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Viggle AIとは|無料は1日5本・料金と使い方【2026年9月】

Viggle AIとは|無料は1日5本・料金と使い方

結論(2026年9月24日時点・公式サイトと利用規約で確認)

  • 何ができる:画像1枚とモーション指示(テキストまたは参照動画)でキャラクターを動かす動画生成AI。現行のメニューはMeme Maker(1人のキャラ差し替え・キャラに動きを付ける・複数キャラ差し替え・リアルタイム差し替え)、PINOC(スマホ動画からのモーションキャプチャ)、Games、APIの4本立て。
  • 無料枠:Freeプランは公式表記で「5 free videos/day」=1日5本まで。クレジット付与はなく、透かしが入り、同時生成は1本、アップロードできる動画は1分、素材の保存は7日間。
  • 料金:月払いはPro 9.99ドル/Live 19.99ドル/Max 79.99ドル(約1,500円/3,000円/12,000円・1ドル150円換算)。年払いは20%引きで月換算7.99ドル/15.99ドル/63.99ドル。付与クレジットは月80/200/800で、透かしはPro以上で外れる。APIは1クレジット0.01ドル。
  • 商用利用:利用規約(2026年8月26日更新)は「Viggle PINOCのFree Userは非商用目的に限る」と定め、有料ユーザーにはこの制限が適用されない。API出力は商用利用が明示的に許可され、有料ユーザーの入力・生成物はモデルの学習に使われない。

結論:Viggleは、1枚の画像と動きの指示(モーションプロンプトや参照動画)だけでキャラクターを自然に動かす動画生成AIで、無料プランでも1日5本まで試せる一方、透かし除去や商用利用には有料プラン(月額9.99ドル〜)への加入と、入力素材の権利関係の確認が事前に必要です。

この記事の要点:

  • 要点1:料金はFree・Pro(月9.99ドル)・Live(月19.99ドル)・Max(月79.99ドル)の4階層で、年払いなら20%割引になる(2026年7月に公式サイトで確認し、2026年9月24日に再確認・金額の変更なし)
  • 要点2:現行の機能はMeme Maker(キャラ差し替え・動き付け・複数キャラ・リアルタイム)、PINOC(モーションキャプチャ)、Games、APIの4本立てで、自社モデルのほかSeedance・Kling・Veo・Wan・Nano Bananaなど8種のモデルを選べる
  • 要点3:インターフェースは英語が基本で日本語UIは確認できず、無料プランの生成物は透かし付きで商用素材には向かないという制約がある

対象読者:SNS動画・PR素材・エンタメ系コンテンツの内製化を検討している中小企業の広報担当者・マーケティング担当者・クリエイター

読了後にできること:Viggleの無料プランで1本試作し、自社のSNS運用・PR施策に使えるかどうかを、料金と権利面の両方から判断できる状態になります

「キャラクターが勝手に踊っている動画、あれってどうやって作ってるんですか?」

Uravationでは生成AIの導入支援やSNS・PR施策の相談を数多く受けており、画像生成・動画生成AIについて聞かれる機会が増えています。中でもここ最近、名前が挙がる頻度が上がってきたのがViggle(ヴィグル。「ビーグルAI」と読まれることもあります)です。1枚の写真やイラストをアップロードするだけで、まるで本人が踊っているかのような動画に変換できるツールとして、SNSでのバズ狙いのコンテンツやミーム制作の文脈でたびたび話題になります。

ただ、Viggleは日本語の紹介記事が多い一方で、料金や商用利用の可否、著作権まわりのリスクについては情報が古かったり、サイトによって数字が食い違っていたりするケースも見受けられます。実際に複数の海外レビューサイトを比較すると、プロプランの月額表示だけでも4.99ドル〜9.99ドルと幅があり、どれが正しいのか分かりにくい状態でした。

この記事では、Viggle公式サイトの料金・機能ページ、利用規約、APIドキュメントを一次情報として2026年9月24日に確認したうえで、無料でできる範囲・料金プラン・使い方・日本語対応の実際・商用利用の条件・ビジネス活用シーンを、独立した立場でまとめます。過度な持ち上げも過度な否定もせず、業務やSNS運用で使うかどうかを判断できる材料を提供することが目的です。

