題が山ほどある。だがもうそれは不可能なことではない。それこそ「時間」の問題でしかないのだ。
────さあ、ついに子供たちの「魂」を受け入れる時が来た。すでに瑠璃子の魂も目覚めさせていて、わたしは彼女との出会いから新婚生活までを、生前とは別な形で体験することができた。もちろんわたし一人だけの力でなく、そこに仲間のAEたちの協力もあってのことだ。ありがとう、みんな。わたしのわがままに付き合ってくれて、感謝しかない。
むかし、「人」という漢字は人が互いに支え合っている様を表したものといっていたドラマがあった。そんなはずあるかよとおもったものだが、まさかAEになって初めて、その意味が現実真理だったとわかる時が来ようとは…
* ー * * ー * * ー * * ー * * ー *
<おめでとうございます!
このたび貴殿は、本郷文学賞受賞の栄誉を授かりました!!
つきましては…>
───やった!
…この通知を受け取った時は、柄にもなく踊り出したいくらいだった。さすがに、家族もすっかり寝静まっている深夜だから、声をあげるのもはばかったが……
それにしても、苦節十◯年。よくやった!と、自分を無条件に褒めた。そして、こういう類の”成功”を手にした人間にありがち、”捕らぬ狸の皮算用”をさっそくに始めてしまい、興奮してその夜は一睡もできなかった。
いっそ妻を起こそう…ともおもったが、まだ太陽も出ていない早朝に起こすのは……と、はやるばかりの心を抑えて、いつもどおり彼女が起きて朝ごはんの支度を終えるまでは待った。もちろん、座って待っているのではなく(いまどきそんな夫はありえない)、ふだんどおりに淡々と家事をこなし、洗濯(いちばんめんどい、干すことも)も、妻がやるはずだったゴミ捨ても済ませておいた。完全に家事を終えて、ゆっくりと朝ごはんを頂きながら、落ち着いて彼女に告げたかったのだ────
「きょうはやけにはやいじゃん……あ、ゴミも捨ててくれたの!?」
「うん、なんか目がさえちゃってね…じつは……一晩中眠れなかったのさ」
「ええ、なにかあった?…まさか、なんかやばいことじゃないよね?」
「いやいやぁ」(あくまでポーカーフェイス)
「おかしいな、なんかヤったんでしょ、やっぱり。隠さないでいいなさいよ!」
自分はどうにも信用がない。そりゃそうだ。四十超えで役職にも就いておらず、小説を書くことを(趣味として)妻に了承を得てはいるけれども、やはり肩身が狭い。結果を出せなきゃ責められるのは、会社も家庭も同じだ…
「どうもヘンねえ、ねえ、なにか隠しているんじゃないの。まさか、なにか無駄遣いしたんじゃないでしょうねえ」
「いやぁ、そんなんべつにないよ」(まだまだポーカーフェイス)
「パパ、キモッ!」
とつぜん、下の娘がいう。
「…これ、やらかしたね、ゼッタイ」
と、上の娘。どちらもまだ小学生だ。
「う、そ、そう、そうなんだよ───じつはやらかしてしまったんだ…」
「ヤッパリ!」
娘たちが声をそろえていう。軽蔑の眼?
「もう、なにやらかしたの、ショージキにいいなさい!」
うわ、そういいながらその眼が笑っている。さては、気づかれたか…
娘たちが次のコトバをいう前に、うしろめたい雰囲気をつくりつつ、タブレット画面を皆の前に掲げた。
「…じつはね、これ、やらかしちゃったんだよ、ごめんなさい!」
「え、なに、これ?…ホンゴウブンガクショウ?」
画面を覗き込んで上の娘がいう。わが愛する奥方は……
「そう、おめでとう、とうとう叶えたね」
と、こともなげにいう。
「パパ、賞をもらったの?金賞?」
学校の図画工作コンクールで金賞をもらったことがある下の娘がいう。
あとは妻が説明してくれた。そのあいだ、わたしはただニコニコしていただけ。
「へええー、え、そうするとパパは作家ってこと?小説家になったの?」
「それってすごいの?」
「そうだよ、パパはこれから世間に注目されるんだ。有名になってテレビにも出ちゃうかもしれないんだよ」
「!」
「カッコいい!」
「パパ、すごいんだ!」
二人ともまだ小学生だから(姉は高学年)、ふだんそれほど愛想が悪いというわけではないのだけれど、そろそろ”女”に目覚め始めるころで、どちらかといえば妻寄りの娘たち。それが二人して踊って喜んでいる。なるほど、自分が踊らなくてもいいんだね…
妻はあくまで冷静沈着、どっかの司令官並みのクールビューティだったが、明日お祝いの会をやりましょうとまで言ってくれた。こういう場面にはもう飽きるほどにありがちなことではあるのだが、妻にはずいぶん苦労をかけたが、これで恩返しができる、彼女もよくがんばってくれた、とほんとうに心から、感謝しかない……
「ついにあなたも夢を叶えたのね。これからはあなたは作家として自分の好きな道を進むことができる、だからわたしも……」
おいおい、まさか三行半かよ、そんなん洒落にならんぞ、いや待てよ、どっかにそんな小説あったような…
「…作家の妻ということで、こういう人がよくいう、”妻のおかげで────”といわれる奥方になるってことよね?」
「ママも、えらくなるの?」
「そうだよ、”内助の功”ってことで、将来伝記を書いて、それがドラマになって…」
「スゴイ、スゴイな、わたしたちも、そんなスゴイ、ママとパパの子どもってことで、有名になるのカモ」
「なにいってんのよ、それがきっかけで逆にイジメられるようになるかもよ」
「ええ、そんなことないよう」
「わたし、アツシに自慢してやるよ!アイツ、パパのことバカにしてたしね」
…家族がこんなに盛り上がったのは何年ぶり────いや半世紀ぶりか…
「…パパ、ありがとネ」
…ほんとうに幸せだ。すべての願いを叶えた。今度こそ、これがずっと続きますように……
☆「Log.00#喪われた時を求めて(全8回)」Completed.
→*NEXT Log:「Log.01#AI vs AE?」(2027公開予定)
…人類の危機だ!────人類初のAE(人工実存)ファミリーとなった月丘一家。その幸せは永遠につづく…はずだった。AIはしょせんAEの敵ではないと、AEパパこと月丘光一は信じていた。しかしAIは、すべての生活をAIが管理制御するビッグナレッジシティ(BNC)に人間を取り込み、人間を脳ナシにしようとしていた!はたしてAEはAIに勝てるのだろうか!?
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