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【自分の強み超理解】ストレングスファインダーの、すごい使い方を見つけた

    250908追記:なんと「#AIとやってみた」投稿コンテストで、「審査員特別賞(けんすうさん賞)」を受賞しました。未だに信じられません。

    ストレングス・ファインダーってあるじゃないですか。
    一言でいうと「強みのタネとなる"資質"を、34個の中から発見してくれる」的なツールです。

    この本についているウェブテストを20分くらいかけて解くと、34個の資質の中から、自分の資質の「1位~5位」を特定してくれます。
    あと、追加料金を5000円くらい払うと、自分の資質の1位~34位まで全部ランキング化してくれます。
    34個ってのは、↓みたいな感じですね。

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    (出典:https://xn--bckg8a9ab8bxc5fpjscf3i.com/entry152.html)

    ちなみに「資質5つの順番が全て同じ人に出会う確率」は0.01%以下だそうで。
    まさに自分オリジナルの強みを個別具体的に見つけてくれるツールだと言えます。

    ストレングス・ファインダーの進化した使い方

    ウェブテストして上位5つの資質を見つけられるだけでも、それはそれで価値があると思います。
    ただ、このストレングス・ファインダーをもう一段、深く活用する方法があるんですね。

    たしか6年くらい前なのですが。
    私が以前お世話になっていた、同僚のMさんが言っていた言葉がありまして。

    ストレングス・ファインダーを、ただの性格診断で終わらせる人が多い。性格診断で終わらせないためには、資質の使い方に「再現性」を持たせる必要がある

    資質を普段使いできるよう再現性を出すためにも「エコシステム=自分がパフォーマンスを発揮するための資質同士のつながり」を言語化すべき

    え、エコシステム?
    と最初は疑問に思いましたが、何度かMさんと壁打ちさせてもらった結果、次のように、自分の資質のエコシステムを言語化できました。

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    テキストで説明すると、次のとおりです。

    • 普段の原動力は「学習欲」と「達成欲」です。好奇心の赴くままに大量のビジネス書を読み、それをブログ記事にするサイクルを回すことで、「充実した日々を送れている」という実感を得ています。

    • 目標設定の際は、「親密性」と、わずかながら「公平性」が起点となります。親しくなった相手が目指している志を全力で応援できるような目標を常に描いています。幼少期から抱いている「機会の不平等への嫌悪感」という公平性の感覚を、この目標に組み込むと、より強いモチベーションで行動できることが多いのです。

    • 計画立案では、目標とスタート地点が決まれば、あとは比較的スムーズに進みます。「戦略性」を駆使していくつかの選択肢を並べ、その後「分析思考」を使って各選択肢の解像度を高め、優先順位をつけながらアクションプランに落とし込んでいきます。

    • 伝達・実行の段階では、完成したアクションプランを「コミュニケーション」の資質を使って分かりやすい資料にまとめ、効果的なプレゼンテーションを通じて関係者に伝達します。

    • プランが固まれば、ひたすら「達成欲」を駆使してゴリゴリと前進していきます。障壁に直面しても、「戦略性」を使ってさりげなく回避し、目標を目指し続けます。

    • 以上のサイクルを下支えする土台が3つあります。

      1. 第一に「規律性」です。上述のサイクルを決して狂わせないよう努力します。サイクルを乱す主な要因は「睡眠不足」と「不毛で気を遣うだけの飲み会」の2つです。これらの要因を排除するためには、多少の衝突も辞さない覚悟で臨みます。

      2. 第二に「最上志向」です。どのような行動においても、「当たり前の品質」を高く保ちたいと考えています。プレゼンテーション資料を作成する際は、0.2グリッド単位まで細部にこだわります。

      3. 第三に「信念」です。このエコシステム——自分の強みで勝負し切るという「土俵感」を大切にしています。自分の強みを活かせそうにない戦場では、そもそも戦いません。戦う土俵と戦わない土俵を明確に区別することで、エコシステムが錆びつかないよう維持しています。

    なぜエコシステムを言語化しておいたほうがよいのか?

    わざわざ、こんな凝ったエコシステムを言語化するメリットは3つあります。

    1. 自分が能力開発に投資すべき分野がハッキリする。
      弱みに投資しても、それほど大きなリターンは期待できません。一方、強みの周辺領域に投資すると、習得スピードが格段に向上します。自分の資質エコシステムを理解していれば、どの分野に時間と労力を投資すべきかが明確になるのです。

    2. 心地よく過ごしながら、バリューも発揮できる。
      「強みを発揮できている感覚」は非常に心地よいものです。時間を忘れて没頭できる機会も増えるでしょう。さらに、他者が持たない独自の強みを活かすことで、誰にも真似できないアウトプットを生み出せるようになります。

