
【怪奇現象】離島で起きた世にも奇妙な体験談
私は12年前、
夜の離島で奇妙な体験をした。
それは深夜に、
自分のスマホにも関わらず、
自分のLINEから電話がかかってくる…
というものだ。ww
これは当時付き合ったばかりの夫も一緒に立ち会っており、目撃している。
通信障害かもしれないが、
調べても事例がでてこない。
12年前。
当時、夜型人間だった私は、
夜にバイトが終わると、
彼氏(現在の夫)とドライブに出かけていた。
彼とはまだ付き合ったばかりで、
いろんな場所に出かけるのが楽しい時期。
そこで、この日に選んだスポットが
無人島の島である。
民家は一軒も立っておらず、
車で橋を渡って行くことができる小さな離島だ。
12年経った今ではかなり整備され、
観光地として楽しめる場所になっている。
しかしあの頃は、島の入り口にトイレと古いバッティングセンターくらいしか無い所だった。
道は軽く整備され車で数分で1周できるものの、
街頭などはほとんどない状態。
地元ではふらっと行けるドライブスポットとして知られており、浜辺があるので、夜なら花火をしたり、星空を見たりもできる。
とは言っても、当時の島は、
地元の人でも遊びに来る人は今より少ない。
穴場スポット的な感じだった。
今あるようなポケモンGOもギリギリ無かった時代。
当然、ポケストップもどこにも無い。
本当に目的はお喋りとドライブだけの為のような場所だった。
あの日は、私が行ってみようと提案した。
彼の車に乗り、ドライブしながら橋を渡って、島を一周、車を走らせてもらう。
しかし、あの時、私はお喋りに夢中になり、道案内を忘れ、彼も初めて島に来たもんだから誤って行き止まりの小道に入ってしまう。
その道は、無人島の奥で、本来行きたい道と間違えやすい枝分かれの道。
辺りはかなり暗く、抜けられるか奥に進むが、やはり奥に行くと工事中で封鎖されており、道路脇には雑草が生い茂っている。
Uターンが必要だった。
彼はスマホで地図を確認したくて、
車を一時停止した。
辺りは雑木林の暗闇で静まり返っており、
車のライトが茂みの中を照らしてる状態。
私たちの車のエンジン音だけが響いている。
その時、
奇妙な体験をした。
突然車の肘掛け付近に置いていたスマホが鳴る
私は彼のスマホが鳴ったと思っていた。
「電話鳴ってるよ?」
車内で光るスマホは眩しく目立つ。
しかし…
画面に表示されているのは、
なんと、私のアイコンと、私の名前だ。
2人で顔を見合わせた。
どういうこと…?
え、私から…?
すると彼が私に聞いてくる。
「電話かけた?」
え?!……
私は自分のスマホを探し始める。
彼もそのスマホを手に取ろうとする。
そこで2人は気づいた。
画面が光ってるそのスマホ…
パステルカラーのスマホケース…
私のだ…
私のスマホに、
私からLINE着信が来ている…
「どうしよう!!!」
かなり焦った。
そんな状況、あり得ない。
何かの電波障害?
いや、そんなの聞いたことない。
いや、でもドライブ中で気づかなかっただけで、世の中はそういう通信障害が起きてる可能性はある。
離島の道に迷い込んだ暗闇の中。
タイミングがかなり怖かった。
背筋が急に冷え上がる。
…
鳴り響く電話。
私はスマホを手に持ち震えて画面と向き合う。
だが何度見ても画面には私の名前と、
私のLINEアイコンの表示が確かに出ている。
車内の空気に緊張が走る。
電話は5秒ほど鳴っていた。
すると、彼が言った。
「出ないで切ろう。」
その声は真剣だった。
私もうんうんと頷き、慌てた手で
その見覚えのない自分からのLINE電話を切った。
そして私たちは無言で、
すぐに車をUターンし、小道を抜けた。
その後どんな会話をしたか覚えていないが、
「こんなことってあるんだねー」と言った感じで話していたと思う。
2人で島をすぐに出た。
私は不気味に感じ、
すぐにアイコンを新しく変え出す。
当時はスマホ本体にはLINE電話の履歴が確認できない仕様だった。
それは仕方ないが…
LINEのトーク画面にも電話の履歴はない。
更に、そんな通信障害やバグの事例が
ネットのどこにも無かった。
物凄く不思議だった。
その後、かなりビビった私たちは、島の開発が進み、
観光地となるまではしばらく行かないようにした。
今思えばあの時、
私は月に何度もあの離島に行く機会が多かった。
遠い場所なのに、
近くを通るついでにという感じで寄っていた。
いや、これは、たまたまだな…
元からあの島は好きだ。
気になって島のことを調べたら、
やはり戦争を機に無人島となったのか、元々あった沢山の祈りの場所が失われてしまっていたようなところだった。
いや、そんなの分かっても本来は気にしないはずだ。
だが…そう思わなければ腑に落ちない。
もしもあの時、
電話に出ていたらどうなっていたんだろう…
世にも奇妙な体験は、奇妙なままでいい。