Viggleとは — 静止画をキャラクターアニメーションに変える動画生成AI

Viggle(ヴィグル)は、カナダ・トロントを拠点とするチームが提供する動画生成AIプラットフォームで(利用規約上の契約主体はWarpEngine Canada Inc.・準拠法はオンタリオ州法)、1枚の画像(人物・イラスト・キャラクター)にモーション(動きの指示)を与えるだけで、リアルな物理演算に基づいたアニメーション動画を生成できるのが特徴です。公式サイトは2026年9月24日時点で「制御可能な動画のための基盤モデルを作る」チームだと自己紹介し、独立系TikTokerからハリウッドのスタジオまで5,000万人以上のクリエイターが使っていると掲げています。

2024年にDiscordボットとして登場して以降、SNSで「陽キャダンス」動画などが拡散されたことで日本でも知名度が上がりました。2025年3月にはDiscordを使わなくてもブラウザだけで利用できるWeb版が登場し、現在はWeb版・Discord版に加えてスマホアプリ(App Store/Google Play)も提供されています(参照:ainformation.jp「Viggle AIとは?」、参照日:2026年7月21日、アプリの配信状況は2026年9月24日にViggle公式のダウンロードページで確認)。

主要機能 — Meme Maker・PINOC・Games・APIの4本立て(2026年9月時点)

本記事の初版(2026年7月)ではAnimate・Mix・Move・Real-Time Swapの4機能で説明していましたが、2026年9月24日時点の公式サイトではメニューが「Meme Maker」「PINOC」「Games」「API」の4本立てに整理され、Meme Makerの中に従来の機能が入っています。何をしたいかで使う機能を選ぶ必要があるのは変わりません。

2026年9月時点のViggleの製品構成。Meme Maker(キャラ差し替え・動き付け・複数キャラ・リアルタイム)、PINOC(スマホ動画から3Dモーション取得)、Games(自分のキャラで遊ぶ・作る)、API(自社サービスに組み込む・1クレジット0.01ドル)の4枚のカード
2026年9月の Viggle は Meme Maker・PINOC・Games・API の4本立て
メニューできること(公式の項目名)主な用途
Meme MakerSwap single character(動画の中の1人を自分のキャラに差し替える・旧Mix)/Add motion to character(画像のキャラにテキストで動きを付ける・旧Animate)/Swap multiple characters(複数キャラの同時差し替え・Multi-Track)/Swap characters in real-time(Webカメラの動きをリアルタイム反映・Real-Time Swap)SNS向けのダンス・ミーム動画、キャラクターを動かす販促素材
PINOCCapture Motion(スマホで撮った動画から3Dのモーションデータを取り出し、ゲームエンジンへ書き出す)/Connect an agent3Dキャラクターのアニメーション制作、モーションキャプチャの代替
GamesPlay & create games(テンプレートのゲームを自分のキャラで遊ぶ・作る)エンタメ・コミュニティ企画
APIBuild with the API(キャラ差し替え・モーション・テキストから動画などをプログラムから呼び出す)自社サービスやキャンペーンへの組み込み

公式料金ページには選べるモデルとして、自社モデル(Live+)のほかSeedance・Kling・Veo・Wan・Happy Horse・ChatGPT・Nano Bananaの8種が並んでいます(Seedance系はLive以上)。単なる「モーション転写ツール」から、他社の動画・画像モデルも束ねる「動画生成のハブ」的な位置づけへ拡張している点は、2024年登場時のレビュー記事にはない最新の変化です。

生成される動画の長さは短尺(数秒〜十数秒程度)が基本で、長尺のナレーション動画やアバター動画を作る用途には向きません。その点は台本ベースで長尺のアバター動画を作れるHeyGenとは目的がはっきり分かれています。

無料でどこまで使える?Freeプランの制限【2026年9月24日確認】

Viggleの料金プラン4種(Free 0ドル・Pro 9.99ドル・Live 19.99ドル・Max 79.99ドル)の月額・クレジット・透かし・同時生成数を並べた比較図
図1:Freeは透かし付き・1日5本。商用利用はPro以上が前提(2026年9月24日に再確認)

ラッコキーワードで「viggle」の質問形を引くと「無料で作れる動画の数は?」「1日何回?」「無料プランの制限は?」が並びます。2026年9月24日にViggle公式の料金ページ(viggle.ai/pricing)で確認したFreeプランの条件は次のとおりです。