    3. 自分の土俵の仕事が回ってくるようになる。
      「自分の強みで勝負できる領域」、つまり自分の土俵で継続的に結果を出していると、周囲の人々も徐々にあなたの得意分野を理解し、その領域に合った仕事を依頼してくるようになります。「○○のことなら、あの人に頼むのが一番」と、名指しで仕事が舞い込むようになるのです。

    個人的には、2番目のメリットが最も重要だと考えています。

    人生における時間の大半を「仕事」に費やすと仮定するならば、その時間をできるだけ心地よく過ごせたほうがいいですからね。
    心地よい時間の割合を増やすためにも、自分の強みを発揮できる土俵での仕事を積極的に取りに行くことが、精神的な健康にとっても有益かなと。

    Geminiでこの壁打ちを再現したい!どうしても

    あの感動の壁打ちから6年が経ちまして。
    とある機会があって、ストレングス・ファインダーをもう1回やることがあったんですよね。
    そのときにビックリしたんですが、上位5つの資質がガラリと変わったんですよ。

    • 着想

    • 戦略性

    • 親密性

    • 分析思考

    • 指令性

    5つ中2つは、昔はなかった資質がランクインしていました。
    だいぶ資質のラインナップが変わったので、もう一度、先述のようなエコシステムを言語化したいなと思ったわけです。

    ただ、いつでもお世話になったMさんを呼び出せるわけではありません。
    なので悩みました。
    そしたら、6年前になくて、今あるテクノロジーがあるじゃないですか。
    Gemini先生!
    Gemini大先生であれば、あの壁打ちを再現してくれるんじゃね?

    てことで、やってみました。

    最初に与えるプロンプトはこんな感じ

    まず、Gemini先生に与えたプロンプトは↓の通りです。

    ■目的
    ストレングスファインダーをただの性格診断に終わらせないためにも、「自分の資質をどのようなメカニズムで使えばよいか」まで言語化できるとよいと思っています。

    ■お願いしたいこと
    このエコシステムを誰でも言語化できるようなGEMSを作ってほしいです。
    やりとりイメージとしては、
    ①最初に挨拶をしたうえで、「ストレングスファインダーの上位5つ(10個まで出している相手には、10個)」を質問してください
    ②①の結果を使ってエコシステムを書けるように、ユーザーに問いかけをしてあげてください。その際、まとめて一気に質問するのではなく、1つずつ質問を投げかけてください。また、相手が答えやすいように、「こうですか」と仮説を示しながら質問をしましょう
    ③何度か②の問いかけを繰り返したあとに、その情報をもとに、添付したようなエコシステムの図と、テキストでの解説を渡してあげる

    ■出力してほしいアウトプットのイメージ
    添付画像および、以下のようなテキストでの解説を出力ください。
    以下は、上位5つの資質が「達成欲、戦略性、親密性、分析思考、学習欲」だった場合の解説文です。

    ---
    普段のガソリンは「学習欲」と「達成欲」。好奇心に任せて大量のビジネス書を読んで、ブログ化するサイクルを回すことで、「ちゃんと生きているなー感」を味わっている。
    やりたいこと=ゴールを定めるときは、「親密性」と、ほんの少しの「公平性」が起点になっている。
    親しくなった相手が目指している志を、全力で応援できるようなゴールを常に描いている。
    何となく幼少期から抱いている「公平性=機会の不平等への嫌気」を、上記のゴールに付け足すと、よりやる気になって動けることが多い。
    ゴールとスタート地点が決まれば、あとはスムーズ。「戦略性」を駆使して、オプションをいくつか並べる。その後、「分析思考」を使って、オプションの解像度を上げて、優先順位をつけながら、アクションプランに落としていく。
    できあがったアクションプランを、「コミュニケーション」を使って、わかりやすい資料に落とし込んでいく。その資料を、それっぽくプレゼンしながら、関係者に伝達していく。
    アクションプランが決まれば、ひたすら「達成欲」を使って、ゴリゴリ進んでいく。障壁があっても、「戦略性」を使って、しれっとかわして、ゴールを目指す。
    以上のサイクルを下支えする土台が3つある。
    第一に、「規律性」。上述のサイクルを、とにかく狂わせないよう努力する。狂う要因は「睡眠不足」「不毛で気を使うだけの飲み会」の2点。これらの要因を潰すためには、多少の衝突も厭わない。
    第二に、「最上志向」。いずれのアクションも、「当たり前の品質」を高くしたいと思っている。スライドを作るときは、0.2グリッド単位まで細部にこだわる。
    第三に、「信念」。上述のエコシステム=自分の強みで勝負し切る、"土俵感"を大事にしている。自分の強みが活かせなさそうな戦場では、そもそも戦わない。戦う土俵と、戦わない土俵をハッキリさせることで、エコシステムが錆びつかないようにしている。

    プロンプトで「添付画像」と言っているのは、↓です。

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    こんなやりとりになりました

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    ここ、実は最初のプロンプトでこだわったところでして。
    プロンプトに↓のように加えたんですよ。

    相手が答えやすいように、「こうですか」と仮説を示しながら質問をしましょう

    なので、Gemini先生も「例えば、~でしょうか?」と聞いてくれています。
    クローズドクエスチョンで聞かれると、合っていれば「Yes」と答えればいいですし、「No」の場合はどこが違うのかを言語化しようとする作用が働きます。

    これは、実はFBIも使っている技法でして。
    『元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法』に次のような記載があります。

    資材を発注している取引先が法的トラブルに巻き込まれているのではないかと、あなたが疑っているとしよう。そうなれば、資材が予定どおりに届かないおそれもある。だが「法的トラブルに巻き込まれていますか?」と、単刀直入に尋ねたところで、おそらくごまかされて終わってしまう。そこで「例の法的トラブルの影響で、納期が遅れそうでしょうか?」と、推測をまじえた質問をすれば、ウソをつかれにくくなる。法的トラブルが生じていることはすでに知っているという前提のもとで、話を進められるからだ。このように推測をまじえた質問を活用すれば、真実に近づける確率が高くなる。

    『元FBI捜査官が教える「情報を引き出す」方法』p127

    こんな感じで、相手に推測をぶつけると、ぽろっと真実を話してくれやすいと。
    なぜ、推測をぶつけると、相手は真実を話してくれるのか?
    それは、「間違えがあれば正したい」という本能が働くから、だそうです。

    もし推測が間違っていれば、聞かれた相手は情報を正したくなる、ということですね。
    例えば、先ほどの引用文の例では「例の法的トラブルの影響で、納期が遅れそうか?」と質問されています。
    この推測が間違っている場合は「いいえ、法的トラブルの影響ではなく、資材を加工する機材の調子が悪いのが原因です」と、真実を漏らしてくれる。

    これがクローズドクエスチョンの効果です。

    では、続きを見ていきましょう。

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    ↑の質問はちょっと回答に困りました。
    そういうときは、「何か仮説はありますか?」と聞くと、これまでの問答を参考にしながら、↓みたいに仮説をぶつけてくれるようになります。

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    図の代わりに↓のようなコードを出力してくれました。
    まあ、キーワードを拾いながら手書きで図解してみても、エコシステムは再現できるかなと。

    graph LR
        subgraph ガソリン・起点
            M["モヤモヤ(思い通りにいかないこと、目的合理性のないものへの不満)"] --> C(指令性)
            C --> G(ゴール設定)
        end
    
        subgraph ゴール設定
            G -- "意味付け" --> P(親密性)
            G -- "論理的・筋道立てた状態" --> A(分析思考)
        end
    
        subgraph 解決策の創造・計画
            G --> H(着想)
            H -- "アイデアの論理的構築" --> S(戦略性)
        end
    
        subgraph 実行・推進
            S -- "行動プラン化" --> E(実行)
            E -- "計画通りに動かす" --> C2(指令性)
        end
    
        style M fill:#fff,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style C fill:#f9f,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style G fill:#ccf,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style P fill:#ccf,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style A fill:#ccf,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style H fill:#f9f,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style S fill:#f9f,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style E fill:#fcf,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
        style C2 fill:#f9f,stroke:#333,stroke-width:2px,color:#000
    
        linkStyle 0 stroke:#007bff,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 1 stroke:#007bff,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 2 stroke:#28a745,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 3 stroke:#28a745,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 4 stroke:#ffc107,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 5 stroke:#ffc107,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 6 stroke:#dc3545,stroke-width:2px,fill:none;
        linkStyle 7 stroke:#dc3545,stroke-width:2px,fill:none;

    テキストでの解説もかなり手厚いです。

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    これだけ手厚く解説いただいので、楽に自分のエコシステムを言語化できました。手書きで雑ですが、↓みたいなすみ分けで資質を使っていけば、いろんな場面でも安定的にパフォームできそうです。

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    まとめ

    ストレングス・ファインダーをただの性格診断で終わらすにはもったいない。
    ってことで、自分の資質がどんなメカニズムで働いているのかを、もう一段深ぼって理解するために、Geminiを使うと、こんなことがやれちゃいます。

    自己認識を深めたいなーとか、転職前に自分の根源的な強みを振り返ろうかなーって人は、ぜひご活用くださいませ。

    ※ちなみに、こういった活用方法を思いつけるようになるための生成AI研修もやっていますでの、興味ある方はお問い合わせください。


    この記事が受賞したコンテスト

     
     
     
    株式会社Shikumuというコンサル会社(データ活用、マーケティング、生成AI活用をお手伝い)の代表。 元PwCコンサルタント。 グロービスで論理思考・データ分析の講師してます。 会社員と自営業を兼ねた「自由気ままな働き方」を発信します。 『投資としての読書』著者。 福岡在住。

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