項目FreeプランPro以上にすると
1日の生成本数5本(公式表記「5 free videos/day」)無制限(クレジットの範囲内)
クレジット0(付与なし)月80/200/800
透かしありなし
同時生成1本ずつ4/6/10本
Real-Time Swap1セッション5分30分/6時間/無制限
アップロードできる動画の長さ1分10分
複数キャラ(Multi-Track)制限あり無制限
素材・生成物の保存7日間永続
Seedanceモデル使えないLive・Maxのみ

つまり「無料のまま使い続ける」ことは可能ですが、1日5本・透かし付き・7日で消える、という3点が実務上の壁になります。試作と社内共有までは無料で十分、社外に出す素材を作る段階でPro以上、というのが現実的な線引きです。

料金プラン — Free/Pro/Live/Maxの月額・年払い・クレジット

【2026年9月24日 確認状況】

2026年9月24日にViggle公式の料金ページ(viggle.ai/pricing)、利用規約(2026年8月26日更新版)、APIドキュメントの料金ページを再取得して確認しました。プラン構成(Free/Pro/Live/Max)、月額(Pro 9.99ドル・Live 19.99ドル・Max 79.99ドル)、年払い20%割引、Freeプランの1日5本・透かし・同時生成1本・7日間保存という条件は2026年7月21日の確認時から変わっていません。金額・条件は予告なく変わることがあるため、契約前に必ずViggle公式サイトで最新情報をご確認ください。

日本円は1ドル=150円で概算換算した参考値であり、実際の請求額は決済時のレートやViggle側の請求通貨設定により変動します。

プラン月払い(月額)年払い(月換算)クレジット/月透かし同時生成数使えるモデル
Free0ドル(0円)——(1日5本まで)あり1Seedance以外
Pro9.99ドル(約1,500円)7.99ドル(約1,200円)80なし4Seedance以外
Live19.99ドル(約3,000円)15.99ドル(約2,400円)200なし6すべて
Max79.99ドル(約12,000円)63.99ドル(約9,600円)800なし10すべて

Pro以上に上げると透かしが外れ、素材が永続保存されるようになるほか、Multi-Track(複数キャラクター同時編集)が無制限で使えるようになります。Real-Time Swap(リアルタイム変換)の1セッションあたりの上限はFreeが5分、Proが30分、Liveが6時間以上で、Maxは無制限セッションに対応します。クレジットは各機能・モデルごとに消費量が異なり、月次プランのクレジットは請求日に失効、追加購入したクレジットは失効しないが有料プラン契約中しか使えない、と公式FAQに書かれています(参照日:2026年9月24日、Viggle公式サイト料金ページ)。

APIの料金(公式ドキュメント・2026年9月24日確認)

自社サービスにViggleの動画生成を組み込む場合はAPIを使います。公式のAPIドキュメント「Pricing and retention」では1クレジット=0.01ドルで、新規アカウントには100クレジット(1ドル分)が無料で付与されます。主な単価は次のとおりです。

機能(エンドポイント)単価(公式)円換算の目安
Video Remix(動画のキャラ差し替え)キャラクター1人・出力1秒あたり0.01ドル10秒の動画で約15円
Character(キャラクターの登録)1件0.01ドル約1.5円
Character 3D1件0.30ドル(enhance=falseなら0.25ドル)約45円
Motion(動画からの動き取り込み)追加料金なし—
Motion 3D(GLB出力)元動画1秒あたり0.05ドル(切り上げ)10秒で約75円

本記事の初版では第三者ブログの試算(約0.01ドル/秒)を載せていましたが、2026年9月24日時点では公式ドキュメントに単価が明記されているため、上の表は公式値に置き換えました。残高が足りない場合はAPIがエラーコード「INSUFFICIENT_CREDITS」を返す仕様です。

使い方 — Web版(4ステップ)・スマホアプリ・Discord版

ViggleのDiscord版(サーバー参加→チャンネル移動→コマンド実行→結果確認)とWeb版(アカウント作成→機能選択→アップロードと指示入力→書き出し)の4ステップを上下2段で示した図
図2:Web版はGUI操作、Discord版はコマンド操作。どちらも4ステップで最初の動画ができる

Viggleには操作方法が異なる複数の入り口があります。基本的な流れは共通していますが、Web版とスマホアプリはGUI操作、Discord版はコマンド操作という違いがあります。初めてなら、ブラウザで完結するWeb版から始めるのが最短です。

Web版の使い方(4ステップ)

  1. Viggle公式サイトでアカウントを作成する:viggle.aiの「Create now」からメールアドレスまたはGoogleアカウントで登録する
  2. Meme Makerで機能を選ぶ:「Add motion to character」(画像に動きを付ける)か「Swap single character」(お手本動画の人物を自分のキャラに差し替える)を選ぶ
  3. 画像・動画をアップロードし、モーション指示を入力する:Add motionならテキストのモーションプロンプト、Swapなら参照動画(Freeは1分まで)をアップロードする
  4. プレビューを確認し書き出す:生成結果をプレビューし、問題なければダウンロードまたは共有する(Freeは透かし付き・7日で消える)

スマホアプリ

公式のダウンロードページからApp Store(iPhone)とGoogle Play(Android)のアプリが入手できます(Android向けにはAPKの直接配布もあります)。操作の流れはWeb版と同じで、スマホで撮った写真や動画をそのまま素材にできるのが利点です(2026年9月24日確認)。

Discord版の使い方(4ステップ)

  1. Discordサーバーに参加する:Viggle公式サイトの「Community」から公式Discordサーバーに参加する
  2. animateチャンネルに移動する:サーバー内の「animate」等のチャンネルで、スラッシュ(/)を入力するとコマンド一覧が表示される
  3. コマンドを選んで実行する:目的に応じて /animate(画像+テキストで動画生成)、/mix(画像+参照動画で動画生成)、/move(部位・位置の制御)、/setting(使用モデルの選択)のいずれかを実行する
  4. 結果を確認する:数分程度でDiscordのチャット欄に生成された動画が表示される

ここからは、Web版の入力欄やDiscordのAnimateコマンドにそのまま貼り付けて使えるモーションプロンプトの例を5つ紹介します。Viggleの入力は英語の指示が前提のため、英語表記のまま掲載します。日本語の固有名詞(社名・製品名等)を含めたい場合は、プロンプト内に英語表記のまま残すか、別途テロップとして動画編集ソフトで重ねることをおすすめします。

プロンプト例1:営業・PR動画向けの簡単な挨拶モーション

The character waves both hands slowly and smiles at the camera, then gives a friendly nod.
Keep the motion natural and not exaggerated, suitable for a business introduction video.

プロンプト例2:製品紹介・展示会向けの案内モーション

The character gestures toward the right side of the screen with one hand,
as if presenting a product, then looks back at the camera and nods once.

プロンプト例3:SNS向けのカジュアルなダンスモーション

The character performs a simple, upbeat dance with light footwork and arm movements,
keeping the motion loop-friendly for a short social media clip.

プロンプト例4:研修・社内broadcasting向けの落ち着いた説明モーション

The character stands still with occasional small hand gestures while explaining something,
maintaining a calm and professional posture without large body movement.

プロンプト例5:Mixコマンド用の指示(参照動画の動きを転写する場合)

Apply the motion from the uploaded reference video to the character image as closely as possible,
preserving the character's proportions and avoiding distortion of the hands and face.

いずれのプロンプトも、生成後は必ず人の目で確認し、手足の破綻や不自然な動きがないかチェックすることをおすすめします(理由は後述の【要注意】セクションで解説します)。

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日本語対応の実際 — UIと使い勝手はどこまで日本語化されているか

想定シナリオ:以下は、Viggleの日本語対応について、複数の日本語レビューサイトで報告されている一般的な傾向をまとめたものです。特定企業の実測データではありません。

Viggle公式サイトを確認した限り、画面上部の言語表示は「English」のみで、日本語UIへの切り替え機能は見当たりませんでした(参照日:2026年7月21日、2026年9月24日に再確認・変更なし)。複数の日本語レビューサイトでも「英語UIが基本で、完全な日本語化は進んでいない」「主要機能は直感的に操作できるが、利用規約やサポートは英語ベースのためトラブル時の対応が難しい」という共通した指摘があります(参照:ロロント株式会社「Viggle AIは危険?」、参照日:2026年7月21日)。「日本語にする方法」を探している方は、ブラウザの翻訳機能でメニューを日本語表示にするのが現実的な代替です。

正直にお伝えすると、これはミーム・エンタメ系AIツールに多い傾向で、Viggleに限った弱点ではありません。モーションプロンプト自体も英語での入力が前提になっているため、英語での指示出しに慣れていない場合は、簡単な単語の組み合わせ(walk / dance / wave / nod など)から試すのが現実的です。日本語の翻訳ツールでプロンプトを英訳してから入力するという運用でも十分に使えます。

商用利用と権利 — 利用規約(2026年8月26日更新版)で確認できること

「viggle ai 商用利用」は検索でもよく聞かれる論点です。2026年9月24日に取得した利用規約(Last updated: August 26, 2026)から、法人が押さえるべき条項を整理します。

Viggleの生成物を商用利用する判断の流れ。有料プラン(Pro以上・透かしなし)と自社が権利を持つ素材だけという2条件を通って商用利用の安全圏へ。下にPINOCのFreeは非商用のみ、API出力は商用OK(規約2026年8月26日版)の注記
商用利用の安全圏は「有料」と「自社の素材」の2条件
論点利用規約の記載(2026年8月26日版)実務上の読み方
Free UserとPaid Userの区別料金を払わずに使う人がFree User、有料版を契約している間がPaid User(第5条(a))「無料か有料か」で適用される条項が変わる
PINOCの商用利用Free UserはPINOCを非商用目的にしか使えず、Paid Userにはこの制限が適用されない(第24条(a))。Paid Userは入力とPINOC出力を所有する(第24条(b)(1))モーションキャプチャを業務で使うなら有料が前提
APIの商用利用API出力はユーザーが所有し、製品やサービスへの組み込み、クライアントへの納品・ライセンスなど適法な商用目的に使える(第25条(1))自社サービス組み込みは規約上もっとも明確
Meme Makerなど一般の生成物PINOC・APIのような所有・商用の明文条項はない(2026年9月24日時点)。Freeは透かし付き商用素材にするなら透かしが外れるPro以上+素材の権利確認が実務上の線
アップロード素材の権利第三者の著作権・商標・肖像権のある素材は書面の許可がない限りアップロードしない、楽曲の権利は自分が持つものだけ、と保証する(第10条(b)(ii)(iii))権利リスクを負うのはツール提供元ではなくユーザー
学習への利用Paid Userの期間中の入力・生成物は、事前の書面同意なしにモデルの学習に使わない(第5条(b)但し書き)。API・PINOCの有料利用は学習・第三者提供・宣伝に使わないと明記(第24条・第25条)社外秘の素材を扱うなら有料アカウントで
禁止事項出力を使って競合サービスやAIを訓練しない(第11条(a)(xi))など生成物の二次利用にも規約の制限がある

まとめると、Viggleの商用利用は「有料であること」「素材の権利を自分で保証できること」の2つがそろって初めて安全圏に入ります。危険性や安全な使い方の観点はViggle AIの危険性と安全な使い方の記事で、ローカル実行型の動画生成AIのライセンス比較は動画生成AIローカル比較の記事でそれぞれ掘り下げています。

ビジネス・SNSでの活用シーン

Uravationが企業のSNS・PR施策を支援する中で、Viggleのようなキャラクターモーション動画AIへの関心が高まっているのは、主に次の3つの用途です。

1. SNSでの話題づくり・ミームコンテンツ

企業マスコットキャラクターやロゴキャラクターを動かして、SNS投稿のアイキャッチとして使うケースです。文字だけの告知よりも目を引きやすく、拡散を狙ったキャンペーン投稿との相性が良い一方、後述する著作権・肖像権の確認は必須です。

2. イラスト・キャラクター素材の販促活用

自社で権利を保有するオリジナルキャラクターやイラストを動かし、Web広告やSNS広告のクリエイティブとして展開する用途です。静止画バナーより動きのある素材の方がCTR(クリック率)が高くなる傾向があるとされており、内製での動画バリエーション増加に使えます。

3. VTuber・アバター系コンテンツの補助制作

2Dイラストや3Dモデルの一部の動きをViggleで下書き的に作り、本格的なアニメーション制作の参考動画やラフ案として活用するケースです。PINOCのモーションキャプチャを使えば、スマホで撮った動きを3Dキャラクターに移してゲームエンジンへ書き出せるため、企画段階のたたき台として位置づける方が現実的です。

類似ツールとの違い — Runway・Pika・Kling・HeyGenとの棲み分け

動画生成AIは用途によって使い分けるのが基本です。Viggleは「既存の画像を動かす(モーション転写)」ことに特化している点が、他ツールとの最大の違いです。

ツール得意なことViggleとの違い
Viggle1枚の画像に動きを与える(モーション転写)—
Pika 2.5テキスト・画像からゼロベースで動画シーンを生成既存キャラの動きの再現より、映像表現の幅の広さが強み
Kling AI高品質な実写風・アニメ風動画生成物理的な動きの自然さよりも、映像クオリティ・尺の長さで選ばれる(Viggleの有料プランからも選べるモデルの1つ)
HeyGen台本ベースでAIアバターが話す動画を生成「話す」動画が中心で、ダンス等のモーション表現は主目的ではない

音楽AI・動画AI・クリエイティブAIの使い分けについては、Suno・Pika・Higgsfield比較記事でも詳しく整理しています。法人としての選定基準はAI動画生成ツール比較の記事にまとめました。「動かしたい素材(自社のキャラクター)がすでにある」場合はViggle、「ゼロから映像を作りたい」場合はPikaやKlingという住み分けで考えると選びやすくなります。

【要注意】導入前に知っておきたい注意点

Viggle導入前の4つの注意点(無料プラン生成物の商用利用・他者著作物の無断アップロード・破綻チェックなしの公開・データ取り扱い未確認)とそれぞれの対処を並べた図
図3:4つの注意点はいずれも規約と権利の問題。無料プランの生成物は商用利用しない

注意1:無料プランの生成物をそのまま商用利用する

❌ Freeプランで作った透かし付き動画を、そのまま広告やSNS広告のクリエイティブとして使ってしまう

⭕ 商用利用する場合は、透かしが外れるPro以上のプランに加入し、利用規約上の商用利用範囲を確認してから使う

なぜ重要か:Freeプランの生成物は透かし付きで、商用利用を前提とした設計になっていません。PINOCについては規約がFree Userの商用利用を明文で禁じています。

注意2:他者のキャラクター・著作物を無断でアップロードする

❌ アニメキャラクターや他社のキャラクター画像、権利者の許諾を得ていない写真をそのままアップロードして動画化する

⭕ アップロードする画像・動画・音楽について、自社が権利を保有しているか、利用許諾を得ているものだけを使う

なぜ重要か:Viggleの利用規約(Terms of Use)第10条(b)(ii)では「アップロードするユーザーコンテンツに、正当な権利者からの書面による許可がない限り、第三者の著作権・特許・商標で保護された素材や肖像権のある素材を含めてはならない」旨が、第10条(b)(iii)では「アップロードする楽曲について自らが権利を保有していること」を保証する義務が明記されています(参照:Viggle Terms of Use 2026年8月26日版、参照日:2026年9月24日)。第三者の著作物を無断で使うと、著作権侵害のリスクを負うのはツール提供元ではなくユーザー側です。

注意3:生成された動画の破綻をチェックせずに公開する

❌ 生成された動画を確認せず、そのままSNSに投稿・広告配信してしまう

⭕ 特に複数キャラクターが同時に登場するシーンでは、動きの硬さや身体の重なり(クリッピング)がないか、公開前に必ず目視で確認する

なぜ重要か:海外レビューサイトFilmoraの検証記事では、単体キャラクターのアニメーションは比較的自然な一方、複数キャラクターを同時に動かすMulti-Track機能では「動きが硬く見える」「キャラクター同士の距離が近い場面で身体の一部が不自然に重なるクリッピングが起きる」といった問題が繰り返し報告されています(参照:Filmora「Is Viggle AI Still Good for Making Memes in 2026?」、参照日:2026年7月21日)。

注意4:アップロードしたデータの取り扱いを確認しない

❌ 社外秘のキャラクター素材や、公開前の未発表デザインを深く考えずにアップロードする

⭕ アップロードしたデータがAIモデルの学習等に利用される可能性を含め、利用規約・プライバシーポリシーを事前に確認したうえで、公開前の重要素材は避ける

なぜ重要か:利用規約は「Paid Userの期間中の入力・生成物は事前の書面同意なしに学習に使わない」と定める一方、Free Userにはこの但し書きが及びません。機密性の高い素材は有料アカウントで扱うか、そもそもアップロードしない判断が必要です。

よくある質問

ラッコキーワードの質問形と、研修・相談の現場で受ける質問を中心にまとめます。回答は2026年9月24日時点のViggle公式サイト・利用規約・APIドキュメントに基づきます。

Q. Viggle AIは無料で使えますか?無料で作れる動画の数は?

A. 使えます。Freeプランは1日5本まで生成でき、クレジットの付与はありません。透かしが入り、同時生成は1本、素材の保存は7日間です。

Q. Viggle AIの料金はいくらですか?有料ですか?

A. 無料のFreeに加え、有料はPro 9.99ドル・Live 19.99ドル・Max 79.99ドル(月払い)の3段階で、年払いは20%引き(月換算7.99・15.99・63.99ドル)です。1ドル150円ならProは約1,500円、Liveは約3,000円、Maxは約12,000円です。APIは1クレジット0.01ドルの従量課金です。

Q. Viggle AIは日本語に対応していますか?日本語にする方法は?

A. 2026年9月24日時点で公式サイトに日本語UIの切り替えはなく、英語表示です。ブラウザの翻訳機能でメニューを日本語化し、プロンプトは英語(簡単な単語でも可)で入力するのが現実的です。

Q. スマホアプリはありますか?

A. あります。公式のダウンロードページからApp Store(iPhone)とGoogle Play(Android)のアプリを入手できます。操作の流れはWeb版と同じです。

Q. Viggle AIで作った動画は商用利用できますか?

A. 利用規約(2026年8月26日版)は、PINOCについてFree Userの商用利用を禁じ(有料なら可)、API出力の商用利用を明示的に許可しています。Meme Makerなど一般の生成物には同じ明文条項がないため、透かしが外れるPro以上で、かつ自社が権利を持つ素材だけを使うことが実務上の条件です。

Q. 透かしは消せますか?

A. Freeプランの生成物には透かしが入り、Pro以上に加入すると透かしなしで生成できます。透かしを後から加工で消す運用は規約と権利の両面で勧められません。

Q. Viggle AIは危険なツールですか?

A. ツール自体が危険というより、他人の写真やキャラクターを無断で使うこと、無料の生成物を商用に流用すること、機密素材をアップロードすることがリスクです。対処は本記事の【要注意】と安全な使い方の記事にまとめています。

Q. Viggle AIはどこの国のサービスですか?読み方は?

A. カナダ・トロントを拠点とするチームが開発しており、利用規約上の契約主体はWarpEngine Canada Inc.、準拠法はオンタリオ州法です。読み方は「ヴィグル」で、日本では「ビーグルAI」と表記されることもあります。

参考・出典

▶ 関連ガイド: Suno AIの使い方完全ガイド|料金・商用利用・プロンプト集

まとめ:今日から始める3つのアクション

  1. 今日やること:Viggle公式サイトのFreeプランで、上記プロンプト例1〜3のいずれかを使って1本試作してみる(1日5本まで・透かし付き)
  2. 今週中:試作動画を社内の関係者(広報・マーケティング・法務など)に見せて、自社での活用イメージと権利面のリスクを共有する
  3. 今月中:本格的にSNS・広告クリエイティブへ活用する場合は、Pro以上のプランへの加入と、アップロード素材の権利確認フローを社内ルールとして整備する。自社サービスへの組み込みならAPI(1クレジット0.01ドル)で試算する

あわせて読みたい:


著者:佐藤傑(さとう・すぐる)
株式会社Uravation代表取締役。X(@SuguruKun_ai)フォロワー約10万人。
100社以上の企業向けAI研修・導入支援。著書『AIエージェント仕事術』(SBクリエイティブ)。
SoftBank IT連載7回執筆(NewsPicks最大1,125ピックス)。

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関連記事: Viggle AIの危険性と安全な使い方|商用利用の注意点【2026】

この記事の内容を社内展開する方へ: 経営者のためのAIエージェント活用ガイド(講演完全版Web資料)(無料・Web資料) をダウンロードできます。

佐藤傑
この記事を書いた人 佐藤傑

株式会社Uravation 代表取締役CEO/生成AIエバンジェリスト。法人向けAI研修・コンサルティングを手がけ、日経・SBクリエイティブ・GMO等のメディアで生成AIについて執筆。

執筆・監修:佐藤傑/下書き・図版・機械検査:当社のAI社員(人が確認してから公開しています)。記事の作り方と検査の方針

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